2014年 4月 の投稿一覧

福島ハラスメント

おはようございます。Manachanです。

私、今でこそ気楽な「一人会社の社長」稼業ですが、昨年2月までは、外資系のIT企業でサラリーマンをやっていました。

私は社会人になって18年間のうち、15年間を、主に米国系の企業で過ごしました。この期間中、何度も転職しましたが、複数の勤め先で、人事部主催の「ハラスメント研修」を受けたことがあります。どんな内容なのかというと、

「社内の人間関係のなかで、意識的、あるいは無意識のうちに、相手(同僚や部下)を不愉快にさせてしまう言動がある。これをハラスメントと呼ぶ」

「ハラスメントの多くは、主観的に傷つける意図がなかったにもかかわらず、不適切な言動によって相手が傷つくことで起こる」

「ハラスメントの代表例は、相手の性別や出身地、国籍、宗教、思想信条に対するコメントや、同僚との職務能力の比較・・・などである」

「あと、自分の属する文化では当然のように許容されることでも、別の文化圏ではハラスメントになりうることもある」

「ハラスメントが起こると、社員の健康状態や労働意欲に影響するので、会社としても特に注視しつつ、社員の啓蒙につとめていきたい」

この研修は、私の日常業務に役立ちました。自分が管理職やプロジェクトマネジャーとして、何人もの部下を持ち、かつ、それぞれが違う国籍、出自の人たちでしたから・・・

たとえば、上司がインド人、部下が日本人、インド人、中国人、韓国人の混成部隊であった時期もあれば、上司がアメリカ人、部下が中国人、フィリピン人、インド人という時期も長かった。

責任ある立場です。常に、メンバーの士気を良い状態に保っておかないといけません。そんななかで、ハラスメントは大敵です。自分の部署でハラスメントを極力起こさず、仮に起こった場合に直ちに対処するよう、細心の注意を払ったのはいうまでもありません。

そんな環境で、長年、仕事をしてみると、日本の社会というものは、ハラスメントに対して寛容というか、悪く言えば「不感症」的だと感じます。

ま、日本でハラスメントという言葉ができて、まだ日が浅いですからねえ・・・

ここ10年ほどで、セクハラ(セクシャル・ハラスメント)、パワハラ(パワー・ハラスメント)みたいな言葉は一般的になってきたと思いますが、その他にもいろんなハラスメントがあるはずです。大阪医大のウェブサイトによると、

ハラスメントの定義:
他者に対する発言・行動等が本人の意図には関係なく、相手を不快にさせたり、尊厳を傷つけたり、不利益を与えたり、脅威を与えることを指します

私思うに、

特定地域に対するハラスメント

が、もっと注目されるべきだと思います。特に震災後、「福島」という地域に対する、「放射能関連」のハラスメントが相変わらずエグい、と感じるからです。

「本人の意図には関係なく」相手の尊厳を傷つけるのが、ハラスメントのポイントですね。語り手の意図自体は、往々にして、「放射能から子供を守りたい」、「福島で何が起こっているか(他地域の人に)伝えたい」という、ご立派なものですが、それが結果的には裏目に出て、福島に暮らす人たち(特に農業者や漁業者)の気持ちを傷つけてしまう・・・

分かりやすい例を挙げます。著名なグルメ漫画「美味しんぼ~福島の真実編」(ビッグコミック・スピリッツに連載中)に出てくるひとこま。

マンガのなかで、山岡士郎、海原雄山といった架空の人物にまじって、井戸川氏(元双葉町長)という、実在の人物が出てきて、彼に、「鼻血が出る」、「福島では同じ症状の人が大勢いる」と明かす」と言わせているのがポイント。

これが、福島を中心に大きな物議をかもし、全国主要マスコミにも取り上げられる騒ぎになりました。

原発取材後に原因不明の鼻血描写 人気漫画「美味しんぼ」に批判相次ぐ(産経新聞)
漫画「美味しんぼ」、福島原発訪問の鼻血描写に批判 (日経新聞)
「福島周辺で鼻血出る人が続出」 「美味しんぼ」で編集部コメント発表も炎上止まず (J-Cast)

作者、雁屋哲氏が、この作品を書くために、1年間、福島で取材を続けたこと、渾身の力作であること・・・そのことを、私は否定しません(雁屋哲ブログ「美味しんぼの福島の真実篇」について)。

しかし、雁屋氏本人や編集部が意気込めば意気込むほど、福島の人々の心は離れていく・・・

この作品が、福島現地で歓迎されているという話を、私はあまり聞きません。「美味しんぼ 福島」でGoogle検索してみれば、惨憺たる結果が出てくるはず。

「典型的なハラスメント」だと、感じた次第・・・

私は「関東で一番、放射能ハラスメントを受けた街」の出身者なので、美味しんぼに違和感を覚える、福島の人々の気持ちがよく分かります。もちろん、福島の方々が受けるハラスメントの総量は、私などの比ではないでしょう。

「風評被害」という言葉は、以前からありましたが、震災後は「風評加害」という言葉まで、一般化してきたようです。善意に敷き詰められた、心無いコメントの数々。放射能や健康被害に対する驚くべき無理解や誤解に満ちた言説が、地元の意図に反して、全国的にばらかまれる。

もう「お腹いっぱい」、「これ以上やめて!」・・・てな感じですね。

「地域ハラスメント」(チイハラ?)
「福島ハラスメント」(フクハラ?)

そんな言葉が、日本社会のなかで、もっと一般化して、「自浄作用」を働かせてもらいたいと切に願います。たとえば・・・

上に出てきた、漫画のひとこまを例にとると、ビッグコミック・スピリッツの編集部が、

「雁屋先生、まずいです。このページ載せると、まじで、フクハラ(福島ハラスメント)
認定されちゃいますよ。別のものに差し替えてください!」

そんなふうに・・・問題あるコンテンツの掲載を未然に阻止できるようになれば良いと思う。スピリッツが、福島県内のコンビ二に並んでからでは遅すぎるから。

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(最後に・・・作者のつぶやき)Webみる限り、「福島ハラスメント」(フクハラ)という言葉をブログで使ったのは、俺が最初みたいね。商標登録しようかな?いや、この言葉、全国の人々に使って欲しいな。

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融資が地価をつくる

おはようございます。Manachanです。

最近、メールやFacebookをあけると、いろんな方と、ものすごい数のやり取りがありまして・・・「12時間くらいメールみないと、未読メール、軽く30通はいく」、「次にFacebookみて、Lineみて、Whatsappみて・・・」みたいな感じ。基本、全部レスしなくちゃならないので、作業量的には、サラリーマン時代の多忙な時期とそう変わらないですね。

あと、生活のプレッシャーもある。独立自営主として、とにかく、食っていかなきゃならない。売り上げにつながりそうな話があれば、平日だけでなく、土日もなんとなく、働いている感じです。

それでもまあ、経営陣・上司の意向を受けて仕事するわけじゃなし、自分の好きなことを仕事にしているので、趣味と仕事の境目がなくなってる感じですね。だからストレスとかは、ほとんどありません。

不動産業者として、収益物件、土地の売買にかかわるようになって、思うこと。

「不動産価格って、人為的に決まるよね」

「一言でいえば、銀行融資次第で、いくらでも変わっちゃうようね。人口増加とかと全然関係ないよね」

たとえば、こんな話がありました。

首都圏ではかなり大きなターミナル駅から、バス便立地の土地を売って欲しいと依頼を受けました。

50坪弱、ほぼ正方形のきれいな整形地。用途地域も「近隣商業」で、容積率400%とれる。前面道路の関係で360%になっちゃうけど、都市計画法・建築基準法的には、「8階建て、25戸程度のワンルームマンションが問題なく建つ」感じ。

新築ワンルームが建てば、業者が表面利回り5%くらいに割り戻してエンド客に売ります。たとえば、月額家賃8万円とれるワンルームを、2000万円近くで売るのです(私は買いませんけど・・・)。それが25戸・・・儲かるぜ!だから、土地の仕入れ、かなり値段かかっても、皆さん喜んで買うわけです。

数年前、リーマンショック前のミニバブル期に、バス便立地のワンルームマンションにメガバンクの融資がついた時期がありました。その時は、例の土地、坪170万円くらいの値が、平気でついていたのです。ワンルーム業者同士の競争も激しいですから、「土地売りませんか」チラシと、電話攻勢がすごかったそうです。

ところが、リーマンで派手にこけて、不動産に戴すr融資姿勢が厳しくなりました。今、アベノミクスで、少し緩くなってますけど、それでもなお、「バス便立地のワンルームマンション」に対して、銀行が融資を出すのは極めて厳しい状況。

私、友人のワンルーム業者に聞きまくりましたが、「バス便はちょっと・・・」と、断られ続けました。融資つかない限り、建てても仕方ないですからね。

もし、8階建てワンルームマンションが建たないと、この土地の活用方法は「戸建」や、「3、4階建てファミリーマンション」になってしまう。

50坪弱・・・ファミマを建てるには小さすぎる区画。無理して建てることは可能ですが、建築コスト高騰のご時勢なので、良い値段で売れそうもない。かといってこの土地は、戸建建てるには中途半端に大きすぎる。土地代+上物で7000万円くらいかかってしまうので、バス便でこんな高額物件買う人はいない。

だから、2分筆、できれば3分筆して、3階建ての狭小戸建住宅を建てるしか、高値で売る方法はないと思われます。それにしたって、8階建てのワンルーム建てる用の土地代には遠く及びません。

私、狭小戸建って、心理的に抵抗あるんですよね・・・地価水準が安く、「土地が少なくとも30坪あって、カーポートの一つも付いてないと戸建とは呼べない」地域に育ったものですから。

だから、都内によくある、「土地12坪、3階建てペンシル戸建」なんか見ると、「別の惑星に来た」気分になってしまいます。

30坪の土地を2分割して戸建分譲、田舎者には理解しがたいけど、都内では当たり前

話戻りますが、我々不動産業者のミッションは、「地主の意向を受けて、できるだけ高く土地を売る(方法を考える)」こと。

だから結局、「上に伸ばす」か「細かく分割する」か、どちらの方法を探ることになるんですよね。こうして、日本の都市部は、狭小区画、ワンルームマンションとペンシルハウスだらけになっていくのかもしれない・・・

さらにいうと、ワンルーム&ペンシルハウス化を促進するのは、「緩い融資姿勢」なのだと思います。

とにかく、不動産価格は、短期的には「不動産市場に流れ込む資金供給量」で決まるような気がします。人口動態とか、あまり関係ないですね。

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ちば土地ブローカー日記

おはようございます、Manachanです。

不動産業者として独立して、半年弱・・・自営業者は、サラリーマンと違って、毎月、売り上げを出さなければ、食っていけません。

幸い、食っていくネタは、あります。独立したての駆け出しながら、不動産仲間が、いろんな案件(儲け話)を持ってきてくれるので、私は優先順位をつけて、取り組んでいけばいいだけ・・・実にありがたいことです。

3月中は、都内収益物件の売買仲介を中心にやっていました。4月から6月にかけては、千葉県を中心とするアパート建設用地の売買仲介を、収益のメイン(食い扶持)にしようと思っています。

なぜ、私が土地ブローカーなどに手を染めるのかというと・・・九州にある、知り合いの投資アパート建売業者が、首都圏に進出してきまして、6月末までに10区画を急いで仕入れたいので、是非、力を貸して欲しい、という話があったからです。

仕入の中心は、千葉県東葛エリア(柏市、松戸市、流山市、我孫子市など)になります。この地域は、土地代が安い割に賃料それなりに取れるので、投資家利益を最大化するのに都合が良い、という判断からです。

この仕事、利幅は大きくありません。千葉県のアパート用地なんて、売買価格はせいぜい1000~4000万円、成約しても、私が得られるのは、うち3%の手数料のみ。都内のRC収益物件とは比べられません。

しかも、今は土地売買マーケットが明らかに過熱状態。千葉県内でも都心直結鉄道の駅徒歩圏の土地は、多数のアパート業者が取り合う状態。皆、指値なんかせず、地主の言い値で買っていきます。

ですので、私がせっかく買い付けを取って、速攻で売主にFAXしても、すでに先約がいるのが当たり前。厳しい競争に勝たないと、私は一銭も儲かりません。とにかく、数こなして、スピード勝負の世界。

でもこの仕事、とても楽しいです。自分の生まれ育った東葛地域で、土地勘や投資知識を駆使して、アパート建設用地を仕入れる・・・地元を舞台にするだけで、なんとなく、童心に返れる気がします。そして、

私、この仕事では、誰にも負ける気がしません!

やはり、地元民ゆえの圧倒的な土地勘がありますからねえ・・・

私は、小学高学年から高校になるまで、ほぼ毎週のように自転車に乗って、まるで山猿のように、東葛地方の山野を駆けめぐっていました。距離感、土地の起伏、町名、字名、分譲地名に至るまで、身体で覚えています。たとえば、

・柏市亀甲台町の丘に、どれくらい起伏があって、どの辺から坂が始まるか?
・流山市前平井から、どのくらいの距離を移動すると、後平井(隣の町名)になるか?
・松戸市のJR馬橋駅から東へ移動して、国道6号を超える前と後では、街や住宅地の様子がどう変わるのか?
・我孫子市の手賀大橋のたもとから、見渡す限りの田んぼの中、五本松公園に向けて東へ移動する途中、どの森を抜けていけば、東我孫子駅方面に出られるのか?

そういうのはもう、身体に刻みこまれています。地図を見る必要はありません。

私の投資仲間で、元アイドル「澤田富美子」さんは、地元である、東京都港区のいろんな街を日々歩き、脳内Googleマップができていて、それを投資に大いに活用しているという・・・

かくいう私にも、脳内Googleマップはあります。そこに「麻布十番」とか「広尾」みたいな、かっこいい地名が出てくるわけじゃないけど、その代わり、広大な東葛地域の街、鉄道駅、住宅地、田畑、森、坂、お寺や神社・・・そこに吹く風や、土の匂いとともに、脳内に刻み込まれています。

Manachan脳内Googleマップがカバーする範囲

・柏市全域
・流山市全域
・我孫子市全域
・松戸市全域
・鎌ヶ谷市の大部分(鎌ヶ谷大仏以北)
・野田市の大部分(清水公園以南)

上記エリア。面積にして、330平方キロ。そこに暮らす人口は140万人・・・いずれも、政令指定都市「福岡市」に匹敵する数字。この広大な地域の土地探しに関しては、「とにかく俺に任せて!」。絶大な自信があります。

とはいえ、関東の一ローカル地域である、東葛地方の土地勘なんて、多くの人にとっては、「それ知ってて、一体何の役に立つの?」みたいな話かと思います。

私もこれまで、この膨大な知識を、使うことなく、長い歳月を過ごしてきました。「早口のちばらぎ弁を聞き取れる」スキルと同じくらい、自分のなかでは、「宝の持ち腐れ」状態でした。

しかし今回、ひょんなきっかけで、「土地勘を、お金に変える」チャンスが巡ってきました。自分の好きなことでお金を稼げる、人生、これに勝る幸せはありませんね。

頑張って、たくさん成約とっていきます。

【東葛地方で典型的な住宅街】

【雑木林と、住宅街が隣り合わせです】

【ローカル鉄道・流鉄・・・昔と変わらない風景】

【つくばエクスプレス沿線は絶賛開発中!】

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マスコミ嫌いの理由

こんばんは、Manachanです。

私、大学時代(遠い目・・・)は、周りから、「マナブは将来、ジャーナリストになるんじゃないか」と言われていた時期があります。

なにしろ、ガキの頃から、文章書くのは大好きです。大学一年の時、三重県で10日間にわたる「ヤマギシズムの特講」に潜入して、「人はどのように洗脳されていくのか?」を、ルポルタージュ風にまとめて発表したこともありました。

大学卒業後、日本でもWindows95が出てインターネット時代になりました。私は1999年8月に「Manachan’s World柏自慢」というホームページを開設し、以来、15年にわたり、ほぼ毎日、情報発信を続けてきました。

最近は、業界紙などに連載コラムを書いて、お小遣い程度の原稿料をいただくようになりました。一応、「不動産ジャーナリスト」のはしくれなのかもしれませんね。


面白いことに私、物書き・ジャーナリストという世界は好きでも、「マスコミ」という職業に、魅力を覚えたことはありません。

文章(記事、コラム?)を書きながら、サラリーマンとして生活していくには、新聞社、雑誌社、TV局といったマスコミに就職する以外にないわけですが、私はそういう仕事に全く興味ないので、就職活動でもマスコミは一社も受けませんでした。

なぜか?・・・多分に、私の「気質」の問題なのだと思います。私は「職人、商売人」の多い家系に生まれ育ちました。「手に職つけて、腕一本で食べていく職人」の気質を受け継いでいます。実際、ITエンジニアになりましたし・・・

職人・エンジニア気質の人間というのは、学者とか、マスコミ記者などを毛嫌いする、あるいは軽視する傾向があります。

「あいつら結局、何もできないだろう?」
「要は、現場のこと何も分からねえで、外野からブツブツ言うしか能のない人間だろう?」

どうしても、否定的な印象を抱いてしまうわけです。理論より経験・実践を重視してしまうタイプなんですよね。

一方で、マスコミ記者の仕事というのは、「政治家」や「企業」、「警察」や「法廷」など、ひとさまの働く現場に入り込んで、「お話を聞いて」記事にする仕事が中心になるかと思います。

これ、エンジニア気質の人間からみると、

「いくら取材したところで、メンバーとして仕事に関わってみないと、何も分からないよね?」
「生半可な理解で、外野から適当なこと書かれると困るんだよね」
「そのツケは結局、俺ら現場の人間に回ってくるからな・・・」

かなり「迷惑」に感じてしまうわけですね。ま、私はそういう気質の人間なので、マスコミ人にはならなかったのです。


皮肉なことに、そんなエンジニア気質の私が、最近、雑誌取材を受ける頻度が増えました。不動産業界紙のみならず、マネーマガジン、ビジネスマガジン、そして大衆週刊誌まで。テーマは、「海外不動産投資のトレンド」、「日本の不動産市場と海外バイヤーの動向」などが多い。

今のところ、快く取材には応じています。また、私に取材してくる記者の面々も礼儀正しくまともな方が多いので、あまり問題はありませんが、

でも、30万部を超える「大衆週刊誌」までもが取材に来るとなると、どうしても、警戒してしまいます。封印していた(?)「マスコミ毛嫌い」気質が、ムクムクと、頭をもたげてくるのです。

実際に、私の交友関係でも、大衆週刊誌関係では、こんな不愉快なことがありました。


1)海外客相手に日本不動産を紹介していた友人の話。以前、A社から取材を受け、快く応じたところ、全く関係ないB社(大衆週刊誌)から、スクープとしてスッパ抜かれ、「外国人に日本の土地建物を売る売国奴」みたいな書かれ方をした。

2)日本で一財産築き、すでに海外移住して「非居住者」になった現役経営者の話。某大衆週刊誌記者の同席するディナーで(「取材」という説明を受けていなかった・・・)、安心していろいろ話したところ、数日後、本人に断りなく、記事が掲載されて、「富裕層が日本に税金を納めない」、「国税に目をつけられる脱法行為」みたいな書かれ方をした。

この取材、社会的には、許しがたい行為でしょう。だまし討ち、辻斬り、最後っ屁・・・特に、私みたいなエンジニア気質の人間からみると、尚更、許しがたい。

昨今は、商用雑誌、構造不況のご時勢。とにかく部数が稼げればいい、そのためには何でもする。違法行為すれすれでもOK、名誉毀損の裁判も覚悟する・・・世の中に、そんな商売があるのは知っていますけど。

私が許せないのは、そういう商売して、あることないこと、30何万人に言いふらした挙句、人様に迷惑がかかっても、一切、責任を負わないことなんです。

マスコミは、書いたことが事実であるかどうかの検証はするでしょう(そう願いたい・・・)。しかし、彼らが書いたことが原因で、個人や企業に有形無形の損害を与えたとしても、結果責任までは負えませんよね?そこが問題だと思うのです。

食品企業は、自分のところで出した商品に問題が出れば、巨額の費用を払ってリコールする、損害賠償の責を負う。

ソフトウェア企業は、自分とこで出した製品に不具合が出れば、お金を払ってプログラマ使って、修正プログラムを出す。

でもマスコミは、自分とこで書いたものが原因で、誰かに対して名誉毀損、風評被害などを起こしても、裁判にでもならない限り、名誉回復、原状復旧の責を負わない(せいぜい、謝罪くらい?・・・謝罪で済んだら警察要らないよね?)

マスコミという仕事に社会的意義があるのは認めますけど、現場・エンジニア的なセンスからすると、「てめーの仕事で人様に迷惑かけて、結果責任とらないのはありえねえだろう」と、どうしても思ってしまうわけですね。結局、会社がダメージ受けたら原状復旧しなくちゃならない。そこで苦しむのは、現場のエンジニアですものね。

これが・・・私のマスコミ不信の根底にあります。


話をもとに戻しますと、「大衆週刊誌」の取材、できるだけ受けたくないの
が本音です。要は、信じられない。無断で、何書かれるか、分かったもんじゃないから・・・

業界紙だと、部数も影響範囲も限られますが、大衆紙だと半端ないもんねえ。

俺なんか、海外のお客さんたくさんいるし、中国語しゃべるし、中国語圏で日本不動産セミナーやってるし・・・「売国奴」みたいに書かれるリスク、十分あるよね。それで、うちの事務所に抗議の電話が殺到したら、まじで、シャレになんないぜ。

その論法でいけば、俺はフィリピンとかタイ、アメリカ、オーストラリアとかで、「売国奴」から物件買ってるわけか・・

そろそろ、話をまとめましょう。

マスコミという、「世の中に迷惑をかける可能性のある」仕事で、「結果責任を負えない」のでしたら、せめて業界内で、「取材、発表における罰則付きの倫理規定」くらいは、必要ではないでしょうか?たとえば、

・現に起こっている事実しか、報道しない(「やらせ」はダメ)
・取材者の了解を得たものしか、発表しない(「無断掲載」はダメ)
・だまし討ち取材が発覚したら、業界から追放

この位はやってくれないと、困るよねえ。日本の社会で生きていくのであれば・・・

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ジャーナリスト、権力、風評加害

おはようございます。Manachanです。

食通漫画として有名な「美味しんぼ」が、一昨年末からビッグコミック・スピリッツ(小学館)に連載している「福島の真実編」・・・物語の舞台が震災・原発事故の大きな影響を受けた福島ということで、賛否両論が百出しているようです。

私、主張の是非はともかく、何十万もの部数を持つ大型週刊誌やコミック誌に登場する「物書き」の、「地域に対する想像力、デリカシーの欠如」は、昔から気になっていました。

つまり、自分が議論を展開する際に、「特定の地域」について言及するわけですが・・・自分の書いたものが原因で、その地域のイメージや産業に大きな影響を与えることがある。それに対して、想像力やデリカシーが圧倒的に足りないケースが、昔から散見される。そのおことを問題にしたいと思います。

今から8年前、2006年4月に、週刊「文芸春秋」に掲載された『ルポ下層社会』という文章がありました。テーマは「格差社会」。同じ東京のなかで、高級外車が走り回る富裕地域がある一方で、足立区の一部地域における、経済的貧困の実態が暗澹たるトーンで描かれていました。

作者はノンフィクション作家、佐野眞一氏。彼の文章には「足立区」や、「竹ノ塚」といった具体的地名が、名指しで出ていました。

この文章が出版された後、足立区役所が反論し、区民からも批判が寄せられました。たとえば・・・

「足立区の一部で起こっていることを、あたかも、区全体がそうであるかのように書いている」
「貧困問題は、足立だけではなくどの区にもあるのに、足立の事例だけを恣意的に取り上げている」
「格差社会の弊害として、普遍化して書くべきなのに、足立という一部地域の問題として書いているため
「足立=下層社会という烙印を押すことによって、格差社会を是正するどころか、固定しかねない」

あの文章・・「足立」を「福島」に、「貧困」を「放射能」に置き換えると、いま(震災後)、多くの「物書き」が無意識のうちに行っていることと、全く重なりますね。

当時の私、どちらかといえば、「一方的に書かれた足立区」側に同情する気持ちが強く、次のブログ日記を書きました。

下層社会と都市イメージ(2006/9/11)

あの時は、それなりに、一悶着あったんですよ。

足立区は、「一面的な報道だ」「理不尽で不当だ」などと反論し、文芸春秋と佐野氏に「足立区の見解」と題した抗議文を送付。同区は、「現状改善のため、学校のエアコン設置を進めるなど様々な努力をしていることまで否定された」と憤る。

こうした声に、佐野氏は、「あの記事を読んで、足立区の全てがそうだと思う人などいない。行政が努力をすることは当たり前」と一蹴した。

足立区の一部区議が、文芸春秋に対して記事の削除要求を出し、文芸春秋側は拒否・・・そんなこともありましたね。

行政、メディア、表現者・・・いろんな立場の、複雑な利害が絡むので、難しい問題だとは思います。私は、

佐野氏のような物書きは、尊敬しません!

なぜなら・・・彼みたいな物書きこそ、風評加害マシーンじゃないですか!

・ジャーナリスト、という、各地域の運営にコミットしない立場で、
・部数数十万の「大メディア」の威力を借りて、表現をする。
・その威力(情報伝播力)や、地域に与える影響に対して、全く無自覚。
・むしろ、自分が正義を行っているみたいなスタンスだから、軌道修正もきかない。

ああいうの・・・もう少し、何とかならんもんかなあ。私の地元だって、すげー、迷惑かけられたんだから。

とはいえ、今は週刊誌メディアの力が急速に弱まっているから、あと10年くらいの辛抱なのかもしれません。それから後は、私たちブロガーの天下かな?

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全国政令市「区」対決!

こんばんは。福岡出張中のManachanです。

ここ福岡市は、人口150万人超、いまどきの日本で珍しく、人口が増加し続けています。、数年後には、神戸市(154万人)を抜いて、日本の政令指定都市では横浜、大阪、名古屋、札幌に次ぐ、人口ランキング5位になるそうです。

福岡市は、中央区、博多区、東区、南区、城南区、早良区、西区という、7つの区で構成されています。このように、独自の「区」をもつ政令指定都市は、日本全国で20市あります。

区名のなかには、たとえば博多区、浪速区(大阪市)、中村区(名古屋市)、宮前区(川崎市)、宮城野区(仙台市)のように、全国に一つしかないユニークなものもあれば、

「東区」、「西区」、「中央区」のように、どの市にもたいてい一つはあるような、ありふれた区名もあります。たとえば、「東区」は札幌市、福岡市、名古屋市、広島市、岡山市、新潟市、浜松市、静岡市にあります。あと、東西南北の方角のみならず、「港区」とか「緑区」、「青葉区」みたいな区名も、複数市にまたがって存在しますね。

今回の日記では、そうした「どこにもある区名」を比較して、かる~いノリで、独断と偏見で「対決」させてみます。比較対象は全国の政令指定都市と東京の特別区(東京は別格という気がするが・・・でも東京がないと話が盛り上がらないからなあ。)

たとえば・・・

全国「港区」対決!

エントリー
1.東京都港区
2.名古屋市港区
3.大阪市港区

全国一有名な「港区」は、もちろん東京ですね。六本木ヒルズ、赤坂、青山、広尾、麻布といったハイソなエリアから、新橋、虎ノ門、芝浦、品川駅まで、高層ビル立ち並ぶビジネス地区までカバー。加えて東京タワーやお台場(の一部)も港区!東京の栄華を一手に集めた感じですね。

一方、名古屋の港区、大阪の港区・・・東京の港区とは、全然、カラーが違いますね。こちらは、ブルーカラー地区というか、港湾地区というか。栄えてる街もあまりない印象だし。

結果:ダブルスコア以上で、「東京都港区の勝利!」

次に、方角を示す、中央、東、西、南、北で対決させましょう。

全国「中央区」対決!

エントリー
1.東京都中央区
2.大阪市中央区
3.札幌市中央区
4.福岡市中央区

全国どの都市でも、都心部。都会の「華」を集めたようなエリアが、「中央区」になりますね。たとえば札幌の中央区には、札幌駅、大通公園(時計台、テレビ塔)、すすきの、円山公園・・・札幌を代表するスターが揃っているし、福岡の中央区も、天神、中洲、大濠公園、ヤフオクドーム、見事にスター揃い。

その意味でいえば、大阪の中央区だけ、ちょっと違うような。大阪No.1タウンの「梅田」は北区にあるし、「難波」の南側は浪速区だし、いまいち地味。でも「心斎橋」があるから、一応、中央区の面目を保っていますね。

一方、東京都中央区は、「銀座」、「日本橋」、「築地の魚市場」・・・札幌福岡の中央区もいいけど、やはり、格が一つ違うような気がする。

結果:「東京都中央区の勝利!」

全国「中区」対決!

エントリー
1.横浜市中区
2.名古屋市中区
3.広島市中区

こちらも、各都市の都心部、華のあるエリア揃いですね。横浜の中区・・・みなとみらい21、桜木町、元町、中華街。名古屋の中区・・・栄、大須、金山、名古屋城。広島の中区・・・紙屋町、八丁堀。いずれもエース級の街揃い。

三つ比べると、広島がやや地味な印象。一方、横浜は「日本一の高層ビル」(ランドマークタワー)、「日本一の中華街」など、超派手なアイテム揃い。名古屋も中心繁華街の栄、サブカル中心地の大須のパワー・・・捨てがたい。

結果:僅差で、「横浜市中区の勝利!」

全国「北区」対決!

エントリー
1.東京都北区
2.大阪市北区
3.京都市北区

こちらは・・・大阪の圧勝ですね。「梅田」があるから。首都とはいえ、「赤羽、十条、王子」の東京都北区ではまるで歯が立たない。京都の北区も、寺社仏閣は立派だけど、皆が遊びに来る街はない。

結果:圧倒的に、「大阪市北区の勝利!」

全国「東区」対決!

エントリー
1.札幌市東区
2.福岡市東区
3.名古屋市東区

東京や大阪に東区がない分、地味な戦いになりますね。札幌の東区・・・一般的な住宅街のイメージ。福岡の東区・・・同じくフツーの住宅街。でも人口30万人もいる巨大な区。香椎や千早、箱崎など、発達した街が多いし、アイランドシティもある。名古屋市東区・・・白壁を中心に高級っぽいイメージあるけど、インパクトのある街が少ない。

結果:規模の差で、「福岡市東区の勝利!」

全国「西区」対決!

エントリー
1.札幌市西区
2.横浜市西区
3.大阪市西区
4.福岡市西区

全国どこでも、都市の西側って、皆が住みたがるエリアが多いみたい。札幌の西区・・・琴似を中心に、住みやすい住宅街のイメージ。横浜の西区・・・こちらは横浜駅があって派手なイメージですね。大阪の西区・・・堀江、船場、靱公園、若くておしゃれな街が多い感じ。福岡の西区・・・姪浜だけが都会で、あとは田舎のイメージ。

やっぱり、横浜と大阪の一騎打ちになるかな。でかいターミナル駅のある横浜西区VS小さくても若者の集まるトレンディな大阪西区、甲乙つけがたい。

結果:「横浜市西区と大阪市西区の同率勝利!」

全国「南区」対決!

エントリー
1.札幌市南区
2.さいたま市南区
3.相模原市南区
4.福岡市南区

南区、顔ぶれが地味だなあ。札幌の南区・・・真駒内だけが街で、あとは山
、森林のイメージ。さいたまの南区・・・南浦和と武蔵浦和だけ?相模原の南区・・・相模大野がある位?福岡の南区・・・私の物件ある所だけど、街と呼べるのは大橋くらい?

都市レベルは、あまり差がないみたいから、区の面積で決めてしまおう。

結果:面積の広大な、「札幌市南区の勝利!」

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人には故郷が必要

おはようございます、Manachanです。

海外不動産投資のセミナーや懇親会で、私、こんなことを良く聞かれます。

「鈴木さんは、今後、どちらの国に住むんですか?」

「家族連れて、海外雄飛されるんですか?」

そういえば、昨今、不動産投資の世界では、「日本で家賃収入を得て、サラリーマンを卒業、暖かい東南アジアへ家族で移住、セミリタイア」の類のブログ、コラムが増えています。定番のハワイ、オーストラリアのみならず、最近はマレーシアやタイ、フィリピンのセブ島とか、特に人気ですよね。

ただ、私の場合、海外移住なるものを、今から10年以上前に、経験してしまいました。

当時の私、家賃収入でセミリタイアとか、そんな優雅な身分じゃなかった。とにかく、お金ないから、オーストラリアに移住した翌日から就職活動をはじめ、十数社落とされて、3ヵ月後、自宅から片道1時間半もかかる会社に採用して(拾って)いただいた。就職後1~2年は英語のコミュニケーションで苦労した・・・生活するのに精一杯でしたが、楽しかったですよ。日々、「アウェーで戦っている。それでも俺は生きている!」感で、心は満たされていました。

そんな体験を長年してしまったので、「今さら、海外移住ねえ…」、正直、心ときめく魅力は余り感じません。

とはいえ、「これからずっと、日本(東京)に腰を落ち着ける」と、決めてるわけでもないんですよ。面白いビジネスがあれば、それこそアフリカでも南太平洋でも、地の果てでも、行くのはやぶさかじゃないし、実際、自分は世界中どこでも生きていけると思ってる。不惑の歳を過ぎても、私のフットワークは、相変わらず軽い。

しかし、私も妻子ある身。自分だけの人生じゃないから、その辺も考えなくちゃならないよねえ。でもって、家族のことを考えると、今後当面は、日本で頑張らなきゃと思っています。

特にうちの子供たちは、国際結婚家庭に生まれたバイリンガルキッズ。これまで、日本、オーストラリアを転々としていた暮らしをしてきたからか、「故郷」を心の底から欲しているフシがある。

「私は、日本人なの?英語人(オーストラリア人)なの?」

「私のHome(故郷、地元)は、日本なの?オーストラリアなの?」

それが定まらないと、どこかしら、不安なようです。生まれてからずっと日本で、日本人の両親に育てられた子供にはないタイプの問題かと思います。

しかも、うちの子は、「いま住んでいる東京・東陽町を、自分を故郷にしたい」のが本音のようです。最近も、こんなやりとりがありました。

「ソフィアちゃん・・・代々木とか、世田谷とかに、引っ越してみたいと思う?」 (※代々木・・英語補修校、世田谷=英語劇サークルの場所)
「いやだ!東陽町がいい」

「だったら・・・パパの事務所のある、五反田の近くとかはどう?」
「やっぱり、東陽町がいい」

「じゃ、おばあちゃん家のある柏はどう?」
「東陽町の方がいい!」

うちの娘ソフィアは8歳、息子ポニーは5歳。この先、いくつになれば、彼らの故郷が確立するのか知りませんけど、間違いなく、今後数年はかかるでしょうから、それまでは東京に留まった方が良いかと。

その辺、親がしっかりサポートしてあげないと、「アイデンティティ・クライシス」を招きかねないからねえ。

よく考えれば、私だって、「柏」という、いつでも帰れる「自分の故郷」があるからこそ、安心して、世界中、飛びまわれるのかもしれない。

それがないと、人は、「故郷」を捜し求めるのかもしれませんね。

故郷・東陽町(東京都江東区)

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強烈韓国体験

こんばんは、Manachanです。

福岡への日帰り出張講演から帰ってきました。いつもながら、素晴らしいセミナーと、懇親会でした。また行きたいな・・・いや、来週土曜日にまた行くんだった。九州の皆さん、また会いましょう。

4/19(土) フィリピン・マニラ不動産セミナー@福岡

福岡で、投資家の皆さんと懇親会やって、はっと気がつくのは、「韓国との距離感の近さ」。福岡空港から、東南アジアやインド方面に行くのに、皆、ソウルのインチョン空港での乗り継ぎを使うんですよね。

福岡空港、地方空港としてはかなり頑張っている方ですが、それでも、成田や関空に比べると、国際線のバラエティは少ない。福岡から直行便で行ける海外の都市は限られるし、それに競争もないから運賃も総じて高い。そこで、

福岡⇒ソウル(インチョン)⇒世界各地へ

の乗継が大活躍。福岡からだと、東京行くよりソウルの方が近いんだもんね。

あと、福岡~プサン間は、JR九州の高速船が2時間55分で結んでいるから、福岡勤務のOLも、「ちょっとそこまで」感覚でプサン行って、免税品とか化粧品とか買いまくって帰る、みたいな旅行も多いですね。日本の他都市ではできないタイプの海外旅行。

東京からだと、直線距離で1000km余り、でも福岡からだとわずか220km(プサンまで・・・)。そんな「お隣の国」韓国ですが、

ソウルオリンピックの頃は、「近くて遠い外国」と呼ばれていました。

その後、時代が下り、韓流ドラマ最盛期になると、文字通り、「近くて近い外国」でした。

今では、日韓関係も冷え込み、再び、「近くて遠い外国」に逆戻りの感があります。

両国の物理的な距離が近いことは誰も否定しませんが、心理的な距離は、世の中の「空気」に思い切り左右されますよね。

しかし、世間がどう思おうと、私にとっては、韓国は永遠に、「身近でフレンドリーな外国」です。

私が19歳、大学2年の時は、ソウルオリンピックが開催されましたが、その年、初めて韓国を一人旅して、とても強烈な体験をしました。良い意味で・・・

旅行のコースは、こんな感じ・・・決して広くはない韓国の国土を、南から北へ、西から東へ、23泊24日も渡り歩くという、奇特な旅でした。

当時、日本における韓国イメージは、「近くて遠い外国」・・・当然ながら、「韓国行って、大丈夫?反日感情とかあるんじゃないの?」と心配する人もたくさんいました。私も、生まれて初めての韓国旅行、しかも一人旅。緊張が、なかったわけじゃありません。

しかし、下関からフェリーに乗って、韓国プサンの土を踏んだ瞬間、「反日感情懸念」など、たちまち、雲散霧消してしまいました。

旅先で会った、韓国の人たちは、見ず知らずの外国人である私を、快く、自分の家に泊めてくれたのです!

・最初は、プサン(釜山)。大学寮を経営する、おばちゃんと知り合い、なんとなく、意気投合して、「あんた、泊まってきなさいよ!」みたいなノリになって、結局、3泊も泊めていただきました。

・次に訪れた、韓国の古都キョンジュ(慶州)。名刹・仏国寺で、東国大学の学生と知り合って、片言の英語で話しながら、なんとなく意気投合。「俺の下宿、小さいけど泊まっていきなよ!」みたいなことになって、結局、そこで2泊しました。

・次に訪れたのが、韓国第三の大都市テグ(大邱)。バス乗り間違えて、知らない土地に来てしまった。しかも、すごい大雨。近くにあったオフィスの門を叩き、片言の韓国語で「傘貸してください」と頼んだら、親切な男性社員が、「そうか・・・俺、いま家に帰るところだから、おいでよ」ということになり、メシ食わせてもらい、結局、2泊もお邪魔してしまいました。

・その後、済州島に渡り、レンタサイクルを借りて島内一周。2日目、ソギポ(西帰浦)市郊外で、「バナナ農園」の看板を見つけ、バナナを一房買おうとしたら、家族の皆さんが、涼しそうな木陰でメシ食ってる・・・そこに入れてもらって、しばらくすると、「俺の家に泊まっていきな!」みたいな話になり、結局、そこでも2泊しました。

蓋を開けてみたら、23泊中、11泊は、韓国の皆さんの好意で、おうちに泊めてもらったのです。結局メシもおごられまくり・・・

見返りは一切、誰からも、求められませんでした。私としても、ここまで親切にしていただいた、一宿一飯の恩義は、忘れることはできません。

日本に帰った後、宿を提供していただいた皆さんに、片言のハングルでお礼状を書きました。その後、しばらくすると、文通は自然消滅しましたが、済州島バナナ農園のチョ(趙)さんとだけは、なぜか長続きして、数年ほど、年賀状みたいなかたちで文通が続きました(全部ハングルだから、読むのに一苦労)。

いつしか私も社会人になり、働いて給料をいただく身分になりました。少しお金をためて、再び、韓国旅行に行きました。

向かった先は、済州島のソギポ市。日本のお土産持って、チョさん宅を訪問。無事、社会人になった旨を伝えました。前回訪問当時、まだ2~3歳だった娘さんは、すでに小学生になり、ランドセル背負って通学。勉強机には、ハングルの文字表が貼ってありました。

私、「お礼」しに行ったはずなのに、結局、チョさん宅でまた2泊。メシおごられまくって、「ここまで親切にしていただいて、悪いなあ・・」と思いつつ、帰国の途につきました。

私、これまで訪問した国は30を下りませんけれど、ここまで、強烈に親切にされたのは、後にも先にも、韓国だけです。

なぜ、そんな体験ができたのか?私がたまたま、韓国の方々に好まれるキャラクターだったのか、あるいは、下手でも韓国語を真剣に話そう、ハングルを読もうとする態度が好感されたのか、自分でもよく分かりませんが、

少なくとも、自分のなかで、「韓国=反日国家」という固定観念が、
きれいさっぱり消えてしまうような、強烈な体験だったことは確かです。

その後、歳月は流れ、私も40歳前後の中堅社員になり、日本の職場で、韓国人の部下を持つようになりました。

2011年3月、あの東日本大震災が起こりました。新浦安にあった彼のマンションは、液状化でめちゃくちゃになり、家族4人が、避難生活を強いられました。

新浦安にいると、水にも不自由する生活。私は彼らを東陽町の我が家に、泊めてあげました。折りしも、福島の原発事故が起こり、家族を韓国に一時帰国させることになりましたが、その時も、全面的にサポートしました。彼は一人で日本に残り、働いて、私のチームを支えてくれました。

若かりし頃、親切にしていただいた韓国に恩返ししたいという気持ちが、少しは満たされて、自分でも嬉しかったです。

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ミニスカ航空会社に学ぶ

おはようございます。いま、飛行機で福岡に向かっています。来週も福岡出張だし、先週は仙台&札幌、その前は東南アジア・・・このところ毎週、飛行機乗って、放射線被曝量MaxのManachanです(とっても元気よ♪)。

私、移動コストを最低限に抑えるために、普段はLCC利用が原則。福岡に行く時は、いつも成田からジェットスターに乗ります(独白:行きはいいけど、帰りの最終便で成田に降り立つと、暗い気分になるんだよなあ。ここから1時間半以上かけて家に帰るのかと…)

時には家族の都合で、成田まで行く時間がとれないことがあり、その際は、羽田から飛びます。福岡行きの直行便、JAL、ANAだと高いので、「スカイマーク」か「スターフライヤー」の二者選択で、安い方を選びます。

「黒い九州男児」スターフライヤー vs 「ミニスカ」スカイマーク

男の私としては、どうしても、「ミニスカ」に惹かれてしまいますなあ。東京‐福岡間の片道運賃、たとえばスターフライヤーが19,800円で、スカイマークが20,500円のだったら、ついつい、スカイマークを選んでしまう私…

価格差、1500円あれば、うーんと悩んでしまうけど、1000円差だったら、ミニスカ目当てに、スカイマークを選んでしまう。男って本当に、しょーもない生き物ですね(俺だけか…)。


ところで、スカイマークのミニスカ制服問題、炎上マーケティング臭はあるけど、とりあえず、話題性は十分でしたね。

大小マスコミにとりあげられ、CAの労働組合に文句言われて、国交省の指導が入るとかなんとか…そうした動きが、また一つ一つ、ニュースになる。

まだ、ミニスカ制服の評価が定まってないから、他社はすぐ追随できないし、その間、俺みたいな奴が、ミニスカ見たさに、スカイマークの航空券買って乗る。

やっぱ、自分で広告費かけて宣伝するより、マスコミに宣伝してもらうのが、一番、効率いいですね。もし、そこまで読んでたとしたら、スカイマークの経営陣、頭いいなあ(不謹慎ですみません…)。

ま、そこまでやらないと、スカイマークは、世間から忘れ去られるでしょうね。いまや、「全てにおいて、中途半端な航空会社」になってしまいましたから…

・JAL、ANAのようなブランドイメージや全国カバーする路線網はないし、
・かといって、LCCみたいに安いわけでもない、
・Air Doみたいに、「北海道にこだわる」姿勢があるわけでもない。

このままでは、JAL、ANAとLCCに客取られて、時流に乗れずに没落する運命しかないでしょう。

起死回生策として、経営陣は何を考えているのだろうか?ミニスカ制服だけではないと思うけど…いずれにせよ、顧客に分かりやすい価値を提供する航空会社に生まれ変わって欲しいです。

話、元に戻りますけど、「逆風を逆手に取る」マーケティングって、私、嫌いじゃないですよ。

たとえば、震災以降、「福島」という産地名に、にわかにマイナスイメージがついて、果物野菜が売れなくなった。半端ない風評被害を受けた。

でも、逆にいえば、これまで全国的に決してメジャーではなかった「福島」という県名が、にわかに、超有名になった。日本のみならず、今や、ニューヨークやシドニーのタクシー運転手でさえ、福島という地名を知っている。

要は、国内外のマスコミが、勝手に宣伝してくれるわけです。それに、今は震災復興施策の一環で、福島産品のプロモーションに、いろんな補助金も出る。今や東京都心で、「福島アンテナショップ」、「農産物フェア」花盛り。通勤電車での宣伝広告もすごい!

もちろん、報道される内容は、福島にとって良いことばかりではないけど、でも「マスコミの宣伝力」、「世間の話題」という大きな力を逆手にとる、利用する。そして福島の農産物や工業製品を一気にメジャーにしてしまう…そういう仕掛けができれば楽しいですね。

それが、人間のたくましさ、したたかさ、しなやかさ、頭の良さだと思います。柔よく剛を制す!

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首都圏マイルドヤンキー最強物語

こんばんは、Manachanです。

3月中旬~末にかけての私は、本当に息つく暇もない位、忙しくて、ブログ更新もろくに出来なかったのですが、最近はピークも過ぎ、ようやく、人間らしい生活が戻ってきました。三度の飯より好きなブログ書きができると、精神的にも落ち着きますね♪

今回は、私の地元ネタと、いま流行りの「マイルドヤンキー」について書きますね。

昨今、にわかに脚光を浴び、2014年の流行語大賞候補筆頭の呼び声高い、「マイルドヤンキー」とは、どういう人たちなのか?Kotobankから引用しますと、

・上京志向がなく地元で強い人間関係と生活基盤を作り上げ、家族生活を楽しもうとする

・総じて学歴・年収が低め

・身近な世界以外に関心が低く、出世などの野心が乏しい。

・家賃を始めとした物価の安さや強固な地縁関係の影響などにより、消費活動はそれなりに活発。

マイルドヤンキー、私は次のように解釈しています。一言でいえば、「地元に生き、地元を大事にする、フツーの人たち

そういう意味でいえば、私の生まれ故郷、千葉県柏市は、マイルドヤンキーの宝庫です。なぜなら、

・柏に生まれ育ち、家族親戚、友人も、みんな柏近辺にいる。

・東京に興味がない。柏があれば、それで十分満足。

・東京で年収600万円の仕事と、柏で年収400万円の仕事があれば、たぶん後者を選ぶ。

・実家の近くで、自分の家を建てて、若い頃から子供を生む。共働き率も高い。

・次世代も、当たり前に柏に住んで、地元で働く。

そんな人たちが、目に見えて増えているように思います。柏だけでなく、大宮、船橋、千葉、立川、町田・・・首都圏郊外都市は、どこも似たような状況ではないでしょうか?

私は、柏の出身ながら、高校から都内の進学校に行き、その後は、東京や世界各国を舞台に、激しい競争社会を生きてきた人間で、おおよそ、マイルドヤンキーとは対極にあるのですが、

でも、たまに地元に帰って、中学時代の同級生と飲んだりすると、柏はやはり、「マイルドヤンキー」が多数を占める社会なのだと実感します。だって、皆、地元を出ないんだもんね。

大抵、こんな会話になります。

「マナブよお・・・おめーは、高校から東京に出たべ?俺はよ、おめーみたいに頭良くねえからよお、柏でも一番頭悪い公立に行った。バカなんだからしょーがねえべ。がはははは!」

「高校卒業した後、我孫子とか松戸とか、ずーっとこの辺で働いて、結婚して、ばーちゃん家の近くでマンション買った。」

「娘が高校生なんだけどよお。俺のこと、バカだとかスケベオヤジとか加齢臭とか・・・ったく憎らしいったらありゃしねえ。マナブもう一杯飲めよ!」

まあ、話してる内容はともかく…地元に残った仲間たちは、見ていて、人生楽しそうです。給料高くはないでしょうが、それなりに裕福そうです。結構、持ち家率高いです(柏エリア、土地代安いからねえ・・・)。

私からみると、彼らは何重にも、有形無形のセーフティネットに守られて暮らしているように見えます。

・有形財産
   親世代が築き上げた財産
   (おそらく)親から援助を受けて、自分が買った不動産

・無形財産
   地元の人間関係、ネットワーク
   地元人脈から得られる「情報」

安定感ありますね。ここまで守られていれば、人は安心して、子供を生む、金を使う、車を買う・・・消費が振るわない日本で、今やマイルドヤンキーが、消費の主役と言われるのも、むべなるかな。

しかも、首都圏郊外は、就業機会に恵まれています。給料や職務内容さえ選ばなければ、地元でホワイトカラー、ブルーカラーの仕事に就けないことは、まずない。

柏エリアは、人口もまだ増えています。東京都心と同様、5~10年後から減少局面に入るでしょうが、2030年になっても、今と比べて横ばいか、わずかな減少に留まるとされます。つまり、地元の雇用は、今後も保たれる可能性が高い。

柏を含めて、首都圏マイルドヤンキーは、(名古屋と並んで?)たぶん日本一恵まれた、「国内最強のマイルドヤンキー」なのかもしれませんね。

100万都市が10以上ひしめく、首都圏郊外。その一つ一つが、独立した「マイルドヤンキー経済圏」

「東京のベッドタウン」から「地元で働く街へ」・・・上がり続ける柏市の昼夜間人口比率

1990年 82.6%
1995年 83.7%
2000年 86.6%
2005年 89.9%

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