2010年 6月 の投稿一覧

【グローバルIT】日本村とジリ貧の構図(2010/6/23)

Manachanです、こんばんは。

先日、中国・大連勤務時代(2005-07年)の部下から、Linkedin経由で嬉しいメッセージをいただきました。聞くと彼はすでに、総勢5人のアプリサポートチームを率いて、米国顧客向けにサービス提供する立場らしい。私が大連時代にしていた仕事と同じですね。

彼はまだ、30歳そこそこのはず。その年齢で、すでに4人の部下を持つのは、最近の日本では余りないことかもしれません。この辺に、経済活力みなぎる新興国の輝き、エネルギーを感じます。実際、部下をもって、責任ある立場に就けば、それだけ成長できますもんね。人材が育ちやすい環境といえるでしょう。

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ところで、私は今、事業会社のIT部長をしております。

これまで12年間、私はずっとベンダーの立場にいて、事業会社様にサービスを提供する側だったので、腰が低かったのですが、いざ事業会社に移ってみると、いろんなベンダーが営業をかけてきて、「鈴木部長様」と、それこそ下にもおかない扱いを受ける。

事業会社のIT部って、ベンダーを選ぶ立場だから、強いんですよね。言葉は悪いですが、ある意味、権力に酔いやすいポジションといえるのかも・・・

もっとも、私は威張るタイプではないので、強すぎる今の立場に戸惑いを隠せません・・・・。

そういうベンダーさんと、時間をとって会うのも、私の仕事のひとつです。IT部を運営していると、サーバー、ネットワーク機器、モバイル機器、ケーブル、保守サービスなど、いろんなモノを買うので、どのベンダーさんが、どんなモノを、どんな価格で提供するのか、知っておく必要があるのです。

今は多角化の時代というか、否、多角化しないと食っていけない時代と言うべきか・・・意外な会社が、意外な商材を持ってくるものです。「XX社って、ルーターの会社だと思ったのに、クラウドサービスもやってるのか!!」そんな話が続々と。

そんなこともあるので、たとえ商談に結びつかなくても、私は時間をとって彼らと会ってきましたし、それに価値を見出してもきました。

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しかし最近は、彼らと会うのが少し億劫になってきました。だって、


・金太郎飴みたいに、最近は誰も彼もが、クラウド、クラウド・・・
・しかも、英語環境が全くなく、日本人以外使えない、完全純血日の丸クラウドばっかり・・・
・英語圏に出回っているサービスを、日本人向けにカスタマイズしました・・・そんなんばっかり

私どもはドイツの会社で、公用語がドイツ語と英語だけなので、日本向けのITサービスなど、採用できません。だいいち、英語のマニュアルがないという時点で、即却下。「日本人以外使えないだろ、こんなもの持ってくるな!」と言われるのがオチ。

ですので、やれクラウドだ、内部統制だ、新会計基準対応だ、日本版ERPだといって、日本語しか使えないシステムを提案されても、私は困るのです。なぜ、日本のITベンダーの多くは、世界で売れる製品をつくろうとしないんだろう?

今の状況って、年々縮小する日本市場に、各社が、日本人向けのシステムをつくって売りまくる。それでは過当競争になって当たり前。だいいち、ちゃんと儲かっていれば、私どもの会社に飛び込み営業なんかかける必要ないでしょ?過当競争だとコストプレッシャーも大きくなり、結果、社員に良い給料も払えなくなっちゃうでしょう。

会社の命令とはいえ、「日本人向けにカスタマイズした製品を、外資の日本支社に売れ」と言われるセールスマンが不憫で不憫で・・・。そんな発想から抜け出せない会社は、一刻も早く、経営陣を総取替えすべきだと思う。

そもそも、ITは時間空間の制約を超える技術なのに、商品企画の時点で、言葉の制約をつけてしまうことに、積極的な意味があるとも思えない。

どう考えても、広い世界市場に打って出るのが正解だと私は思う。
日本語しか通じない、日本村にいつまで閉じこもっていても、ジリ貧になるだけ。
今こそ勇気をもって、世界に出よう。そして、外国人と協業して、世界で勝てる製品をつくろう。
他ならぬ、我々日本人の明るい将来のために・・・

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中国進出と起業準備(2010/6/22)

Manachanです。こんばんは。

中国人投資家を、日本の不動産市場に呼び込む活動の一環として、中国を代表する不動産サイト「捜房」(Sou Fang)に、中国語のブログとTwitterを立ち上げました。ハンドルネームは「鈴木房産」、ないしは「Suzuki Property」

中国語ブログ
http://blog.soufun.com/28857152/10133280/articledetail.htm

中国語Twitter
http://t.soufun.com/28857152

でもって、ブログに文章を投稿したところ、いきなり、物凄い数のアクセスが・・・・

これまで日本で、10年かけて、ホームページとブログをコツコツやってきて、いま得ているアクセス数を、一晩で、いや数時間で、軽々と超えてしまいました。

恐るべし・・・これが、世界最大の13億不動産市場なのか・・・私は唸りました。
中国の地に、世界最大のビジネスチャンスがある。

いずれにせよ、中国人の投資家に信頼されるよう、頑張ってブログつくっていきます。

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今日の晩御飯の時、妻に、「起業したい」という話をしました。

日本の不動産市場に、中国マネーがこれからどんどん入ってくる。今はまたとないチャンス。自分はこの領域で第一人者になりたい。
グローバルな不動産ビジネスをこの手で立ち上げたいんだ・・・などと、熱く語りました。

妻の反応はというと、さすがに、華僑の娘ですねえ。家族や親戚郎党の誰もが、世界のいろんな国で起業する環境で育っているから、あっけらかんとしたもの。反対などしない。注文は、「悪い人に気をつけてね」、「一家4人が暮らせるだけの収入は確保してね」・・・たったそれだけ。

私も負けていません。祖父は学園ビジネスと貸衣装ビジネスを興して成功し、千葉県柏市の商工会議所会頭まで上り詰めましたし、父も44歳で脱サラ起業しました。私はいま、41歳・・・歴史は繰り返す。商都・柏の起業スピリットが、私の体内にもちゃんと流れていたようです。

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【グローバルITビジネス】起業にむけて(2010/06/20)

メルマガ読者の皆様。

作者のManachanです。
2ヶ月の長きにわたり、大変お待たせしてしまい、申し訳ありませんでした。

メルマガ入稿が遅れたのは、いろいろ理由がありますが、まず第一に、私自身の心境の変化がありました。

このメルマガのタイトルは、「目指せ!グローバルIT技術者」です。その念頭には、グローバルな企業組織で働く、IT専門職のイメージがありました。
それは、20代後半から、41歳の今日に至るまで、私が常に目指してきた仕事のイメージでもあります。

私自身は、その目標を、概ね実現してしまったと思います。20代の若い頃、「将来、こんな働き方ができたらいいなあ」と漠然と思っていたこと、
それはすでに、現実のものとなりました。私の日常は、当時描いていた理想像とほぼ同じです。

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私はいま、転機にあります。

41歳で、管理職。複数国に部下を持ち、海外出張も頻繁・・・それなりに恵まれた境遇ですが、これで満足してはいけません。止まってはいけません。
今どきの企業組織で、管理職が現状に甘んじて進歩を止めたなら、途端に、会社のお荷物になってしまいます。

会社に残るのならば、これから45歳に向けて、ITの管理職を務めた経歴以外に、もう一つ、「プラスアルファ」が欲しい。
それはずばり、ビジネスプラン上の実績。私の立場でいえば、IT部の枠内でなく、部署横断的に、社内業務のやり方を変えることにより、
いくらの収益アップをもたらした、それが業界の見本になった・・・そんな実績が数値付きで欲しい。

つまり、これからの私は、ITの部署長ではなく、ビジネスリーダーになることを、キャリア上、求められているのです。
そのためには、ITだけでなく、財務にも明るくなり、CFOと話ができるようにならなければならない。
1000万とかの大金をかけて、MBAを取る人が多いのも、財務や法務、テクノロジーなど、業務横断的にビジネスを俯瞰する能力をつけたいからですよね?

でも、言うは易しだけど、行うは非常に難しい。
何をやるにも、組織のなかに抵抗勢力はたくさんいる。自分の専門外のことで、難癖、いちゃもんをつけてくる人間もいる。
社内政治は、どうしても避けて通れないもので、ここで多大なエネルギーを消耗します。それに打ち勝つことができるか?

また、スピードの問題もあります。
大きな組織になればなるほど、いろんなレガシー(従来からある仕組み)が複雑に絡み合って存在し、
その中には、どんなにエネルギーを使っても頑として変わらない古い体質、古い業務プロセスなどが含まれています。
それらを変えるためには、組織のなかで影響力をつける必要があるわけですが、伝統的な会社であればあるほど、社歴やコネがモノを言ったりする・・・
社内で影響力をつけるのに最低10年はかかる・・・そんな組織はゴマンとあります。

組織のなかで改革を行い、ビジネスリーダーになっていくには、そういう努力を、長年に渡って続けなければならないのです。
これまでの自分みたいに、渡り鳥のように数年毎に転職を繰り返すのは、少なくとも得策ではありません。
転職しても、また一から業務を覚え、人を覚え、組織での影響力をつけていかなきゃならないからです。
40過ぎて、管理職になってからの転職は、余程のことがない限り、避けた方が良いと思います。

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それが、果たして私の本望なのか・・・それが今、問われています。
一度しかない我が人生、組織のなかで、社内政治に打ち勝って、ビジネスリーダーに成長していくのが、私の本当にやりたいことなのか?

確かに、挑戦のしがいはあると思いますし、成功すれば、多方面からお呼びがかかって、定年までは、食いつなげるかもしれない。
むちゃくちゃ厳しい道ではありますけど・・・。

その他に、私のやりたいことを、全く新しいビジネスモデルで考え、世の中にその価値を問うていく・・・「起業」という選択肢も、真剣に考えているところです。
その魅力は、仕事の自由度。自分の好きなことを、好きなやり方でできる。そして、組織内根回しの必要もなく、自分の思考スピードで
実現していけること。

以前は、サラリーマンの起業は「脱サラ」が相場でしたが、今はインターネットを活用すれば、やり方次第では、サラリーマンを辞めずに起業することも可能。
それが軌道に乗って、生活できるようになったら脱サラする、という選択も可能になってきました・・・いい世の中になったものです。

私は、いま頭の中にあたためている、ビジネスプランがいくつかあります。
今は調査中ですが、それが実現可能だと思ったら、起業の方向に舵を切っていきたいと思います。

そうなった場合、このメルマガはどうなるのか???

もちろん続けていきますが、その際、私の頭の中は、「組織で成功する専門技術者・管理者になる」よりも、「起業」絡みの内容で一杯になると思いますので、

このメルマガも、思わぬ方向に進化・発展していくのかもしれません。
これからも、よろしくお願いいたします。

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https://twitter.com/mana33chan

次回に続く。

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