2013年 6月 の投稿一覧

学生運動と経済発展の法則(?)

おはようございます。Manachanです。

昨日、東京都内で開催した「トルコ・イスタンブール不動産投資セミナー」は、15名もの参加をいただきました。懇親会も少人数ながら盛り上がり、とても楽しかったです。

今回、講師をお願いしたロンドンの清水さん・・・「日本人にほとんど知られていないイスタンブール不動産の魅力を伝えたい」、「ヨーロッパ人、中近東人、ロシア人が競って買うイスタンブール不動産投資で、日本人のプレゼンスをつくりたい」「そのためには、損得抜きでサポートしたい」。そんな彼の熱意が表現できたセミナーだったと思います。

彼、まだ大学出て3年くらい、年齢も20代中盤なんですよね。それなのに、仕事ぶりは驚くほど完璧。それこそ、過労で体調崩すくらい、猛烈に仕事するのですが、やることは丁寧で、きめ細かい・・・それにコミュニケーション力も素晴らしい。普段はロンドンで、ヨーロッパ人や中近東人の客を相手に、丁々発止やりあっているだけに、いつも堂々として、頼もしい。日本語はもちろん、英語は完璧だし、アラビア語も少し話す。

「世界で活躍する若い日本人」というのは、彼のような人物のことを言うのだろうなあ・・・

私も、清水さんを男にしたい一念で、これまで、サポートしてきましたし、これからも、良いお付き合いをしていきたいと思います。

清水さんは、今年10月に来日するようですので、その時に、日本の投資家と直接交流する機会をつくりたいと思います。


懇親会では、トルコ情勢の話になりました。その中で、参加者の一人の話が、とても面白かったので、紹介します。

トルコのデモは、要するに学生運動だ。

どの国も、経済が発展して、先進国になる過程では、必ず、学生運動が起こる。

デモが一段落した後、トルコの経済発展は、間違いなく加速すると思う。

彼がいう、「学生運動と経済発展の理論」、その「根拠」も、とても納得のいくものでした。

・トルコのように、経済がすでに離陸した国では、第一次産業が廃れ、サービス業など第三次産業が主流になる、その過渡期にある。

・サービス業にはホワイトカラーがたくさん必要だから、大学が大衆化して、大量の大学卒業生(ホワイトカラー予備軍)をつくらざるを得ない。

・そうやって、トルコに大量に生まれた大学生は、「自分たちは就職して、食っていかなきゃならない」というプレッシャーを、切実に感じている。

・大学生だから、当然、社会情勢にも敏感になるし、国が抱える矛盾も、自分の将来の問題として切実に感じている。それらもろもろが、抗議行動となって、現れている。

・今のトルコでは、世界各国のメディアが競ってデモを報道しているから、騒いでる本人たちにとっては、「世界中が俺たちに注目してるぜ!」という、快感を感じているはずだ。

実際に、イスタンブールのデモの現場を歩いた私にとっても、彼の説明は、とても腑に落ちるものでした。

あのデモに参加している人の多くは、見た目20代の若者がほとんどで、良い身なりをしてセンスも良い「都会人」の風貌をしていました。どう見ても、田舎から出てきて生活苦を抱えている人々には見えませんでした。

おそらく、生活に不自由してないであろう、トルコでは裕福な部類に属する若者たちが、いま、怒って、暴れているわけです。1968年、高度成長期の日本で起こった、東大・安田講堂占拠事件と重なるものがありますね。

学生運動の色彩が強いデモに対して、街角の反応は、私の感じた限り、冷ややかでした。

世の中のこと、何もしらないガキンチョが騒いでるだけじゃん。

はっきり言って、迷惑なんだよ。観光客も減るし、商売あがったりだよ(怒)

そんな意見を、複数のトルコ人から聞きました。ごく限られた私の見聞だけで物事を判断したくはないですが、いま政権与党である公正発展党(AKP)の支持率は、デモの後でも大きく落ち込んでいないようですし、

いま、矢面に立っているエルドアン首相が退陣するとしても、AKPに変わって国政を担える野党が見当たらないし、結局、トルコの経済発展路線は続いていくでしょう。

それ以前に、イスタンブールのタクシム広場で騒いでいる学生を横目に、圧倒的大多数の市民は平常通りの生活を送り、高速道路は増え続ける車で埋まり、郊外にたくさんある大型ショッピングセンターでは、人々がモノを買いまくって、レストランで美味しいもの食べてるわけです。消費意欲は、極めて旺盛。

トルコのデモは、「アラブの春」とは根本的に違う。すでに「平均所得1万ドルクラブ」に入ったトルコが、さらに経済発展して先進国になるために、避けて通れない現象・・・人間の身体でいう「はしか」「風疹」のようなものでしょう。

デモが一段落して、落ち着きを取り戻したトルコでは、経済発展がさらに加速するような気がします。

イスタンブール郊外、中間層の世界
「分譲初期の多摩ニュータウン」みたいなもんですかね・・・

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メガバンク=消費者金融

こんにちは。Manachanです。

昔のイメージでいうと、同じ金融機関でも、「銀行」はなんとなくお上品、堅そうで、証券会社、ノンバンク、消費者金融となるにつれて、しだいにアウトロー的な色彩が濃くなる、といわれていました。

そもそも消費者金融、もともと「サラ金」って呼ばれて、何となくやばいイメージでしたもんね。

ところが最近では、銀行も消費者金融もそう変わらん、みたいなイメージになってきました。たとえば、我が家の近くで撮った写真、

日本を代表するメガバンク「三井住友銀行」ATMコーナーのすぐ隣に、カードローン窓口ができた。
しかも、消費者金融大手「プロミス」の窓口が、「三井住友銀行」と同じロゴになってるぞ!

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銀行(特に大手)と消費者金融の相乗りが目立ってきたのは、素人目線でいえば、ここ数年のことだと思います。銀行の支店に「テレビ窓口」ができた、あの頃からでしょうか。

テレビ窓口、私も海外送金とかで時々使いますけど、あれ思い切り、消費者金融の無人契約機と同じですよね。

「あれっ、なぜ銀行がこんなことやるの?」と、その頃は思ってました。(今はすっかり慣れましたけど・・・笑)

そのうち、三菱UFJの「バンクイック」など、メガバンクが競ってカードローン商品を出して、有名タレントを使って宣伝する頃から、露骨になってきました。まさしく

「きれいにパッケージングされた、無人君」ですよね。

最近は、ダイレクトメールの数も種類も、ものすごいですし・・・メガバンク三行から届く「二つ折りの重要なお知らせ」は、見る前からもう、「どうせカードローンのキャンペーンだろ?」と中身がわかってしまう位・・

【阿部寛は、すでにカードローンのイメージ】

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ま、日本の金融機関も、社員を養っていかなきゃなりません。とはいえグローバルな金融ビジネスでは欧米勢に勝てないし、日本経済も成熟して新たな貸し先も乏しい(鉄板なのは国債と住宅ローンくらい?)、ベンチャー投資も不得手・・・となれば、国内の手数料商売で食っていくしかない、という判断になるのでしょう。

そう考えれば、消費者金融業界とのアライアンス、相乗り、資本参加・・・これは、当然の帰結でしょう。

日本の消費者金融は、なかなか優秀です。審査を極限まで簡素化し、「TV電話で若いお姉さんと話せる無人契約機」など、数多くのイノベーションを起こしてきました。

私の実家近くには、国道沿いの歩道に、各社の無人契約機が延々と並ぶ、やや不気味な場所がありますが、ああいう風景は、世界的にも、なかなか例を見ない(ATMが並ぶのはあるけど・・)

ま、メガバンクでは、イノベーションなかなか起こせませんからねえ・・・消費者金融業界が、長年かけてつくりあげたビジネスインフラを利用しつつ、

かつ、消費者金融業界が、逆立ちしてもかなわない、銀行の「折り目正しい」イメージで「きれいにパッケージング」して、阿部寛や木村佳乃使ってTVやJRの文字放送で宣伝する・・・普通は、そういう戦術になるでしょうな。

消費者金融+銀行のアライアンスで、誰にもカードローンが借りやすくなれば、その次にくるのは、一時的な消費拡大。そして、「カードバブル崩壊」でしょうかねえ(韓国みたいだな・・・)

2007~8年に起こった米国のサブプライムローン崩壊・・・それに類するものが日本で起こるとすれば、たぶん、カードローンが発火点になると思います。

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LCCはじめて物語

おはようございます。Manachanです。

最近はLCC(格安航空会社)のおかげで、格安な価格で、バス感覚で手軽に利用できる空の旅ができるようになりました。

LCCは今や、世界の空の主役になった感があります。世界中、どの国・地域にいっても、たいてい、LCC数社が競争しており、熾烈な価格競争を繰り広げています。日本人に身近な、東南アジアや北米はもちろん、ヨーロッパでも、中近東でもインドでも、アフリカでも、たいていの地域でLCCがありますね。

日本は、世界の潮流に乗り遅れた感がありますが、昨年あたりから、外資のジェットスター(豪州)、エアアジア(マレーシア)、スクート(シンガポール)、イースターやジンエアー(韓国)などが、続々と日本に参入してきました。

内資でも関空を拠点とするピーチ航空が頑張っていますね。先発企業として、日本ではスカイマーク、スターフライヤー、エアドゥなどがありますが、外資LCCが持ち込んだ低価格競争に、いまいちついていけず、中途半端感がありますね。

航空業界の当事者は競争で大変でしょうが、利用者としては、安い航空券でどこへでも行けるよ
うになって、とても有難いです。特に私は、仕事でもプライベートでも、ものすごい頻度の航空機移動をしますので、もはや「LCCとインターネットなしの暮らしはあり得ない」!

国内でLCCが使える空港といえば、一番は関空、二番手は成田。福岡や那覇、新千歳がそれに続くという感じでしょうか・・・最近は巨大な首都圏需要を背景に、成田が関空を猛追している感があります。今年10月27日には、ピーチ航空がいよいよ首都圏進出、関空-成田便を飛ばします。おそらく片道5000円前後で出してくるはずですから、関東~関西間の人の流れも、変わるでしょうね(新幹線の半額以下だもんね・・・)。

【遠い成田、早朝発でも、LCC安く移動したい人はたくさんいる・・・】

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では、LCC全盛の時代が、どのように始まったのかというと・・・物語は、今から10年以上も前に遡ります。舞台は2001年のオーストラリア。

広大な面積のオーストラリアでは、都市間移動は航空機が主体ですが、移動距離の割に人口・利用者が少ないため、航空会社の経営は、昔から苦難をきわめていました。

「2000万人しかいない国で、航空会社は2社もいらない」と、言われていたのです。もともと、この国では、カンタス航空とアンセット航空という、2社が競争していましたが、資金力や路線網に勝るカンタスがどうみても優位。アンセットは隣国ニュージーランド航空の傘下に入って建て直しを図りましたが、20001年に経営危機に陥り、営業を停止しました。

かくしてカンタスは、オーストラリアで唯一、メジャーな航空会社として生き残りました。元アンセットの従業員の一部は、カンタスに雇用されました。

「南太平洋の勝ち組」となったカンタスの経営陣が、当時、考えた経営戦略はこんな感じでした。

・カンタス本体は、豪州~米国、英国、香港便など、国際幹線のビジネス便に特化する。
・それ以外の路線は、カンタスグループが格安航空会社(LCC)として立ち上げる「ジェットスター航空」が運用する。

いま振り返ると、賢明な経営判断でした。日本より10年、進んでいましたね。2004年に立ちあがったジェットスター航空は、LCCブームにも乗って大いに成長し、オセアニア、アジアの主要国・空港は、ほぼカバーするようになりました。

ジェットスターの社員募集は、実は2002年頃から、はじまっていました。その舞台は英国・ロンドン。なんと、「ロンドン勤務、年俸12000ポンド(約180万円)」という条件で、求人広告を出したのです。

オーストラリア人にとって、ロンドンは歴史・伝統のある、憧れの古都。言葉も同じだし、「一度は住んでみたい」場所ではあります。日本各地の人が、「一度は京都に住んでみたい」と思うのと、似た感覚があります。

とはいえ、問題なのは安すぎる年俸。「物価の高いロンドンで、12000ポンドで暮らすのは、いくらなんでも無理じゃないか」と、当時オーストラリアにいた私も妻も思っていました。

ところが蓋を開けてみれば、募集が殺到して、求人枠は瞬く間に埋まってしまったのです。年俸180万円でも、働きたい人は、世界中にいくらでもいるわけですね。そういう人々に支えられて、ジェットスターは「アジア太平洋を代表するLCC」になれたのです。

人件費を削り、機内サービスのコストも削り、ITの徹底利用でオペレーションコストも極限まで削り、安全にだけはちゃんとお金をかけて、格安な航空券をもたらしてくれるLCC・・・賢いビジネスモデルだと思いますし、世の人々のためになっていると思います。

最後に・・・私が7~8月に利用するLCC便の一覧 (乗りすぎかも・・・笑)

7/12  成田~福岡 (ジェットスター)
7/15  大分~成田 (ジェットスター)
7/18  成田~福岡 (エアアジア)
7/21  福岡~那覇 (スカイマーク)
8/1   関空~マニラ (セブパシフィック)←フィリピン最大のLCC
8/4   マニラ~セブ (セブパシフィック)
8/5   セブ~マニラ (セブパシフィック)
8/6   マニラ~ダーウィン (ジェットスター)
8/7   ダーウィン~ケアンズ (ジェットスター)
8/22 ケアンズ~成田 (ジェットスター)

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海外暮らしをなめるな!!

こんにちは、Manachanです。

最近の海外投資・留学・移住ブームに伴い、「海外移住コンサルティング」、「ロングステイサポート」、「アジア起業塾」みたいな呼び名で、様々なサービスが世に出されるようになりました。

私どものやっている、「海外不動産投資セミナー」も、そのうちの一つになるでしょう。

サービスのクオリティは、玉石混淆。良質なものも、そうでないものも、あります。私思うに、

「海外暮らしのリアリティ」に対する十分な理解があって、それをもとに、実質的なアドバイスができれば、良質なサービスといえる。

逆に言えば、海外の暮らしやビジネスに関して、十分な経験のない者が、堂々と、「海外」、「専門家」を名乗って、(私からみて)リアル感のない話をしているケースも目立ちます。

たとえば・・・ちょっとシンガポールやマレーシアに行ってたような人が、専門家面して、「アジアなんとか塾」を名乗って、日本以外で暮らしたことのない人たちに、もっともらしい話をする。たとえば、

・日本は、先がない。希望がない。そのうち財政破綻する。
・アジアでは、多くの国で経済もビジネスも伸びており、可能性があふれている。
・勇気を持って、アジアに出ていこう!

そんな、どこかで聞いたような一般論持ち出してきて、情報商材を売ったり、自称「コンサルサービス」やったりするわけですね。

最近、こんなメルマガ広告を読みました。本文うろ覚えですが、確かこんな趣旨でした。

日本の地震・放射能リスク、財政破綻リスクを懸念して、逃げてきました。今は、先行きの明るいシンガポールでハッピーに暮らしています。

これ読んだだけで、ひいてしまう・・・べつに日本を逃げてもいいけど、ひとさまに、自慢気に吹聴することじゃないよな。少なくとも、大の男の言うことじゃないよな。

こんなこと言う人と、私は一緒に仕事したいとは思わないし、サービス受けたいとも思わない。

そんなマインドセットの人が、シンガポールで、何か大きなことを成し遂げられるとは思えないし、ひとさまに有益なサービスを提供できるとも思わない。

地震・放射能のことを持ち出してくる時点で、この人が海外移住したのは、おそらく2011年以降でしょう。

仮に移住時期を2011年として、シンガポール在住2年・・・彼はその間、シンガポールで何を成し遂げたのでしょうか?ビジネスで成功して、シンガポール現地でも一目おかれているのでしょうか?有為な人材として、現地で評価されているのでしょうか?

たぶん、違う。海外事情分からない日本人に対して、商材売ったりする位しか、できてないのではないでしょうか?

もし彼が、シンガポールで何か実のあることをしていたなら・・・誰でも知ってる「一般論」ではなく、もっと、シンガポールの暮らしやビジネスの「リアル」を、語れるはずだと思います。

せっかく海外住んでて、それ語れなければ、ウソでしょう、モグリでしょう・・・

【昨年、こんなイベントもありましたねえ・・・(遠い目)】

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私は、社会人になってから、オーストラリアで5年。中国で2年。台湾、米国、インドなどで1年余り、暮らしました。ほとんどの期間は、忙しく働き暮らしました。

オーストラリアは、英語圏の多民族国家だから、比較的移住しやすい国ではありますが、それでも、現地で生まれ育った連中と職場で互角に渡り合うには、圧倒的に不利な条件を、いくつも克服しなければなりませんでした。

言語の壁、文化・習慣の壁、ビザの壁・・・ハンディをいくつも背負った状態で、ひとさまの国で働き、学び、暮らす・・・それが、「海外移住のリアリティ」というものでしょう。

決して甘くありません。日々、アウェイのフィールドで戦い続けるなか、少なくとも「食っていく」ことには、地元の連中の何倍も真剣になる必要がある。

「海外移住」はチャレンジ。それに真っ向から取り組んで、努力を重ねて「勝つ」。それで初めて、まともな暮らしが手に入るのです。

そんな状況のなかでも、やはり「日本人向けのサービス商売」している人々はいるもので、「海外暮らしのリアル」を語らず、「お花畑」ばかり語っていました。

「日本では長時間あくせく働いても、満員電車で、うさぎ小屋暮らし」

「オーストラリアでは、残業がほとんどなく、広い家で、ゆったりした暮らしが送れる」

こんな感じ・・・人の商売の邪魔したいわけじゃないけど、現地の生活実感からいえば、「いくらなんでも、ウソだろ!」と思うわけですよ。だいいt、移住後の職や暮らしはどうするの?本当に語らなくていいの?

いや、間違ったこと言ってるわけじゃないけど、我々移民がオーストラリアで、ゆったり優雅な暮らしを送るためには、少なくとも移住後の数年間は相当苦労して、英語力やビジネススキルを磨いて、評価されないと無理でしょう?

「ゆったりと広い家」だって・・・最初は小さな家からスタートして、上手に売買を繰り返して、徐々に大きくしてはじめて手に入るものだから、やっぱり、それなりの年月かかる話です。

「オーストラリアの高い生活水準」は、移住したらすぐ手に入るものではありません。苦労して勝ち取るものです。

「シンガポールやマレーシアでビジネスを確立」するのだって、少なくとも、それ相応の努力・苦労が必要なはずです。

それをきちんと語れて、はじめて「リアリティに裏打ちされた、良質な海外コンサルサービス」になるのだと思います。

こちらもどうぞ・・・「お気軽海外移住ブーム再燃か?」(2012/2/23)

(Manachan追記・・・2013/6/26)
私、31歳でオーストラリアに移住した時は、到着後、休む間もなく、就職活動をはじめました。面接で11社、落とされて、12社目で、就職できました。3ヶ月かか
りました。

出社1日目に、職場に配属されました。「これからは、1日9時間、英語しか許されない職場で仕事するのか・・・」と、大きなプレッシャーを感じました。

その後、時にはネイティブのオージーに英文添削してもらいながらも、1年後には客先とコミュニケーションできる位、メールも上達して、独り立ちできるようになりました。

就職2年後、オージーの女の子2人が、私の部下になりました。ものすごい早口の英語でまくしたてる彼女らを前に、「この連中を使って、仕事するのか・・・」と、再度、大きなプレッシャーを感じました。

折りしも、シドニーでマイホームを買うことになり、妻が仕事で不在ななか、自分ひとりで必要書類集めて、銀行やホームインスペクターの手続きして、オーナーと価格交渉して、売買契約書を読み込んで、海千山千のシリア人不動産屋を通じて、マイホームを買いました。

そんな感じで、5年間・・・アウェイゲームの連続のなか、チャレンジ・努力を続けたからこそ、現地の人間と互角に渡り合える実力がついたのだと思います。

オーストラリアで苦労しているのは、私だけじゃない。英語の不得意な中国人だって、ベトナム人だって、アラブ人だって、皆、頑張っているのだ・・・それが心の支えでした

そんな経験をしたので、「海外移住すれば、ばら色の未来」みたいな言葉を聞くと、「分かったようなこと、言うんじゃねえよ!」と、叫びたくなるのです。

移住・留学エージェントは、客とってナンボの商売。楽園幻想煽って営業活動するのは分かるし、それは否定しませんけど、少なくとも「コンサル」を名乗るべきじゃないとは思います。

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栃木弁が標準語になる日

こんばんは。Manachanです。

昨晩は家族全員連れて、柏の実家に泊まりました。実家の書棚には、こんな本がありました。

「U字工事のレッツゴー栃木」

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「栃木弁漫才」という、新たな境地を開いた、U字工事の二人。熱血お国自慢で、栃木県の知名度アップにも、大いに貢献しています。

この本、栃木県内の書店では、毎年、平積みのベストセラーだそうです。特に凄いのは、

全部、栃木弁で書いてある!

栃木は、東京から近い土地ですが、その言葉は、特にイントネーションが標準語と大きく異なります。栃木県の大部分で、「無アクセント」(棒読み調)の方言が話され、たとえばの話、「はし」(橋)も「はし」(箸)も同じだし、「はいしゃ」(歯医者)と「はいしゃ」(廃車)も同じ。アクセントが崩壊し、音の高低がないのが特徴です。

【要は、こんな感じの方言です】

最近、栃木県内をドライブして、東北自動車道の上河内サービスエリア(宇都宮市)で食事しましたが、そこで働く、若いお姉ちゃん、お兄ちゃんたち、誰もが見事な「無アクセント弁」を話していました。毎月、東京に遊びに行きそうな若い世代でさえも、祖先から引き継がれた方言は健在のようです。

宇都宮に標準語は存在しない!

そう言い切って、良いのかもしれませんね。

栃木からみて、東隣の茨城県や、北隣の福島県も、同じ無アクセント方言地帯・・・この三県の言葉は、よく似ています。

東京からみて、「訛っている」とされる言葉なので、田舎臭さや劣等感を想起させることもあるそうですが、見方を換えれば、無アクセントの言葉には、素晴らしい特徴があります。特に、

アクセントがないので、外国人には、学習しやすい。

日本語の他の方言を話す人にとっても、学習しやすい。

とにかく、簡単なんです。アクセント気にせず、棒読みしちゃえば良いのですから・・・プラス尻上がりアクセントをつければ、何となく、栃木弁(or茨城弁)っぽく聞こえてしまうのです。

逆に、標準語(東京方言)や関西弁のイントネーションは、外国人には習得が難しい。たとえば標準語でいうと、

たしは にほんじん です   
んこんへ ごしゅっぱつの おきゃくさ

みたいな、音の高低があるわけですが、そこには全く規則性がない。当の標準語話者でさえ、なぜそういうイントネーションになるのか、説明ができない。

外国人が日本語(標準語)を話すとき、たとえ語彙・文法が完璧であっても、「標準語らしくない」イントネーションゆえ、一発で「外国人がしゃべっている」とバレてしまう。

同じ日本人でも、栃木や茨城の人が、標準語イントネーションで話すのだって、決して簡単ではないわけですね。

逆に、栃木弁が標準語であったなら・・・アクセントを全く覚える必要はなく、その意味では外国人でも容易に、ネイティブっぽい発音ができてしまいそうです。

もし栃木弁が日本の標準語になれば・・・一番助かるのは、中国語、タイ語、ベトナム語、カンボジア語など、「声調」のある言語(Tonal Language)の話者でしょうね。

これらの言語では、発音だけでなく、イントネーション(音の高低)によって、言葉の意味が違ってきます。日本の標準語でいうところの、「はし」(橋)と「はし」(箸)の区別が、全ての語彙について存在する・・・ようなものです。

これ聞いて、「そんな難しい言葉、できるか!!」と、思われる方もいるかもしれませんが、音の高低が規則的なので、学習すれば、実は覚えやすかったりします。

逆に、中国人など、規則的な声調のある言葉で育った人が、日本の標準語や関西弁を聞くと、難しく感じるようです。

日本語にもアクセントは、確かにある、でも、規則性がまるでない。一体どうやって学習すればいいのか分からない・・・というわけです。

ま、アクセントが間違っていても、日本語としての意思疎通には、余り支障はないのですが、でも、声調のある言語で育ってしまった故、音の高低が気になって仕方がない。

これが、「日本語の声調問題」として、中国人の日本語学習者を悩ます要素の一つになっています。

U字工事は、「栃木弁を日本の標準語にするまで、この言葉をしゃべり続ける」と書いてましたが、

もし、それが実現したなら、日本語は外国人に学びやすい言語になるでしょうね。その代わり、NHKのアナウンサーが「つぶやきシロー」みたいな言葉で話すことになるけど・・・

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アジア太平洋投資家党

こんばんは、Manachanです。

今日は都議選の日でした。うちの目の前の深川八中が投票所なので便利。朝ごはん食べた後、7歳の娘と4歳の息子を連れて、行ってきました。まだ午前7時半過ぎ、投票所は人も少なく、ガラガラ。

「ソフィアちゃん、投票所の人に、ちゃんとご挨拶するんだよ」

「はい。わかった、パパ」

「おはようございまーす」

「まあ、可愛いわね。じゃ、風船、好きなの取っていいわよ」

・・・そう。投票所に子供連れていくと、風船もらえるんです。うちの子たちは、それが楽しみで、毎回、パパの投票についていくんですね。

(ちなみにママは日本国籍じゃないので、投票権ありません・・・)

都議選そのものは、正直、「クソ面白くねえ・・・」ってな感じ。

今回は、「築地市場移転」みたいな明確な争点もなく、やる前から、自民党の圧勝が決まっていたようなもので、消化試合的な雰囲気がありました。投票率も、かなり低かったと聞きます。

公示日。我が家の近くに、いつの間にか選挙ポスターが貼られ、

「ソフィアちゃん、ポスターの6人のなかで、誰がいい?」

「この人がいい!」

結果的には、娘がルックスで選んだ人に投票したんだよなあ・・・

真面目な話に戻りますが、都議選を含めて、日本の選挙が面白くないのは、「情報」のあり方に問題あるのではないでしょうか。

私は不動産投資家です。まずは必要な情報を集めて、いくつかの選択肢に絞って、それぞれメリットとデメリットの考察、リスクの洗い出しと定量化をした上で、「投資判断」をします。

選挙も、日本国民として何らかの「判断」をする機会なんだと思いますが、私からみて、判断に必要な情報が、分かりやすいかたちで提示されていない。たとえばの話、この人が都議になったら、他の人が都議になるのに比べ、何がどう違うのかが、分からない。

街頭演説も、何となく耳に入ってきますけど、まあ、どなたも言うことは、似たりよったり。「都民の皆さんのために、頑張ります」、「○○党、△△を、よろしくお願いします」・・・それじゃあ、何も判断できないよ。

せめて、都議選のポータルサイトでもつくって、そこから、各候補者のホームページ、ブログ、Facebookページにリンクして、候補者とFacebook友になって、そのメッセージが私のタイムラインに表示されれれば、何となく、どんな人か判断できそうだけど・・・日本ではインターネット選挙運動が解禁されたばかりで、使いこなしている政治家が、ほとんどいない。

こんな状態じゃあ、国政・都政の選挙より、AKBの選挙に関心が向くのは仕方ないよな・・・今回、都議選でトップ当選した自民党の候補者より、「さしこ」の方が明らかに知名度高いでしょうし。

とはいえ、文句いうのは小学生でもできるので、大人として、少し考えてみる。

もし私が、政治家を志して、選挙に立候補するとしたら、どうするか?どんなメッセージを出したいか?箇条書きにしてみます。

・まず、政党名に「日本」という言葉は使わない。日本国の領域に縛られた活動、思考をしたくないから・・・せめて「アジア太平洋」くらいのスケールの言葉を使いたい。

・「国民」、「都民」、「自由」、「民主」みたいな、漠然とした言葉は使わない。その代わり、政治活動において、誰の利益を中心に考えるのかを、明確にする。私は、自分でリスクをとって経済利益を追求し、結果としてビジネスを発展させる「投資家」のためになりたいので、堂々と「投資家党」を名乗る。

・自分が当選したら、「投資家」にどんなメリットがあるのかを、極力、具体的に、数字のかたちで提示する。

「アジア太平洋投資家党」のスローガン・・・そうだなあ。「日本を、マネーに選ばれる国にする」、「お金のめぐりの良い日本にする」、「世界の投資マネーが、日本を目指すような国づくり」。

モノづくり、商品開発力は天下一品。文化的にもクール。唯一、「オカネの回し方」だけが下手で。いろいろと損してる日本人。それさえ克服すれば、最強の日本経済をつくれるじゃん・・・みたいな論法。

具体的な政策・・・海外送金規制の撤廃、投資減税、外資呼び込みの国家戦略づくり、大型経済特区創設、投資移民制度、義務教育での投資教育の導入、英語・中国語能力の向上、等々。

選挙ポスターには、シンガポールかドバイのイメージ写真を使いたいな。モビルスーツみたいな、香港の高層ビル群でもいいかもしれない。

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いろいろと、夢は広がりますねえ・・・ま、ぼちぼち、よい日本にしていきましょう。

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めざせ国内自由人!

こんばんは、Manachanです。

私、24歳でサラリーマンになって以来、「いつでも好きな時に、どこへでも旅できる自由」というものは、定年後にならないと手に入らないと、ずっと思い込んでいました。

それが、不動産と出会ったおかげで、定年になるずっと前、若干44歳にして、それを手にすることができました。

今はそれこそ、平日は専業主婦並みに、地域密着、子供の学校送り迎えもできますし、そうかと思えば、遠く中近東・アフリカまで、気ままに足を伸ばすこともできます。

その代わり、暮らしていくために、日々、必死ではありますが・・・それもまた楽し。これこそが、自分の性格に合った生き方だと感じています。

男44歳にして、天命を知ったと言えば、おおげさかな・・・

こういう暮らしを、いま流行りの言葉で、「国際自由人」というそうです。次の本は、我々の仲間うちでは有名ですね。

あなたの人生が100倍楽しくなる「国際自由人」という生き方 (角川フォレスタ)

「俺も、これで自由の身だ、国際自由人の仲間入りだぜ!」と言いたいところだけど、この言葉、藤村さんに最初に使われてしまったし・・・二番煎じは嫌だしなあ。

じゃあ、自分は「国内自由人」になろうっと!

社会人になって以来、半分くらい「外国暮らし」だった私にとって、いまさら「国際」っていうのもねえ。いまいちボルテージが上がらない。

せっかく、自由な時間を得たんだから、むしろ、日本国内を極めたい、って気持ちの方が強いです。

これまで、いろいろな国に住みましたが、日本は、本当に素晴らしい国だと思います。旅もグルメも楽しい国ですが、これまでは「旅費の高さ」がネックでした。

日本国内の旅費が「100」としたら、東南アジアは「20~30」で旅行できる。往復航空券代入れても、まだ安い・・・という時代が、長く続きました。

それが、「国内LCC(格安航空会社)」登場のおかげで、ずいぶん事情が変わってきました。たとえば、7月の第3週に、私は九州・福岡へ講演旅行に行くのですが、

東京成田~福岡 LCCで片道5280円
福岡での滞在費 平均2450円/日

これまでの旅費を考えると、笑っちゃうくらい、安く旅できるようになったのです。

ここまで安いのなら、一気に、LCC乗り継いで、気ままな、日本縦断の旅に出たい。いま考えているのは、このコース、


成田~福岡 は、「ジェットスター」で移動
福岡~沖縄 は、「スカイマーク」で移動
沖縄~関空、関空~仙台 は、「ピーチ」で移動

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今や、国内主要都市間の幹線であれば、だいたい、LCCが就航するようになりましたね。ただ、やや小さい都市の場合は、相変わらずJALかANAしか選択しがなかったりする。

たとえば、私がよく講演に行く都市「金沢」。最寄の空港は「小松空港」ですが、ここにはまだLCCが入っていないので、東京での仕事のあと、ANAかなんかで小松に直行すると、早割使っても片道1万7千円とかする。

今どき、1万7千円もあれば、時期がよければLCCで東京~沖縄を往復できてしまいますよ。

国内自由人ライフを満喫するためにも、もう少し、LCC路線がきめ細かく就航して欲しいなあと思います。

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過酷な税金後払いシステム

こんばんは、Manachanです。

今日の日記は、「税金」の話でいきますね。

税金・・・いや~な響きの言葉ですねえ。徴収される側からすれば、「重税感」、「不公平感」など、ネガティブな感情を引き起こすことが多いでしょう。

とはいえ、世界どの国に住んでも、税金(らしきもの)から逃れることはできません。

私はこれまで、世界4ヶ国で働き、それぞれの国で、税金を納めてきました。その経験からいうと、いまの日本の税金が、ものすごく重いとは感じません。

確かに、日本で不動産持っていれば、不動産取得税、固定資産税、都市計画税、短期・長期譲渡税、相続税や贈与税などが絡んできますし、法人をつくれば、登録免許税、法人税、法人住民税、事業税など、税の種類が多くて大変ですが、

フツーにサラリーマンやってる身にしてみれば、日本より、たとえばオーストラリアの方が、たくさん、税金とられてましたよ。

私、オーストラリアで就職して、最初に給料もらった時の所得税が33%でしたし、最初のボーナスでは47%も税金に持っていかれました。2000ドルのボーナスもらって、手取りが1030ドルっていうのは、なかなかファンキーな気分でしたよ。日本では、余程の高額所得者でもない限り、ここまでの税率はないかも・・・

但し日本では、サラリーマンとして雇用されている間はイイのですが、そういう枠組にはまらない暮らしの時に、突如、ドカーンと、重税が襲ってくることがあります。しかも、納得感のない、理不尽な税が・・。

日本の税制・公共サービスのなかで、私が一番理解に苦しむのが、「住民税」と「国民健康保険料」です。これらは、サラリーマンの収入から「天引き」されるので、よく知られていますが、

「所得税」は、今年度の所得に対してかかる
「住民税」と「国民健康保険料」は、前年度の所得に対してかかる

なぜ、日本はこんなヘンな制度にしてるの?税の算出根拠を「今年度の所得」に統一すればいいのに・・・

実際これ、すごくキツーイ税金だと思いますよ。今どき、突然リストラにあって失業するサラリーマンは、とっても多いと思いますが、現時点で失業して収入がなくても、去年までサラリーマンやって前年度の所得があれば、住民税も国民健保も、しっかりかかってくるのです。

サラリーマン時代の所得が多い方ほど、課税される額も半端ありません。たとえば、年収1000万プレーヤーがリストラにあった場合、下手したら住民税が月額5~6万円、国保が月額6~7万円、合計12万円を、毎月、役所に納めなくちゃならないケースもありえます。

リストラ後、しばらくは失業保険を受けられるとしても、今は上限額があるから、年齢や勤続年数にもよるけど、どんなに多くても月額20万ちょっと。場合によっては、失業保険の半分以上が、住民税と国保で消えることだってありうる(※ここまで高いと、国保を諦めて、無保険状態になる人が続出するでしょう。国民皆保険制度が崩れるかも・・・)

その上、住宅ローンと、子供の学費、水光熱費、食費、医療費、雑費払うわけだから、たまんないよな。生活できないじゃん!

日本の役所って、「昨年まで所得あったんだから、今年、失業しても、税金払うだけの貯蓄あるはずだ」みたいな発想なのかもしれないけど、今どき、日本のサラリーマンで、貯蓄できる人がどれだけいるのでしょう?

【日本の2割強の世帯が無貯蓄状態!!】

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こういう課税の仕方、どうしても腑に落ちない。一体、どういう理屈が通るんだろう?誰がハッピーになるんだろう?

今年、収入がありました。そのうちの一定部分を、国に納めましょう・・・というなら、小学生にでも分かる理屈。

でも、今年収入なくなっても、前年度収入あったから、ハイ、払って・・・というのは、なぜなの?こんなの、日本以外では聞いたことありません。

そもそもこれ、キャッシュフローや経済生活の本質を無視した制度だと思いますよ。誰しも、収入を得て、国に税金払ったあと、可処分所得を生活に使う、余った分は貯蓄します・・・というのが基本なはず。

運悪くリストラされて、今年はサラリーありません。生活困るから、しばらくは失業保険で暮らします・・・それも分かる。でもその後に、住民税と国保が、追い討ちをかけて、「払え!」と言ってくるのはなぜ?払う原資が、貯蓄しかないじゃんか?

そもそも、制度に無理がある。言葉悪く言うと、国民の生活を、破綻させるような仕組みだと思いますよ。

国保には、それなりに減免措置あるけど、住民税には減免は一切ありませんから、生活保護受ける以外に逃れようがないのです。

どうしても払いたくない?・・・住民税は1月1日時点で住民票があれば課税されますから、1月1日になる前に、海外転出届を出して(=住民票抜いて)、1月2日に日本に住民票戻して、12月末まで働いて、再度、住民票を抜く・・・みたいな七面倒臭いことをやれば、住民税から逃れられるかもしれませんが。

結論・・・日本の「税金後払いシステム」、どうしても納得できない。理屈が通らない。この状態、これまで誰も正そうとしなかったのかな?

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カンボジアセミナー申込殺到中!

こんばんは、Manachanです。

6月22日(土)、我々アジア太平洋大家の会で企画した、カンボジア・ランドバンキング(土地投資)セミナー@東京ですが、

マニアックなテーマにもかかわらず、予想以上の申込が入り、急遽、大きな会場に変更しました。


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<APHOC主催、6/22(土)カンボジア・ランドバンキングセミナー@東京>

東南アジア、次の有望株「カンボジア」に投資して、基軸通貨「米ドル」で資産づくりを加速してみませんか?・・・同国の首都「プノンペン」に位置する商業・住宅開発用地“AZ NEW TOWN。幅広い用途と抜群のアクセスが計画されるエリアを活用した投資商品をご案内します。

参加費用:3,000円。

セミナー「新」会場→東京都渋谷区宇田川町36-6 ワールド宇田川ビル、アットビジネスセンター渋谷 301号室

会場アクセス→http://abc-kaigishitsu.com/shibuya/access2.html

セミナー説明&申し込みリンク→ http://bit.ly/16e2IYE

※セミナー後、懇親会を予定しています。

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あと、大阪でもセミナーやります。関西方面の方が、申し込んでいますね。


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<APHOC主催、6/23(日)カンボジア・ランドバンキングセミナー@大阪>

内容:東京セミナーに同じ。

参加費用:3,000円。

セミナー会場→アプローズタワー貸会議室 7号室
(大阪市北区茶屋町19-19アプローズタワー13階)

会場アクセス→http://www.hhbm.hankyu-hanshin.co.jp/meeting/applause/access.html

セミナー説明&申し込みリンク→ http://bit.ly/11dHDVB

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東京セミナーでは、私が、最初の20分間をいただいて、「カンボジア見聞記」という簡単なプレゼンをします。

今年5月13~15日にかけて、カンボジア・プノンペンを訪れたわけですが、街の様子、交通機関、グルメ、観光、不動産事情などを、「かるーいノリ」でまとめました。

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私の話を聞いて、「是非、カンボジアに行ってみたい!」と思ってもらえれば嬉しいです。とっても、いい国ですよ。特に、女性にはおすすめです。

・プノンペンは、街並みが「おフランス」で、美しいです。

・街中で、カフェが至るところにあって、本場「おフランス」の5分の1以下の値段でお茶できます。

・「おフランス」な街の食べ物は、しっかり「東南アジア」なので、お米ベース。極端な辛さもなく、日本人の口に合います。

・人々が穏やかなので、治安が良いです。

カンボジアの、土地投資も、面白いですよ。少なくとも、米国やカナダでよくあるランドバンキングの話より、断然面白いと思いました。


☆カンボジアのランドバンキング商品は、北米の類似商品より、想定利回りが高い。

☆カンボジアのランドバンキング商品は、北米の類似商品より、利益確定期間が短い。

たとえば・・・北米の場合、プロジェクト開始から償還まで7~8年かかることが多いですが、カンボジアは3年前後での償還を目指すスキームになっています。

また、北米のランドバンキングにからみると、年率換算の利回りが「びっくりするほど高い」のも、カンボジアの魅力だと思います。

北米先進国より、経済発展や都市化のスピードが速い、新興国の良さを享受できる商品といえます。あと、小額から投資できるのも魅力ですね。

東京セミナー、広い会場をおさえたので、まだ残席が十分あります。

カンボジアの魅力を伝える、楽しいセミナーにしますので、是非、ご参加くださいね。懇親会の食事も美味しいですよ。

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週刊文春が面白い!

こんばんは。Manachanです。

私は5月11日に、都内某所で「週刊文春」の記者さんに、不動産記事関連で取材を受けました。

なぜ、私みたいな奴が、天下の「週刊文春」の取材を受けるのかというと・・・この雑誌の読者層は、50代以降、経済的に余裕のある層が多いそうで、主な関心事は、「老後の暮らし」。それには当然、先立つものが必要ということで、「マネー・投資」、「不動産」といった記事には、力を入れているとのことです。

で、今回、記事にしたいのが、「グローバルバイヤーと日本不動産の動向」というニッチな話題らしくて・・・それで私にお鉢が回ってきたというわけです。

でも、私が取材を受けて以降・・・橋下市長の慰安婦発言、安倍バブル破裂(?)、雅子様皇后問題など、いろんなことが起きて、私の取材記事は、永遠に日の目を見ないかと思いましたが、

巻頭記事が「猪瀬直樹都知事 「テレホンセックス」と「飲酒運転事故」を女性作家が実名告発!」になった6月20日号で、ついに、掲載が決まり、先日、我が家に献本されてきました。

そんな見出しになったこと自体、週刊文春的には、かなり平和な一週間だったということでしょうね。

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都知事のテレホンセックスは、どーでもいいですが、

129-132ページの不動産特集「損しないマンション選びの3条件:都心、高級、外国人」は、短いながらも読み応えのある、秀逸な記事でした(※私のインタビュー談話は、131ページに、少しだけ載っています)。

とにかく、記事の構成が、ロジカルかつドラマチック、なかなか素晴らしい。

まずは皆の関心事。「株価は乱高下しているのに、なぜ、都内不動産はバブリーな状態なのか?」ということで、皆さんもご存知東京カンテイ、中山登志郎主任研究員へのインタビューが始まります。

値上がりの最大要因は二つ。消費税増税前の駆け込み需要と、相続税対策です。

妥当な分析ですね。「相続税対策」とは、つまり、国内富裕層の動きということです。加えて最近、台頭著しいのが、「アジア・マネー」。つまり、中国、台湾、シンガポール、香港などの個人が、様々な思惑で日本の不動産を購入していること・・・

だんだんと、グローバルな、私の得意な話になってくるわけです。

次に出てくるのが、上海と香港に拠点を構えるパシフィック・スター・コンサルティング・リミテッドの山口厚氏の談話・・・

震災と尖閣問題で冷え込んでいた中国人や香港人の日本への投資マインドは、去年後半から改善されました。アジア各国の不動産相場はリーマン以前の水準まですでに回復しているのに対し、日本は出遅れているので割安感が強い。円安の影響も非常に大きいです。

中国・香港の次は、東南アジアバイヤーの動向が欠かせません。そこで、私と一緒に取材を受けた、マレーシア「メトロホームズ」安田正義氏の談話が続きます。

マレーシア、シンガポールでは現在、土地が凄まじい勢いで高騰しています。たとえばシンガポールで物件を買う額の半分で、(都内)麻布で物件を買ったとしても、利回りは倍取れるほど。

日本人の次は、当然、外国人バイヤーにも話を聞かなきゃなりませんね。そこで、月に最低二回は来日する台湾人投資家A氏の談話が続きます。彼は、私の中国語ブログの主な読者層である「アジア小金持ち層」ですね。

投資するのはマンション1戸ずつ。1000~3000万円くらいの中古で、利回りを5~7%取れる物件を日本の業者に探してもらい、実際に物件を見
てから決めます。

では、なぜ、日本に投資するのか?A氏は本音を語ります。


正直、アベノミクスは関係ない。日本は低成長ですが、安定している。その点が非常に重要なのです。台湾は成長国でも、政治・経済で不安定な面も多い。安全通貨の「円」で不動産と言う個人資産を保全する意識もあるんです。

日本の不動産をめぐる、国境を越えた、不動産マネーゲーム。会社、個人のいろんな思惑が絡んで、都内不動産の相場を動かしている・・・なかなか、息もつかせぬ展開ですね。

次は、小金持ちじゃなくて、「アジアの大金持ち」の動向も聞かなきゃ・・・ということで、ラルゴ・コーポレーション山本治男代表の談話が出てきます。


現在のマーケットは完全に売り手市場です。50億円以上の優良商業施設物件などは枯渇状況。1物件に18社が応札した事もありました。ウチでは台湾の個人富裕層の方に、1億~10億円規模の商業ビル物件がよく成約しています。

うらやましいなあ・・・お金があると、こんな大人買いもできるのね。

でも、アジアマネーの都内流入バブリーな話に水を差すように、最後に、私の談話が出てきます。「アジア太平洋大家の会」鈴木学会長・・・雑誌に出ると、少し、こっぱずかしいな。

日本の不動産の外国人保有率はおそらく1%もない。居住実績がないと銀行口座も開けず、日本国内で収入がないと融資を受けるのが非常に難しい。投資家にとっては非常にクローズド。経済を立て直したいなら、長期投資を考えるアジア投資家を、もっと呼び込むべきではないでしょうか。


今回、取材した記者さんは、不動産や、グローバルマネーの動向について、とても良く勉強されている方でした。

(私はともかく)不動産とアジアマネーの関係を語れるキーパーソンに満遍なくアプローチして、論旨一貫した見事なストーリーを作っている。日本語の文章としても、起承転結の美しい構造。

私は、文章に惚れ惚れして、何度も読み返しましたよ・・・日本で、ここまでクオリティ高い記事を、簡潔に書ける雑誌記者がいるものだと。

週刊文春の不動産記事、あなどれません
な。

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