こんばんは、Manachanです。
アメリカ、ミャンマー、フィリピン、ラオス、パキスタン、ドイツ・・・世界中から、いろんな投資案件の話が来てます。独立起業して間もない、五反田オフィスは千客万来。嬉しいことです(まだオカネになってないけどね・・・)
激務の合間に、時間をみつけて、ブログ書いてます。今日は、子育てネタでいきますね。
友人から、興味深いエッセイを、紹介していただきました。
言いたいことは、よく分かります。私も日本で子育てして、父親の立場でそれなりに苦労して。必ずしも子育てフレンドリーとはいえない社会環境に、悩まされることは時々あります。たとえば、
・乳幼児お断りのレストラン
・騒音に厳しい集合住宅や、公共交通機関
・子育てで大変な親に理解のない、一部の大人たち・・・等々
我が家では、子供が赤ちゃんの頃から、飛行機とか、満員の地下鉄東西線に乗せたりしていました。まだ小さい頃は、泣いたり、大声で騒いだりするわけですが、
ああいうシチュエーション、親としては、本当に、大変なんです。周りに気を遣うし、かといって、相手は理屈が通じない生き物だし、なぜ泣くのか、どう対処していいか分からないことも多いし・・・
そんな大変な思いをしている時、舌打ちの一つも聞こえてくると、まじで、張り倒してやりたくなるわけですが、そんな自分も、まだ子育ての苦労を知らない頃は、「うるせーなあ、ガキ連れて電車乗るなよ」と、舌打ちの一つもしていたかもしれません。
人間、いくつになっても、相手の立場に立って思いやるのは難しいものですね。
あと、核家族は、子育て向きではない・・・そういう面も、確かにありますね。
その昔、大家族が当たり前だった頃は、子供の数も多かったけど、面倒みる大人も多かった。子供を、どうやって泣き止ませるか、どう躾けるか、大人同士で、知識の伝達もしやすかったことでしょう。でも今は、特に都市部では核家族が主流。子供は少ないけど、基本、母親と父親しか、面倒みる大人はいない。
でもって世の中、父親は仕事で忙しいので、子育ての負担は、母親だけに集中することが多い。周りに相談できる相手もなく、たった一人で、試行錯誤しなくてはならない・・・それが、毎日続くと、確かに過酷だ。それに、子育てのストレスがたまると、夫婦関係にも影響してきますよね。
核家族という形態をとるなら、奥さんの実家の近くで子育てするのが、負担の軽減&知識の伝達という意味ではベストだろうけど・・・我が家の場合、妻の実家が直線距離で5800kmも離れているからとても無理。
私も時々思います。こんなに子育て大変なのに、なぜ自分も、周りの皆も、核家族を選んだのだろうかと・・・
日本の場合、核家族が一般化したのは、私の父や母の世代からだったと思います。高度成長期に、多くの若者が、東京をはじめとする大都市に出る。都会は地価が高く、家が狭いので、大家族は無理。実家の両親と一緒に暮らすことはできず、当然、核家族になる・・・そういう面もあったでしょう。
あとは、何かと束縛の多い大家族から逃れたかった、一つ屋根の下、一族郎党が一緒に暮らし、空気を読まなきゃならない暮らしは窮屈で嫌だ。基本、自分で決められる核家族がいい・・・そんな選択をした人も多かったことでしょう。
私、数年前はインドのIT企業で働いていました。インドへの長期出張の機会もありましたが、かの国は、日本と比べれば、まだ大家族が主流。都市部では、自由恋愛や核家族も増えてきましたが、国全体からみれば、割合は多くありません。
そこで、インド人の部下(男性)が言った言葉が、とても印象的でした
「俺は、早く結婚したい。実家に帰らず、嫁だけもらって、核家族(Nuclear Family)をつくりたいんだ! 」
そんな彼の脳裏には、何かと不自由な、実家の大家族の情景が思い浮かんでいたことでしょう。
【家族を大事にするインド人・・・でも、きれいごとではない現実もきっとあるはず】
国・文化圏を問わず、都市化と、核家族化は進んでいる。私も、子育ての大変さを日々感じつつも、それでも、核家族以外の形態を選ぶことは、今のところ考えられない。
人類は、核家族という、自由を得た。それと引き換えに、子育ての大変さ、孤独さを引き受けなくてはならない。ま、それも、自分が選択した結果なのでしょうね。
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