日本不動産

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全国政令市「区」対決!

こんばんは。福岡出張中のManachanです。

ここ福岡市は、人口150万人超、いまどきの日本で珍しく、人口が増加し続けています。、数年後には、神戸市(154万人)を抜いて、日本の政令指定都市では横浜、大阪、名古屋、札幌に次ぐ、人口ランキング5位になるそうです。

福岡市は、中央区、博多区、東区、南区、城南区、早良区、西区という、7つの区で構成されています。このように、独自の「区」をもつ政令指定都市は、日本全国で20市あります。

区名のなかには、たとえば博多区、浪速区(大阪市)、中村区(名古屋市)、宮前区(川崎市)、宮城野区(仙台市)のように、全国に一つしかないユニークなものもあれば、

「東区」、「西区」、「中央区」のように、どの市にもたいてい一つはあるような、ありふれた区名もあります。たとえば、「東区」は札幌市、福岡市、名古屋市、広島市、岡山市、新潟市、浜松市、静岡市にあります。あと、東西南北の方角のみならず、「港区」とか「緑区」、「青葉区」みたいな区名も、複数市にまたがって存在しますね。

今回の日記では、そうした「どこにもある区名」を比較して、かる~いノリで、独断と偏見で「対決」させてみます。比較対象は全国の政令指定都市と東京の特別区(東京は別格という気がするが・・・でも東京がないと話が盛り上がらないからなあ。)

たとえば・・・

全国「港区」対決!

エントリー
1.東京都港区
2.名古屋市港区
3.大阪市港区

全国一有名な「港区」は、もちろん東京ですね。六本木ヒルズ、赤坂、青山、広尾、麻布といったハイソなエリアから、新橋、虎ノ門、芝浦、品川駅まで、高層ビル立ち並ぶビジネス地区までカバー。加えて東京タワーやお台場(の一部)も港区!東京の栄華を一手に集めた感じですね。

一方、名古屋の港区、大阪の港区・・・東京の港区とは、全然、カラーが違いますね。こちらは、ブルーカラー地区というか、港湾地区というか。栄えてる街もあまりない印象だし。

結果:ダブルスコア以上で、「東京都港区の勝利!」

次に、方角を示す、中央、東、西、南、北で対決させましょう。

全国「中央区」対決!

エントリー
1.東京都中央区
2.大阪市中央区
3.札幌市中央区
4.福岡市中央区

全国どの都市でも、都心部。都会の「華」を集めたようなエリアが、「中央区」になりますね。たとえば札幌の中央区には、札幌駅、大通公園(時計台、テレビ塔)、すすきの、円山公園・・・札幌を代表するスターが揃っているし、福岡の中央区も、天神、中洲、大濠公園、ヤフオクドーム、見事にスター揃い。

その意味でいえば、大阪の中央区だけ、ちょっと違うような。大阪No.1タウンの「梅田」は北区にあるし、「難波」の南側は浪速区だし、いまいち地味。でも「心斎橋」があるから、一応、中央区の面目を保っていますね。

一方、東京都中央区は、「銀座」、「日本橋」、「築地の魚市場」・・・札幌福岡の中央区もいいけど、やはり、格が一つ違うような気がする。

結果:「東京都中央区の勝利!」

全国「中区」対決!

エントリー
1.横浜市中区
2.名古屋市中区
3.広島市中区

こちらも、各都市の都心部、華のあるエリア揃いですね。横浜の中区・・・みなとみらい21、桜木町、元町、中華街。名古屋の中区・・・栄、大須、金山、名古屋城。広島の中区・・・紙屋町、八丁堀。いずれもエース級の街揃い。

三つ比べると、広島がやや地味な印象。一方、横浜は「日本一の高層ビル」(ランドマークタワー)、「日本一の中華街」など、超派手なアイテム揃い。名古屋も中心繁華街の栄、サブカル中心地の大須のパワー・・・捨てがたい。

結果:僅差で、「横浜市中区の勝利!」

全国「北区」対決!

エントリー
1.東京都北区
2.大阪市北区
3.京都市北区

こちらは・・・大阪の圧勝ですね。「梅田」があるから。首都とはいえ、「赤羽、十条、王子」の東京都北区ではまるで歯が立たない。京都の北区も、寺社仏閣は立派だけど、皆が遊びに来る街はない。

結果:圧倒的に、「大阪市北区の勝利!」

全国「東区」対決!

エントリー
1.札幌市東区
2.福岡市東区
3.名古屋市東区

東京や大阪に東区がない分、地味な戦いになりますね。札幌の東区・・・一般的な住宅街のイメージ。福岡の東区・・・同じくフツーの住宅街。でも人口30万人もいる巨大な区。香椎や千早、箱崎など、発達した街が多いし、アイランドシティもある。名古屋市東区・・・白壁を中心に高級っぽいイメージあるけど、インパクトのある街が少ない。

結果:規模の差で、「福岡市東区の勝利!」

全国「西区」対決!

エントリー
1.札幌市西区
2.横浜市西区
3.大阪市西区
4.福岡市西区

全国どこでも、都市の西側って、皆が住みたがるエリアが多いみたい。札幌の西区・・・琴似を中心に、住みやすい住宅街のイメージ。横浜の西区・・・こちらは横浜駅があって派手なイメージですね。大阪の西区・・・堀江、船場、靱公園、若くておしゃれな街が多い感じ。福岡の西区・・・姪浜だけが都会で、あとは田舎のイメージ。

やっぱり、横浜と大阪の一騎打ちになるかな。でかいターミナル駅のある横浜西区VS小さくても若者の集まるトレンディな大阪西区、甲乙つけがたい。

結果:「横浜市西区と大阪市西区の同率勝利!」

全国「南区」対決!

エントリー
1.札幌市南区
2.さいたま市南区
3.相模原市南区
4.福岡市南区

南区、顔ぶれが地味だなあ。札幌の南区・・・真駒内だけが街で、あとは山
、森林のイメージ。さいたまの南区・・・南浦和と武蔵浦和だけ?相模原の南区・・・相模大野がある位?福岡の南区・・・私の物件ある所だけど、街と呼べるのは大橋くらい?

都市レベルは、あまり差がないみたいから、区の面積で決めてしまおう。

結果:面積の広大な、「札幌市南区の勝利!」

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首都圏マイルドヤンキー最強物語

こんばんは、Manachanです。

3月中旬~末にかけての私は、本当に息つく暇もない位、忙しくて、ブログ更新もろくに出来なかったのですが、最近はピークも過ぎ、ようやく、人間らしい生活が戻ってきました。三度の飯より好きなブログ書きができると、精神的にも落ち着きますね♪

今回は、私の地元ネタと、いま流行りの「マイルドヤンキー」について書きますね。

昨今、にわかに脚光を浴び、2014年の流行語大賞候補筆頭の呼び声高い、「マイルドヤンキー」とは、どういう人たちなのか?Kotobankから引用しますと、

・上京志向がなく地元で強い人間関係と生活基盤を作り上げ、家族生活を楽しもうとする

・総じて学歴・年収が低め

・身近な世界以外に関心が低く、出世などの野心が乏しい。

・家賃を始めとした物価の安さや強固な地縁関係の影響などにより、消費活動はそれなりに活発。

マイルドヤンキー、私は次のように解釈しています。一言でいえば、「地元に生き、地元を大事にする、フツーの人たち

そういう意味でいえば、私の生まれ故郷、千葉県柏市は、マイルドヤンキーの宝庫です。なぜなら、

・柏に生まれ育ち、家族親戚、友人も、みんな柏近辺にいる。

・東京に興味がない。柏があれば、それで十分満足。

・東京で年収600万円の仕事と、柏で年収400万円の仕事があれば、たぶん後者を選ぶ。

・実家の近くで、自分の家を建てて、若い頃から子供を生む。共働き率も高い。

・次世代も、当たり前に柏に住んで、地元で働く。

そんな人たちが、目に見えて増えているように思います。柏だけでなく、大宮、船橋、千葉、立川、町田・・・首都圏郊外都市は、どこも似たような状況ではないでしょうか?

私は、柏の出身ながら、高校から都内の進学校に行き、その後は、東京や世界各国を舞台に、激しい競争社会を生きてきた人間で、おおよそ、マイルドヤンキーとは対極にあるのですが、

でも、たまに地元に帰って、中学時代の同級生と飲んだりすると、柏はやはり、「マイルドヤンキー」が多数を占める社会なのだと実感します。だって、皆、地元を出ないんだもんね。

大抵、こんな会話になります。

「マナブよお・・・おめーは、高校から東京に出たべ?俺はよ、おめーみたいに頭良くねえからよお、柏でも一番頭悪い公立に行った。バカなんだからしょーがねえべ。がはははは!」

「高校卒業した後、我孫子とか松戸とか、ずーっとこの辺で働いて、結婚して、ばーちゃん家の近くでマンション買った。」

「娘が高校生なんだけどよお。俺のこと、バカだとかスケベオヤジとか加齢臭とか・・・ったく憎らしいったらありゃしねえ。マナブもう一杯飲めよ!」

まあ、話してる内容はともかく…地元に残った仲間たちは、見ていて、人生楽しそうです。給料高くはないでしょうが、それなりに裕福そうです。結構、持ち家率高いです(柏エリア、土地代安いからねえ・・・)。

私からみると、彼らは何重にも、有形無形のセーフティネットに守られて暮らしているように見えます。

・有形財産
   親世代が築き上げた財産
   (おそらく)親から援助を受けて、自分が買った不動産

・無形財産
   地元の人間関係、ネットワーク
   地元人脈から得られる「情報」

安定感ありますね。ここまで守られていれば、人は安心して、子供を生む、金を使う、車を買う・・・消費が振るわない日本で、今やマイルドヤンキーが、消費の主役と言われるのも、むべなるかな。

しかも、首都圏郊外は、就業機会に恵まれています。給料や職務内容さえ選ばなければ、地元でホワイトカラー、ブルーカラーの仕事に就けないことは、まずない。

柏エリアは、人口もまだ増えています。東京都心と同様、5~10年後から減少局面に入るでしょうが、2030年になっても、今と比べて横ばいか、わずかな減少に留まるとされます。つまり、地元の雇用は、今後も保たれる可能性が高い。

柏を含めて、首都圏マイルドヤンキーは、(名古屋と並んで?)たぶん日本一恵まれた、「国内最強のマイルドヤンキー」なのかもしれませんね。

100万都市が10以上ひしめく、首都圏郊外。その一つ一つが、独立した「マイルドヤンキー経済圏」

「東京のベッドタウン」から「地元で働く街へ」・・・上がり続ける柏市の昼夜間人口比率

1990年 82.6%
1995年 83.7%
2000年 86.6%
2005年 89.9%

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香港で日本不動産セミナー

おはようございます。Manachanです。いま香港です。

9泊10日にわたるアジア5ヶ国出張も、今日がいよいよ最終日。昨晩、最後の山場ともいえる、「香港での日本不動産セミナー」を終えて、ほっと一息ついています。

本当に、素晴らしいセミナーでした。香港のビジネスパートナーに集客してもらったのですが、当初は20名集まればいいかなと思い、ホテルの小さな会議室(32名収容)を予約していたのですが、

蓋を開けてみたら、50名以上が集まり(Web集客ベースでは68名が申込!)、狭い会場に立ち見が続出。あまりの盛況に、急遽、隣の部屋を借りて、全員分の席を確保したほど。

正直、私も、香港のパートナーもびっくり。「これほど、人が集まるとは・・・」

しかも、セミナーの直後に、いきなり3つの買い付けが入りました♪香港投資家の日本不動産に対する熱い視線を体感しましたね。

香港人の言葉は広東語ですが、私は広東語ができないので、北京標準語で講演させていただきました。多くの来場者は、北京語を聞いてそのまま理解できますが、しゃべるのは広東語が便利なので、講演後の質問は、北京語が半分、広東語が半分、といった感じ。広東語の質問は香港人パートナーに通訳してもらい、私が北京語や英語で答えました。

会場からの質問例

「1R、1DK、1LDKの意味を教えて欲しい」
「日本の物件、節税を考えれば法人で買うのが良いのか、個人で買うのが良いのか?」
「オーナーチェンジ物件ではなく、あえて空室を買って、価格交渉してより高い利回りを出すのは現実的か?」
「東京にカジノができるそうだが、どのエリアにできる予定か?(そのエリアで買いたい)」

皆さん、洗練された投資家という感じでしたね。質問内容から、本気度が感じられます。それに皆さん、日本が大好きなんですね。不動産投資だけでなく、いつでも日本に遊びに行きたい、住みたい、子供を日本で学ばせたい…そういう「実需」で買う人もいますので、東京都内だけでなく、ピンポイントで「大阪」とか「神戸」を指定する人もいました。

終始、和気藹々と楽しいセミナーでした。また香港に来て講演したいです。そのためには、成果出さないとね。

香港では日本不動産投資がブームになりつつある時期で、「先行する台湾に追いつけ、追い越せ」みたいなノリでした。日本不動産投資では、たぶん台湾人が世界一先行しており、香港より2、3年は進んでいる感があります。

すでに、「台湾人のための東京大家ガイド」なるものも出版されてますしね。すごいです台湾人。メジャーな新宿渋谷池袋だけでなく、自由が丘、目白、白金台、六本木、品川、三田、大門、虎ノ門、用賀、二子玉川、三軒茶屋など、東京各地の地名がポンポン出てくるほか、物件選びのコツ、諸費用、税金、リスクなど、ポイントを網羅した実践的なガイドになっています。

しかし、香港人投資家パワーも負けてはいません。どんどん、日本不動産を扱う業者の新規参入が相次ぎ、活況を呈してきていますね。

台湾人と違って、英語の達者な香港人は、不動産投資対象として欧米に目が向くことが多いのですが、いま、アジアでは特に日本に注目が集まっているようです。マレーシアとかタイとかフィリピンとか、近くにいろんな国がありますが、香港人としては、とにかく日本に不動産を持ちたいようです。

私も、この分野ではフロントランナーであり続けたいと思っています。引き続き頑張ります。

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台湾でセミナー講演

おはようございます。Manachanです。

台湾に来て、3日目の朝を迎えました。台北駅前のビジネスホテルで、WiFiつなげて仕事しています。

当地のビジネスホテルは大変な活況で、金曜日の夜に宿泊しようものなら一週間前に予約しないと全然空室がない状況。私も今晩のホテルをネットで予約できなかったので、今から街に出て、宿探ししなくちゃなりません。

いまの台湾、寒波が来ていて、明け方は気温11度台にまで冷え込みました。地元民は分厚いコート着て震えています。私にとっては、ライトジャケット着れば丁度良い気温という感じ。

ところで、昨日から、台湾人向けに、日本(東京)不動産セミナーを開催しています。私は講演者として登壇するほか、問い合わせてきた客をメールでフォローしたりと、一応、セールスマンらしきこともやっています。

昨日、セミナー会場には40名ほどの来場者がありました。男女比は約半々、年齢層は30代から60台まで、バラエティに富んでいました。

今回のセミナー主催者は、東京渋谷で不動産業を営み、「レノベーションを活かした、競争力のある都心中古マンション」のプロデュースに定評のある、株式会社REISM(リズム)の巻口成憲さん。

私は巻口さんから、「今度、台湾でセミナーやるので一緒に行きましょう!」と誘われて、今ここにいるわけです。私のミッションは、「日本の不動産賃貸経営の実体験を台湾の皆さんに伝える」こと。そういうテーマなら、いつでも、喜んで話しますっ!

セミナーのプログラムはこんな感じ、

1)「ビデオファイル上映、巻口さんによる会社・サービス紹介」(30分、音声は日本語、字幕は中国語)

2)「私の講演:日本不動産、買った後どうなるの?」(30分、中国語)

3)「巻口さんのメイン講演:強い立地、強い物件はこう選ぶ!」(40分+通訳40分=80分)

4)「質疑・アンケート記入」(20分)

私、中国語で不動産の講演やるのは、3年前の上海セミナー以来なのですが、蓋をあけてみれば、あがらずに、リラックスして話せました。「本番であがらないキャラクター」って本当に得ねえ♪ただ、30分という講演時間が想像以上に短く感じましたね。

講演をやってみて、台湾人バイヤーの強い意欲と、エネルギーを感じることはできました。日本が大好きで何度も行ってる人、お子様が日本で留学している人、もともと仕事で日本に長年住んでいた人、あるいは、まだ日本への渡航経験はないけど資産づくりの一環として日本不動産を狙ってみたい人・・・動機は様々。

なかには、日本に3回も行って、物件買おうとしたけどまだ買えていない。今回こそ必ず、という方もいたくらい。

日本不動産熱が盛んな台湾では、それこそ毎週のように、いろんな業者による日本不動産セミナーが開かれているようです。

ただ、内容はもちろん、玉石混淆で、「売らんかな」の態度みえみえの業者とか、「いま東京で買ったら2倍に上がる」みたいな、明らかな誇大広告をしている業者もいるそうです。

その点、巻口さんと企画した我々のセミナーは、至極、良心的だったと思います。「投資家視点で」、「データに基づいて正確な情報を伝える」ことに徹したので、やや、アカデミックな感じもした位・・・世間的には異色のセミナーでしょうね。

私の立場からすると、そこがイイんですね。「不動産投資家としての良心が全く痛まない」セミナーというのは、やってて楽しいです。

また、物件を右から左に流すのではなく、「頭を使って、バリューアップして、入居者のファンをつくって、安定した賃貸経営や、キャピタルゲインにつなげていく」という、REISM社のスタンスも、一投資家として、大変共鳴できるものです。

是非とも、台湾の皆さんには、賢く、日本の物件を買っていただき、ちゃんと利益を出して、さらにリピートしてもらいたいものですね。

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相模原にチャイナマネー殺到?

おはようございます。Manachanです。

私、昨年12月から、仲間と一緒に、Facebookを通じて、「アジア外国人向け日本不動産情報提供」を、中国語と英語で行ってきましたが、これまでは、読者から反応の反応もわずかで、鳴かず飛ばずでした。

ところが昨日、ある物件情報(リンク)をポストしたら、いきなり、香港と中国大陸から問い合わせが殺到して、対応に追われています。

【物件概要】
場所:神奈川県相模原市中央区
交通:相模線「南橋本駅」徒歩3分 
間取り:ワンルーム,15.95平米
築年:1989年2月築
現況:空室
価格:200万円
想定賃料:3.2万円/月
  

正直、意外でした。東京の遠い郊外にある、競争力のない、単なる激安築古ワンルーム。しかも三点ユニット。駅歩3分とはいえ、都内直通しないJR相模線の駅だから弱い。現況空室で、賃料も2万円台中盤に値下げしなくては、埋めるのは難しいかと…

なぜ、こんな物件に、問い合わせが殺到したのか・・・おそらく、私が物件説明に、次の一文を書いたからかと思います。

「(相模原市)橋本地区は、2027年にリニア新幹線の駅ができる予定で、東京・品川と7-8分で結ばれる。周辺環境も徐々に改善が見込まれる」

リニア中央新幹線、橋本駅停車決定(2013/9/19)

そのように書いたら、ネットの向こう側にいる香港や北京の人たちが、「えっ、東京に7-8分で行けるようになるのか!」と、にわかに騒ぎだしたのです。それからは、

・物件からリニア新駅までの距離はどの位?
・そもそも、リニアの建設計画は確かなのか?ウェブサイトのURL教えて欲しい
・周辺に、どのような開発計画があるのか?

みたいな質問が続々と・・・ま、駅ができるのは確かだけど、早くて14年後のことだし、まだ着工さえ始まってないから、地元はまだ盛り上がってないと思いますけど。

そもそも、「リニア→周辺開発→物件価値向上」みたいな期待があるのなら、築古の激安ワンルームなんて買うべきじゃないと思います。確かに、10数年後、橋本に新駅ができて、いまの新横浜みたいにはなるでしょう。しかし、その時点で、築35年を経過した、16平米もないワンルーム持ってたところで、誰も見向きもしないはず。

だから、中国・香港の投資家には、こう申し上げました。

「もし、リニア駅ができる、橋本地区の将来性を買いたいのであれば、築古ワンルームはおすすめしません。もっと間取りが大きくて、できれば新駅から徒歩圏内で、10数年後も賃貸・出口需要が期待できるものを買うべきです。そういう物件は、200万円ではなく、最低800~1000万円しますが、資料取りまとめて送りましょうか?」

香港の投資家は、「分かりました。では、そういう視点で物件を選んで送ってください」と回答・・・彼ら賢いですね。

我ながら、良心的だなあと思いつつ・・・ま、彼らには安物買いで損させたくないし、損させたら後々うるさいですからね。日本人以上に。

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チバラギ戸建投資の落とし穴

こんばんは、Manachanです。

いま、不動産大家業界(?)で、一世を風靡しているのが、楽街不動産新聞に連載中、茂助(もすけ)さんの挿絵入りコラム「カモネギ太郎シリーズ」。

とにかく、面白い。ユーモアあふれる筆致、楽しい挿絵、それでいて内容は極めてリアルで濃い・・・斬新さも手伝って、閲覧数も勢いよく伸びています。

ここの主人公「カモネギ太郎さん」・・・業者にとっては、「いいカモ」で、不動産賃貸事業者としては、明らかに勉強不足。いつも、業者の言うままに、ヘンな物件を買ってしまい、後で苦労する。

カモネギさん、最初は、女性専用シェアハウス買って大失敗。新築早々で空室出まくり、ピンチに。運よく、売却できて破局は免れると、今度は懲りずに、「田舎で戸建賃貸リフォーム」にチャレンジ。

そこで、私の出生地「チバラギ」(千葉+茨城)が舞台として出てくるので、ここは一つ、地元民視点でコメントしなきゃ、と思った次第。

【物語の舞台:東チバラギ駅】
(※もちろん、実在する駅ではありません。)

チバラギ地方での賃貸経営を考える上で、この駅の「立地」が、非常に面白い。

・都内から大した距離ではない。
・しかし、都内始発駅から来る電車の半分は、一つ手前の「チバラギ駅」止ま。り
・一つ先の「東チバラギ駅」に停車する電車は30分に1本のみ。結果、都内から2時間弱もかかってしまう。

こういう駅って、千葉県や茨城県には、結構あるんですよ。

「チバラギ駅」と「東チバラギ駅」・・・駅一つ離れただけで、周辺環境は雲泥の差、まさに別世界。その辺の事情は、私たちチバラギ出身者なら、肌で分かるものですが、「都内の人」にはなかなか理解しにくいかもしれません。

言葉で表せば、こんな感じ

・千葉&茨城は、「首都圏チバラギ」と、「地方圏チバラギ」の二つの世界に分断されている。
・物語でいう「チバラギ駅」が、「首都圏チバラギ」の限界。
・「チバラギ駅」と「東チバラギ駅」の間に、「都会と田舎」を分ける、見えない境界線がある。
・「東チバラギ駅」から、広大な「地方圏チバラギ」世界が始まる。

分かりにくいかな・・・では、表で表してみましょう。

【こんなに違う!首都圏チバラギ vs 地方圏チバラギ】
(※かなり誇張して書いてます・・・ネタですので、お気を悪くなされませんように)

上にみるように、ライフスタイルから価値観、何から何まで違う・・・同じ県・市に属していても、首都圏なのか地方圏なのかで、雲泥の差なのです。

当然、賃貸経営の「攻め方」も違ってきます。

【賃貸経営のポイント!首都圏チバラギ vs 地方圏チバラギ】

地方圏チバラギでは、たとえ、「駅徒歩2分」であっても、賃貸経営上、強みにはなりません。だって、歩いて2分で駅に着けても、30分に1本しか電車来ないんじゃ、意味ないでしょ。むしろ、ロードサイド商業施設へクルマで出やすいかどうか、の方が重要。

それに、駅近の古い住宅地なんて、地方圏チバラギでは、最低ランクの立地になってしまいます。駅は使えないし、道も狭いし、店も少なくて不便だし、良いことは何もありません。駅から離れてもロードサイドの方が、断然人気あります。

最後に、実在する駅のなかで、首都圏、地方圏の境に近い駅を書いていきますね。

お互いに隣りの駅でも、「首都圏チバラギ」(佐倉駅)と「地方圏チバラギ」(南酒々井駅)とでは、電車の本数、まさに雲泥の差ですね。
      

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事業融資玉砕日記

どもっ、顔はニコニコ、内心は怒りモードのManachanです。

(以下、心の叫び)

怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒!!

昔、「食べてはいけない」、「買ってはいけない」みたいな、「~いけない本」が流行ったの、覚えてるだろ?

今の日本は、さしずめ、「起業してはいけない」国じゃねえかと思うぜ、俺は。

ったく、日本って国はよ、ロクなもんじゃねえ。俺みたいに、会社辞めて、生活賭けて、頑張って仕事つくろうとしている奴の、邪魔ばかりするんだぜ、まじで。

実際、この国に起業家がいなかったら、新しい仕事なんか、できねえだろ?雇用なんか、生まれねえだろ?

ところが、この国はよ、サラリーマン辞めた途端、属性が下がるんだよ。社会的に、すっげー、冷遇されるんだ。

事務所、借りられねえ。
創業資金、借りられねえ。

こんな状態で、どうやって、起業しろっていうんだ。

ガキ増えねえ、爺さん婆さん増える、総人口は減る、海外から移民も来ねえし投資もウェルカムじゃねえ…そんな状態の国で、それでも身体張って仕事つくる人間を冷遇してどうするんだ!

金融機関や役所の連中、まったく、どいつもこいつも、実績、実績って…アホの一つ覚えみたいに言いやがって…これから起業する者に、実績なんてあるわけないだろ普通?

創業したてのクソ忙しい時に、資料、資料と、俺の時間ばかりとらせやがって、挙句の果ては総資産と社長貸付金の割合だの、個人の不動産借入だの、的外れなことばかり指摘して融資出さねえときた。

一体誰のため、何のための創業融資制度なんだよ?

起業の何たるかを知らない人間が、一丁前に、創業融資の仕事なんかやるんじゃねえ!まともな判断できねえくせに、ふざけるな!

怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒怒!!

(10分後、冷静になった私・・・)

私、幸いにして、立ち直りは早い人間でして・・・

政策金融公庫、保証協会と、二つの創業融資制度にことごとく振られて八方塞がりになったと思いきや、同じ日にベンチャー支援組織「Txアントレプレナーパートナーズ」(TEP)の面談のアポを入れ、雪の降る寒空のなか、神田岩本町へ直行!

銀行からお金引けないなら、エンジェル投資家にプレゼンして、お金出してもらおう・・・その可能性があるかどうか、打診しに行ったのです。

私は3年以上前からTEPの起業家会員で、上層部の方とも仲が良い。悩み多い私に、ビジネスプランのブラッシュアップ、エンジェルの紹介など、何かと力になってくれると思ったのです。

【間接金融方式の信用保証協会&銀行モデル】

これ、すでに事業活動をしている中小企業者に向く仕組みではあっても、これから創業する者に向くとは思えない・・・

【直接投資方式のTEPモデル】

起業家を中心において、各種の専門家や投資家が側面からサポートするモデル。

TEPでの相談は、とてもスムーズに進みました。金融機関の人と違って、皆、起業というものに実践的理解があるから、話がしやすい。

そして、ディスカッションのなかで、とても良い気づきがありました

・私はこれまで、宅建業者「鈴木資産管理」の枠組にとらわれて、そこへどうやって融資を引くかという、短視眼的なアプローチばかりしてきた。

・でもよく考えれば、「鈴木資産管理」は、私のやりたいことの、ごく一部にすぎない。私、本当は、不動産を通じて、日本と世界、物件と投資家、関連ビジネスを結びつける「メディア」、「仕掛け人」がやりたいんだ。

・それを実現するために、第一ステップとして「アジア太平洋大家の会」を立ち上げて1400名以上の会員をつくるなど、すでに十分な実績を上げてきた。次の第二ステップの一環として、「鈴木資産管理」があり、そして○○があり△△があり、それらがどんなかたちで伸びていって、新たな価値を創造するのか・・・全体像を描かないと、人を説得することは難しい。

私、今後当面は、TEPの支援を受けながら、ビジネスプランを磨き上げ、銀行融資と、エンジェル直接投資・・・二つを同時並行で進めていきます。

本当は、すぐ融資が欲しいところだけど・・・急がば回れ、っていうこともありますしね。ま、何とかなるでしょう。

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マレーシアおじさんに学ぶ、都知事選「超」活用法

こんばんは、Manachanです。

出生の地・千葉県柏市を離れ、今は都内23区に住んでいます。「花の都」で暮らすメリットは、いろいろありますが、都知事選もそのひとつ。

何だかんだいっても、「東京は日本の中心」・・・だからこそ、全国・海外から、いろんな候補者がやってきて、都知事選に参戦する。

政治思想・理念はさておき、皆さんやはり、「日本を変えたければ、東京から・・・」と思うわけですもんね。千葉とか埼玉とか選ばないでしょ?やっぱ、東京だからこそ、企業も人材も政治家も集まるわけです。

今回の都知事選、16名が立候補しているそうです。舛添さんや、細川さんなど、本命は概して不評。その代わり、「泡沫候補」の方が断然面白い。

「ドクター中松」発明王
「マック赤坂」スマイル党首

あたりは、泡沫の常連として有名ですね。いつも落選だけど、紅白のトリをつとめるベテラン演歌歌手のような「おなじみ感」があります。

しかし、他に抜きんでて、断然面白いのは、このお方。

五十嵐政一(マレーシアのカジノおじさん)

【五十嵐氏のプロフィール】

福井県立工業学校卒業→ゲンティン・グループ設立に参加→一般社団 法人セリーマレーシア協会理事長
現在、82歳で、そのうち45年をマレーシアで過ごす。

政見放送、聞きましたが、これがもう、爆笑で・・・お茶を噴き出してしまいました。

・海外暮らし長いからか、日本語がかなり変。
・提唱する政策は、「カジノを東京に建設する」。
・持ち時間は6分しかないのに、最初の4分半くらいは前置き。
・「耳をこっぱじってよく聞け!」・・・どこの言葉?

政見放送の長い歴史の中でも、これは傑作!内田裕也より面白い。殿堂入り確実でしょう。だから東京は楽しい♪

・・・でもって、よく考えると、「マレーシアおじさん」こそ、都知事選を一番上手に使っているように思います。家入さんも良いけど、それ以上に、費用対効果が抜群だと思うのです。

都知事選に参戦するコストって、皆さんご存知ですか?まず、供託金が300万円(得票が10%に届かなければ没収)、それにポスター代、事務所代、レンタカー代、ウグイス嬢代、その他もろもろ・・・

全部ポスター貼って、駅前に事務所借りたりすれば、どんなに節約しても700~800万円はかかるそうです。でも家入さんみたいに、ポスターも余り貼らず、Web配信中心の選挙戦であれば、もっと安くあがるでしょう。

このコスト、高いとみるか、安いとみるか・・・それは、目的次第でしょうね。

五十嵐氏の出馬による、「マレーシア」、「ゲンティン・ハイランドのカジノ」の都民に対する宣伝効果は、絶大だと思います。たった(?)300万の供託金を捨てる覚悟されあれば、1300万都民に対して、選挙公報は配ってくれるし、政見放送の時間枠も与えてくれるのです。

これが、「マレーシア」とかじゃなくて、たとえば「トルクメニスタン」、「シエラレオネ」、「アンティグア・バーブーダ」みたいな、日本人にほとんど馴染みのない国の場合、どんな宣伝効果が生まれるでしょう?

たとえば、五十嵐氏みたいに、日本人で、「トルクメニスタン」で長年ビジネスしてきて、それなりに財を成した人が、都知事選に出馬する。300万の供託金捨てて、政見放送で「トルクメニスタン、トルクメニスタン・・・」と連呼すれば、

確実に、目立つはずです。少なくとも、都民に対する浸透度は、近隣の「ウズベキスタン」や「タジキスタン」を圧倒するはずです。

そう考えると、300万って、安いよねえ・・・国の観光省が、電通とかに頼んでプロモするよりは、桁違いに安いと思いません?

ところで、日本の選挙における供託金制度というのは、売名や宣伝目的で立候補するのを防止する目的があるそうです。

確かに、千葉県知事や埼玉県知事に立候補して、300万円の没収を覚悟しなければならないなら、それなりに抑止効果はあるでしょう。

でも、東京は違う。300万かけても、なお余りある宣伝効果が生まれるのが、都知事選。それを、五十嵐マレーシアおじさんは、教えてくれました。

俺も、選挙使って、何か面白いことやろうかなあ?

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輝く北の大地

こんばんは、Manachanです。

今週末は、土曜日は日帰りの札幌出張(朝5時20分に家を出発、午前0時20分に帰宅、実働19時間!)。休む間もなく日曜日は朝からFP検定試験と、かなりハードでしたが、実り多い週末でした。

特に良かったのが、北海道千歳市にある、自分の物件を、約3年ぶりに見に行けたことです。しかも、冬場の視察は今回が初めて。雪と共に生きる、冬の北海道の暮らしを、垣間見ることができました。

世界5ヶ国にある、自分の保有物件のほとんどは収益用ですが、北海道の物件(63平米の巨大1LDK)は、別荘用として、買いました。近い将来、季節に応じて住まいが選べるような身分になったら、夏、涼しい北海道を満喫したり、冬場にスキー・スノボを楽しむ拠点としたり、いわゆる「東京と北海道、二地域居住」をやってみたいと思ったのです。

別荘といっても、安いです(500万円台後半でした♪)。フラット35のセカンドホームローンを使って、金利も安くて15年で完済。とはいえ、現時点では東京の仕事が忙しく、二地域居住できる状況でもないので、地元の工業団地勤めの人に貸しています。

この物件で良いのは、管理費・修繕積立金が安いこと(合計で月9000円台)。軽井沢あたりの別荘だと、管理費+修繕が月3万円以上とかすることも多いですが、1万円を切る水準ならば、とりあえず人に貸せば、キャッシュフローは出ないけれど持ち出しもなく、ローンの残債がどんどん減っていくわけです。繰上げ返済しなくても、あと11年経てば、ローンも完済し、完全に自分のものになります。

場所は、「千歳市の泉沢向陽台」という、いわゆるニュータウン。千歳市街地からは、6-8kmほど離れ、別の街という感じです。千歳市人口の1割強にあたる、約1万人がここで暮らしています。

ここ、北海道民からみれば、住宅地としての魅力は乏しいでしょう。ここ道央地区では、全てが札幌を中心に回っています。進学校も、正社員になれる職場も、全てが札幌に一極集中。そこから南へ、北広島、恵庭・・・を経て、千歳の駅まで電車で30~40分。この辺が、札幌を中心とする生活圏の限界といえます。

その千歳駅から、さらに離れたバス便の住宅地が、泉沢向陽台ニュータウン・・・となると、日常生活にはやはり不便。札幌へのアクセスが遠く、かつ、ニュータウン内で全ての買い物が完結できるような状況でもなく、ちょっとした買い物・食事も千歳や恵庭、苫小牧に出なければならない。特に冬場は雪道で時間がかかる・・・というわけで、若い世代にはやや敬遠されているようです。

泉沢向陽台のメリットといえば、千歳市街地よりも地価が安く、大きな区画(100~120坪以上が当たり前)の一戸建てに住めること、街並みがきれいで、すぐそばが原生林で自然豊かなこと位。ですので、札幌中心の都市生活にはやや厳しいけど、道内の小さな町出身の人には丁度いい環境なのかと思います。

そして、本州出身の人間にとっては、別の魅力があります。新千歳空港に近いこと(クルマで約10分)。そして何より、

これぞ北海道!自然環境、住環境が、すごく魅力的に映るのです。

3年前の夏、家族で泊まりに行った時の写真がこれです。

【太陽公園の巨大すべり台】

【新千歳空港から原生林ドライブ】

【本州ではありえない広さ・・・これでも都市公園】

【窓から、白樺の林】

この別荘に、先週末行きました。今は真冬で、寒い日は氷点下20度くらいになりますが、私の位訪れた日は、例外的に暖かく、0度前後で歩きやすかったです。

夏もいいけど・・・冬の方が、キレイですね。

【太陽公園、一面の銀世界】

【巨大すべり台も雪に覆われ・・・】

【子供たちのそり遊びの場になってました♪】

【ベビーカーの代わりに、そりが登場】

【市営バスで・・・スキー帰りの客も】

早く住みたいな・・・と思った次第。

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原子力老害政治家

こんにちは。Manachanです。

我々東京都民の、最近の話題は、「都知事選の候補者がショボすぎる」こと。

右も左も、爺さんばっかり!候補者の誰を選んでも、6年後のオリンピックには、70歳を超えるご老体になっちゃうじゃん!賛否両論あるけど、リーダーが若くてエネルギッシュな「大阪」が羨ましいぜ。あるいは、ワタミとか東国原とか出てた、前の知事選が懐かしい。

【すげー平均年齢!】

【2011年都知事選の方が、まだしも「華」があった…】

しかも、最初から結果の分かった無風選挙。都民の最大公約数からみて、知事は舛添で決まりでしょう。でも、「一体何のために、猪瀬を引きずりおろして、お金かけて再選挙したのか?」釈然としない感はどうしても残る。2月9日、投票所に行くのが憂鬱だ・・・でも、うちの子たちは「風船」もらえて喜ぶから、一応行くけどね。

間違いなく「過去10年間で一番ショボイ都知事選」。そのなかでも、一番、理解し難いのが、「殿、ご乱心!」と揶揄される、細川護煕元首相の出馬。小泉元首相との「引退政治家」コンビで、「脱原発」の一点で、都知事選に切り込む。

「郵政民営化で一点突破」した実績のある、あの「小泉劇場」の再来かと、商業マスコミは騒いでますが、ま、「脱原発」ワンイシューで都知事選は勝てないでしょう。それは1年ちょっと前、小沢一郎の「生活の党」、「未来の党」が大敗して、空中分解したことで証明済み。

小泉さんとて、細川さんを担ぎ出しはしたけれど、最初から、都知事選で勝つ気はないのでしょう。脱原発だって、たぶん真面目に考えてはいないのでしょう。それより他に目的があり、それを達成するための「陽動作戦」という気がする。

仮説ですが・・・民主党や反原発勢力の切り崩しと、都知事のコントロールが目的なのだとすれば、小泉さんの突飛な行動も合点がいく。

猪瀬さんが辞めた後、都知事選への細川擁立は、民主党からの声が大きかったという。でも、少数政党に落ちぶれた民主党に支援してもらっても、当然、勝てないから、細川さん最初は渋っていた。そこで、

2014コイズミ劇場―Part1
都知事戦、全面支援すると言って、細川に出馬を決意させた(=殿、ご乱心)。

2014コイズミ劇場―Part2
細川出馬宣言したら、民主党が推薦、そして、国民から拒否度の高いトロイカ(鳩山、菅、小沢)も細川支持を表明・・・これで、都民の多くは「ひいてしまう」。

2014コイズミ劇場―Part3
連合は、さすがに「原発即ゼロ」を掲げる細川支持はできず、予定通り、舛添支持に回る。これで、選挙戦における、民主党と連合の分断が決定。同時に、都民の反原発票が宇都宮と細川に分断される。「票が割れる」以上、どちらも都知事にはなれず、ダークホース田母神を抑えて、シナリオ通り舛添知事誕生。

2014コイズミ劇場―Part4
自民党は、かつて党を離脱した舛添に恩を売ることができる。アベ政権も、都知事を大人しく手なづけられるので、オリンピック利権は安泰。小泉もかつての舎弟・アベ首相に恩を売って、党内での地位も確立。落選した細川さんは、静かな陶芸生活に戻って一件落着チャンチャン!

ま、どんな思惑があるのか知らないけど…演技にせよマジにせよ、一都民の立場からすれば、白けますよね~。そして原発事故以降、放射能風評で散々困惑してきた柏市出身の人間としていえば、

私利私欲のために、原発をネタにする政治家は大嫌いだ!

原発とか放射能って、とうに賞味期限の切れた爺さん政治家をして、「このネタで、俺も天下取れるかもしれない」と思わせる、不思議な力があるのかもしれません。これ、世間一般からいえば、勘違い野郎もいいところなんですが、長年、政治の世界にいると、感覚が麻痺してくるのかも。一種の「老害」なのでしょう。

小沢さんも、結局それで撃沈したし、細川さんにもおそらく、同じ運命が待っていて、政治経歴に汚点がつくのでしょうね。

「原子力の平和利用」という言葉がありますが、「原子力の政治思惑利用」は百害あって一利なしと思う。

日本の電力エネルギーをどうしていくか、考えることは必要だし、脱原発は確かにそのオプションの一つだけど、原発ゼロに至るまでの道筋を示さなければ、選択肢として意味がない。

しかし、脱原発を標榜して選挙に臨んだ著名政治家…小沢さん、河村さん、そして今回の細川さん、小泉さん…誰もが、金太郎飴のように、ノープラン。

そもそも、単なる政治的思惑で脱原発を利用しようとする者に、具体的な原発ゼロシナリオを描くなんて無理なのです。

だったら、最初からやらなければいいじゃん…と、俺は思うんだけど、それでも、にわか脱原発を標榜する政治家が後を絶たない(2012.12.8「にわか脱原発政治家にNO!」)。

勘違い老害政治家は、原子力災害ならぬ、減思力災害の産物なのでしょう。

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