2014年 8月 の投稿一覧

フランダース戦略とその応用~前編

こんにちは、Manachanです。

我が家は子供2人つき、4人家族です。今は家庭での娯楽が多様化して、iPadありインターネットTVありWiiあり、何でもありという状況で、かえって「お茶の間+テレビで家族団らん」という図式になりにくいのですが、

私の子供時代は、テレビくらいしか娯楽がなかったので、家族全員が、同じ時間帯に同番組をみていたものです(チャンネル争奪戦が凄かった~)。

あの時代、「親が子供に見せたい番組」かつ「子供も楽しめる番組」として、「世界名作劇場シリーズ」が重宝していました。私、物心ついてから、高校生になるまでは、全作みてましたね。

1973年 「山ねずみロッキーチャック」
1974年 「アルプスの少女ハイジ」
1975年 「フランダースの犬」
1976年 「母をたずねて三千里」
1977年 「あらいぐまラスカル」
1978年 「ペリーヌ物語」
1979年 「赤毛のアン」
1980年 「トム・ソーヤーの冒険」
1981年 「家族ロビンソン漂流記 ふしぎな島のフローネ」
1982年 「南の虹のルーシー」
1983年 「アルプス物語 わたしのアンネット」
1984年 「牧場の少女カトリ」

このなかで、一番インパクト強かった作品といえば、何といっても「フランダースの犬」ですね。とにかく、主人公の「ネロ少年」が魅力的すぎて、そして、エンディングが可哀想すぎて…

生涯、不遇を極め、ついに力尽きたネロが、愛犬パトラッシュと共に、ノートルダム大聖堂の中に飾られた画家ルーベンスの絵の前で天に召されるシーンに、涙した方も多いのではないでしょうか。

名作劇場はどれも素晴らしいけれど、あのエンディングは、全ての作品のなかで白眉、といって良いでしょう。視聴率(関東地区)なんと30%を超え、歴代の世界名作劇場でダントツ一位だそうです。

「フランダースの犬」の舞台になったのは、ベルギー。当地でこの作品は不人気というか、ほとんど知られていないようです。

原作名”A dog of Flanders”- 1872年に初出版。英国人作家による、英語の作品です。地元ベルギーからみれば、外国人の作家が外国語で書いていることは、不人気の理由の一つかもしれません。かといって、英国でも知名度高いわけではありません。

面白いことに、この作品、世界中見渡しても、日本でのみ大ヒットしているのです!。1980年代、日本人観光客がベルギーのアントワープにある「ネロ少年とパトラッシュの像」目当てに大挙して押しかけた時は、地元ベルギー人もびっくり、だったそうです。

作者Maria Louise Raméさんは、1908年にイタリアで亡くなっています。晩年は不遇だったそうです。そして、フランダースの犬が、日本でアニメ化され、お茶の間で大ヒットしたのが1975年…自分の死後70年も経って、遠い極東の、文化も言葉も全然違う島国で、自分の作品が大きく花開くとは、まさか想像もしなかったでしょう。

なぜ、原産地ヨーロッパで好まれない作品が、遠く離れた日本でかくも深く愛されるのか?「ネロ」と「パトラッシュ」をキーワードに自分なりに考えてみました。

【ネロの考察】

原作では、ネロが亡くなった年齢は15歳だったそうです。すでに自活可能な年齢といえますね。その年齢になった少年が、いかに生涯不遇だったとはいえ、絵描き以外に自活の道を探ることなく、自ら命を絶った…その行為に関して、西洋人の目は厳しく、日本人は比較的寛容なのだと思います。

あと、日本人には「判官びいき」の心があります。人生で思いを果たせず、無念の死を遂げた者に対する限りない同情の心があり、その感情がネロにもたっぷり注がれたのでしょう。

あと、ネロは無垢で、まっすぐ、ひたむきな心を持った少年で、日本人好みのタイプだと思います。あれだけ不遇を極め、ひどい仕打ちを受けても、仕返しとか、人から奪って生き延びるみたいなことを考えず、ひたすら、絵のことだけを思い続けた…彼にそんな繊細さ、求道者っぽいところがあったからこそ、日本人が思い切り感情移入できたのでしょう。

【パトラッシュの考察】

司馬遼太郎さんの「オランダ紀行」に、興味深い考察があります。

~「パトラッシュは西洋流に鍛えられた」犬でなく、「主人に忠実なだけがとりえ」の「忠犬」であり、捨てられた所を助けられたという“恩返し”という「忠義の動機」も持っている、それが日本人に好まれる理由のひとつだろう~

確かに、渋谷駅前の一等地に「ハチ公の像」があるように、日本人は忠犬が大好き。犬じゃなくたって、「鶴の恩返し」とか「文福茶釜」、動物の恩返しの話をたっぷり聞いて育ってきた人たちですからねえ。一方、西洋人の感覚からすれば、パトラッシュは魅力に乏しい犬なのだと思います。

そして何より、忠犬パトラッシュが、「ネロの死の瞬間までつきあってくれた」…そこが、日本人の琴線に触れるのだと思います。

<<エンディングが悲しいから、ネロが可哀想だから、明るいオープニングテーマでも「泣けてしまう」…それが、日本人の心>>

「フランダースの犬」はヨーロッパが生んだお話ですが、ネタ的にはあまり西洋人が好みそうな感じではなく、むしろ、いかにも日本人・アジア人が好みそうなお話である。そこが興味深い。

それに目をつけて、「フランダースの犬」をいち早く、日本に持ちこんで、花開かせた人は頭いいと思う。

自分の持つ能力や作品が、自分の生まれ育った社会では評価されなくても、場所を変えれば、その地で大ブレイクするかもしれない。

これは、商売・貿易の基本でもありますね。たとえば、日本の廃棄物処理場で眠っている銅線は、日本では価値ゼロでも、ベトナムに持っていけば高値で売れる。

場所を変えて、新しい価値を生む「商売の原則」を、自分の人生にも応用してみたいと、私はつねづね考えてきました。ベルギーで生まれた「フランダースの犬」を日本に移し替えて、大ヒットさせた事例にちなんで、

「フラ
ンダース戦略」
と呼びます。

次号(後編)では、フランダース戦略の実践的応用例について、詳しく解説していきます。お楽しみに。

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私の言葉、訛ってる?

こんばんは、Manachanです。日本に帰国してから、最初のブログ更新になります。

帰国後約1週間、なぜブログ更新しなかったのかというと…単純に、忙しかったからです。特にここ数日は、栃木方面へ競売物件のリサーチに行って、その報告書づくりに追われてました。

でも、すごく楽しかったですよ。栃木県では、県南部の小山市と、県北部の那須塩原市の物件調査に行きました。どの地域にも賃貸市場の特徴があって、よく研究すれば賃貸経営のスイートスポット(おいしいエリア)が必ず見つかるはず、ということが分かって…

物件見極めのスキルを磨けば、やりようによっては、日本の不動産でいくらでも稼げますね。その意味で、競売物件リサーチの仕事、どんどん増やしていきたいです(ま、関東近県じゃないと、行くのがきついけどね…)。

ところで、栃木とか、茨城方面に行くと、現地の「訛り」というか、東京のとは違う「北関東アクセント」に、必然的に触れることになります。

特に、私が仕事で訪問するのは不動産管理会社。彼らは地域密着の仕事だから、地元の訛りバリバリ全開みたいな人も多い…

そして、彼らと話してると、自然に伝染っちゃうんですよ…彼らのアクセントが。

どう表現すればいいのかなあ?栃木(茨城)弁と共通語(標準語)って、文字で書くと大抵一緒で、イントネーション(抑揚)だけが違うんです。たとえば、クレジットカード使って買い物する時、

東京だと、

インおねがいす。」 (太字にアクセント)

って言うのが普通だけど、

栃木や茨城の場合、

「サインおねがいします」 

…全然、アクセントがないんです。平板調、棒読み調なんです。中国語(北京語)でいえば「三声」(低音、平音)だけが、だらだらと続く感じなんです。

ですので、東京人が栃木に行って地元の人と会話する時は、たいてい、

栃木人 「サインおねがいします」

東 「わかりました。ここにサインすればいんです?」

と、東京流のアクセントをつけて答えるのが本来の姿なんでしょうけど…

私はなぜか、栃木アクセントが伝染った状態で受け答えしちゃうんです!

栃木人 「サインおねがいします」

Manachan「わかりました。ここにサインすればいいんです?」

無意識の感覚ですが、平板調でしゃべると、とってもラクなんですよ。というか、相手がせっかく平板調でしゃべってくれてるのに、こちらがわざわざ東京アクセントをつけてしゃべらなくてもいいだろ…みたいな感覚。

私は千葉県柏市の出身。東京郊外ベッドタウン、共通語エリアのはずなんですが、それでも、東京より北に位置する分、無意識のうちに北関東訛りの入ったしゃべり方をしてるのかもしれません。

そういえば、私のしゃべる語彙のなかで、栃木茨城と共通で、東京と共通でないものが、いくつかあります。Chakuwiki「栃木の言葉」という記事によると、

「後ろ」のことを「裏」と言う。
教室の後ろの黒板は「裏の黒板」。「バスの裏に乗ろうよ」。

⇒ それ、柏でも使ってました。

馬鹿、アホ、などの方言は「でれすけ」と言う。
小学校の先生に「このでれすけ野郎が!」と言われたことがある。

⇒ 柏でもそういう言い方しますよ。

「~したんだけど」という接続詞を「~したっけ(語尾は上げ気味)」と言う。超ウケる。
⇒ 柏でもそういう言い方、普通にありますよ。

「折れる」ことを「おっかける」という。
⇒ 私もそう言いますよ。これって方言なんですか?

私は大人になるまで、「後ろ」のことを「裏」というのは当たり前だと思っていました。東京の立川で塾講師やってた時に、「教室の裏に並びなさい」と言ったら、生徒たちが「??」となったことがあったなあ…

あと、(栃木県)宇都宮出身の男が横浜出身の女友達とつきあった時、「けつめど」(お尻の穴)という言葉の意味を女友達が知らないことをいいことに、彼女に「けつめど」って何回も言わせた、って笑い話があるそうですが、

柏ローカルの人間は普通に「けつめど」を使うはずなので、語彙の面では横浜より宇都宮に近いのかも知れない…

私がすぐ、栃木・茨城のアクセントに伝染ってしまうのも、言葉が近いからなのかもしれない。

そう考えると、東京から北上して、共通語から栃木・茨城方言の世界に入っていく際、どこかを境に突然言葉が変わるのではなく、グラデーションのように、ゆっくり移り変わっていくのでしょう。

柏という場所は、東京から見れば北関東への玄関口であり、北関東(茨城)からみれば首都圏への玄関口だから、共通語優勢とはいえ北関東方言が混じるのはむしろ自然であり、

似たような言語現象が、たとえば埼玉の大宮あたりで起こってるのかもしれないな…と思ったりします。

そういえば、私からみて、自分の言葉に一番近いと思う地域は「埼玉県東部の春日部周辺」ですね。ここも確かに、東京から北関東への遷移地帯…。

「だいじ」は栃木弁で「大丈夫?」の意味。私も分かるよ。

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ヘイトスピーチやめられない国で…

おはようございます。Manachanです。オーストラリア滞在、最終日。いよいよ帰国です。

いま日本で話題のトピックのひとつが、「ヘイトスピーチ法規制化」のようですね。

日本に限った話ではありませんが、他者(他国、他民族、特定地域・グループ等)への憎悪をあおる言説=「ヘイトスピーチ」は、社会の調和や平穏を乱す問題として深刻に捉えられます。ヘイトスピーチ自体が法律で規制されている国も少なくありません。

日本社会の文脈では、近隣国(韓国、中国)や、その国籍をもって日本に居住するいわゆる「在日」の人々に対する「ヘイトスピーチ」が表面化。今年7月には国連人権委からも勧告を受けています。

各国の人権状況を審査する国連人権規約委員会は7月24日、日本政府に対し、在日韓国人らに対する「ヘイトスピーチ」(憎悪表現)と呼ばれる人種差別的な街宣活動に懸念を示し、差別をあおる全ての宣伝活動の禁止を勧告した。

8月7日には、舛添都知事が安倍首相に、ヘイトスピーチの法制化を要請、

東京都の舛添要一知事が7日、首相官邸で安倍晋三首相と面会し、ヘイトスピーチ(差別的憎悪表現)に対し、「人権に対する挑戦。2020年五輪を控えた東京でまかり通るのは恥ずかしい」として法規制をするよう求めた。安倍首相は自民党内で対策を検討させる考えを示した。

これに対し、8月10日、保守派を自認する元航空幕僚長の田母神俊雄氏が ツイッターで懸念を表明。これに同調するように、いわゆる「ネトウヨ」界隈から、舛添知事や安倍首相に抗議のメールが殺到しているとか…

8月7日、東京都の舛添知事が安倍首相と会談し、ヘイトスピーチを法規制するよう要請しました。安倍首相は「自民党内で検討する」 と約束しました。これは保守派にとって、とんでもなく危険な話です。ヘイトスピーチの法規制は、保守派を黙らせ、左翼リベラルや外国人を利するだけのものです。

【国際結婚して日本に住んでいる身なので…私も同じ気持ちです】

冷静に考えて、今の日本でヘイトスピーチの法規制化は難しいと思います。

1)ヘイトスピーチと政治言論は紙一重で、境界線を引くのが難しい。誰が法制度を設計しても、特定の思想のバイアスがかかるし、規制の対象として何を想定するかによって、すぐ思想闘争のネタになってしまう。

2)通常、この手の法制化はリベラルと呼ばれる人々が熱心。しかし日本でリベラルは政治的に無力で、リベラル色の強い法規制の実現の目はたぶんない。

3)日本の政治・言論で力を持つ保守派は、概して、法規制化に消極的、懐疑的。

4)日本のヘイトスピーチの対象がしばしば近隣国(民)であり、かつ近隣国でも日本(国民)に対するヘイトスピーチの問題があるため、国際政治闘争の格好の道具にもなりやすい。

報道によれば、ヘイトスピーチ対策を自民党内で検討しているようですが、どういう表現を規制するのか?罰則規定を設けるのか?…そうした「各論」が出てきた時点で間違いなく反対続出。

結局、多くの人が納得できる線として、言論のなかに明らかな脅迫の内容が含まれているものだけ取り締まる。あるいは、ヘイトスピーチと暴力が結びついた、いわゆる「ヘイトクライム」だけ取り締まる、みたいな穏当な内容にならざるを得ない。罰則を設けるのも難しいでしょうし…

そうなると、「ヘイトスピーチ規制」をわざわざ法律にする必要あるの?という議論になるだろうな。現行法だって、名誉棄損や脅迫罪、侮辱罪もあれば、集団訴訟だってできるわけですから…

ただ、法規制化の目が薄いとしても、日本国をリードする政治家は、思想信条の如何にかかわらず、少なくとも、日本国憲法12条、13条が謳う、個人の自由・権利と公共の福祉が調和する言論環境をつくることに尽力して欲しいと思います。

憲法12条:この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によって、これを保持しなければならない。又、国民は、これを濫用してはならないのであつて、常に公共の福祉のためにこれを利用する責任を負ふ。

憲法13条;すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする

日本国民の自由と権利は最大限、尊重されるべき。しかしそれは、公共の福祉に反しない限り、という制限を受けます。

公共の福祉を阻害する自由の行使(=濫用)、たとえばヘイトスピーチは、許してはならない。ヘイトスピーチを繰り返す人間を、言論の場から排除するような仕組みをつくることに、尽力しなければなりません。オリンピック招致するような国ならなおさら…

ヘイトスピーチ法制化が難しくても、現行法体系の運用強化は十分可能でしょうし、また、ヘイトスピーチにつながる言葉や表現を自主規制する目的で、国際機関や欧米の公共機関・私企業で広く採用されているスピーチコード(Speech code)の日本での導入・普及にも前向きに取り組んでいただきたいと思います。

あと、タモ(田母神)さん、左翼リベラル主導のヘイトスピーチに、懸念を表明する気持ちは分かりますが…「左翼リベラル=ヘイトスピーチ反対」、「保守派=ヘイトスピーチ容認」みたいな印象を与えてしまうのは、たぶん、悪手だと思いますよ。

日本のヘイトスピーチは、在特会みたいな国粋派の専売特許じゃないでしょう?左翼だって、思い切りヘイトスピーチするじゃないですか?

震災以降、「放射能は微量でも危険」というテーゼに基づいた、反原発運動を展開。「福島は放射能危険、住めない、すぐ避難すべき、福島の農産物は忌避すべし」みたいな、特定地域や人々に対するヘイトスピーチを野放しにした責任は、「左翼」の方が重いでしょう。

ヘイトスピーチ対策の文脈で、「保守派」を守りたいのであれば、わざわざ自分たちだけを悪者にしなくてもいいのに…と思う。別に、私は保守派・ネトウヨにも、左翼にも、シンパシーを感じませんけど、傍からみて、どっ
ちもどっちだと思う。

右でも左でも、関係ない。日本は未だに、「ヘイトスピーチを許さない」という強い意志が感じられない社会だからこそ、この種の問題が、次から次へと、表面化するのだと思います。

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旅行ガイドと日本の医療水準

おはようございます。オーストラリア・ケアンズ滞在も、残すところあと二日となりました。

今年の「学校の夏休み」期間は、ほとんど日本の土地を踏まず、海外7か国で過ごしました。有り難いことに、頑丈な身体に生まれたおかげで、国境を超えて食事や衛生環境が激変しても、身体を壊すことなく、元気に旅できています。

私はこれまで、途上国でかなりハードな旅もしてきたし、不衛生な屋台やローカル食堂で、食べ物や飲み物も手当たり次第、口に入れまくってきましたが、腹を壊したことは、これまでの人生で数回しかありません。薬も滅多に飲まないし、医者にかかることもほぼ皆無。

「水と安全がタダ」という言葉がありますが、私の場合、「自分の健康はタダ」みたいな感覚があり、健康管理には概して無頓着…ま、これまで問題起こらなかったのは、単に運が良かっただけでしょう。40代も後半に差し掛かろうとする今、いつまでもそんな感覚でいちゃだめだろうなあという気はしますが、

心のどこかで、「俺は健康に無頓着なままでも、大病もせず、長生きするだろう」みたいに思っています。もちろん、根拠はありませんけど…

しかし、社会生活をしている以上、いくら自分の健康に無頓着でも、他人の健康に気遣わなくてもいい、というわけにはいきません。たとえば、二人の子供たちにパパの風邪をうつしたら自分が苦労するから、当然、最低限の気を遣いますし…

最近は、海外不動産視察ツアーなどを企画したり、お客様をアテンドしたりする回数も増えたので、同行者に健康上のトラブルがないよう、注意を払わなければなりません(かなり苦手なんだけど…)

東南アジアで、屋台のローカルフード、私は大好きだし、自分ひとりならガンガン食いまくりますが、さすがに、お客様にお勧めするのはなかなか難しいですね。

最近では、海外訪問前に、予防接種や伝染病の流行状況、健康保険、日本語でかかれる医療施設をチェックする回数が増えました。自分ひとりの旅なら、「そんなん、気にせんと、出たとこ勝負じゃ!」ができますが、同行者がいると、そういうわけにもいかない。

訪問前の事前調査で、「地球の歩き方」、英語の「ロンリープラネット」などを使う時も、真っ先に、「医療・健康セクション」(Health and Medical Care)を見るようになりました。

そうそう、英語版なら、「日本」の旅行ガイドが出ていますね。この種の本を読むのも楽しみです。自分の生まれた国が、外国からどう見られているかは興味ありますから…

最近は、日本の旅行ガイドでも、真っ先に「医療・健康セクション」をチェックするようになりました。

外国人が日本を訪れる際、予防接種などは特に要求されません。衛生状態は欧米先進国レベルでリスクも低いとみなされているので、「中国」や「東南アジア各国」の医療・健康セクションに比べて、使われる紙数は概して少ない。

下記の旅行ガイドでも、日本(東京)の衛生状態は良く、水道水をそのまま飲んでも、普通に飲み食いしても旅行中に身体を壊すリスクは低いと書かれています。

ただ、数年前だったか、書店でロンリープラネットを立ち読みした際、「日本の医療には問題がある。特に心臓疾患については欧米より大きく遅れている」と書いてあったのを、今でも覚えています。

私、いろんな国で暮らす経験のなかで、特に日本の医療が遅れているという認識がなかったので、意外に思いました。

私が旅行で行く先は、たいてい、平均所得1万ドル以下の途上国・新興国なので、それらに比べれば日本の医療はずいぶん進んでいると思うし、先進国のオーストラリアにも住みましたけど、この国では身近な病気の治療はまともでも、歯科治療は日本より技術が低くて料金も割高な印象がありました。同国の健康保険(Medicare)の適用範囲も、何だかんだ言って日本より狭く、高いお金を払って民間の医療保険に入らなくてはならなかったし…

日本で普通に生活して、内科、小児科、歯科、眼科、耳鼻科治療みたいな、身近な病気を診療する限り、医療水準やシステムが遅れていると実感する機会は少ないでしょう。ただ、心臓病など循環器系の病気を患ったことがないので、その領域については分かりません。

ウェブで調べると、先端医療や心臓病治療は、日本が不得意する分野らしく、構造的な問題多いみたいですね。特に病院の数が多すぎて統合・集約化が進まないので、症例が十分に蓄積されないようです。

シンポジウム「医療の未来、日本の未来」

これだけみると、「日本旅行中に心臓病になるとヤバイかも・・」という、外国ガイドブックの指摘も、あながち外れてはないんでしょうねえ。ま、それよりも、医療の現場で「英語が通じない」問題の方がたぶん大きいんでしょうけど…

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日本は仏教国?

おはようございます。Manachanです。オーストラリア・ケアンズ滞在も、残り1週間を切りました。

当地ケアンズでは、娘ソフィアが以前通っていた小学校の同級生と、よく遊ばせています。そこの家は熱心なクリスチャンで、毎週日曜日に教会に行きます。

私、オーストラリアで5年以上暮らしましたが、その見聞の範囲でいえば、この国で、教会に毎週行く家庭は、割合としては、そんなに高くはありません。

シドニー在住時代の職場の同僚をみても、教会通いは、どちらかといえばアジア系(フィリピン人や韓国人)が熱心でしたね。いわゆる「オージー」と呼ばれる、「白人、オーストラリア生まれ」のファミリーは、週末にはドライブに出かけたり、庭仕事をしたり、ラグビーの試合を見に行ったりする方に熱心で、教会通いは稀。その点は日本人に似ているかもしれません。

あと、同じ英語圏でも、アメリカのビジネスホテルやモーテルに泊まると、結構な頻度で、部屋に「聖書」が置いてあったり、近所の教会を紹介していたものですが、逆にオーストラリアの宿泊施設で、聖書を見たことは一度もありません。

同じ英米系でも、アメリカの植民地支配を受けた国は、比較的キリスト教信仰に熱心で、逆にイギリス系の諸国は信仰に淡泊だったり、他宗教に寛容だったりする印象があります。その点、オーストラリアもイギリスの系譜を引く国ですよねえ…

最新の国勢調査(2011年)によれば、オーストラリア人の約61%はキリスト教徒に分類されています。が、この国には公用の宗教が指定されておらず、憲法で信仰の自由が認められています。移民国という事情もあり、インド出身者はヒンドゥー教、中近東出身者はイスラム教など、母国にいた時の信仰をそのまま、オーストラリアに持ち込むケースが多い印象です。

オーストラリアのような国を、「キリスト教国」(Christian Country)と呼べるのか?

答えは、Yes or Noでしょうね。定義次第で、専門家の間でも意見が分かれるでしょう。ただし、間違いなく、

「キリスト教をベースとする文化」(Christian-based culture)であるとはいえるでしょう。

その点でも、オーストラリアと日本は結構似ていると感じます。

いまの日本を「仏教国」と呼べるのかどうかは、分からない。

でも、日本は間違いなく「(日本化された)仏教や神道をベースとする文化」を持つ国とはいえるでしょう。

ある国民社会において、人々が内面で、どれほどの信仰心をもっているのか、外から窺い知ることは簡単ではありません。素人がそれを判断するには、「信仰をどれだけ実践しているか?」しかない。キリスト教徒でいえば、「毎週、教会に出向いて、日曜学校に通う」、「教会の行事に積極的に参加する」、「熱心な人は布教に行く」等々…

オーストラリアで、それやってる人は、一定数はいても、どうみても半数には達していない。その点、フィリピンのような、熱心なカトリックの国とは違う印象です。ですが、個々人が信仰をもっているかどうかに関わらず、彼らが背負う欧米文化そのものが、キリスト教信仰と切っても切れない関係にある。

多くのオーストラリア人は、「クリスマス」はもちろん、数週間前から準備して、盛大にお祝いしますし、ついでに翌日も「ボクシングデイ」として公休日に設定。3~4月の「イースター」(復活祭)も10~11月「サンクスギビング」(感謝祭)も、習慣として当たり前にお祝いする。その全てが、キリスト教起源の行事ですね。

一方、日本でも、インド発祥の仏教が、中国を経て日本に伝わり、土着の神様と混合(習合)して以来、「神仏」はこの国の文化を形づくってきました。百人一首の昔から、僧侶がたくさん出てくるし、全国の名所旧跡の多くは、仏教寺院。

今でも、お盆に墓参りをしたり、「合掌」したり、除夜の鐘をついたり、葬式は仏式であげたり、法事もお寺でやるなど、仏教起源の習慣を実践する人が多い。(注.起源については、諸説あると思います)。

それらが、「信仰を実践している」という意識は余りないかもしれませんが、外国人からみれば、実践しているように見えるのかもしれませんね。

【初詣は、寅さんで有名な、葛飾柴又の帝釈天に時々行ってた…・】

私も、多くの日本人と同様に、「信仰は実践していない」けれども、「仏教・神道と不可分に結びついた日本文化にくるまれて」生きています。そして、日本文化の求める決まりごとに基づいて、墓参り、法事、古寺名刹を訪れて合掌…いろんな習慣を実践しています。

その状態を、外国人にどう説明すればいいのだろう?たとえば、「あなたの信仰は何ですか?」と英語で聞かれた時、

I am Buddhist or Shintoist, but not practicing.
(仏教もしくは神道。実践してないけどね…)

あたりの答えが、一番、しっくりいくように思います(「信仰はありません」みたいに答えると、いろいろと誤解されるからねえ…)。

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バックパッカー魂

おはようございます。Manachan@ケアンズです。

私、1年のうち、2~3ヶ月位は海外に出ている状態です。海外滞在中は、同行者がいれば三ツ星以上のホテルに泊まりますが、自分ひとりなら、ほぼ毎回、安いホテルやゲストハウスに泊まります。

安い、といっても、各都市の物価が違うので値段は様々ですが、東南アジアの都市では目安として1泊3000円まで、カンボジアあたりだと1000円以下のゲストハウスに平気で泊まります。7月下旬の出張でも、自分ひとりで泊まった部屋の価格はこんな感じ。


マニラ(フィリピン)     1485ペソ (約3400円)
ホーチミン(ベトナム)   25.22USドル (約2600円)
ジョホールバル(マレーシア) 75リンギット (約2350円)

(注)シンガポールや香港、ミャンマーのヤンゴンだと、こんな値段で泊まるのは難しいです。

こういう価格帯の部屋だと、室内施設はシングルベッドにテレビ、エアコンに洗面所位のシンプルなものですが、私としては個室のプライバシーがあってWiFiがつながればそれで十分満足です。どうせ野郎一人で寝るだけなんだし…

あと、ホテルのカウンターも現地語しか通じないことが多いですけど、そういうのは、学生時代のバックパッカー経験で鍛えられているので、十分対応可能。

そもそも、自分の個室に泊まれること自体、バックパッカー時代に比べれば大出世の感があります。当時は、本当に金がなくて、その割に長旅が好きで、

「予算16万円、航空券代込みで、インドとタイを6週間回る」

みたいな貧乏旅をしていたものです。インドまでの往復航空券代で予算の半分以上は飛びますから、「インド国内の滞在費は1か月3万円まで」みたいな厳しい制約がありました。

ま月1万円以下で暮らす国民が多かった当時のインド。ドミトリー(多人数の相部屋)の安宿に泊まって、地元の人と同じ交通機関さえ使っていれば、3万円で北部から南部まで旅することは十分可能でしたが、

そんな私にとって、悩ましかったのが、「観光地の外国人料金制度」!

当時、「第三世界」と呼ばれた発展途上国では、外貨獲得手段として、著名観光地では割高な外国人料金を課すことが多かった。当然、自国民はそんな金払えないから、「二重価格」になる。

貧乏旅行中の私にとって、これが実に悩ましい…せっかく来たのだから、中国北京の紫禁城、西安の兵馬俑、インドのタージマハルみたいな世界的観光地には是非入場してみたい。しかし、外国人料金を払ったら、1日か2日分の滞在費が一気に飛んでしまう。どうしよう?

そこで考えるのが、

自国民のフリして入場し、外国人料金を回避する

という方法。当時19歳だった私は、ほとんどの外国語ができなかったので、係員に声をかけられたらアウト、外国人だと一発でバレて、割高な外国人料金を払う羽目になるわけですが、ま、アジアの国なら顔も一緒だし、ドサクサに紛れて入ればいいだろうと考え、毎回、果敢にトライ。

その結果、

初めて訪れた中国では、3勝2敗 (つまり、5回中3回は、地元料金で入場できた!)

当時、全く中国語できないにも関わらず、勝率6割(?)GETできた要因を分析してみると、

・身に着ける衣類を、すべて中国の国内で調達していた。
・散髪も中国でやっていた。

ここまでやれば、私のルックスも「人民」になるので、安上がりに旅できるわけですな。

中国で、すっかり味をしめた私は、東アジア、東南アジア諸国を旅する際は、「衣類現地調達 + 現地散髪」で地元民に化けることを心掛けました。実際、北はシベリアから南はインドネシア、西はミャンマーあたりまでなら、それで十分通用したし、観光地における「地元料金率」はほぼ百発百中。

今でもカンボジアやラオスあたりを訪問して、地元民しかいないバスターミナルとか行って、「大丈夫!こいつらのルックスなら、俺なら2日間、日焼けすれば楽勝で地元民になれるぜ…」とつぶやいたりします。

しかし、さすがに「インド」では、通用しませんでした。

インド南部マイソールを訪問中、最大の観光名所・マハラジャ宮殿に入ってみたくなった。料金表をみると、

インド人 2ルピー
外国人 2USドルまたは100ルピー

価格差なんと50倍!法外な出費を回避すべく、私はインド人の列に並び、インド人だと言い張って入場しようとしました。大丈夫、インドは広い。アッサムやミゾラムあたり、北東部にいけば、俺みたいな顔したインド人も大勢いるのだから。

しかし、だめでした。係員に怪しまれて、「俺、アッサム地方から来た!」と言って頑張りましたが、やはり無理筋でしたな…

これがネパールだったら、たぶん、何とかなったのだと思いますが…

【インド人観光客に化けるのは、さすがに難しかった…】

【それにしても、インドの外国人料金はエグイなあ】

今の私は、さすがに、外国人料金を回避するために、無理はしなくなりましたが、貧乏バックパッカーだった頃の習性は残っています。だから旅費は少しでも安くあげようとするし、泊まった部屋が小便臭くても、ヤモリやゴキブリが出ても全然平気だし…

安上がりでハッピーになれれば、それに越したことはないですね。

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マレーシア航空

おはようございます。Manachan@ケアンズです。

今回の日記は、今年に入って二度の重大事故を起こし、経営破たん懸念から完全国有化された「マレーシア航空」について書きます。

すでに誰もが知っている話ですが、

3月8日 MH370便 南インド洋上で(?)失踪  乗客乗員全員不明
7月17日 MH17便 ウクライナ・ロシア国境付近で撃墜 乗客乗員全員死亡

マレーシアといえば、LCC(格安航空会社)の王者「エアアジア」を生んだ国。エアアジアとの価格競争から、もと国営のマレーシア航空は、事故前から、苦難の経営を強いられていました。

経営危機に拍車をかけたのが、今年の2つの重大事故であることは間違いないですが、それ以外に、(JALとも似てますが…)労組問題や縁故主義、政界との不透明な関係など、組織内に構造的な問題も抱えています。

下の画像は、私が7月28日にカンボジアのホテルで撮ったものです。ウクライナでの撃墜事件からわずか11日後で、同航空便のキャンセルが相次ぎ、止むなく運賃値下げをするとの内容です。

また、時を同じくして、マレーシア航空のFacebookページに、社員向けの”Stay Strong”(苦難の時こそ、しっかりしよう)という投稿が、Twitterハッシュタグ付きで行われました。

ま、どこからどう見てもヤバそうな雰囲気が漂う同社ですが、案の定、8月8日には、国営投資会社カザナ・ナショナルを通じた「完全国有化」「株式上場廃止」という、政府主導の経営再建策が発表されました。数年前のJALと似た展開ですね。

私にとって、マレーシア航空は、身近な航空会社です。1992年に、はじめて北米を旅行した時、東京~ロサンゼルスの往復に選んだのがマレーシア航空便でした。91000円と、当時一番安かったからねえ…それ以降も、アジア各地との行き来に、同航空便を使ってきました。

今はエアアジアで、羽田~クアラルンプール(KL)片道1万円台という激安チケットが出回る時代になりましたが、予約時期が直前になると、さすがのエアアジアでも料金が高くなるので、マレーシア航空と比較検討することになります。昨年は、KL~成田片道の夜行便がマレーシア航空で2万円台(800リンギット強)で出たので、予約して乗りました。

今回、事故を受けてマレーシア航空が値下げするというので、KL出張から日本への帰途、もし超安かったら予約して乗ろうかと思いましたが、その日、エアアジアが2万円、マレーシア航空が5万円近かった…

LCCとの価格差が厳然としてある以上、マレーシア航空も相当、社員の首を切ってビジネスモデルを作りかえないと、再建は難しいでしょうね。

あと、マレーシア航空の社員の立場に立ってみると…いまの状態は、私が5年半まで、インド大手IT企業、サティヤム社の社員だった時に、当時のCEOが「インド版エンロン事件」といわれる大規模な粉飾決算事件を起こして、同社の経営が一気に危機に瀕した頃と酷似していると感じます。

あの頃は、つらかったです。私が心血注いで、カットオーバー間近まで仕上げたプロジェクトも、客に土壇場でキャンセルされる。「おたくの会社、いつまでもつか分からない」と言われ、二の句がつげなかった…

インドのライバル企業インフォシス社の会長から心無い言葉を吐かれて激怒したり(「激しい怒りを覚えます」―2009/1/20の日記)

大本営(経営陣?)からは、「社員のみなさん。当社は大丈夫だ、しっかりしよう」みたいなメールが送られてくる一方で、現場ではリストラの嵐が吹きまくる。仲良かったインド人の同僚も、一日1人のペースで解雇通告していた状態で…

マレーシア航空の内部も、今、そのような状態なのかもしれないな。

私、マレーシア航空を忌避しようとは思いません。値段とスケジュールが合えば、今まで通り利用します。確かに、二度の事故があった後で乗るのは縁起が悪いという気持ちも分かりますが、忌避したところで、リスクはそう変わらないだろうし(どっちみち、多くの便が他の航空会社とのコードシェアなんでしょ?)

また、会社が傾いた時の辛さを、社員として体験した身なので、少なくともマレーシア航空の社員に対しては、激励の言葉をかけ続けようと思います。私は経営陣じゃないけど、Stay strong、頑張ろう!

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妻の家事ハラに思う…

こんばんは、Manachan@オーストラリアです。

いま日本では、「妻の家事ハラ」という言葉が、議論を呼んでいるそうですね。発端となったのは、旭化成ホームズの動画広告(リンク)。

共稼ぎの家庭で、まだたどたどしいながらも、家事を進んで手伝おうとする夫に対する、妻の厳しい言葉が、夫の家事参加のやる気を殺いでいる…という内容。たとえば

「お皿洗いありがとう。一応もう一度洗っとくね」
「かくし味とかいらないからね」
「早く終わったね。ちゃんとやってくれた?」
「あなたがたたむとヘンな跡がつくの」
「ちゃんと乾いてるかみせて」
「ずいぶん時間がかかるのね」
「いいのよ、頼んだ私のミスだから」

夫の茫然とした表情と、「その一言が、俺を皿洗いから遠ざけた…」という言葉が印象的な動画で、大企業の動画広告ということもあって世間に広く知られ、賛否両論が渦巻いているようです。

正直に言いますが、私、あの広告をみて、「そうだそうだ!」と、膝を叩きました。我が家は共稼ぎではなく、私一人が稼ぎ手の家ですけれど…家事をめぐって大喧嘩になるのは、たいてい、妻の一言と私の拒否反応が原因です。

自分が男性だから、そう思うのかもしれませんが…男と女では衛生観念も違えば、安全に関する感覚も違います。たいてい、女性の方が衛生に敏感だし、安全にも気が配れるもの…その反面、「男の気持ち」に関しては鈍感なことが多いと、世の女性をみていて感じます。

ただ、逆の立場になってみれば…あの広告をみて、多くの女性が不愉快な気持ちになるのも、よく分かります。

旦那が、「疲れて仕事から帰ってきて、休まずに、せっかく家事を手伝っているのに…なんだよあの言い方!」と激怒する時、

奥さんの方は、「何よ、こっちだって子育てで疲れているのに・・ちょっと位、皿洗い手伝ったからってドヤ顔しないでよ」と言いたいでしょうね。

そもそも、夫の家事参加、育児参加というのは、口でいうほど簡単なことではありません。細かいことまで夫婦間のすり合わせが必要なものです。その過程で、男女の性差、男のプライド、時間の制約、教育方針の違い…いろんな障害を乗り越えなければなりません。

子供が生まれると、女も男も、これまでよりは格段に忙しくなって負担も責任も増えます。核家族化の進んだ日本では、そもそも子育て自体、夫婦とも初体験で試行錯誤の連続です。思い通りにいかない無力感と、日々の疲労も手伝って、往々にして、お互いに対する思いやりを無くしてしまうものです。

家事の分担と、そこで起こる「家事ハラ」は、長く苦しい(?)夫婦生活の、小さな一コマにすぎません。

旭化成ホームズの動画は、あれを見ただけでは、確かに、「男性視点の一方的なもの」に映ることでしょう。後知恵ではありますが、

夫目線の「その一言が、俺を家事から遠ざけた」の動画と同時に、

妻目線の「ちょっと手伝った位で、イクメン気取りすんな!」の動画を流せば、ちょうどバランスとれてよかったのだと思います。

この種の動画は、教育・啓蒙として、とても意味あることだと思います。現代の日本で、共稼ぎ家庭が増えている以上、当然、夫婦の家事分担が当然という流れになる。

男女とも、お互いに不慣れなことなので、時間をかけて、教育によって解決していくしかない。

オトコに、オンナが満足する家事をやらせるって、そんな簡単なことじゃないんだよ

でもって、ちょっとしたオンナの一言が、オトコを傷つけるんだよ。それは知っておいた方がいい。

オトコだって、細かい作業は苦手だろうけど、ちょっと気をつけて誠意を持ってやれば、そのうち妻に感謝されるようになるよ。

そして、くれぐれも、暖かい眼差しは忘れずに…世の中、男と女しかいないのですから、この種の問題に、目くじら立てても仕方がないと思う。どちらが悪いとか、ギスギスしたこと言わないで、仲良くやりましょう。

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ブリスベン・ゴールドコースト不動産を一押しする理由

おはようございます、Manachanです。いまオーストラリア・ケアンズの妻の実家に来てます。

昨日は忙しい一日でした。成田発の夜行便で、早朝、ゴールドコースト空港に入り、午前中は地元デベロッパーSunland社の物件を3件視察。お昼を食べて、電車でブリスベン市内に移動、都心コンドミニアムと郊外タウンハウスを見学して、ブリスベン空港からケアンズまで飛んできました。

私は、10年以上前からオーストラリアの不動産に投資してきました。この国の不動産、決して安いとはいえませんが、おすすめです。とにかく資産としての安定感が抜群だと思うので。

1)中古不動産市場が発達し、築年数が経っても価値が下がらない

2)築古の物件を大事にメンテして住む文化があり、築100年以上の物件も珍しくない。

3)住宅供給数もコントロールされ、空室率は非常に低く、賃料が下がらない

4)不動産大家の権利を守る法律的・政策的な仕組みが先進的。

5)金融も先進的で、外国人でも融資が引きやすい。

6)建物の質も先進国水準。

7)人口も増え経済も伸び、カントリーリスクも低く、将来展望が明るい。

8)相続税、贈与税も低く、子孫に資産を残すにも好都合。

これだけの好条件が揃っているので、大きな値崩れのリスクは非常に低いと思います。なにしろ、オーストラリア不動産市場は、リーマンショックから1年経たずに回復軌道に乗せたのですから、その力強さは大したもの(※アメリカは回復に4~5年かかりました)。

そうしたオーストラリア不動産の良さを、日本に伝えたいという気持ちから、これまで、不動産セミナーを何度か企画してきました。ですが、いま日本は東南アジア不動産全盛の時代。それらの国と比べて、オーストラリア不動産は価格の高さから敬遠され、セミナーやっても、なかなか成約に結び付きません。

私思うに、まだまだ日本で海外不動産の情報が質・量ともに足りないから、オーストラリア不動産の良さが十分伝わらないのだと思います。いまの日本では海外不動産が金融的なアプローチで紹介されることが多いのも、問題の一因だと思います。

たとえば、

☆東南アジア物件 1000万円 表面利回り想定8%
☆オーストラリア物件 4000万円 表面利回り想定6% 

※)いずれもプレビルド(未完成予約販売)のコンドミニアム販売

その数字だけみれば、普通は、東南アジアの方が選ばれるでしょう。でも、不動産としての内容や、長期保有資産としての安定感を考えれば、両者には雲泥の差があります

東南アジア不動産の「公称」利回り8%は、達成できるかどうか、全くもって未知数なのです。同地域新興国のコンドミニアムに典型的な問題として、

・中古不動産の賃貸市場が未発達であり、貸したい時にすぐには貸せない。

・中古不動産の売買市場も未発達であり、売りたい時にすぐには売れない。

・同じ場所で一度に何千戸単位の大量の戸数が供給されるケースが多く、需給バランスが崩れてしまうと、貸すのも売るのも大変苦労する。

・建物の品質が担保されず、かつ管理も未発達で、築5~10年経ったら劣化が目立つ。

・新築の供給数が半端ないので、築5~10年経った時点で、周りと比べて著しく陳腐化する。

上記の問題が全てクリアされてはじめて、8%の利回りで安定運用できるかもしれない…そんなレベルの話です。想定利回りいくら高くても、賃貸がつかなければ利回りは0%、諸費用払うから実質はマイナスですよね(注.東南アジアでもサービスアパートや投資用ホテルなら、プロの管理人が参画する分、まだ利回りは読みやすいです。)

一方、オーストラリアの場合、上記の問題がほぼ存在しません。すぐ賃貸がつく、すぐ売却できる、需給バランス良い、建物管理も良好、陳腐化の問題もほぼない。だから、「公称6%」の利回りが、かなりの確率で、そのまま実現するのです。

不動産を6%の賃貸利回りで安定運用できて、かつ値上がり益も期待でき、豪ドルという国際通貨で資産を保有できるのなら、かなり良い投資といえるのではないでしょうか。そうした良さを、伝えていきたいのです。

ただ、オーストラリア不動産「値段が高い」という問題がどうしてもある。そこで、この国のどの都市にフォーカスして、日本人投資家に紹介するかを、考えました。

私は、現時点では「ブリスベン&ゴールドコースト都市圏」が一番紹介しやすいと考えます。

・シドニーは、同国最大の都市でマーケット強いが、不動産価格が高すぎる。

・パースとダーウィンは、資源バブルの影響で価格がシドニーに近い水準まで高騰。

・メルボルンは、シドニーに次ぐ第二の都市で、不動産価格も2割ほど安いが、日本から遠いし、気候寒いし、いまにち紹介しにくい

・ケアンズは、日本から一番近く、観光客・ロングステイ客に人気があり、不動産価格も安い。だが、人口15万に満たない小都市でマーケットが小さく、不動産相場も観光業の景況の影響を受けやすい。

・アデレードとホバート(タスマニア島)も不動産価格安いが、経済や人口動態が弱く、日本人に馴染みもない。


その点、ブリスベン・ゴールドコースト都市圏は、好条件が揃っています。

・シドニー、メルボルンに次ぐ、同国3位の都市で、経済も人口動態も強い。

・不動産価格が、現時点でシドニーより3~4割安く、買いやすい。

・気候が良く、定住、ロングステイにも好適。

・ケアンズに次いで、日本から近くて行きやすい。

全国平均より安いブリスベン地域の不動産価格

そのように考えた私は、同地域の不動産を扱う日本人エージェント、鶴美枝さんに声をかけ、ブリスベン・ゴールドコースト地域の不動産視察を
企画しました。とても良かったですよ。

次回以降、詳しくレポートしていきます。

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韓流vsきゃりー、熱いASEAN対決

こんばんはManachanです。

いま成田空港で、オーストラリア・ゴールドコースト行の夜行便を待っているところです。今年の夏は出国続きですね。オーストラリアでは家族とまったり過ごして、8月19日に帰国します。

今回の日記は、かる~いノリで、東南アジアの芸能ねたでいきます。

私、先週の今ごろは、タイのチェンマイにいました。日本とタイの間には2時間の時差があります。私、いつも午前6時頃起きるので、タイでは午前4時頃、起きてしまう…当然やることないので、TVをつけて、ベッドから出ずにボケーっと過ごすわけです。

タイのTVは、日本でいう、バラエティ番組、芸能番組の類がとても豊富なようです。そして、タイを含むアジア・ポップミュージックを紹介する番組もありました。

いきなり飛び込んできたのは、

「長崎が好き!」という日本語の字幕…えっ、ここタイなんじゃないの?よく見ると、長崎の眼鏡橋の上で、タイ人のグループが歌っていました。

最近、タイ人の日本観光ビザが解禁になったこともあり、旅行ブームが起こっているようですね。特に北海道が人気のようですが、都内でも、銀座や新宿とかでタイ観光客の姿を時々見ますね。これから九州にもやって来るんでしょうか?

「長崎が好き」の後は…延々と、コリアンポップの曲が続きます。

韓流人気、日本では下火になってきたようですが、東南アジアでは健在。韓国名物、美容整形や韓流ドラマも、東南アジア全域で人気あるようですね。

「江南(カンナム)スタイル」とか、皆、大好きで、街でよくかかってます…あの踊り、分かりやすいもんね。

韓国、韓国、韓国…コリアンアーティストが10人くらい続いた後、ようやく出てきたのが、

きゃりーちゃん

彼女、日本人で唯一、気を吐いていましたね。テクノなプロモーションビデオ付で、「ファミリーパーティー」流れてました。

ASEANを席巻する韓流人気に対抗できる日本のミュージックコンテンツといえば、今のところ、きゃりーしかいないのかも。日本のアーティスト、もっと世界で頑張って欲しいものです。

あと、この番組では、中国人歌手が出てきませんでした。経済パワーは絶大だけど、中国アーティストの人気はまだまだ、なんでしょうね。

最後に、「長崎が好き」の画像をいくつか…何言ってるか分からないけど、タイ語で長崎を一押ししてるようでしたよ。

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