起業

Share on Facebook

365歩のセルフブランディング

こんばんはManachanです。私は相変わらず出国が多く、明日から海外(タイ・バンコク)に旅立ちます。今回は、先週訪れた土地「熊本」を題材に、セルフ・ブランディング(=世の中に自分を売り込む)について、思うところを書きます。

 

 今年4月の熊本大震災から8か月が経ちました。まだ傷が癒えないなかでも、市内各地で復興の槌音が響いていました。今まさに再建途上にある熊本で、昔の歌がにわかに復活していました。

 

水前寺清子(愛称「チータ」、熊本市出身)『365歩のマーチ』

 

今から30年以上前、私が子供の頃、流行っていた歌です。ご当地歌手の名曲であり、かつ「郷土復興にむけて、一歩一歩進んでいこう」という熊本の気分にぴったり合う歌詞で、いま脚光を浴びています。

 

「365歩のマーチ熊本バージョン」(胸が熱くなりますね…)

 

ロアッソ熊本の試合、関東でも震災復興祈念「365歩のマーチ」が登場

 

「365歩のマーチ」は今も昔も、チータの専売特許。その歌い手として、彼女を超える人間はたぶん地上に存在しません。今の時期、街中でよく聞こえる「クリスマス・イブ」の歌い手は山下達郎じゃなくちゃならないのと同様、「365歩のマーチ」はチータという人格と一体化しています。

 

建築物にたとえると、「ガウディのサグラダファミリア大聖堂」はバルセロナにあってこそ意味がある。「ケルン大聖堂」はケルン中央駅前にあってこそ意味がある…それと同じように、「365歩のマーチ」はチータが歌うからこそ意味があり、他の誰よりも熊本を勇気づけるのです。

 

こう書くと僭越に聞こえるでしょうが、私は「海外不動産投資」の世界で、チータや山下達郎のような人物になりたいと常に思ってきました。「海外不動産といえば、やっぱりManachanだよね」と、皆様が真っ先に思い出す人物になりたい。その一念で、これまで6年間頑張ってきました。

 

言い換えると、「海外不動産投資」というジャンルと「Manachan」という個人名を結び付けるべく、セルフ・ブランディングに努めてきたわけです。たとえば、

 

・個人投資家としては、日本で他の誰よりも(たぶん)、多くの国で幅広く海外不動産を運営し、かつ世界中に人脈を構築している。
 
・個人投資家としては、日本で他の誰よりも(たぶん)、海外不動産に関する幅広い情報を得て、かつ体型的に深く理解している。
 
・個人投資家としては、日本で他の誰よりも(たぶん)、海外のいろんな言葉を習得し、世界各国での情報発信や一次情報取得に活かしている。

 

これらが実現できているかはともかく(というか、まだ道半ばですが…)、努力の方向性としては、常にそれを志向してきましたし、今後も変えずに行きます。良い意味で「変わらない」ことが、セルフブランディングの要諦だと思いますので。

 

そういえば、「365歩のマーチ」の歌詞には、セルフブランディングの大きなヒントが含まれていますね。

 

1番「♪~幸せは、歩いてこない、だから歩いていくんだね~♪」
2番「♪~幸せの、扉はせまい、だからしゃがんで入るのね~♪」
3番「♪~幸せの、となりにいても、分からない日もあるんだね~♪」

 

「幸せ」を「自らを売り込む(セルフブランディング)キーワード」と言いかえれば、筋が見えてきます。

 

1番は、「自分をよく知り、セルフブランディング・キーワードを探しあてよう」
2番は、「セルフブランディングは、ライバルの少ない領域を選ぼう(=狭き門より入れ)」
3番は、「はたからみて、ぴったりなセルフブランディング・キーワードがあっても、自分がそれに気づかないこともある(⇒周囲の意見も参考にしよう)」

 

私は、特に2番が好きですね。もし「日本国内の不動産投資」という領域で勝負してたなら、自分より優れた人がたくさんいて目立てない。だから「海外不動産投資」というマニアックな領域を選び、思い切りマニアックな活動を続けてきました。

 

あと、3番の途中の歌詞も好きです。「♪~千里の道も一歩から、はじまることを信じよう~♪」。すなわち、継続こそ力なり。首尾一貫した活動を愚直に続けていれば、いずれ、皆が分かってくれる。日々歩んでいる「一歩」が、長年積み重なれば「千里の道」になると思うのです。
Share on Facebook

起業・副業論

こんにちは、Manachanです。今日は、独立起業の道が何となく気になるサラリーマン諸氏のために、「起業や副業」について、私の思うところを書きます。

私が、東京・五反田の事務所で宅建業者登録したのは、平成26年1月10日ですが、実はそれ以前から、会社の方はつくっていました。私が創立した「合同会社鈴木資産管理」は、平成22年7月26日に法人登記しており、すでに決算を6期やっています。

 

当時、私は外資系企業の勤め人でした。当然、勤め先には黙ってましたが、サラリーマンやりながら、平日夜間や土日は副業に時間を使い、不動産ウェブサイトつくったり、顧客ミーティングで中国へ行ったり、東京で物件案内したり、不動産起業と業務委託契約結んだり、確定申告やったりしていました。

私の「こっそり副業」と「解雇」とは直接の関連ありませんが、平成25年2月14日に、私は勤め先から「ロックアウト解雇」を食らい、19年にわたるサラリーマン人生に劇的な終止符が打たれました。結果からいうと、サラリーマンの身で副業やってた期間は、ちょうど2年半(平成22/7~25/2)になります。

サラリーマンで居られなくなり、生活のために独立起業せざるを得なかった私ですが、今は中小零細企業の社長として、「勤務時間と場所を100%自分で決められる」自由を手にしています。時には売上あがらない月があったり、サラリーマン時代よりも融資引きにくかったりと、いろいろありますけど、一旦この自由な働き方を知ると、もうやめられないですね。今の方が自然体で生きられるし、仕事も好きになったし、もうサラリーマンに戻る気はありません。

 

その楽しそうな姿をみて、昔のサラリーマン仲間が、よく起業相談に来ます。長年会社勤めした男が40歳を過ぎれば、サラリーマンとして先が見えてきます。「俺、このままでいいんだろうか?」、「元気なうちに、本当にやりたいことを始めたい」…そんな問題意識を持つ方々が、私を訪ねてきます。

この種の相談は今後増えると思うので、想定問答集つくっておきますね。

 

Q:起業する時期は、いつが良いですか?

A:私に相談している今こそがベストのタイミングです。「思い立ったら、すぐ起業」。合同会社なんて、登録免許税+登記代行報酬込みで8万円くらいでつくれますし、作業開始から一週間後には、晴れて会社の代表になれます。その会社で事業活動始めれば、勤め人であっても、立派な「起業」。

起業したら名刺つくって、お客様を見つけて、自分が提供したい商品・サービスについて話してみましょう。最初はうまくいかなくてもいい。やってみて売れなければ、都度、軌道修正すればいいんです。

商売の内容なんて、お客様のニーズによって、決まるんです。起業前の目論見と同じかたちになることは、まずない。自分の思い描く、いろいろなモノ・サービスを、世の中にぶつけてみて、そのなかでニーズがあるものが、あなたの商売になっていくのです。

 

その意味では、商売始めるタイミングは、早ければ早いほど良い。「いつになったら、始める」みたいな、条件をつけると、結局いつまでもスタートできません。

相談でよくあるパターンは、「〇〇士の資格をとったら起業する」…社長になればわかりますけど、多くの場合、資格なんて、実務でほぼ役に立ちません。それよりも、売れる能力があるか?売れる商品を見つけてこれるか?…それが社長の必須スキルです。

私に言わせれば、資格の勉強などに使う時間と労力が勿体ない。その時間があったら、さっさと起業して、いろんな商品・サービスを「売ってみる」、その経験の方がずっと大事だと思います。

あと、「会社を辞められる収入の見込みが立ったら起業する」という方もいますが、そういうマインドセットだと厳しいですね。だって、商売なんてやってみないと分からないんですから。とにかく、あれこれ考える前に、早く始めることです。

 

Q:今の勤め先が副業禁止ですが、どうやって始めればいいですか?

私思うに、職場の就業規定なんて、あってもなくても、あまり関係ないんじゃないかな?どんな会社だって、勤務時間以外の、余暇の過ごし方までは介入しないわけだし、プライベートな時間にテニスやってもパソコンゲームやっても構わないじゃないですか?その時間を「副業」に使うかどうかは、あなた次第。

今の世の中、ネットやスマホの力で、大企業じゃなければできない仕事が、どんどん減っています。ウェブサイトは外注、会計・経理もクラウドソーシングで外注、基幹業務や接客でさえ外注可能。私の会社だって、小さいながら外注、業務委託の嵐です。企業からあふれ出た仕事は、中小企業、個人事業主や、その集合体が、どんどん受注していきます。

そういう仕事に、ネットを通じて、自宅や出先などから関与することは十分可能です。自分の好きな時間に、好きな場所・スタイルで働くことが、実現しやすい時代になってきたのです。だから、これから世の中の流れとして、副業OKな会社も増えるでしょうし、一人の人間が、いろんな働き方で複数の仕事をこなす時代になるでしょう。

 

客観的な環境がそこまで整っているのだから、起業を目指すサラリーマンにとって大事なのは、マインドセットの方。特に、「付き合う人たちや、属するコミュニティを変えてみる」のが有効でしょう。

「副業・起業なんて、とんでもない」と思ってる人の多い環境から、「誰もが、いろんな働き方で、一人何役もこなしている」のが当たり前な環境に身を置いてみる。例えば、私が普段付き合っている人たちは、老若男女問わず会社いくつも経営してる人とか、サラリーマンやりつつ仕事いくつも掛け持ちしている人とか、そんなのが当たり前だから、

そういう場所に身を置いていれば、「俺でも、何かやれることがあるかもしれない」と思い、大抵の人が、そのうち何らかの商売はじめるようになるのです。

Share on Facebook

パリコレ詐欺にご注意

こんばんは、Manachanです。突然ですが、

詐欺師からアプローチを受けました!(これで何度目かなあ…)

 

先週土曜日の午後、WFA JAPAN の田久保という初老男性からメールが来て、その直後に、私の携帯に電話がありました。

弊社は中国でファッションモデル育成事業を営んでいます。顧客には中国人富裕層が多く、彼らに向けた不動産販売で御社と提携したいので、明日にでも会っていただけますか?」と、

 

ま、話聞くのはやぶさかではないので、

「都内で来週月曜日の午後一でしたらお会いできます」と答えたところ、

できれば明日にでもお会いできます?」だと…

 

えっ、明日って日曜日でしょう?初対面の人間と会うのに日曜日指定とは非常識だなあ…日曜日は家族サービスデイなので無理だとハッキリ言って、月曜日にアポを入れました。

彼、電話口の口調はとりあえず丁寧なんですが、時々、馴れ馴れしいタメ口調になるのも少し気になりました。

 

その、田久保がアプローチしてきた文面は次の通り。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

前略 貴社の中国人向け不動産物件売買等のご活動をHPにて拝見し、恐縮ながらご連絡申し上げます。

私はWFA(World Fashion Association)Japanの田久保と申します。

1)中国でのファションイベント&モデルビジネス事業展開開始に当り、

2)中国でオーディション合格モデルの後援会作りを始めます。

3)そのモデル投資を行う後援会会員の多くが、日本に不動産投資を行いたい希望があります。

4) モデル投資のお金を満期毎に不動産購入に充てるスキームを作ります。

5)つきましては、会員への東京都心おすすめ物件の案内や購入手続きを、定期的に提携できる日本の

不動産会社を探す必要に迫られております。

以上の件でご連絡をいたしました。

 

①  WFAはFashionParis・Milano・London・New York、以上世界4大Collectionデザイナー・シンジケートのメン バーで構成された海外著名デザイナーの集団です。WFA は日本・中国・インドなど20か国のエキジビション会場において、所属デザイナーにより毎年ファッションショーイベントを行っています。(別紙参照)

 

②  デザイナーの先生方はParis Collection Designers Brandsなので、中国での開催イベントに多数のモデルの

    応募があります。1回の応募は、プロダクション一括単位で男女各1万名の計2万名を見込み、中国各都市での開催は香港や上海など5都市を予定しています。出場モデルは毎回20名、5都市開催で毎年100名のスーパーモデル候補が集まり、彼女らはさらに研修を積みパリコレでのデビューを競います。

③  本プロジェクトは、応募したモデルを中心としたModel Businessになっています。その一つがモデル後援会会員によるモデル投資です。(別紙参照)

 

添付資料などをご覧いただき、中国人の最近の日本不動産購入状況や人気物件帯などお話しをお聞きし、そのうえで専属的に提携ができればと思っています。

一度お打合せのお時間を頂ければと存じます。

草々

WFA JAPAN 田久保則雄

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

で、月曜日の午後、田久保と会って話をしました。

「中国インドの美女を集めて」、「美女に富裕層が群がる」、「彼女らを日本に連れてきて、欧州のトップスタイリストのサポートでパリコレにデビュー」、「山梨県小淵沢に世界の美女を集めて地域興しに貢献」等々…いまいち現実感のない、威勢の良い話が続く。

彼のいう、弊社とのコラボレーションモデルは、「中国人富裕層会員が日本や海外の不動産をリクエストしてくるので、彼らの求めに応じて物件出して欲しい」とのこと…ま、そのストーリーは良いとして、

 

・中国の富裕層会員がすでに集まっているのか?

・今後、どんな仕組みで、どんな予算とイベントを組んで彼らを集めるのか?

・富裕層をネットワークする人材やスキル、ノウハウはあるのか?

・そもそも、中国事業するための法人と事務所はあるの?

 

そういう具体的な話になると、途端にあやふやになる。まともなビジネスマンが、他社に提携を持ちかけるようなレベルでは到底ない。これは怪しい…と思い始めました。20代の若造が言うならわかるけど、初老の年齢でこのレベルはありえない。

 

しかも、痛いところをつかれると、田久保は話をはぐらかそうとする。そういう時は必ず、馴れ馴れしいタメ口になる。「ね、不動産仲介じゃなくてさ、美女のネットワークビジネスしようよ」とか。

あれ?あなた不動産事業で提携したいんじゃないの?いきなり美女ネットワークなんて…俺そんな柄じゃないし。興味もない。

 

しかも、話題が次々と飛んで、実態の怪しいビジネスの話になる。

・福島原発事故で放射能が降った双葉郡12町村で、地主から土地を借りて太陽光発電施設をつくって、1キロワット50円で東電に買い取らせる。それを子供たちの療養費用にあてる。

・福島の他にも、茨城とか千葉とか、栃木とか、放射能が降ったエリアの子供たちの療養費用を、双葉郡内の太陽光発電で捻出する。

 

あら、どこかで聞いたような話。震災被災地ビジネスは、98%以上が詐欺だと相場が決まっている…この時点で私のなかでは「詐欺師確定」になり、話を早々に打ち切ってお引き取り願いました。

 

だいたいが、これから何百億円と集める大事業をやる会社が、こんなしょぼいウェブサイトはありえないよね。

http://wfajapan.jimdo.com/

 

法人登記のある株式会社ロイヤルティファレット(中央区京橋2-6-6)のサイトも極めてしょぼい

http://royaltiphareth.jimdo.com/

 

この法人の代表取締役「斎藤雅男」&「詐欺でググってみると、出てくる出てくる!例えばこれ、

http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/bouhan/1131710791/l50

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
(引用)パリコレデザイナーがキッズモデル募集(続報) 2010年01月24日 11:54 マイケルチャン ◆◆パリコレデザイナーのチャイルドコレクション キッズモデル募集◆◆

4/19~22に東京で開催するファッションウィークの目玉、チャイルドコレクション(4/19)で出場デビューしてもらうキッズモデルさんのオーディション(受検費無料)を開催しています。

場所は六本木で、今週1/24(日曜)~1/30(土曜)、時間は11時~7時まで。

このウィークのデザイナー達はパリコレの、John ribbe , Pierre Talamon , Sibilla Pavenstedt , Jeroen Van Tuyl 他のトップデザイナー達になります(主催はパリコレクション実行委員会)。

ショーの構成は
A:パリコレ イン TOKYO(パリコレで発表されたデザイナー達のオートクチュル・プレタポルテのショーで、日本人のモデル出場はかなりの狭き門です)

B:パリ チャイルド&ガールズ コレクション(デザイナー達のアドバイザリーアパレルのショーです。デザイナーが審査員としてこのB出場モデルから継続的に使うモデル選考も行います)。
対象キッズモデルは、5歳~12歳の男女で、国籍・人種は問いません。

今後のモデル界にデビューさせられるモデルさんの発掘・育成が目的です。プロダクション所属の方ももちろんOK。
なお、未経験の方も受け付けています。

WWW.pariscollection.jp 参考

ご関心のある方は、コメントでもメールででも希望日時等お尋ね下さい。受け付けさせていただいた方に会場ルート案内を返信でお送りします。

メールは info@pariscollection.jp 宛でも結構です。

コレクション実行委員会 山城 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

なるほど…6年前の「パリコレ詐欺」と同じネタなのね。違うのは、「キッズモデル」が「中国人インド人モデル」に変わっただけじゃん!

なお、ここに出てくる山城という男は、2013年3月に、「一般社団法人 福島自然エネルギー開発機構」の肩書で、私にアプローチしてきたんです。ストーリーは、福島復興に必要な、不動産案件に投資してくれる、海外の投資家(特に台湾人)を見つけて欲しい」。

 

詳しくは私が3年前に書いたブログ記事参照。

福島復興詐欺(2013/3/10)

 

相変わらず、詐欺師集団が、うごめいていたのね。もう一生治らんでしょう。皆様もお気を付けください。

Share on Facebook

日本社会と責任の所在

こんばんは、Manachanです。

先日、都内某所の居酒屋で仲間数名と飲んでた時に、ちょっとした事件(?)がありました。その店は、値段が安くて味まあまあ、客対応はアルバイト任せで、安さゆえ大声で騒ぐグループが入りやすい…という、日本のどこにでもある居酒屋チェーンです。

 

我々数名が入った時は客も少なかったのですが、20名くらいの大学生グループが入店してからアルバイト中心のホールが回らなくなり、頼んだものが20分30分待っても来ない。「ホッケと焼き餃子、もう随分前に頼んだんだけど、まだなの?」と何度か催促しても、「いま確認します…」みたいな要領の得ない答え、使えねえなあ。人手足りないから仕方ないと思いつつも正直イライラしてくる。こちとら腹も減るし…

こういう時に限って、ずいぶん時間が経ってからメシがドバっと一気に出てくるんですね。全員、腹一杯になった頃に、1時間以上前に頼んだ大きなホッケが出てきた。テーブルを見渡すと誰も要らないという。箸つけてないのにゴミ箱直行も実に勿体ない話。

 

「じゃ、うちの家族に食べさせます」と私が申し出て、ホール係のお兄さんに「ホッケ持ち帰るのでアルミホイルお願いします」と頼んだところ、これまでの口調と一転、キッパリ、持ち帰りは無理だという。

えっ、まじ?俺たちが金払ったんだから、持ち帰ろうと何しようと客の勝手じゃねえかよと思いきや、すかさず、仲間の一人が怒気を含んだ口調で、「店長呼んでこい!」と叫ぶ。

 

約1分後に、店長らしきお兄さんが来る。「すみません。お食事の持ち帰りはルール上できません」と、

 

「え、なんで!」

「食中毒みたいな問題起こしたら責任取れませんし…」

「店は関係ないだろ!俺が持ち帰って、自分で判断して食うんだから、腹壊してもそりゃ俺の責任。」

「そんなこと申されてもお店が困るわけですし…」

 

てめえの店の都合なんて、聞きたくねえよ!押し問答してもラチあかないと思った私は、鞄からおもむろにビニール袋を取り出して、乱暴な手つきでホッケを投げ入れました。それを翌日、自宅のレンジでチンして食べましたが、当然ながらお腹の調子は快調です。

 

ま、これだけ書くと、我々が乱暴で無礼な客だと思われるかもしれません。普段、接客業で横暴な客と対峙しておられる読者の皆様から反発を買う可能性もあるので、前もって弁明しますと、「モノは言いよう」…です。つまり、店長なる若いお兄さんが、もう少し上手に我々とやりとりしていれば、こちらも腹を立てることもなかったし、衛生に配慮しての持ち帰りお断りルールに従っていたと思いますが、店長が客の立場に立たずに、組織の都合を前面に出す言い方をするからトラブったんですよね。

 

私はアジア、アフリカ、中米…発展途上国の小汚い屋台メシを、手当たり次第食っても腹壊さない、鉄の胃袋を持つ男。だから、日本の衛生的な環境で、しかも火を通した食べ物でお腹を壊す可能性があると言われても、それは我が想像力の範囲を超えることです。

ま、世の中には胃袋の弱い人がいて、ホッケ食べて腹壊すことがあるかもしれません。でも、店内で食べてお腹壊したならともかく、自分の判断で家に持ち帰ったら、さすがに店も責任とれないから客の責任でしょ。その人がいつ、どんな状況で食べるかなんて、店がコントロールできないことなんだから。

ですが、この居酒屋がここまで頑なに、持ち帰りを拒むということは、きっと、理由があるのでしょう。「持ち帰ったもの食べて腹壊して、クレーム入れる奴が日本には相当数いる」ということなんでしょうね。持ち帰ったのは自分の責任なのに、店に責任をとらせようという思考もまた、私の想像力の範囲を超えることです。

 

でもよく考えれば、それが日本社会の責任意識というものなのでしょう。どこからどこまでが店の責任で、どこまでが客の責任なのか、その仕分けが明確でない。少なくとも、社会的コンセンサスが取れていない。そんななかで、なんとなく「事業者が責任をとるべき」みたいな雰囲気になるのが、良くも悪くも日本らしい現象。

英語でいうProceed at your own risk(ご自身の責任でおやりなさい)という意識が、日本社会にはないんですよね。たとえば、立ち入り禁止区域に入って崖から落ちて死んだ奴がいたらそいつの責任…にはならずに、管理者の責任(しかも、限りなく無限に近い責任)になっちゃう。役所もそんな責任取ってられないから、「禁止」、「禁止」のルールをたくさんつくるわけ。

居酒屋メシを自分の判断で持ち帰って腹壊したらそいつの責任…とはならずに、なんとなく居酒屋の責任になっちゃう日本だから、皆、自分の商売を守るために持ち帰り禁止にするんだよね。日本の外に出れば、多くの国で、外食して食べ残しを持ち帰るのは当たり前だから、たぶんこれは「日本の常識、世界の非常識」(余談ですが、私の住んでたオーストラリアでは、外食の持ち帰りをDoggy Bagって言ってたなあ。後日、それはダサい言い方だと米国在住の友人に笑われた…)

kinshi

 

そんな日本で、私はビジネスをしています。しかも「不動産」という、トラブルになりやすい事業をしています。責任の所在が曖昧ゆえ、事業者やサービス提供者に無限責任が課されがちな社会風土のなかでビジネスしていることを再度認識して、気をつけようと、思いました。

Share on Facebook

自営業主が嫌われる(?)理由

こんばんはManachanです。今週木曜日からのドイツ・トルコ出張の準備含め、やるべき仕事がとりあえず一段落して、時間ができたので只今ブログ量産中。今回は、「自営業主」と「サラリーマン」の「人間関係の結び方の違い」に焦点を当てて書いてみます。

 

先日、なかなか興味深いコラムを読みました。

「好きなことをやってると、嫌われる」という事実。

 

賛否両論ある内容と思いますが、言ってることは、そう的外れとは思えません。キーワードをいくつか引用します。

~好きなことをやってると、嫌われる~

~成功した起業家たちがひとクセもふたクセもある~

 

私は、サラリーマン19年やった後、独立して、自営業主として4年の歳月を過ごしました。気楽な一人会社の社長やってて良いことも悪いこともあるけど、自由な働き方が私の気質と合っているので、たぶんサラリーマンに戻ることは無いんだろうなと思います。Once you become your own boss,  it will be  “one way ticket”.

 

自営の身になって、初めて気づく、自分の性格というものもありますね。私の場合は、

・実は極めて「勝気」な性格だった。

・実は思い切りが良く、進むも退くも、一瞬で決断する性格だった。

 

サラリーマン時代は会社の名刺もらってチームで仕事してたから、職場で「ケンカ」などできなかったけど、自営になると、結構な頻度でケンカ、ガチバトルしてます。

私、表面上は牧歌的なルックス、話し方も穏やかだし、怒る頻度も少ない方だと思いますが、何らかのきっかけで怒りのスイッチが入ると、「勝気な性格」ゆえ「全身戦闘モード」になって、一気にケンカ、破談…みたいなことになりがち。

その際、「思い切りが極めて良い性格」ゆえ、一瞬にして「こいつとの人間関係、終わりにしてOK!」なる脳内指令が出る。その一秒後、派手にマジギレ、ガチンコして、The end…となる。

それでも、壊れた人間関係以上に、良い人間関係を新たに結んでいるので、孤独な感じはしないし、嫌われている実感も今のところありません。

 

サラリーマンと自営業主では、仕事上の人間関係に関する考えが、かなり違うんだと思います。

一般論として、サラリーマンは、一緒に仕事する人を選べません。そして、給料は毎月振り込まれます。だから給料を得るために、目の前の人間関係を無難にこなして(我慢して)頑張ろうという力学が働きます。

逆に自営業主の場合、お金の稼ぎ方、時間の使い方の自由度が高く、一緒に仕事する人間も自分で選べる余地が大きい。その代わり、収入の保証はありません。それでも生活費を稼がなくちゃなりませんし、仕事に使える時間も有限です。したがって「収入に結びつきやすい、かつ、費用対効果の高い人間関係」を自分の判断で選ぶことになります。

 

私たち自営は当然ながら、「お金にならない仕事」や、「めんどくさい人間関係やコミュニケーション」が大嫌い。特に嫌なのが、

・やたら細かい性格の人と一緒に仕事すること

 

彼らは往々にして、

・細かい業務・役割分担、スケジュールを決めるように要求してきます。

・仕事がまだおカネにならない段階なのに、「形」から入りたがります。

・どうでもいい些細なことで、報告、連絡、相談をしてきます。

 

彼らはおそらく、そんなスタイルで仕事することが有能・効果的だと思い込んでいるか、あるいはそういう職場環境で長年過ごしてきたんだと思いますが、自営業主から言わせると、面倒臭いことこの上ない、

「こいつと仕事してたって、結局カネにならない、時間もったいない」と判断すれば、彼/彼女との人間関係を切らねばなりません。実際私は、独立以来、自分にとってマイナスな人間関係を、果敢にバサバサ切ってきました。

 

私が今後5年、10年と、自営業主として歳月を重ねると、サラリーマンの友人から、ひと癖もふた癖もある人間だと思われて、敬遠されることも多分あるんだろうなと思います。

自営な私は人間関係でほぼ我慢しないけど、多くのサラリーマンは我慢しながら頑張ってるわけだから…先ほどの文章から引用すると、

 

~「あんなやつじゃなかった」という言葉を投げつけられる

~「大人になれ」と言われる~

 

そういうこと言う人の気持ちも、理解できます。でも気にしませんけどね。所謂「大人」じゃない方が私にとっては幸せだから・・

Share on Facebook

友人紹介のリスク

こんばんは、Manachanです。今回は、ビジネスマンの誰にも身近な「友人を紹介する」という行為について、思うところを書きますね。

 

仕事柄、私はこんなリクエストを、日々受けています。

 

「私は〇〇国で不動産仲介をしている者です、業容拡大のため、日本の投資家向けの販売を始めました。どなたか紹介していただけますか?」

 

「弊社では日本の投資家向けに△△国の不動産を扱う仕事を始めました。この領域で協業できそうな方、どなたか紹介していただけますか?」

 

私は、上記のような紹介リクエストの多くは快く引き受けています。特に、税理士や弁護士みたいな士業の方を紹介する話ならやりやすいですね。彼らも客を求めていますから・・

 

ですが、私の紹介がもとで、時には困った問題も起こります。

 

・「Aさん」のリクエストを聞いて、私が友人の「Bさん」を紹介して、
・後日、「Aさん」と「Bさん」の間でトラブルになったら…

 

この場合、紹介者である私にも火の粉がかかってくる可能性があります。特に「Bさん」と「私」との関係に影響が出たりします。

 

B:「お前なんで、Aみたいな奴を紹介してくるんだよ!!」

 

あるいは、「Aさん」と「私」との間が気まずくなることも、無きにしもあらず。

 

A:「あなたの紹介したBさんはひどい人ですね!!」

 

こういう場合、私が悪いんでしょうか?責任とらなきゃならないんでしょうか?私の立場から言うと、AさんをBさんに紹介する時点で、こんなトラブルになるとは、予見すらできません(そもそも、トラブル起きそうな予感がしたら、最初から紹介なんてしません)。

 

たいていの場合、AB間のトラブルの原因は、双方の「相性の悪さ」や「価値観の違い」、「ちょっとした行き違い、ミスコミュニケーション」だったりするものです。

 

それに私はいつも、まずAさんの立場やビジネス目的をヒアリングした上で、Bさんに前もって、「Aさんという、〇〇の仕事をしている方が、△△の目的で、Bさんと協業に向けてお話ししたいそうです。よろしければ連絡先を教えていいですか?」と、一言断ってから紹介しています。

 

それやった後は、「お二人の間で上手に処理してくれよ、あんたらの相性が合うか合わないかなんて、俺の知ったことじゃない!」と言いたいのが本音なのです。

 

ただ現実的には、BさんもAさんも、私の大事な友達だったり、顧客・得意先だったりします。人脈を使ってビジネスしている以上、AB間の決裂によって私も影響を受けるのは必至。これが、「紹介するリスク」なのだと思います。

 

投資家的にいえば、これ、おそろしく割にあわないリスクですよ。だって、私は「Aさん」を「Bさん」に紹介する対価を一切いただかないんですから。要はリスクしかない。トラブルが頻発するようなら、紹介自体が「ハイリスク、ゼロリターン」な行為になってしまいます。

 

あと、時には私が「Aさん」(紹介して欲しい人)の立場で、結果的にトラブルになることもあります。

 

以前起こった話ですが、私が「紹介者」の好意で、「Bさん」という方をご紹介いただきました。そのBさんに会いに、遠くの街まで行って、実際良い商談になりつつあったんですが、

 

ちょっとしたコミュニケーションの行き違いで、「紹介者」が「私」に対して激怒!結果、全てがご破談になりました。

 

私に言わせれば、なぜこんなトラブルになったのか、正直分かりません。LINEのやりとりを何度読み返しても、いつ、どのタイミングで、誰とどんな確認・合意をしたのか…その経緯を見直しても、私自身に落ち度らしきものは見当たらないし、常に礼節を持って、紹介者とBさんと接していたはずですし、

 

それでも、めぐり合わせが悪いと、トラブルになるのです。たぶんこれは、「どうしようもない相性の悪さ」のなせる業なんでしょうね。

 

私は人間だから、トラブルになると当然、不快な感情も生まれてきます。私に激怒した紹介者に対して、後から、やり場のない怒りがフツフツと、マグマのようにこみ上げてきます。ま、これは忘れるしかないですけど。

 

結局何が言いたいのか?「紹介」という無償の行為(好意)をきっかけに、人と人とが出会い、お互いに、良かれと思って動いても、それが「決裂」という不幸な結果になることがある

 

人と人との間に「相性」の良し悪しがある限り、決裂・破談のリスクや、それがもとで起こるネガティブな影響は、避けられない…

 

とはいえ、リスクあるからといって、私は紹介することをやめませんめぐり合わせが悪くて不愉快な思いをしても、それは誰にとっても、避けられない人生のひとこま。トータルにみると、人に良かれと思ってしたことは、いつか、プラスのかたちで、自分に返ってくると思います。

 

全ては、因果応報、What you give to the world is what you receive from the world.
Share on Facebook

起業、石の上にも3年

おはようございます、Manachanです。昨日は伊豆半島に物件調査に行ってました。海も山も、景色素晴らしくてワクワクします。平日昼間に、こういう良い場所に来れるのも、自分がサラリーマンやめて起業したおかげですね。

今回は「起業」について、思うところを書いてみます。

 

私は、44歳の時に会社員を辞め(もとい、不本意ながら解雇されて…)、起業しました。奇しくも私の父も、44歳で起業、当時私は18歳で、大学受験して現役合格したところでした。

 

「うちのお父さんはこれから、サラリーマンの給料をもらえなくなる」
「これから、毎月、家にいくらお金を入れられるか分からない」

 

その状況が理解できたので、私は大学時代、家から仕送りをもらわず、基本アルバイトと奨学金だけでやりくりしました。40代になって、収入や生活水準が上がっても、相変わらず安宿泊まったりLCCで移動したり、質素な生活をしているのは、大学時代にお金なくて苦労した原体験があるからだと思います。

私の大学生当時、日本はバブル景気で、周りの友人をみると「家賃のほかに月15万円の仕送り」をもらってる奴とかいました。学生なのに消費生活は派手。若いうちにこんな体験をしていまうと、収入下がってもなかなか生活水準下げられないんだろうなあと思います。

 

ところで、私のきょうだいは、2人います。父の起業当時、妹が15歳、弟が9歳でした。まだ「養ってもらう」段階なので、特に高校生になったばかりの妹は、心境複雑だったろうと思います。「いまの段階でサラリーマン辞めて、うちのお父さんも無責任だよね」という意見も、家族から何度か聞きました。一家の大黒柱に定期収入がないという状態に、家族全員が慣れるのに、結構な時間がかかりました。

歴史は繰り返す…あれから26年後、私が44歳で脱サラ・起業しました。当時、うちは4人家族。妻は専業主婦、子供たちは小さく、娘が8歳、息子が4歳でした。

 

起業してから、周りからみた「私の生活スタイル」が、激変しました。

 

平日の朝、定時に出社せず、家にいたり、真っ昼間に、近所の喫茶店とか行ってる。

 

その姿が、「ママ友」とかに目撃されて、「ソフィアちゃんのお父さん、会社辞めさせられたのかしらねえ…」みたいな噂が立ったりしました。私は世間の目なんて全然気にしないけど、それを妻が気にするなと要求するのも無理な話ですよね。あと、

 

家にいるのに、いつもPC広げて忙しく働いていて、子育てに参画しない

 

…というのも、妻の不満の種で、かつ、夫婦喧嘩のネタでした。妻がそれを指摘すると、私が「定期収入のないなか、一家を養うために頑張って働いてるのに、何で文句言われるんだよ!」と逆ギレして、いつもの喧嘩が始まるわけです。

あの頃は、環境の変化、生活不安、子育ての苦労…いろんな要素が絡まって、夫婦関係は最悪でしたなあ。ただ、これは夫婦どちらが悪いと言い切れる問題ではありません。「私が、自宅以外の場所で仕事する」、「妻が、私の立場を理解・配慮する」みたいな、小さな工夫と努力を重ねて、2~3年かけて夫婦関係を回復しました。

 

また、その2~3年かけて、私も不動産事業の立ち上げになんとか成功、今では売上がサラリーマン時代の年収の3倍程度にはなりました。ただ、経営者の立場になると、「自分の年収って一体何?」みたいな感覚になるので、サラリーマン時代と比べてどちらが経済的に豊かなのかよくわかりません。

間違いなくいえることは、起業して、「精神的には豊か」になったことです。24時間、自分の好きなように使えるのは素晴らしい。その時間の範囲内で、好きな仕事、やるべき仕事だけして、かつ一緒に仕事したい人を選べる、一緒にやりたくない人は容赦なく切れる…そんな自由も手に入れたのですから。

心から、「人間やっててよかった」と思ったのは、起業してからですね。

 

最後に、「石の上に3年」という言葉は、よく言ったもんだと思います。サラリーマンを長年勤めた後、勇気を出して起業した男性のためにあるような言葉だと思います。その心は、

 

1)「定期収入がなくなり、変動する事業収入で生活する」という現実に、周囲の人が慣れるのに、約3年かかる。

2)「定刻に出勤しない代わり、事業チャンスを求めて、土日祝日構わず動き回る」というライフスタイルに、周囲の人が慣れるのに、約3年かかる。

 

先日、ちょっと嬉しいことがありました。私は大阪・名古屋へ泊りがけ出張して、夕方帰ってきましたが、7歳の息子ポニーとお風呂に入っていたとき、

 

「パパは留守が多いけど、家族みんなのためにお金稼いでるんでしょ。ボクはいいことだと思うよ」

 

よく分かってるじゃん!この子も、44歳になったら、脱サラ起業するのかもしれないな。

Share on Facebook

豪州版サラリーマンを辞める方法

こんばんは、Manachanです。今メルボルン空港で、ケアンズ行の最終便を待っているところ。出発が予定より45分遅れるので、ブログ一本書けそうだなあ。

 

私にとって、オーストラリア出張の楽しみの一つは、昔の仲間と会えること。私は2000年から05年にかけて、シドニーで5年働きました。当時の同僚のなかに、親しい友人が何人かいて、彼らと旧交を温めるのも楽しいものです。

私の職場は米系大手IT企業でしたが、職場を辞めてからもう11年も過ぎました。私の知る限り、当時の同僚の半分以上は転職して、別の会社に勤めています。でも、私みたいにサラリーマン卒業して独立起業した者は誰もいません。会社こそ違えど、皆、同じITエンジニア・マネジャーとして、サラリーマンを続けているのです。

 

日本でもオーストラリアでも、サラリーマンやってると、いろいろありますよね。社内政治とか、人間関係の悩みとか、首切りの懸念とか…でもって、当時の同僚、これまで10人近く会ってきましたが、皆、異口同音に、こんなことを言います。

 

マナブさんは、自由な仕事ができていいなあ。俺も、サラリーマンやめて起業したいよ。

 

これ、たぶん彼らの本音だと思います。私としては日本だけでなく、海外でも「羨ましい」と言われるのは、ちょっと誇らしい気持ち。でも彼らは、いつの時点で会っても、私を羨ましいと言いながら、結局、サラリーマンをずっと続けており、起業に向けた何らの行動を起こしていないのです。

彼らが起業したくてもできない理由は、いくつもあります。

 

1)今のところ、切羽詰まってないから。

2)毎月、決まった給料をもらえることに慣れたため、独立後、収入が安定しないことに、恐怖心を覚えているから。

3)生活に余裕がない。不動産価格暴騰、物価高、ローンの返済…オーストラリアの生活、実は厳しい。

 

このうち、1)、2)に関しては、サラリーマンのステータスを失えば自然解消するでしょう。2013年の私みたいに、会社を首になって仕事を失った瞬間、現実に目覚めるはず。だって収入ないんですから、安定なんて言ってられない。とにかく、生きるために金を稼がなきゃならないのです。

一方、3)に関しては、「不動産投資」というツールを使って、起業に際しての収入激減の恐怖を和らげることは可能だと思います。

オーストラリア在住者に関して、私のアドバイスは、ずばり、「自宅のほか、投資物件を一つ買う」ことですね。基本、物価も不動産価格が値上がりする国なので、自分の投資物件が値上がって含み益が出れば、「いざ起業に失敗しても、投資物件を売ればなんとか生活できる」という状態をつくることができる。あるいは、投資物件の担保を使って、起業の資金を調達することができるかもしれない。

また、投資物件を賃貸に出せば、起業当初に収入が少なくなっても、生活費の足しくらいにはなるはずなのです。

 

オーストラリアの元同僚で、私のことを羨ましいと言い続けながら、まだ起業してない人に共通することは、「自宅しか持っていない」ことですね。まだ自宅のローンが残っていて、それ以外の収益物件がない、かつ妻子を養わなきゃならないなら、起業する心理的ハードルは高いでしょう。この辺の事情は、日本の多くのサラリーマンと、何ら変わることはありません。

世界中どの国でも、サラリーマンは、所詮サラリーマン。自由な働き方、ファイナンシャルフリー…を手にしたいなら、起業の準備はもちろん、生活・資産の面を考えれば、不動産投資が大いに役に立つはずです。

Share on Facebook

お金大好き、お金儲け嫌い

こんにちは、Manachanです。

私は長年にわたり、不動産投資という、「お金」にかかわる活動をしてきました。ですので当然、「お金の話」は大好き。

 

「お金ほしいですか?」という質問に、Noと答える人は世の中ほとんどいないと思います。でも、「毎日、四六時中、お金の話をしたいですか?」と聞かれて、Yesと答える人はあまりいないでしょう。

私の場合は、「不動産とお金」の話なら、三度の飯より好き。それこそ、寝食忘れて取り組む人間なので、その点は世間一般からみれば変わっているのかもしれません。

 

ところで、人々の関心毎「お金」。それを稼ぐ方法は、いろいろあります。雇われて給料をもらう、事業で売上をたてる、不動産で家賃収入を得る、金融商品や事業投資で配当や利息を得る…等々。

そして、得られたお金の使い道もいろいろあります。好きなモノを買う、銀行に預金する、親や子供に仕送りする、海外旅行する、留学や研修などスキルアップに使う、事業を始めたり、不動産を買う元手にする等々…

 

私自身、どちらかといえば、「お金を稼ぐ・殖やす」方が、「お金を使う」より楽しいと感じる人間です。

もちろん、お金使うのも好きですけど、私ひとりの消費生活なら、そんなに多額は要りません。大阪から東京まで1800円の激安夜行バスに乗ったり、カンボジア出張で1泊8ドルの安宿に泊まったり、タイ出張でチュラ大の20バーツの学食たべて満足する人間です。舛添さんみたいな趣味はないので、つつましい消費で十分。

一方で、「お金の稼ぎ方」には、こだわります。私が楽しい、もしくは正しいと思う稼ぎ方しか、興味ありませんし、それ以外はやりません。

 

私が楽しいと思う稼ぎ方

・大好きな「不動産投資」に関わる仕事で稼ぐ。

・私の得意分野(不動産知識、多言語能力、調査分析能力など)を駆使する仕事で稼ぐ。

・好きな人、気が合う人とパートナーシップを組んで稼ぐ。

・海外不動産をキーワードとするコミュニティと共に仕事する。

・誰も取り組んだことのない、ニッチでパイオニアな分野で稼ぐ。

 

私が正しいと思う稼ぎ方

・私の仕事を通じて、お客様がお金を殖やしてハッピーになる。

・私の仕事が、不動産、資産運用にかかわる業界を、より賢くスマートにすることにつながる。

 

私はすでに人生折り返し点を過ぎ、残り時間が潤沢にあるわけではないので、お金のために、嫌なことを我慢することは、一切しません。また、嫌な奴、気が合わない奴と一緒に仕事することもありません。仕事や相棒を選ぶ自由くらいは、すでに手に入れておりますので…

負債な人間関係を切る (2016/5/26)

 

最後に、「お金」は好きでも、「金儲け」という言葉は好きではありません。

「不動産」と「儲かる」が相性悪い理由(2015/5/1)

 

私が地味なカルチャーの不動産投資家であることも影響しているのでしょうが、短期的な視点で「儲ける」という考えがそもそも嫌い。たとえ大して儲からなくても、不動産や資産形成に関わる仕事を長く続ける方が大事だと考えています。

私が2000名を超える投資家会員が参加するコミュニティの代表であることから、「お金のにおい」を敏感に感じるのでしょうか。日々、いろんな方から「一緒にビジネスやろうぜ」と誘われています。

ただ、そういうお誘いのなかで、「一緒に儲けましょうよ」という言葉を聞いた途端、私はひいてしまいます。一気に、やる気が失せてしまいます。

 

「儲かる」、「儲ける」という言葉を盛んに発していた人のビジネスほど、概して短命に終わっている。

逆に、欲をかかない人の方が、結果的に長続きしている。

…そんなケースを、もう嫌というほど、見聞してきましたのでねえ。

 

今この瞬間にも、私はいろんな業界・業種の方からアプローチを受け、面談アポも多数入ってます。話を聞くのはやぶさかではないですが、私の前で話す時、「儲かる」という言葉は禁句ですよ~。それより、「面白い仕事」、「世の中のためになる仕事」、「時代を前に進める仕事」みたいな話にした方がずっと効果的ですよ。

Share on Facebook

負債な人間関係を切る

こんばんは、Manachanです。久しぶりのブログ更新になります。

私、3年半前の解雇を機に、自営業主になりましたが、この境遇になってよかったと思うことの一つは、「人間関係で我慢しなくてよくなったこと」ですね。

 

とにかく今の私は、人間関係は、好き放題。気の合う人間とだけ一緒に仕事しています。価値観や波長が合わなかったり、「うるさいな~」、「うざいな~」と感じる相手との関係は、容赦なく切っています。だから、経済的なプレッシャーは多少あっても、人間関係のストレスはほぼなく、毎日、自分らしくリラックスして、日々を送っています。

サラリーマン時代も、平均的な勤め人に比べると、結構、好き放題やってた部類に入ると思いますが、宮仕えの宿命として、「上司、同僚、部下は選べない」。

誰と一緒に仕事するかは、基本的に自己決定権はなく、勤め先の会社が決めます。波長の合う上司同僚だったらラッキーだけど、私の場合、そんなことは滅多になく、基本、嫌な奴とも表面上はうまくやりつつ、仕事でのパフォーマンスを上げなくてはなりません。

そして、サラリーマンは、客も選べません。私の場合、ITエンジニアで客先勤務が多かったですが、横暴な客、嫌味な客、低能な客、まじで大勢いました。ま、サラリーマンなので当たり前ですが、人間関係が一番の悩みの種という人はとても多いでしょう。

 

でもって、自営業主になってみると、

・客は、相変わらず選べない。でも、決済が終わったらバイバイできるからラク。

・仕事上のパートナー(≒上司同僚部下)は、自分の好きに選べる。

 

こんな気楽でストレスフリーな境遇を手にした私はもう、

・自分にとって財産な人間関係にだけフォーカスする

自分にとって負債な人間関係は、すぐ切る

 

これを徹底しています。要は、好きなことだけやり、好きな人とだけ付き合う。

 

もちろん、人間関係を切るにはエネルギーが要りますし、いろいろ批判も受けます。特に、自分に落ち度がある状態で関係を切る時、相手に申し訳ない気持ちになることもあります。

それでも、自分にとってメリットの乏しい、ストレスのネタになる人間関係をダラダラ続けるのは時間の無駄だし機会損失にもなるので、それをする位なら、相手に悪く言われた方がマシだと思います。

 

でもよく考えてみると、私がいまの好き勝手な境遇を手にしているのは、サラリーマン時代、「嫌な奴と仕方なく付き合う」経験をたくさんしてきたからかもしれません。世の中、嫌な奴、付き合ってても無益な奴がたくさんいて、そんな連中と時間を過ごす虚しさを散々味わったからこそ、「負債な人間関係は、すぐ切る」人生哲学が確立したのだと思います。

人生には、我慢が必要。我慢しすぎて身体や精神を病んでしまっては元も子もないけど、健全な程度の我慢であれば、特に若いうちは進んで経験しておくべきものなのだと思います。

 

子育ての場面でも、子供に我慢を教えることは必要ですね。先日、こんなやりとりがありました。

息子「パパは、PTAの仕事やることになったら、どうする?」

パパ「興味ないし、面倒くさいから、できるだけやらない」

 

…普段の「好きなことだけやる」態度が、本音として思わず、子供の前で出てしまいましたが、でもよく考えたら7歳くらいの子供に「面倒だからやらない」というのは、教育上良くないですね。「ボク宿題やりたくないからやらない!」と言い出しそうだし…

「嫌なことでも、やるべきことはやる」訓練を、子供も大人も、ある程度は積まなければなりません。それが一通りできるようになったら、いまの私みたいに起業して、経済的なリスクをとるかわりに、「好きなことだけにフォーカスして、好きな人とだけ組む」のも手かもしれません。

Share on Facebook