2013年 8月 の投稿一覧

どんな業者と組みたいか?

おはようございます。Manachanです。

私の主宰する、アジア太平洋大家の会(APHOC)では、来月、福岡で、こんなセミナーをやります。

カンボジア・ランドバンキングセミナーIN福岡 (9/8 日)

ところで・・・カンボジアといえば、最近、こんな記事が出ていました。

カンボジア投資詐欺、被害8億円以上

金融庁を名乗る人物が、電話で勧誘、高齢者がターゲット・・・あやしいですね~。やってることが、ほぼ「振り込め詐欺」と同じ。単に「カンボジア」をネタに使っているだけか…

海外不動産投資をめぐる詐欺話は、今にはじまったことではありません。実際、私のところに来る投資話も、ぶっちゃけ、7~8割は詐欺か、それに近いものです

インドネシアの資源投資、米国の金鉱IPO投資、ミャンマー大物政治家の土地投資、東北の震災復興投資…本当にいろんな話がきますが、精査すると、怪しい話ばかり。

あるいは、案件自体はまともでも、間に入る会社や個人が限りなくブラック、というケースも少なくありません。

それに、人間は、大金を手にする時、あるいは、金に困った時、えてして「人格が変わる」ものです(悪い意味で・・・)。 だから、本当に難しい。

私はセミナーというかたちで、世の中に海外投資という「儲け話」を提供している立場上、
真贋を見極める能力」が、鍵になってきます。

アジア太平洋大家の会主催のセミナーで、投資家が海外資産を買った。それが結局詐欺話で、大金を失ってしまった、みたいなことになれば、紹介責任を問われる、消費生活センターにタレこまれる、2チャンネルで陰口たたかれる、裁判起こされる…

下手こいたら、これまで築き上げてきた信用、実績が、一気に地に堕ちる。日本で海外不動産の活動できなくなるかもしれない。

そんなリスクを痛感しながら、セミナーの開催可否を、都度、決断しているわけです。

私は、不動産業者ではありませんし、手数料商売が目的ではありません。単なる投資家です。良い業者とコラボしながら、投資家の利益を最大にしたいと思っています。

では、どんな業者とタッグを組みたいか・・・というと、

1)不動産ビジネスに、今後長期間にわたって、コミットしていく姿勢があること。

2)少なくとも、今後5年間は、会社を維持できる可能性が高いと判断できること、

3)不法行為や、公序良俗に反する行為を犯していないこと。

3)は、社会人として当然のことですが、

1)と2)は、不動産投資が、利益確定まで通常、数年かかるという特徴があるため、業者さんには長期間のビジネスコミット、顧客サポートを期待したいのです。

特に、日本人の顧客に、遠い海外の物件を売っていくわけですから、単に売るだけじゃなくて、入居付け、賃貸管理、転売サポートまで、長期間にわたり、責任持って提供して欲しい。

ところが、「日本人向けの海外不動産サービス」は、業界自体がまだ草創期にあり変化が激しく、特に東南アジアの数カ国では零細業者が乱立しており、

顧客側としては、「少なくとも数年間のサポート」を必要としているのにもかかわらず、業者側が倒産・廃業してしまうケースが、後を絶ちません。

日本国内ならともかく、海外物件のサポートしてくれる業者が倒れたら、ほとんどの人は、対応できないのです。現地見にいけないし、言葉できないし…途方に暮れるしかない。

A社が倒産しても、別の日本人業者B社が引き継いでくれるならいいけど・・・残念ながら、現時点ではほとんどの国で、取り残された顧客の受け皿がありません。

不動産、という、高額な商品を扱う以上、業者として「先立つもの」は、どうしても必要だと思います。財務体質の健全さは、重要なポイント。

また、小さい日本人マーケットを、多数の業者で食い合っていると共倒れしてしまいますから、現地人マーケットで商売できる能力があるか、あるいは不動産以外の収益源があることも、重要。

ですので・・・

実績もお金もなく、単に「儲かりそうだから、やろう」みたいなマインドセットの業者とは、一緒にやれないのです

儲かっているうちはいいけど、儲からなくなったら、真っ先に「やーめた!」と言い出すのが、見えているからです。

さらに言うと・・・

今後は、「売るだけじゃなくて、物件管理も一生懸命やる」と業者と、手を組みたいですね。

口先で言うだけじゃなくて、実際に行動で示してくれる業者と…

マレーシアで、フィリピンで、タイで・・・そういう業者を、多数育てていくことが、我々投資家の利益に直結すると、私は考えます。

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ケアンズで、生きていくには?

おはようございます。Manachanです。

40代半ばになると、自分の身体は元気でも、年老いた親の健康が気になるものです。

私の場合、自分の両親はどちらも健在で日本(千葉県)に在住、妻は父親が他界し、母親だけオーストラリア(ケアンズ)で一人暮らし。

親が、いよいよ、やばい・・・ということになれば、近くに住んで、最後まで看取る、というのが「人類のさだめ」かと思います。

我が家の場合、自分の親と妻の親、居住地がそれぞれ別の国で、6000キロ近く離れているという事情があります。

どの国でも、人間、年とればとるほど、移動しにくくなります。若い者が移動するしかない。もし、妻の親が先に、やばくなれば、我が家もオーストラリアに行かざるを得なくなります。

かつて、こんなことがありました。2010年の後半、妻の父親がガンと診断され、闘病生活に入った後、2年近くの間、私が日本、妻と子供がオーストラリアと、二重生活をすることになりました。当時、私は日本で会社勤めをしており、動けませんでした。

家族、離れ離れの期間が長くなると、子育てにも、家庭の親睦にも、悪影響が出てきます。我が家も、いろいろ苦労しています。だから離れ離れはやめよう、今度オーストラリア行くなら、家族一緒にと、決めています。

私、もう日本でサラリーマン勤めしてないので、海外でもどこでも、いつでも行けます。

ですが問題は、「生活」しなきゃなりません。義母の医療費はもちろん、子育て中の家族を養うだけのお金を稼がなくちゃなりません。しかもケアンズという、雇用機会の乏しい小都市で・・・

ケアンズは、オーストラリア領内なので、現地物価はやたら高い。マレーシアやフィリピンみたいに、安い現地物価で、日本円あればリッチだぜ!・・・みたいな美味しい話は全く期待できません。

豪ドルでキャッシュフローを得なければ、日本円、米ドル・・・どの国の通貨を持ち込んでも目減りしてしまうのです。

【海と、犬のある、ケアンズ暮らし】

Manachanブログ - 世界で不動産を買おう!

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我が家の場合、一番現実的なのは、

私が、不動産ビジネス
妻が、補助教員(Assistant Teacher)

と、思っています。

ケアンズは、小さな街で、職業の選択肢が限られるので(※ITの職場とか、非常に少ない)。良くいえばシンプル・・・いろいろ悩まなくていいですね。

ケアンズの不動産ビジネスは、これから盛り上がると思います。今は静かな街ですが、香港資本による巨大リゾート開発、中国との直行便就航で、数年後は、マーケット拡大しますね。間違いなく・・・

自分のスキルと、ネットワークで、日本人や中国人を相手に、既存の不動産紹介、一棟もののプロデュース・販売などで、とりあえず食っていくことはできると思っています。

ま、必要に迫られたら・・・ってことですけどね。

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ミャンマー・マジック

おはようございます。Manachanです。

いま、東海道新幹線で、大阪へ移動中。セミナー講演を2本、こなしてきます。いま西日本は局地的に豪雨の恐れがあるそうです。交通機関に影響なければいいのですが・・・

昨日は東京・神田のホテル大会議室を借り切って、「ミャンマー不動産セミナー」を行いました。40名もの参加者があり、これまでアジア太平洋大家の会で企画したなかでも、最大級の動員数となりました。懇親会も盛り上がり、とても楽しい時を過ごしました。

いま、「ミャンマー」は、日本のビジネスマンの間では、話題になっています。最近、この国のニュースが、経済紙の紙面に載らない日はないほど。

ミャンマー・・・たぶんアジアで一番、経済的に出遅れた国です。この国には「何もない」。インフラない、電力は極端に不足、消費財もサービスも、おおよそ「近代」の名がつくものは何もない。そして、人々の頭のなかも、前近代。

いま、この国にあるものは、アジア最低水準の賃金で働く6000万強の人々と、豊富な地下資源、そして、世界の地政学上、極めて戦略的な「位置」のみ。

【アジアの一丁目一番地…戦略的すぎるミャンマーの位置】

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世界で人口1、2位の超大国、中国・インドの両方に接し、かつ海と接している国は、世界広しといえど「ミャンマー」だけ!

特に中国にとって、ミャンマーは生命線。中東の化石燃料を、マラッカ海峡経由で、中国東岸まで運ぶには、領土問題を抱える近隣国の領海近くを通らなければならない。しかし、ミャンマーから陸路で、雲南省までパイプラインを通してしまえば、その問題は一気に解消してしまう。

「そうはさせない」と、米国陣営がミャンマー政府に接近。2011年末、ヒラリー国務長官のミャンマー訪問があり、日本も追随するように、今年5月、安倍首相が経済人を引き連れてのトップセールス訪問を行い、経済援助を約束。

また、長年、軍事政権により軟禁されていた、アウンサンスーチーさんが、政治活動を再開。この国でもいよいよ民主化が進み、西側陣営に入って、経済発展していくのではないかと「期待」は、世界中のビジネスマンを魅了し、

先行者利得を取りたい者が、インフラも電力も、まともな住宅もない、法制度もろくに整備されていないヤンゴンに殺到する。その結果・・・

ここはアジア一、経済が遅れた国なのに、ヤンゴン都心部の地価は東京都心並みに高騰し、進出した日本企業が、月額50万以上の高額賃料を払って駐在員を住まわせる、という事態になっています。

最弱の経済力、最悪の政府なのに、不動産価格・賃料は最強!

吹けば飛ぶような、未開発な後進国なのに、常に、世界のニュースの中心にいる。

それが、ミャンマーのもつ、「他国に真似できない魅力・魔力」なのだと思います。極めて戦略的な地理的位置にある、人口6000万の大国がまだ超・未開発の状態という事実が、巨大な磁場をつくる・・・それが、「ミャンマー・マジック」。

その、ミャンマーマジックこそが、昨日のセミナーで史上最大の動員数をもたらしたのでしょう。でも、正直言うと、

ミャンマーは、ものすごく、不動産セミナーやりにくい国です

いまミャンマーに、事業投資する、あるいは、(ミャンマー人名義使うしかないけど)株式投資する、という話なら、比較的しやすいでしょう。

しかし、我々は、不動産しか扱わない団体です。土地・建物の「権利」に裏づけられた案件でないと、紹介しないと決めています。

その、「権利」が、ミャンマーでは、極めてあやふや。「コンドミニアム法」がまだ施行されていないから、不動産を外国人名義で所有できない。現状ではミャンマー人の名前借りるか、「リース契約」するしかない。

しかも、政府が、とても近代常識とは程遠い状態、コンドミニアム法が通っても、外国人の権益を守るべく、「厳正に運用」してくれるかというと、これまた極めて未知数。簡単にいうと、

英米先進国:制度・システムが完備されて、安心度が高いから、権利さえ確保しちゃえば、間に入る業者がアホでも何とかなる。

東南アジア中進国:制度は、それなりに完備。でも運用面で問題多いから、間に入る業者は重要。

ミャンマー:制度が、そもそもないから、何より、間に入る業者だけが命。

何だかんだ言って、「権利が命」の不動産投資。その文脈で、いまミャンマーの投資をおすすめするのは、難しいのです。普通の考えじゃダメだから、話を、二ひねり、三ひねりして、腸捻転起こすくらいツイストしないと無理。

私の場合、そのツイストを可能にしたのが、ミョウさんとの出会いでした。

今年3月、まだ東大大学院在学中だった彼と、高田馬場で初めて会ったのですが、その瞬間、「ミャンマー投資やるなら、パートナーは、この人しかありえない!」・・・ピンとくるものがありました。

彼の人格自体に、愛さずにはいられない、「他に真似のできない魅力」を感じたのです。この人自体が、ミャンマー・マジック!

今年5月、ヤンゴンに行って、ミョウさんを訪ねました。当時、彼は母国ミャンマーでビジネスを立ち上げべく、帰国してまだ数日後、という状態でした。

ヤンゴン最大の観光地は、シュウェダゴン寺院。ここの仏塔に行って、感動しない人はいないでしょう。その場所で、彼がつぶやいた言葉。

「この国は、最悪だ・・・俺は、最悪な国に生まれたんだよ。」

「ミャンマーに生まれてしまったことを、ずっと、不運だと思ってきた。日本に亡命して、何だかんだで、日本に命を助けられたのが、俺の人生。」

「でも、いま、黄金に輝くこの仏塔にたたずむと、ミャンマーに生まれて、本当に良かったと思うんだ・・・」

【仏塔をみあげるミョウさん】(今年5月撮影)

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私は、ミョウさんを、日本の投資家さんに引き合わせたかったのです・・・

そのためだけに、不動産セミナーをやる価値があると思った。

いまミャンマーで、不動産投資・・・この言葉自体が、矛盾かもしれません。将来のポテンシャルはともかく、安心・安全という意味では、たぶん世界最悪の部類に入るであろうミャンマー。

ミョウさんも、人格や信頼性は素晴らしいけれど、不動産に、そう詳しいわけではありません。そこで、不動産に詳しい上原さんの助力を得て、時間をかけて、たくさん赤入れして、なんとか、セミナーの形に仕上げた。

ミャンマーという難しい素材ゆえ、不動産セミナーとしての、完成度は低かったかもしれません。でも、それよりミョウさんや上原さんという「人格」に出会って、何かを感じて欲しい。

そして、不動産に限らず、なんらかのビジネスを通じて、ミャンマーに関わって欲しい。この国の発展に貢献して欲しい・・・その機会を、昨日、つくれたのだとしたら、幸甚です。

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共産党が伸びた理由

こんばんは、Manachanです。今日はひさびさの選挙ねたで、いきます。

ここ1~2年、日本政治は、安倍自民党の圧勝、民主の惨敗、社民・生活や反原発政党の壊滅的没落、維新の不振、みんなの健闘・・・というトレンドですが、その中で、意外に議席を伸ばしているのが、共産党です。

半分しか改選されなかった参院選だと分かりにくいですが、都議選の結果をみると、歴然。共産党は民主党を抜いて第三党に躍進しています。私は選挙前、共産党の獲得議席は11~12くらいと予想してましたが、蓋を開けてみればまさかの議席倍増、17議席ゲット!

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私にとって興味深いのは、自民党が大勝する局面で、なぜ、左派勢力のなかで共産党に支持が集まるのか?中道左派政党が没落するのに、なぜ共産党だけ伸びるのか・・・という点。

日本の都市にたとえて言うと、こんな感じですかね?東京(自民)一極集中が強まると、遠く離れた九州では、拠点都市である福岡市(共産)だけが、九州他地域から人口を集めて栄える。福岡市以外の九州の都市(社民、生活、みどり等)は衰退する・・・みたいな。

私は先日、「中道左派が負けた理由」というエッセイを書きましたが、社民、生活、みどりに象徴される、いわゆる中道左派政党の支離滅裂ぶりに比べると、共産党がまともに見えます。

反原発、という点では左派内で一致していますが、原発事故の起こった福島県においては、社民党は反原発運動のネタとして福島を使う傾向が目立った一方で、共産党はどちらかといえば、福島に残った人に寄り添い、支援するスタンスが目立ちました。やはり共産党の方が、政治センスがまともで、穏当。

それを含めて、なぜ、いまの日本政治において、同じ左派でも、社民党が嫌われ、共産党はそれほど嫌われないのか?これは興味深いテーマですね。

私思うに、いまの日本は「ナショナリズム」、「対外強硬派」が歓迎される政治状況にあります。特に中国と韓国に関しては、対決姿勢を鮮明にすれば、拍手喝采が起こり、弱腰、融和の姿勢を見せたら「反日」と呼ばれたりする・・・硬派の時代ですね。

そんななかで、共産党のキャラクターは、どちらかといえば、男性的で、硬派。党員には党の路線に従う規律が求められるし、分派は許されないし、そして何より、日本国民でなければ、党員になれない・・・実は「日の丸共産党」でもあります。でもって中国共産党と時々ケンカしたりしますので、実は今どきの日本国民の気分とマッチしてる体質があるのですね。

逆に社民党は、よく言えば女性的で民主的、悪くいえば規律とガバナンスがゆるく、新左翼など過激派チックな連中の巣窟になりやすい。中国、朝鮮に対する政治姿勢も概して弱腰・・・ガバナンスゆるい分、国民の感情を逆なでするような発言は、共産党よりも、社民党から出やすくなる。そして問題発言の都度、社民党に対する拒否度が高まる。

昔は、共産党=共産主義革命というイメージで、恐怖感を抱く人もいましたが、今の共産党はソフト路線。議会主義を認め、選挙による第一党獲得を目指しています。しかも、政権をとりにいく気も、他党と連立する気も全く見られないため、実質的に「万年野党」が100%確定している。

【いま、この人が党首で、政権とりそうな気配が全くみられない・・その安心感がイイんでしょうね。】

共産党が政権とったら困るけど、それがない前提のもとで、「自公=推進役」、「共産=チェック・監査役」という役割であれば、支持する国民が多いということでしょうね。グローバル資本主義の影響で、貧困層が増えている現状ならなおさら。

結論・・・自民党が強い時期、それに対する批判票は、硬派なイメージで、実はそれほど嫌われてない「いまの共産党」に流れやすくなるのだと思います。

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規制緩和と大都市

こんばんは、Manachanです。

今日の夜遅く、3週間ぶりに、東京の我が家に帰ってきました。妻と、子供二人は、5週間ぶりの我が家・・・

成田からは、いつも、「東京空港交通リムジンバスで箱崎T-CATへ」、「そこからタクシーに乗り換えて自宅」という経路をとるのですが、

今回は、「東京駅900円激安シャトル」の切符が取れたので、そちらを使ってみました(リンク)。

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コスト削減効果は、歴然!親子4人で、成田から自宅まで移動する場合のコストは、

リムジンバス使用の場合:総額8950円

バス(成田空港~T-CAT) 7250円 (大人2900円x2、子供1450円x1、※4歳の長男は無料
タクシー(T-CAT~自宅)1700円       

900円シャトル使用の場合:総額5570円

バス(成田空港~東京駅) 3600円 (900円x4)
タクシー(T-CAT~自宅)1970円       

なんと、38%も、削減できてしまいました。しかも、900円シャトルと、2900円かかるリムジンバスとで、所要時間も同じですし、受けられるサービスや車両のグレードもほぼ変わりませんから、これからはもう、900円バスしか使いません!

ですが、現時点で900円バスが使えるのは、「東京駅」と「銀座」だけですので、都内23区の西の方にお住まいの方には、まだ価格破壊の恩恵が及んでいません。

私たちの900円シャトルが成田空港を発った時、東京空港交通の「町田、相模大野行きのリムジンバス」が発つところでした。こちらは片道3500円かかるんですよね。気の毒に・・・

7月下旬に、仙台に高速バスで行った時も、同じようなことがありました。

「東京~仙台」間は、日本屈指の高速バス過密路線だそうで、民間各社がしのぎを削って、価格競争を繰り広げています。私が予約したのも、なんと3300円という激安価格。私はJalanポイント使って、なんと2300円で乗りました!

リムジンバスで成田~都内を片道移動するより、下手したら安く仙台に行けるんですから、本当、バスの価格って一体何なのでしょうね?

私の実家がある柏にも、仙台行きの高速バスが直通しています。都内~仙台がここまで安いのなら、柏~仙台も安いかも、と思って調べてみたら、なんと7200円もする!

柏から都内主要駅まで、片道500~600円で行けますから、まず都内に出て、激安バスで仙台行った方が、柏から直接仙台行くより、ずっと安く済むわけですね。

バス会社同士の競争、最近ではLCC(格安航空会社)同士の競争も熾烈ですが、値下げの恩恵を受けるのは、やはり大消費地である都会だけのようです。

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世界最高の児童遊具

こんばんは、Manachanです。

私たち家族は、世界中、いろんな国に行きます。うちの子供たちは、それぞれの国の公園や遊具で、のびのびと遊びます。

いろいろ回ったなかでも、オーストラリアは、子供にフレンドリーな国だと感じます。ここケアンズにも、素晴らしいものがあります。それが、


Figtree Playground (イチジク樹の遊び場)

という、ケアンズの波止場にある、子供向けの大型木製遊具・・・

これだけ見ると、日本の児童公園にもある遊具みたいですが・・・

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同じ場所に、巨大なイチジクの樹があって・・・

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イチジクの巨木と、遊具が、完全に一体化しているんです!!

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これは凄い!子供だけでなく、大人が遊んでも、むちゃくちゃ楽しいんです。

当地ケアンズは熱帯雨林気候なので、イチジクの樹は、信じがたいほど幹が太く、高く、大きい。樹上に大人が50人乗っても、ビクともしないでしょう。「チップとデール」になった気分♪

そして、木登りがものすごく簡単。足をかける場所も、手で握れるほどの細い幹も、たくさんあるからです。

まず木登りして、上まで登って、そこから遊具に乗り移る・・・みたいなことも、その逆パターンも簡単にできるのです。万一、高いところから落ちても、地上は柔らかいクッションになっているので安心。

うちの子供たちも、そして私も、ここに来たら、2時間くらいは、片時も休まず、夢中で遊んでしまいます。

私思うに・・・

天然の樹木と一体化した遊具こそ最高!!

遊んでて楽しいし、いろんな遊び方を自分で開発できるし、何より、「樹木」そのものを、手足で、五感で感じられるのがいい。

また、こういう遊具自体が、完成されたアートであり、素晴らしいエンジニアリングだと思うんですね。樹木という自然物と、遊具という人工物を、シームレスに組み合わせて、子供が遊んでも安全なように、いろんな遊びのパターンを考え抜いて設計する・・・

樹木は自然物なので、シロアリや小動物にも食べられたり、枯れたりするわけですが、そういう経年劣化を防ぐ工夫も必要だし、遊具とあわせて、長年、安全に使えるようにしなくてはならない。まさに、人間の知恵の結晶!

日本ではどうでしょう?

最近は少子化だし、子供は大事という価値観も広まってきたこともあり、都市公園にも、楽しく遊べる木製遊具が増えてきましたね。良い傾向だと思います。

柏エリアの場合は、柏の葉公園の「冒険のトリデ」が有名かな。あと清水公園、手賀の丘公園、アンデルセン公園のアスレチックも、木製遊具の宝庫ですね。

ただ、樹木と一体化した遊具というのは、それほど多くないかもしれません。

柏市立「風早幼稚園」の園庭にある、スウェーデン製の木製遊具「トレッティー」は、その一例かと思います。

トレッティーで遊ぶ子供たち

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実は、桜の樹と、一体化しているんです!

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オーストラリアの、イチジクの巨木とはずいぶん趣が違いますが、これも日本的な、樹木一体型遊具のかたちなのだと思います。桜の季節は、とてもきれいだろうな。

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激突!橋下発言vsアングロサクソン

こんにちは。Manachan@ケアンズです。

昨日は、終戦の日でした。この日は、戦争で亡くなられた方を、静かに鎮魂したいものですが、東アジアでは毎年、日本要人の靖国参拝などを巡って、各国のメンツと歴史観がぶつかりあう、かまびすしい日になりますね。

このトピックで、議論しても、たいてい泥沼になるので、深入りしませんが、私の正直な感想をいうと、


日本も中国も韓国も、お互い様というか、同じレベルで、似たようなことやってるというか・・・

日中韓を問わず、「自分の国から出て暮らしたことのない」議員やメディア、国民ほど、好き放題騒ぎたがる。外国で、マイノリティとして暮らした経験があれば、絶対に口にしないような、他国の悪口を、平気で言う議員、メディアが多い。

そうした、「マジョリティの驕り」が横行する限り、日中韓、どの国にも肩入れしたくない。

たとえば昨日、靖国神社で反日的な声明を出そうとして止められた、韓国人議員がいましたが、あのニュースを聞いて、一番悲しんだのは、たぶん、日本に住むコリアンの人々でしょうね。

私だって、海外でマイノリティとして過ごした年月が長いので、あんなことは、絶対にやりません。よその国で、弱い立場で、無礼で非常識なことをしたら、たちまち自分の立場が危うくなるからです。

件の韓国議員は、韓国社会のなかで、身分が守られているから、あんな行動ができるのでしょうね。

やや時期を逸したかもしれませんが、関連するトピックとして、橋下氏の慰安婦発言があります。

彼の発言内容そのものに、私は、さほど違和感を感じませんでしたが、中韓はもちろん、米国をはじめとするアングロサクソン諸国から、大きな反発を受けました。

政治の常として、橋下氏の発言の一部を誇張・曲解して、思う方向に世論を誘導しようとする、さまざまな勢力や、政敵をこき下ろして、のし上がろうとする者が各地で現れました。彼らに肩入れしたくはないけど、結果的には、慰安婦発言は橋下氏の政治的影響力やカリスマ性を損なった出来事として、後世に記憶されることと思います。

もし、橋下氏の近くに、アングロサクソン文化に詳しいブレインがいたならば、あそこまで痛恨な結果にならなかったかとは思います。

英語圏アングロサクソンの国々、特に米国は、性道徳を含めて、モラル的にはかなり「お堅い」国です。

英国や、その流れを引くカナダ、オーストラリアあたりになると、米国よりは多少緩くて大らかですが、それでも、言論が自由なようでいて、実は「それを言っちゃあ、おしまいよ」みたいな決まり事が、結構たくさんあるものです。

Political Correctness (政治的な正しさ)

という言葉がありますが、英語圏の国々では、人種、民族、宗教、性、中絶など、政治的な議論をひき起こしやすいトピックを語る際に、日本人の平均的感覚からいえば、かなり厳格な「配慮」が求められます。

上のようなトピックで、何かを語ると、誰かを喜ばせ、一方で他の誰かを傷つけることが多い。そこで、公的な場では、誰も傷つけないような「配慮ある言葉選び」が求められます。それがPolitical correctnessと呼ばれます。

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Political correctnessが厳しく求められる社会を、窮屈に感じる人もいます。一方で、オーストラリアという白人主体の国で、私のようなアジア黄色人種マイノリティは、Political correctnessに、ずいぶん助けられてもきました。

オーストラリアにも、人種差別はあります。街を歩いていて、頭悪そうな白人のクソガキに、黄色い肌を理由に罵られたことは、何度かありますが、職場や大学など公的な場で、人種差別発言をされたことは、皆無です。「人種差別は、人として、やっちゃいけないことだ」という、強い倫理観が、この国のエリートやホワイトカラーには、共有されていました。これは、Political correctnessのプラスの側面でしょう。

一方、日本では、英語圏のようなPolitical correctnessの観念が根付いておらず、国際結婚している私などは、オーストラリアにいた時よりも、人々の心ない発言で傷つけられることが多いです。

性(セックス、ジェンダー)に関しても、厳しいPolitical correctnessが、英語圏では求められます。日本よりずっと、女性が組織の中枢にいることが多いこともあり、性的なことをコメントする時、私はかなり気を使います。

そういう言論環境ではない日本で、橋下氏は慰安婦に関して、持論を展開しました。主な内容は、3つあって、

①慰安婦制度は世界各国の軍が持っていた。当時は慰安婦制度は必要だった
②日本が欧米社会からレイプ国家と見られていることは事実と違う
③米軍司令官に、もっと風俗業を活用して欲しい

橋下氏はおそらく、②「日本がレイプ国家ではない」を一番言いたかったのだと思います。その結論を導き出すために、①「当時の社会的文脈から慰安婦は必要だった」を使い、サイドトピックとして、③「風俗業の活用」を言ったのだと思いますが(注.③に関しては、後日、橋下氏が撤回・謝罪済。)

アングロサクソン的な言論感覚でいえば、①と③が、問題になります。


①お前らの国も、慰安婦使ってただろ?  
③米軍司令官に、もっと風俗業を活用して欲しい
 
⇒ あんた、それ言っちゃあ、おしまいよ!
俺らの国は、(少なくとも建前上は)日本と違って潔癖なんだぞ!
Political Correctnessがあるから、責任ある政治家が「慰安婦必要」なんて、言ったりはしない!
 

橋下氏の思惑とは別に、上のような理屈から、アングロサクソン社会では橋下氏発言を「許しがたい」と感じ、大きな反発を見せたのだと思います。

文化の違い・・・といえばそれまでですが、橋下氏を含めて、日本のナショナリスト政治家は、もっと「アングロサクソン・リテラシー」を身につけた方が得策だと思います。

ニッポン・ナショナリズムを、この地上で体現させようとするなら、どう考えても、米国をはじめとするアングロサクソン世界を味方につける
必要があるでしょう。「中国や韓国と対峙する」スタンスであれば、なおさらそう・・・

特に近年は、米国経済界や政界において、中国・韓国の影響力が拡大し、日本の勢力が先細り傾向にあるようで、それも気がかりな材料です。

私は微力ながら、米国の不動産共同投資プログラムに関わり、利益を上げていますが、不動産に限らず、各種の領域で「米国で活躍する日本人」をもっと増やさなければ、この国のリスクは高くなる。中韓に比べて、誤解されやすい国になってしまう。

グローバル経済社会で、日本の存在感を上げたいならば、「日本の領域に閉じた言論」に終始するべきではない。少なくとも、アングロサクソン世界に通用する「理屈力」をつけるべきだと思います。

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キャンピングカーの夢

こんばんは。Manachan@ケアンズ滞在中です。

オーストラリアの公園に行くと、駐車場でよく見かけるのが、「キャンピングカー」(Camper van)。

夏休みや冬休みには、「家族揃って、キャンピングカーで、広いオーストラリアを一周する」みたいな、スケールの大きな話も、この国では珍しくありません。どの街にも、キャンピングカーが手軽に停められる「キャラバンパーク」が整備されているので、そういう旅もやりやすい。

オーストラリアで感心するのは、人生や余暇を手軽に楽しむ方法が、いろいろと開発されていることですね。日本人も、この点は大いに学びたいですね。

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私は、幼い頃から、キャンピングカーで旅するのが夢でした。

しかし、日本の都市部で育ったので、当然、キャンピングカーとは全く縁のない暮らしのまま、成人し、

31歳の時、オーストラリアに移住しましたが、就職、住宅ローン・・・生活に追われて、キャンピングカーまでは手が回らず(カローラで我慢し)、

ま、当時は子供もおらず、妻と二人暮らしだったので、キャンピングカーの必要性は感じなかったですね。やはり、ああいうものは、子供がいて、ファミリーで旅して、楽しめるものだと思うから。

で、今になってようやく、子宝にも恵まれ、経済的にも安定し、いよいよキャンピングカーで家族旅行が、実現に近づいてきました。

たぶん、来年の話になりますが、キャンピングカーで、クインズランド州の内陸奥深く、大鑽井盆地の真ん中にある小さな町、ウィントン(Winton)に行こうと思っています。ここケアンズからの距離は、片道940km。

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ウィントンでは、恐竜化石の発掘ができるので、恐竜好きな娘ソフィアに、是非とも体験させてあげたい。

そして、幼い頃からの念願だった、「キャンピングカーで寝泊り」を、是非、一度はやってみたい。

この一帯は、地理の授業で習った「大鑽井盆地」。塩分や硫黄分を含んだ豊富な地下水が、地熱に熱せられ、ウィントンでは83~86℃という高温で地上に吹き出しているそうです(温泉ですね)。その水を、42℃くらいに冷やして、硫黄分と塩分を飛ばして、飲用にしているそうです。その水質は「世界一」との声も・・・

オーストラリアでは、キャンピングカーでの旅する人が多いので、競争原理も働いて、かなり安く、手軽にレンタカー屋で借りることができます。

日本と違って、当地では1日数千円で、4人くらい寝られるサイズで、冷蔵庫、キッチン・食器付きが、普通に借りられますね。

キャンピングカーの種類によっては、「10日以上」でないと貸してくれないみたい。長い休暇をしっかり取るお国柄なんでしょうね。

気が早いですが、今から、とても楽しみです。

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名を惜しむフィリピン大統領

こんばんは、Manachanです。

2013年は、フィリピンの当たり年・・・フィリピン国債が、ついに「投資適格」に格上げされ、経済成長率も東南アジア屈指の高さになった。不動産の面でも、ワクワクするような魅力的なプロジェクトが目白押し。

わずか20年前、「アジアの病人」と呼ばれた、政情不安と貧困に悩む国・・・それは、過去の話になりました。今のフィリピンは、伸び盛りの新興経済国。若々しい力と、自信と希望に満ち溢れています。

フィリピン経済の成長には、政治の安定が大きく寄与していると思います。特に、今の大統領、「ノイノイ」の愛称で呼ばれる、ベニグノ・アキノ3世の評判がとても良い。

2010年から始まった彼の治世、わずか3年間で、マニラもセブも驚くべきスピードで発展を遂げました。外資は続々と入る、BPOサービスではインドを抜いて世界一になる、国債格付けも上がる…

経済パフォーマンスは、言うことなしですが、何よりも、大統領の評判は清廉なことと、近代的なルールを徹底させようという強い意志があること。その辺が、特に外国人ビジネスマン・投資家には絶賛されていますね。良い政治をしてると思います。

その成功の秘密を探りたい・・・と思ったわけではありませんが、先週マニラの書店で、こんな本を買ってきました。

NiNoy, Cory, and Noynoy (Yvette Fernandez)

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これは、フィリピンの歴代大統領を育み、この国の歴史を変えた「アキノ家」の一代記。平易な英語で書かれていますが、すごい人物が出てきます。

父:「ニノイ」ベニグノ・アキノ・ジュニア (マルコス独裁政権に挑戦し、凶弾に倒れた政治家)
母:「コリー」コラソン・アキノ (マルコスを倒し、フィリピン11代大統領に就任)
息子:「ノイノイ」ベニグノ・アキノ・3世 (フィリピン15代、現職大統領)

若くして上院議員になり、国民の支持を一手に集め、当時の独裁者マルコス政権に果敢に挑戦し、不興を買って投獄され、病を患ってアメリカへ亡命し、その後、フィリピンに帰国した際マニラの空港で射殺される・・・という激動の人生を歩んだ父「ニノイ」。

彼の生き様や、思想が、妻の「コリー」、そして一人息子「ノイノイ」に乗り移って、フィリピン人民を動かす、大きな力になる。この国を前進させていく・・・そんな粗筋。

アキノ一家を美化しすぎているきらいもありますが、それでも、指導者「ノイノイ」の視点を通じて、フィリピンの政治や民衆運動の「雰囲気」を感じられる良著だと思います。

1973年に、獄中で書いた、父ニノイの手記が、感動的です。当時、ニノイ41歳、息子ノイノイはわずか13歳。

(原文)My dearest son,

You are my only son. You carry my name and the name of my father. I have no material wealth to leave you; I never had time to make money while I was in the hire of our people. For this I am very sorry.

The only valuable asset I can bequeath to you now is the name you carry. I have tried my best during my years of public service to keep that name untarnished and respected. I now pass it on to you..

(和訳)息子よ

君は、私のただ一人の息子であり、私や祖父の名前(ベニグノ)を引き継いでいる。私は残念ながら、君に何らの財産も残すこともできなかった。フィリピン国民の公僕となって働き、お金をつくる時間が全くなかった。その点は申し訳ないと思っている。

私が残した唯一の財産は、君の「名前」だ。私は公務のなかで、我が名前が汚されることのないよう、そして人々に尊敬されるよう、最善を尽くしてきた。その名前を今、君に引き継ぐのだ。

もし、現大統領が、父と同じように、「他の何よりも、名を惜しむ」信念の持ち主であり、かつ、大統領職のなかで、信念を貫き通すことができるならば、この国の将来は、明るいと思います。

「名を惜しむ」・・・それは、同時代の人間、そして後世の人間から、政治家として評価されること。より具体的にいうと、正しい統治の結果、より多くのフィリピン人が、教育や仕事のチャンスに恵まれ、子孫により良い将来をもたらすような経済社会を創ること。

これ、言うは易し、行うは難しだと思います。私自身、フィリピン大統領に比べて微々たるものではありますが、アジア太平洋大家の会の「名」を汚さないよう、細心の注意を払いつつ、理念にこだわりながら、会を運営しているつもりですが、基本「お金儲け」の会なので、成功すればするほど、いろいろな人が、いろんな思惑でアプローチしてきます。極めて動的な環境のなか、会をあるべき方向に舵とりしていくのは、簡単ではありません。

海外投資ブームの日本で、量的拡大するのは、簡単です。利益を出そうと思えば、簡単にできる。しかし、私はそれよりも、「名」を残したいのです。「アジア太平洋大家の会」という名が、大家・投資家の立場に立ち、日本人の海外投資リテラシーを高め、実践的な学習のチャンスを与える場、コミュニティとして、同時代の人間にも、後世の人間にも、記憶してもらいたい。

いくら「富」があっても、「名」が汚れたら最後、「富」も台無しになる。「名」さえしっかりしていれば、「富」を含めて、大きな力になる・・・そのことを、フィリピンのアキノ一家は、再認識させてくれます。

フィリピン一国の大統領になれば、もちろん、難易度も、誘惑も、しがらみも、全てがケタ違いでしょう。そのなかで、「ノイノイ大統領」の名が、フィリピンの発展をもたらした優れた指導者として、後世の人々にも記憶されるようになって欲しい。

その頃には、フィリピンが「アジアの先進国」として台頭しているかもしれませんね。

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41度熱波の夏

おはようございます。Manachanです。

いまオーストラリアにいるので、実感わきませんが、日本はいま、連日、最高気温の記録が塗り替えられるような、とても暑い夏のようですね。

このトピックで、連日、よく出てくる地名が、

高知県四万十市

かの地では、毎日40℃超え、そしてついに、8月12日に、41℃の日本記録樹立したそうで・・・・「日本一暑い街」として有名な埼玉県熊谷の記録を塗り替えてしまいました。

よく見ると、四万十市でも、内陸奥深くにある「江川崎」(えかわさき)での高温記録のようですね。清流・四万十川をずっと上流にさかのぼった先、愛媛県との県境近く、山に囲まれた小集落。

この辺は、15年ほど前、家族旅行でドライブしたので、よく覚えてます。ものすごく山が深くて、国道なのに、自家用車がすれ違うのがやっと、みたいな狭い山道も多く、通過にかなり時間がかかりました。

【美しい森と水に恵まれた、江川崎の駅】

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当時、高知県南部の道路事情は悪く、

「国道、県道、私道」  じゃなくて、

酷道、険道、死道」  と呼ばれてました。

四万十市の山奥や、もっと先の宿毛市あたりから、県都・高知市に出るまで、片道3時間はゆうにかかる・・・ここが日本と呼べるのか?、みたいな社説も、読んだことあります。今では、道路事情、少しは改善されてると思いますが。

辺鄙な地域ゆえ、山と川は、本当にきれいなところでしたね。そして、めしがうまい!ドライブの途中、「窪川」という土地で食べた焼肉は、私の人生で食ったなかでも、五本の指に入るくらい、うまかった。

この自然あふれる地域が、日本最高気温記録の舞台になったことは、感慨深いものがありますね・・・それにしても41℃は暑いぞ!

四万十市に、日本最高気温記録の座を奪われた「熊谷市」の反応は、どうなんでしょうか?八木橋百貨店の「暑いぞ熊谷グッズ!」は、売れてるんだろうか?

【暑いぞ熊谷!温度計】

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熱波は、日本だけの専売特許ではありません。今年の夏は、北半球の中緯度地帯の、広い地域で、異常な高温が記録されています。

中国の熱波も凄いし、欧州の中部でも、北海道の稚内よりもっと北にあるハンガリーで40℃みたいな世界で、熱中症の被害も相次いでいるそうです。

世界的にみれば、高温が記録されるのは、低緯度よりも、中緯度地帯に多い。私が滞在中のオーストラリアでも、ケアンズ、ダーウィンみたいな熱帯の街よりも、中緯度のシドニーやメルボルンの方が、夏の気温は高くなることが多い。

シドニーに住んでいた時、気温43℃を、2度ほど体験しました。もう、外を2分と歩いていられないほどの暑さでした。庭の芝生が熱風で焦げました。2階に上がっただけで、暑くてたまらず、ずっと1階で、大人しくしてました。

あの日は、シドニー内陸で一番暑い「ペンリス」(Penrith)まで行く用事があったので、最悪でした。ショッピングセンターは、「避暑」に来る地域住民の車で満杯。仕方なく、屋外に車を止めて、用事を済ませて戻ってくると、もう、車内が暑くて暑くて、炎天下のなか、10分ほど車内に入れませんでした。


40℃超えのなか、ラグビーの試合は、あまりに過酷だ・・・

どの国にいても、クソ暑いときは、無理しないに限りますね。皆様もご自愛ください。

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