2014年 6月 の投稿一覧

セクハラ野次は、恥ずかしい…

こんばんは、Manachanです。

都議会発、数日にわたって、世間を騒がせた「セクハラ野次」問題…事件発生から5日経って、野次った本人が名乗り出て、謝罪することで、幕引きがはかられそうです。

まとめ:都議会セクハラ野次事件とは?

カッコ悪い話だし、発生後5日も経って何をいまさら感はあるけれど、野次とばした都議がカミングアウトしてきたのは、良かった。できれば、同調したとされる数名の都議も名乗り出て、釈明して欲しいけど。

私、都議に対して、あまり良い印象はありません。社会人駆け出しの頃、廃棄物処理のプレゼンで都庁に何度も行ったけど、自分が一生懸命話してる時、新進党のM都議なんてソファでぐうぐう寝てたし…失礼千万だぜ!そいつの名前、今でも覚えてるんだけど。

そもそも、なんで、議会の場で野次るの?

というのが、私の素朴な疑問です。自分は議員になったことはないけれど、会社の会議や報告会みたいな公式な場で、誰かの発言中に、自分が野次ったことはないし、他の社員が野次るのを見たこともありません。

どんなに詰まらない内容でも、公式な場で発言権を与えられた人の話は、一応、最後まで聞くのが基本ルールだし、必要あって話をさえぎる時も、挙手をしたり、「発言中済みませんが、一言いわせてください」と断って、許しを得るのが大人の常識だと思っていました。その考えって、甘いの?

都民の税金を使って運営されている、都議会本会議という公的な場で、野次みたいな不規則発言が、なぜ出るの?議会だからこその、野次の必然性があるのでしょうか?

野次の効用は、もしかして、あるのかもしれない。でも私、ハッキリ言って、嫌い!都民として、自分の選んだ選良にそんな自由(?)を許したくない。

発言者が氏名を名乗って、立論をする。自分の発言には責任を持つ…それが、言論のルールではないの?

何百人もいる議会で、発言者が特定しにくいようなシチュエーションで、不規則発言をする。その言動に対する責任は誰も取らない。今回みたいな騒ぎになれば、都議の時間もリソースも、当然税金も浪費するわけだけど、その責任を誰かに取らせる仕組みもない。そんなこと、許していいの?

都議会で最大会派の自民党は、今回の件、たぶん、バックレられると思ってたんでしょう?野次った議員をカミングアウトさせたの、発言から5日後ですものね。石原環境相の「金目発言」もひどいけど、彼はすぐ釈明・謝罪したから、余計、都議会の5日間タイムラグが目立ってしまった。

こんなことやっちゃあ…良い歳した大人として、子供に示しがつかないよね。人を傷つけたら、すぐ謝りなさい、親に報告しなさいと言ってるはずの大人が、犯人を特定できないのをいいことに、バックレたんじゃあ、子供にどの面下げて…みたいな話だよな。

これからは、国会や地方議会で、議員席にビデオ向けて、野次のビデオ判定でもすればいい。あらかじめ議員全員の声紋データを用意しといて、問題の野次が飛んだら、リアルタイム声紋判定で誰の声か判別できるようにして、即、全国中継される…今の技術なら簡単にできるでしょ?

ま、事件発生から2~3日間は、怖くてカミングアウトできない雰囲気があったかもしれない。マスコミ報道に歪曲チックな問題がある可能性はあるけど…「結婚すればいい」以外の、「子供もいないのに」「産めないのか」みたいな野次が飛んだかどうか、真偽は定かではないのに、国内マスコミに報道され、海外マスコミにも取り上げられた。

あと、「みんな(の党)が結婚すればいい」と言っているのに、TVのテロップで「自分が結婚すればいい」と出ているのが意図的な捏造だとする批判もあります。

こういう検証ブログがありますけど…

引用しますと、

まず、「自分が早く結婚したほうがいいんじゃないか!」という野次については、実際には「みんなが結婚した方が良いんじゃないか」という「みんなの党」に対する野次だった。

結局、「自分が早く結婚したほうがいいんじゃないか!」や「産めないのか?」などという女性に対するセクハラ野次は一切なかったということになる。

私、この人の話している前提が分からない。野次の内容が「自分が早く結婚したら…」ではなく、「みんなの党が早く結婚したら…」だったらOKなの?

都議会で少子化対策の議論をしている最中、かつ女性議員が発言しているシチュエーションで、「結婚すればいい」云々の野次が飛んだら、その主語が誰であろうと、無神経で配慮を欠いた発言になりませんか?外国の女性政治家にセクハラと受け取られても満足に釈明できるとは思えないし…

何より、日本の首都議会の品位が低いことを国内外に晒すことになる。私は都民として、それを恥じるけど、この人には、恥の感覚がないみたい。さらに続く、

塩村文夏が自意識過剰な勘違い馬鹿女であることは、「ミスコン6冠」など過去に栄光を自慢したり、デートでレストランに行くと勝手に最高金額のコースを注文したり、別れた男から「1500万円の慰謝料」を取ったり、被害をアピールするためにウソ泣きをしたりすることをテレビで公言していることから明白だ

これ、「発言する女性はウザい」という思考回路の人なら共鳴するかもしれないけど、(私を含めて)そう思わない人にはアピールしないよ。馬鹿女だの自意識過剰だの罵詈雑言を並べてる時点で、信憑性のある文章とは思われない。逆効果。

ブログのタイトルは、「正しい歴史認識、国益重視…」だそうだけど、これってまさに、

日本の国益を気にするくせに、井の中の蛙ゆえ国益を損ねてしまう典型例

だと思いますよ。以前、「激突!橋下発言vsアングロサクソン」(2013/8/16)で書きましたけど、慰安婦の問題一つとっても、国際政治の問題になってしまう以上、日本の中でしか通用しないロジックで物事を語っても仕方がない。グローバルに通用する、特に英語圏アングロサクソンの連中に
通じる理屈で語らないと…

私、慰安婦像を英米圏に建てようとする隣国のことは快く思わないけど、彼らはまだしも、英語圏の理屈と言葉を使って語る努力をしている面がある。それに対して日本は、特にネット右翼は、その努力をまるで怠っている。要は日本を出て、英語の世界で、中韓とガチでやりあう根性が、彼らにはない。

「セクハラ野次は日本人として恥ずかしいぜ」程度の見識さえ持たない彼らの言動が、日本の国益やブランド価値を損なっていると、私は思います。

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楽待DVD教材制作秘話

おはようございます。Manachanです。

不動産投資界隈ではおなじみ、「楽待」(らくまち)さんのDVD教材「戦略」シリーズに、「海外不動産投資」ジャンルとして初めて、登場させていただきました。

「8つの戦略2015」教材紹介・販売ページ

すでに4回目の発売となる「楽待の戦略シリーズ」に、「海外不動産投資」なる、ニッチなコンテンツが登場するのは、今回が初めてのことです。計8名の講師陣が語る投資ジャンルは下記の通り、

1)一棟RC投資
2)築古物件投資
3)新築物件投資
4)戸建賃貸投資
5)シェアハウス投資
6)一棟商業ビル投資
7)海外不動産投資
8)統合戦略

1)~4)までは、「定番」といって良い。5)は比較的新しいですが、6)「一棟商業ビル投資」と7)「海外不動産投資」はまさにニッチ。

楽待さんとしては、定番コンテンツを継続して取り上げながら、まだ未成熟な新興領域にも手を広げて新陳代謝をはかっているのでしょう、その文脈のなかから「海外不動産投資」が登場してきたわけです。

先日、東京浜松町にある「楽待」本社に招待され、DVD発売記念イベントに参加してきました。この教材を、世に送り出すことができて、感無量ですね。

正直、この仕事、かなり大変でした。

・全106ページの講演資料 (訂正箇所無数)
・DVD収録時間2時間 (もともと2時間40分、立ちっ放し、しゃべりっ放し)

というだけでなく、作業のピークが、ことごとく、私が極めて多忙な時期にぶつかっていたのも、つらかった。今だから言えますが、制作依頼を受けたのは、今年3月。当時、私はこんな状態でした。

・台湾セミナーの講演資料を中国語で製作中
・連日の徹夜がたたって、風邪ひいて38℃の高熱を出す
・それでも、名古屋、東京、大阪で3日連続セミナー講演
・期限直前なのに、まだ確定申告終わってない
・都内RCの仲介で、契約、決済の準備作業もまだ進行中。
・相変わらず子育ては大変

あまりの多忙に、この仕事、お断りしようかと、一瞬思いましたが、海外不動産投資を楽待さんというメジャーなメディアに取り上げてもらう良いチャンスだと思ったのと、多忙のピークが過ぎる4月になれば何とかなるだろうと思い、引き受けました。

当時は、楽待担当者の電話を、、出張先のラオス、カンボジアで受けてました・・・

3月中は正直、全然時間がとれなかったので、4月になってから、空いた時間を使って、作業をはじめましたが、これが、想像以上に時間かかりました。特に、

・DVD教材という体裁上、資料の章立てや記述レベルを、他の講師が話す、日本国内不動産投資のそれと合わせなければならない。

・しかし、海外不動産投資の世界は、まだ情報が体系化されておらず、特に新興国では「不動産市場が未成熟で情報そのものがない」ことも多々ある。

ですので、私が資料つくっても、訂正・加筆依頼が山のように来る。例えば、「タイやフィリピンで不動産買う際の価格交渉や値引き幅を教えてください」とか、「物件取得後の税金と減価償却の取り扱いについて詳しく書いてください」とか…アメリカやオーストラリアならともかく、東南アジアだと、結構難しい。

教材になる以上、正確でないことは書けない。でも、新興国では税法があっても運用がグダグダで皆が守ってないことも多いし、日本人の投資家に関係ない内容を書いても意味がない。結局、いろんな人にヒアリングしつつ、どうやって書こうか、ウンウン唸りながら悩むしかない…

また、4月5月になっても、楽待担当者からの催促メールが、ことごとく、私のクソ忙しい時期に重なるんです。物件調査に行く途中、JR内房線の車中でPC広げてWiFiつなげて楽待さんの作業するとか、スキマ時間を活用する以外になかった。

いただくメール文面も、前半こそ謙遜気味ですが、後半になると訂正・加筆依頼だけで20ページ分くらいになることも。「まじで、これ全部対応するのかよ?」と思ったものです。

でも、楽待の担当者さんの苦労は、私の比ではなかったでしょう。講師が8人もいるし、皆、多忙だし、アクが強い人もいるし、書く内容もバラバラ…

特に海外不動産投資は、日本で、このテーマで書ける人が極少数だし、情報も整備されてないし、ネットで調べられないことも多く、講師の回答を待つしかない。締切に追われ、さぞかし気苦労が多かったことでしょう。

それでも、良質な教材をつくりたいという、楽待担当者の熱意とプロ意識に心を打たれつつ、締切に追われながら、何とか完成した教材。

不動産投資を体系的に学びたい人には、心から、おすすめします!

これだけ実践ノウハウが詰まって、8巻で6万8千円は破格だと思います!

私も頑張りましたが、私以外の講師、本当に、すごい人ばかりですからね。「一棟商業ビル投資」や「シェアハウス投資」のノウハウなんて、たぶん、この教材を買わないと得られないでしょうし、

定番の「一棟RC」「戸建賃貸」「新築」「築古」にしたって、すでに世の中に情報が多く出回っているとはいえ、ここまで体系立てて、再現性あるノウハウになっているものは稀なはず。

不動産投資やるなら、学習にお金と時間を惜しんではいけません。何千万、何億の物件を買おうとする人にとって、6万8千円の教材代は、ぶっちゃけ必要経費。上手に活用すればコストパフォーマンスも極めて高い。

是非とも購入されて、現時点での日本の最先端ノウハウに触れてみてくださいね。

「8つの戦略2015」教材紹介・販売ページ

追伸)いま、この教材を買うと、特典としてついてくる「日本
人が使える海外の金融機関リスト
」。たぶん、いまの日本で他にない情報だと思います。私も世界各国のパートナーに聞きまくってつくりました。融資をひいて海外不動産書いたい人には特におすすめです(注.金融機関名、利率、融資期間は今年5月末時点の情報になります。金融は各国とも展開が早く、情報がすぐ古くなるので、常に最新情報を入手してご判断ください…)

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海に憧れて…内陸民のつぶやき

おはようございます。Manachanです。

洋の東西を問わず、海に面した温暖な都市の海岸近くは、高級住宅地やリゾートとして人気があります。ロサンゼルスのサンタモニカやハンティントン・ビーチ、シドニーのボンダイ・ビーチなどは有名ですね。日本でも湘南の鵠沼海岸とか葉山など、御用邸があったり文豪の保養地になったエリアは、昔から人気が高い。

テーマパークが高度に発達した今日でも、やはり、海こそが最高の集客装置といわれます。海の広さ、引いては寄せる波には、人の心をひきつけるものが、確かにありますね。

ところで私は、海とは全く無縁な場所で育ちました。

海のイメージの強い千葉県なのに、なぜ、東西南北、どこを向いても海がないの?

冬でも温暖なイメージの千葉県なのに、なぜ、冬場は連日氷点下になるの?

海がない、冬は寒い…それだけ聞くと、ほとんど、ダサイタマ。

ま、私の実家のある柏は、一応、千葉県だけど、ほとんど埼玉みたいなものだからなあ…といいつつ、埼玉には親近感を覚え、そして、湘南とか南房総に対しては、無条件で憧れます。

自転車ですぐ海に行けるところに住んでる人は、むちゃくちゃ羨ましいですね。

高校時代、春の週末、むしょうに海が見たくなって、柏の実家から一路、東へ、自転車で太平洋岸を目指したことがあります。

しかし、むちゃくちゃ遠い!距離的に一番近いのが茨城県の鹿嶋や大洗、あるいは千葉県の九十九里浜になりますが、どの海岸も、最短距離で80kmを超えるのです。

当時の私、ツーリング用のバイクみたいなハイカラなものは持っていませんでした。ママチャリに毛がはえたような自転車に乗って、利根川に沿ってを東へ、鹿嶋の海岸を目指しました。片道、81㎞。往復で162km。

柏の市街地を抜けると、あとは鹿嶋まで、延々、田畑が続きます。ずっと関東平野で、起伏も少ない。道中、快調に飛ばして、4時間ほどかけて、鹿嶋の海岸に到着。そこでお食事して、海で遊びました。

しかし、帰りの道中が超キツイ。だいいち、乗ってる自転車がロクなもんじゃないし、しかも向かい風。距離もなかなか稼げず、足の筋肉には負担かかる一方。

結局、柏まで帰り着く18km手前、印西市の木下(きおろし)というところで、足がつって走行不能、無念のリタイア。近くの農家の人に助けてもらいつつ、木下駅からJR成田線で柏に帰りました。

その後、大人になって、オーストラリア・シドニーに移住しました。最初は内陸部で生活をスタートしましたが、どうせならビーチ近くに住んでみたいと思い、一戸建購入計画を立てたこともあります。

海の見える一戸建てを買うぞ (2004/11/27)

しかし、いろんな紆余曲折があって、結局、海の近くに家を持つことはできませんでした。価格の高さ、職場への距離の遠さ、メシの種類の乏しさ…いろんな敷居の高さがあって、結局、内陸部の方を選びました。

私の人生は、海に憧れつつも、結局は、内陸部に押し返されるように運命づけられているのかな?

いまでも時々、電車で湘南の藤沢や茅ヶ崎とかに足を運んで、海を見にいきます。海の綺麗さはベストではありませんが、海岸沿い特有の、時間がゆっくり流れる、遊びと余裕のある独特の雰囲気・カルチャーが素敵ですね。

「自転車乗って、いつでも、海に行ける」ロケーションこそが、あの余裕な雰囲気をつくりだしているのでしょう。

藤沢の駅前で、50過ぎた男が、アロハシャツ着て、若い女の子をナンパしてたり、茅ヶ崎の海岸で自宅からサーフボード持って海に繰り出す若者を見ていると、「いいなあ」と、溜息。

しかし、次の瞬間、「やっぱり、自分のカルチャーとは違う」ことに気づいて、内陸に戻っていく…

内陸民にとって、海は遠くにありて、思うものなのかもしれません。

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日本のカントリーリスクってどれ位?

おはようございます。Manachanです。

2011年3月の東日本大震災をきっかけに、日本の富裕層や一部の中流層の間で、海外への資産移転ブームが起こったのは、記憶に新しいところです。

今の日本には、特に資産家にとっては、たくさんの不安があります。少子高齢化、経済の長期低迷、財政破綻リスク、相続税をはじめ相次ぐ増税等々、そこへもってきて、あの震災、津波、原発自己・・・ビジュアルにインパクトの強い出来事が起こったわけで、

「日本一国だけに、資産を持っていて良いのか?」という不安や疑問が、彼らの行動の原点にあります。

数多くの業者が、彼らの海外資産移転のお手伝いをしました。香港やシンガポールでの口座開設サポート、BVI、マン島などタックスヘイブンでの法人設立、マレーシア不動産投資等々・・・

当時、喧伝されたのが、「日本のカントリーリスク」という言葉。少子高齢化、財政破綻リスク、地震・原発リスクなど、日本の抱える問題点を指摘した上で、その問題のない海外の国に資産を避難させて安心しましょう、みたいなセールストークが多かった。

でも世界的にみて、日本って、そんなにリスクの高い国でしょうか?近い将来、破綻しそうな危なっかしい国なのでしょうか?そのリスクがゼロとはいいませんが、だからといって、日本から資産を海外に移せば無傷で済むのでしょうか?

たとえば、東南アジア新興国のなかで、一番、先進国に近く、日本人の資産逃避先のひとつとされた「マレーシア」を例にとりましょう。確かに今のマレーシアは人口も経済も伸び盛りだし、日本みたいに「成熟した先進国ゆえの低成長」や「少子高齢化」の問題はない。それに、地震も原発も、マレーシアにはない。

しかし別の角度からみれば、マレーシアの産業は、日本ほど多様に発達しているのでしょうか?日本のように、経済発展・維持に必要な資本や技術が自国でほぼ賄える状況になっているのでしょうか?

今それが十分でないから、海外から盛んに投資を呼び込み、資金と技術を導入しながら発展している・・・日本とは比較にならないほど、国際環境の影響をモロに受ける経済であることは間違いない。

また、マレーシアの通貨リンギットより日本円より安全牌なの?という疑問もある。財政問題あるとはいえ、せっかく、国際的通用度の高い日本円の資産を持っている人が、わざわざ、マレーシア・リンギットやタイ・バーツに換える意味も分からなかった。これらの通貨は、国の外ではほとんど通用しないから・・・

「カントリーリスク」に関しては、各国を比較する指標が多く出ていますが、日本はオーストラリアやシンガポール等と並んで、アジア太平洋地域では低リスク国に分類され、一方、マレーシアは中国などと共に、中リスク国とされることが多い。

【PERCの格付け】

【S&Pの格付け】

(なお、地震・台風といった「自然災害リスク」は、所謂カントリーリスク評価に含まれないようです・・・)

それでも、東南アジア新興国に資産を移す意味があるとすれば、

・今後の経済成長の果実をとる
・世界的なポートフォリオを考えて資産をバランス良く分散させる

でも、少なくとも、「安全を求める資産逃避先」にはまだなりえない、というのが、私の意見です。

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一都三県、政令市ブランドの価値

こんばんは、Manachanです。いつもの通り、今回は不動産ネタでいきますね。

不動産業者になって、日々、あまたの売り手、買い手と接するようになると、これまで以上に「都心立地の強さ」を実感します。

都心の不動産が、なぜ強いのか?パワーの源泉は、「買いたい人の多さと、多様さ」でしょうね。

東京のど真ん中、「銀座」、「皇居周辺」、「表参道」、「3A」(赤坂、青山、麻布)みたいな立地の物件なら、潤沢なお金があれば、誰だって買いたい。

1)実需で(自分が住むために)買う人々
2)東京現地の企業
3)東京に拠点を設けたい地方企業
4)相続税対策で、キャッシュを不動産に換えるお金持ち
5)都心物件を狙う、国内投資家
6)海外のファンド、年金基金
7)海外(主に中華圏)の個人投資家

ざっと思いつくだけで、これだけ多くのバイヤーがいる。当然、取り合いになりますから、リーマンショック級の経済混乱でもない限り、東京都心で大きな値下がりは考えられないですね。

余談ですが、同じ土地を取り合いになったら、勝つのはたぶん、4)でしょうね。グロス利回り4%とか3%とか、投資家には考えられない価格で、平気で買いますから。

しかし、東京都心から20~30㎞離れた、千葉や埼玉の郊外部に行くと、プレイヤーは限られてしまう。基本、

1)実需層(首都圏マイルドヤンキー)
5)国内投資家(サラリーマン大家)

くらいしか参入しない世界ですから、都心とは雲泥の差なわけです。

しかし、チバ、サイタマ、カナガワの田舎といえど、「一都三県」に属している意味は大きい

というのは、東京都心の物件価格が上がって、利回り下がって買いにくくなると、大口の投資家が、「一都三県」までターゲットを広げるからです。つまり、


4)相続税対策で、キャッシュを不動産に換えるお金持ち
6)海外のファンド、年金基金

こうした強力なバイヤーが、東京23区外にまで触手を広げるのです。そこではじめて、首都圏郊外の地価が上がる。大宮駅とか、柏駅の徒歩圏に土地を持ってる地主が強気になって、「オラの土地、坪90万以下なら、ビタ一文まからん!」みたいなこと言い出すのです。

しかしそんなトレンドも、一都三県止まりで、茨城栃木群馬には、基本、波及しません。千葉市や柏市でさえ、中心部を離れるとものすごい田舎(戦後に1軒しか新築住宅が建たなかった過疎集落とか、ポリネシアを思わせる大森林地帯など…)があって、少なくともそこよりは、茨城県の取手、守谷、つくばの駅前の方が明らかに都会なんですが・・・茨城県は一都三県に属していないから、そもそも検討リストに入らなかったりする。

そりゃあ、皆さん検索条件「東京都、千葉県、埼玉県、神奈川県」でデータべ―ス探すわけなので、「茨城の雄」取手、守谷、つくばはスルーされるんですよね。

あと、千葉、埼玉、神奈川で、「市町村合併で知名度の高いメジャーな市に昇格OR合併」する意味も大きいですね。

特に、収益物件に対する銀行融資エリアは、市の名前で決まったりすることが多きからです。たとえば、

「埼玉県岩槻市」だと、融資エリア外 だったけど、
合併で「さいたま市岩槻区」に編入されたら、一気に融資エリアに入り♪

さいたま市に入って、一気に首都圏メジャーリーグ昇格だぜ!

岩槻、というエリアの実態は、2005年に行われた市町村合併の前後で大きな変化はないですが、銀行はそう見ない。「さいたま市」である、という事実が、銀の融資を後押しするのです。当然、不動産価格は上がりやすくなる。

また、投資家の視点からしても、関東に住んでいなければ、「岩槻市って、どこ?」みたいな感じだけど、「さいたま市」といえば、「おお政令指定都市!じゃ検討してみよう」ということになったりする。

その意味でいえば、「四街道市」が「千葉市」と合併した方が、あるいは埼玉の「北葛飾郡松伏町」が「越谷市」と合併した方が、不動産価格モロに上がっていいじゃん、と思うんだけど…その辺は、不動産オーナーの声じゃなくて、ローカルな政治力学で決まるんでしょうね。

なお、「東武伊勢崎線」が「スカイツリーライン」に、「東武野田線」が「アーバンパークライン」に改称されましたが、名前が変わったところで、沿線不動産価格を押し上げる要素にはならないでしょう。そう考えると、市町村合併って、地味に偉大だ。

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機能する組織、帰属する組織

こんばんは、Manachanです。今日は少し毛色を変えて、「企業論」、「組織論」の話でいきますね。

先日、友人から、こんな話を聞きました。

「俺の勤め先で、海外の現地法人をつくったのだが業績が思わしくなくて…自分の職務範囲じゃないんだけど、俺、男気を出して立て直しに行こうかと思ってる。Manachanどう思う?」

かくいう彼は、中間管理職。

会社を立て直す…殊勝な心がけだと思いますけど、私が彼の立場なら、やりません。

立て直しが必要な組織(チーム)というものは、どこか肝心なところが機能してないか、あるいは、今のマーケット環境に合わない変な機能をしちゃっているか、何らかの構造的問題を抱えているもので、

それを立て直すには…私の見聞・経験の範囲でいえば、現場の一管理職の手に負えるものではありません。CEOかCOOの職権、あるいは、CEOの全幅の信頼を得たタスクフォースの長として、自由に采配をふるえる位でないと無理。

泥沼をもがいて渡るような、すごく辛くて、リスキーな仕事です。その見返りとして、給料しかもらえないのであれば…私なら、たぶん会社を辞めますね。起業するか、あるいは自分に合った会社に転職しようとするでしょうな。その方が手っ取り早いからねえ。

私って、勤め先の会社を立て直したい、みたいな発想が皆無なんですよねえ。長年、外資系の職場ばかり渡り歩いてきたから、感覚もドライになっちゃうんでしょう。

・私は、雇用主に、自分のスキル、ノウハウ、時間を提供して、社業の成功に貢献する。
・その見返りとして、雇用主が、私に、プロフェッショナルにふさわしい給与を支払う

雇用契約の範囲内で、もちろん、力を尽くしますけど、それ以上のことは、したくないし、する必要もないと思っている。組織を立て直す仕事が必要であるなら、それはCEOやCOOが、株主の付託を受けて行うべきことでしょう。

「会社」(民間企業)って、所詮は、機能でしかないと思う・・・利潤追求という明確な目的があって、それに基づいて、いつでも自由に、集合離散を繰り返す組織。

私は社会人になってから18年間、自分の都合にあわせて、働く会社を選んだり、辞めたり、時には、自分で会社を興したり、してきました。どんな立場に立っても、会社が「機能」だと割り切ってる点は、20代の頃から一貫しています。

しかし、学校とか、国家、故郷となると、話は全く違ってきます。

会社を「金儲けマシーン」だとドライに割り切る人でも、我が母校のため、祖国ニッポンのため、故郷カシワのために・・・みたいな話となれば、直接の利害関係がなくても、「よっしゃ、一肌脱ごう」という人は多い。

それは、学校や国家というものが、会社と違って、「帰属する」組織だからでしょう。

そこに帰属することが、その人にとって、人生の意味であったり、生き甲斐であったりするわけですし、また、それらへの「帰属」を共有する集団が、同窓生や、国民になったりする。ある意味「共同体」といっても良いでしょう。

もちろん、学校や国家も、現代の資本主義、競争社会のなかに存在している以上、ある程度は民間企業のような「機能」しなくちゃならない面もある。たとえば大学の法人化、国家の経済特区とか、枚挙に暇がない。

とはいえ、完全に「機能する組織」にはなりえないし、なっちゃいけない。そうなったら、学校や国家でなくなってしまう。

たとえば日本国が、日本国民として生まれた者を、好き嫌いや高齢、能力不足等の理由で「解雇」(国籍剥奪)することはできない。また、日本国民が仮に外国籍を取ったとしても、「自分は日本人だ」という「帰属感」「アイデンティティ」はたぶん一生消えない…それが、「帰属する組織=国家」たるゆえんだと思います。

19世紀、ドイツの社会学者テンニースによる「ゲゼルシャフトとゲマインシャフト」という書籍、社会学の古典として広く読まれていますが、一言でいうと、

ゲゼルシャフト(Gesellschaft)=機能する組織(民間企業など)

ゲマインシャフト(Gemeinschaft)=帰属する組織(共同体、国家など)

人類史上、ゲマインシャフトは太古の昔からあったでしょうが(農村共同体など)、ゲゼルシャフトは間違いなく、近代の産物。そしてすでに、現代生活にとって欠かせないものになっています。

現代人は、大人なら誰もが、ゲマインシャフトにもゲゼルシャフトにも、属していますね。

「○○国民」、「△△が故郷」、「××学校の卒業生」みたいな、それぞれの帰属を持ちながら、社会人として企業で働いて、経済ゲームを戦っている。たとえ勤務先が役所や学校であっても、民間企業の働き方から無縁ではありえない。

私たちが現代を生きる上で、どちらも必要なんでしょうね。

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韓国修学旅行と投資家の目

こんばんは、Manachanです。

今朝、こんなニュースがありました。

韓国への修学旅行中止・変更検討広がる 反日姿勢、沈没事故…保護者に不安

修学旅行と韓国といえば、なかなか、思い出深いものがあります。

私が大学院生だった頃、近所で知り合いの女子高生から、「今度、韓国に修学旅行へ行くことになったので、韓国について、いろいろ教えて欲しい」と頼まれたことがあります。

私は、個人旅行で何度も韓国行ってましたので、「安食堂でメシの注文の仕方」とか、「ソウル地下鉄の乗り方」とか、「辛いもの食ったあと、300ウォンで自販機のコーヒーを買って飲むと旨い」とか…おおよそ、修学旅行生に関係ない無駄話をしました。

あと、「ハングル文字は簡単だから、3日、頑張れば読めるようになる。読めれば韓国滞在が10倍楽しくなる」と、彼女にお伝えしましたが、ちゃんと学んでくれたかな?

逆に、韓国の高校生が日本に修学旅行来ることもありますよね。私、独立したての頃、大阪出張して、Jalanで見つけた「一泊朝食付き3500円」の激安ビジネスホテルに泊まったのですが、

ホテルのロビーには制服着たコリアン女子高生、数百名の大集団がいて、すげーインパクトでした。ツアーバス仕立てて、大阪城にでも行く途中だったのでしょうか?修学旅行でUSJとか行けたら楽しいなっ♪。

話をもとに戻しますが、昨今、セウォル号の沈没や地下鉄事故など、韓国に関するネガティブなニュースが多く、「何となく、子供を韓国行かせたくない」親の気持ちもよく分かります。

ですが、投資家の視点からいうと、

ネガティブなニュースは蜜の味!

投資家っていうのは、価格と価値の歪みに注目する人種。世間様と逆のことをやって儲けるのが行動原理なんですね。

ネガティブなニュースで、人気が下がる。当然、価格も下がる。でも、本当の価値はそこまで落ちてない…そんなものを好んで買うわけですね。

例えば、3年前に起こったタイの大洪水で、バンコクの大部分が水に浸かると、すわ、コンドミニアム安く買えるチャンス到来か、と思って、バンコク行きの飛行機に乗り込むのが投資家の性(さが)。

かく言う私も、2011年後半、自分の地元(柏市)が放射能騒ぎでイメージダウンした時、マスコミに対して憤りつつも、ちゃっかり、柏周辺で放射脳ファミリーから戸建を安く買い叩いて、収益アパート建ててやろうとしましたもんね。不謹慎で済みませんなあ…

ですので、投資家なら、「韓国のイメージが下がった今こそ、修学旅行のチャンスだ!」と考えるわけです。韓国行きの観光ツアーやホテルの料金も安くなるし、観光名所も空いててラッキーじゃん!と考える。

でも、そう考える奴は、日本全体から見れば少数派ですから、不安に駆られた親たちの声を、学校側も聞かざるを得ないですよね。

そんな時、学校側が、親たちを説得して、韓国修学旅行を決行できるか?あるいは、彼らの圧力に負けて断念するのか…それはひとえに、

何のために韓国へ修学旅行に行くのか?その理由を、学校側がしっかり考え抜いているか?

日本の高校生を、韓国に修学旅行に行かせる。そこには必ず、学びのテーマがあるはずです。

ハッキリ言って、学びの宝庫でしょう。歴史的に密接な関係を重ねた隣国同士で、未だに難しい問題を抱えているのであれば、なおさら…

特に昨今のように、日韓両国のマスメディアが、お互いに、不毛な非難合戦を繰り返しているタイミングなら、なおさら、日本の高校生に、生身の韓国人、実際の韓国社会を垣間見せる教育効果は大きいはず。

そうした諸々を、学校側が、一本筋通して、しっかり考えているのなら、親にきちんと趣旨説明して、韓国修学旅行を予定通り、遂行するはずだと思います。

もし、親の圧力に屈して、韓国行きを断念するのであれば、所詮、学校側の取り組みも、マジ本気じゃなかったってことだと思います。

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標準語は方言を駆逐する

こんばんは、Manachanです。

今日のブログは、久々に、「方言・訛り」ネタでいきます。

私たちはよく、「誰が訛ってる」、「あの地方の言葉は訛ってる」とか、よく言いますが、そもそも、「訛り」って、何でしょう?

日本語の世界では、首都圏や、在京マスコミで使われる言葉を「標準語」と呼び、他の地方で話される言葉は「方言」や「訛り」であると、上から目線で呼ばれることが多い。

英語の世界では、米国人や英国人の話し言葉が「標準」で、オーストラリアやニュージーランドの人間がしゃべる英語は「訛ってる」とされることが多い。

言うまでもなく、訛りは、相対的なもの。同一言語内で、ある地域・都市の言葉を基準に考えた時、そこから比べた語彙、言い回し、イントネーションの乖離があれば、「訛り」とみなされる。

私は一応、標準語(首都圏語)話者ではありますが、関西弁や広島弁を基準に考えたら、自分の言葉はたぶん、「すげー訛ってる」ことでしょう。

どの地域の言葉も、それぞれ、ユニークなはずなのに、ある言葉が「標準」で別の言葉が「訛り」とされる、その背景には必ず、「力関係」がある。人口とか経済力とか、政治とか…そういうものが、人為的に「訛り」という概念をつくるのだとも思います。

いま、日本のなかで圧倒的な力を持つ「東京」を擁する関東地方。そこの人間が話す言葉に、どういう現象が起こっているのか?

大東京の膨張に伴い、ここ50~60年、ものすごい勢いで、「言葉の均一化」が進んでいます。

もともと関東地方は、方言の宝庫でした。

それが今では、元からあった方言があらかた消え、北関東の東半分を除き、「首都圏語」(いわゆる「標準語」)が席巻しています。

分かりやすい例で言うと…SMAPの中居くんは、神奈川県藤沢市の出身、キムタクは、千葉市美浜区育ち。二人の話し言葉は、基本的には同じ「首都圏語」。

東京、神奈川、千葉、埼玉の、首都通勤圏であれば、県が違っても、同じ語彙、イントネーションを共有する「首都圏語」の世界になります。その話者人口、約4000万人!間違いなく、日本で一番メジャーな「方言」です。

その関東のなかで、首都圏語に同化されない方言のグループがあります。それが「栃木弁」と「茨城弁」。

お互いに、よく似た方言です。他地域の出身者には、たぶん区別つかないでしょう。話者人口、両県あわせて約400~500万人。

栃木・茨城弁は、イントネーションが、首都圏語とあまりにも違いすぎて、同化されようがないのです。どれ位、違うのかというと(ネタですが…)

振り込め詐欺と茨城弁 (byイバラキング青木先生)

ふだん標準語を話している人が、付け焼刃で茨城弁を習得しようなんて考えが甘すぎです。

東京の人がマネする茨城弁は茨城県民にはすぐにバレます~(中略)~振り込め詐欺の電話で、茨城弁の真似をして話そうものなら、「てめぇ、俺のごどバガにしてんだっぺ!このごじゃっぺやろが!」と怒鳴られ

あるいは…磯山さやか嬢の、強烈な茨城訛りを、ご堪能ください。

しかし、「関東の方言王者」茨城といえども、県南部の東京に近いエリアは、ここ30年、ものすごい勢いで標準語化が進みました。

私は、茨城からすぐ近い千葉県の出身。幼い頃、利根川の対岸は、取手、守谷を含めて、茨城弁一色の世界だったと記憶しています。

しかし今では、取手、守谷は、完全に首都圏語エリアになり、この地で茨城弁を聞くことはほぼなくなりました。

それもそのはず…取手から、JR常磐線で上野まで40分。守谷に至っては、つくばエクスプレス快速で秋葉原までわずか32分。当然、東京の郊外住宅地となり、他地域から移住する人が、地元民の数を軽く上回ってしまうのです。

移住者は、日本の各地からやってきて、誰もが、東京の言葉をしゃべろうと努めます。移住者が多数を占めれば当然、小中学校の言葉も標準語が主流になり、加えてTV、ラジオもオール標準語。両親とも茨城出身「いばらきっ子」でさえも、茨城弁を維持するのが難しくなる。

東京通勤圏が拡大するとともに、取手、守谷、つくば、竜ケ崎、牛久、土浦…標準語と茨城弁の境もどんどん北上していくのです。

東京から松戸、柏を通って、茨城県に至る「JR常磐線」は、今も昔も、首都圏不人気路線の代表格。昔は、敬遠された理由の一つに、「常磐沿線に住んで、子供に茨城弁が伝染ったら嫌だ」というのがありましたが(私、個人的には、標準語と茨城弁のプチ・バイリンガルになれたら素敵だと思うけど…)

今では、常磐線に乗っても、土浦より北に行かない限り、茨城弁を聞くことはほぼありません。基本、オール標準語の世界になってしまった。

茨城県内で東京に一番近い「守谷」で、「守犬」(もりけん)という、茨城弁をしゃべるキャラクターが登場したようです。でも、いま守谷に住んでる人間の大部分は、標準語話者のはずだから、「守谷で、いまさら茨城弁しゃべってもねえ…」という気がしないでもない。

水海道より北であれば、基本、みんな茨城弁しゃべるから、それなりにサマになるけどねえ。

このようにして、標準語は方言を食っていくのか…

でも一方で、標準語が茨城(&栃木)弁の影響を受けている面もあり、特に最近の若者の話し言葉は、イントネーションが尻上がりで、まるで茨城弁のよう。

言葉って、生き物。だから面白いですね。

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新入管法でどうなる日本?

こんばんは。Manachanです。

マスコミでは大きく報道されていませんが、「出入国管理及び難民認定法の一部を改正する法律案」(入管法)が、5月29日、衆院を通過しましたね。

これ、一言でいえば、「専門職業能力を持つ外国人(高度人材)の、日本での就労・移住をやりやすくする」法律です。主な改正点としては、

・「高度専門職第1号」という在留資格を創設する。

・上記当該在留資格で3年間、日本で活動した場合、「高度専門職第2号」が与えられる。その場合、活動期間が無期限になり、かつ、一定条件のもと、両親や家事手伝いを呼び寄せることができる。

3年間、高度専門職として日本で活動すれば、在留期間無期限になる・・・これ、事実上の「移民」政策じゃないか?という人がいますが、そこからは、かなり程遠い内容だと私は思います。

何よりまず、「永住者」と「高度専門職第2号」の権利内容は大きく違います。日本の永住権をとれば、どんな職業に就いても、極端な話、無職になっても、ずっと永住者でいられるわけですが、「高度専門職第2号」の場合、専門職業にずっと就いていないと、その資格を剥奪されてしまいます。

ただ、高度人材であれば、来日から永住権申請までに、通常10年かかるところを、5年(厳密にいえば4年6ヶ月)で良いわけですから、高度なスキルを持っている外国人は、そうでない外国人より日本永住しやすいのは確かですね。

高度人材認定には、ポイント制が適用されます。つまり、学歴、職歴、年齢、年収、日本語能力などを評価し、その合計点で判定されます。法務庁のリーフレットが分かりやすいです。

なお、今回の法律改正は、もともと、民主党政権時代から、路線が決まっていましたので、特にサプライズはありません。そういえば、昨年の今頃、こんなエッセイを書いてましたね。

知識移民に舵を切る日本(2012/5/7)

ただ、安倍政権になって、「高度人材が最短3年間で、無期限の在留資格が得られる」ようにしたり、「親や家事手伝いの呼び寄せ基準も緩和した」ことで、民主党時代よりは、政府の本気度が伝わってきますね。

遅きに失した感はありますが、グローバル高度人材の獲得合戦に、日本がようやく参戦した、とは言えるのではないでしょうか?

しかし、この方策によって、どこまで海外の優秀な人材を呼び込めるかは、まだ未知数です。日本の場合、「英語圏でない」というのが、不利ですね。

インドでも中国でも、国を代表する、トップの人材は、英語圏に行ってしまいますので・・・

あと、出身国を問わず、専門職エリートの人々は、子供の教育環境を大変気にする人種ですが、日本の場合、英語教育のオプションが少なくて、かつ高価・・・というのもつらいですね。

中国人、韓国人はまだしも、子供を日本のシステムで教育する人が多いですが、インド人だと、ほぼ英語教育しか頭にないですもんねえ。

そう考えると、イスカンダル地域に英国の名門スクールを誘致したマレーシアって、やっぱり賢いと思います。「英米圏の3分の1の学費で、世界トップクラスの英語教育受けられる」みたいに、価値も明確だし・・・

優秀な人材の争奪戦は、法律の整備だけでなく、居住環境とか、教育インフラ(特に英語)も問われるから、この領域で日本が勝つために、やるべきことはとても多いと思います。

ま~、方向性としては、良いのではないでしょうか?

外国の優秀な人材が、日本の地で、日本のエリートと競争することで、お互い、切磋琢磨するようになればいいと思います。

どの国に生まれようと、エリートなら、外国人との競争を、恐れちゃいけない。日本人のエリートが、日本というホームグラウンドで、日本語を使うビジネスで、外国人に負けちゃあ、恥ずかしいでしょ。だから、彼らよりもっと努力するんだ!みたいな、そんなマインドセットが生まれると良いなと思います。

この私だって、オーストラリアとか中国とか、アウェイのグラウンドに乗りこんで、慣れない外国語使う職場で、長年、頑張ってきたんですもの。頑張ったから、彼らから尊敬も勝ち得てきたし、良い影響も与えたと思うし、微力ながら、オーストラリアや中国のレベルアップにも少しは寄与したと思う。

やる気のある優秀な外国人が、どんどん、日本の労働市場に入って、日本人ビジネスマンと、良い意味でどんどん競争すれば、日本の競争力強化にも役立つと思います。

最後に・・・この法律改正で、一番潤いそうな業界は、たぶん、不動産だと思います。

高度人材として日本に来て、3年5年で事実上の「永住」が見えてくるとなれば、皆、日本の不動産買いたがりますものね。

私、外国人向けの不動産業者として独立したタイミング、絶妙だったと思います。我が人生、なぜか、強運に恵まれてますね♪

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