オワコン日本の田舎からイノベーションを起こす!

今回は、私の生い立ちからはじまって、いまの日本、特に地方がオワコンと言われる理由と、そのオワコンな場所でこそイノベーションが生まれ 、次の時代を担う産業やライフスタイルが生まれるかもしれないという、夢物語のような、でも少しは現実味があるような話をいたします。

私は今から55年前、千葉県の柏市で生まれました。柏は東京近郊のベッドタウン。都内へ直結する鉄道駅の徒歩圏は完全に通勤圏となり、サラリーマンや家族が住む戸建住宅が並び、商業施設も多くて賑やかですが、駅から離れると途端に田舎っぽいクルマ社会になる場所です。私の育った家を出て、左の方向へ歩けば、それは柏駅を通じて大都会東京へ続く道。そして右の方向へ歩けば、それは茨城とか成田など、田舎の方へ続く道です。そんな柏で育ったことで、都会人間田舎人間という、二つの人格が私のなかで共存することになりました。人間の脳みそには右脳と左脳がありますが、都会人間としての私を司るのは左脳で、田舎人間としての私を司るのは右脳、みたいな感じですね。

そんな私が大人になって、東京で就職するわけですが、都内の職場から柏市内の我が家に帰ってくるまでは、左脳がフル回転してバリバリのビジネスマンを演じる都会人間モードが作動しています。でも我が家から車に乗り、田畑や森をこえて成田空港や茨城方面に向かうと、左脳がシャットダウンして田舎人間モードになるのです。いきなり緊張感がとけて、チバラギ土着農耕民族の血が丸出しになり、時速40キロ制限の道を70キロで走りつつ、車内で音楽かけて大声で歌ったり、田舎道で変なヤンキー車に煽られたりするわけです。

私は55歳になりましたが、都会人間としての私はさらにパワーアップしました。毎月のように海外出張して、数か国語を操り、世界を舞台にがっつりビジネスして稼げるグローバル人材になりました。昨年はポルトガルで、今年はドバイで、国際不動産イベントでこの通り、2年連続で表彰されています。

2022年9月ポルトガルでの授賞式

そして、田舎人間としての私も健在です。柏の実家から成田空港をこえて車で1時間、千葉県香取市という田舎で390坪の土地付き古家を買い、今はゲストハウスとして再生工事中です。香取周辺に居る時は、都会人間の香りをちらつかせつつも、基本的には田舎人間モードの顔も見せないと地元に受け入れてもらえません。相手がチバラギ弁で「ごじゃっぺ」とか「でれすけ」とか言っても自然体で対応しなくちゃなりません。

千葉県香取市山之辺、古家再生&ドッグラン工事中

香取のような田舎での不動産取引は、すごく金額が低いです。東京都心と比べると、桁が2つくらい少ないです。たとえば、香取市みずほ台という、あと10年もすれば限界集落チックになりそうな古い住宅地がありますが、そこで取引される土地は50坪300万円みたいなものばっかりです。ゲストハウスにできそうな古家が売りに出る時は、こんな会話になります。「いま480万円で売りに出てるけどさ、高いよね~。200万円に値切ってみようか」みたいなセコイ金額の会話をしてるわけです。

そんな時に限って私の携帯が鳴って、東京都心で手掛けてる不動産売買の話になるわけですが、「赤坂御所の近くの区分マンション1億7500万円満額で成約しました!」とか、「五反田の土地付き一棟マンション4億円で買い付け入った!」みたいな景気の良い話が続出するわけです。それを聞いてる香取地元の人は、口をあんぐりして驚いてるわけです。

東京様では桁が二つも違う不動産がバンバン売れてるのを聞いて、まるで別の惑星の出来事のように感じてるのかもしれません。そんな東京都心話をしてる時の私はもちろん、都会人間モード全開になっております。

しかし、そんな東京でさえ、世界経済の一翼を担う都市ではあっても、中心地とは言い難い。世界経済の中心はあくまでアメリカ、英語圏、米ドル世界です。金融はニューヨークが中心、テックはやや衰えたとはいえシリコンバレーが中心、アメリカ内需系の産業はテキサス州に集まり、世界中の金と人材を引き寄せ、企業セクターは巨額な利益を出します。株式時価総額の半分がアメリカ一国で実現されています。そんなアメリカで巨大なお金を動かしてるビジネスマンからみると、日本はもちろん、ヨーロッパでさえ、ある意味、オワコンに見えるのかもしれません。

私は都会人間としての一面を持っているので、その世界観が理解できます。なぜ日本がオワコンだと言われるのか?それはね…たとえばの話、日本の政治家で一番お金持ちな麻生太郎さんファミリーから、一千億円を運用してくれ、殖やしてくれと頼まれた場合、その資金の置き場は、誰がどう考えても、やはり半分くらいはアメリカになるわけですよ。日本で、一千億円を安全に殖やす投資対象を探せといわれても、企業や不動産の収益性や伸びしろの面からみても、結構難易度が高い。結局、日本に置く分は5%とか7%くらいになっちゃう。さらに言うと、日本に投資する金額のうち、大部分は東京になってしまう、他の地域では大きな運用できるマーケットさえない、という判断になりがちです。そういうマクロなグローバル金融の視点、超でかい金額を動かす仕事をしている人からみると、日本はオワコンにみえるかもしれない。さらに日本のなかで、東京からみると地方はオワコンにみえるかもしれない。そんな世界観は確かに存在するわけです。

でも幸か不幸か、私には都会人間と田舎人間という二面性があります。チバラギ田舎人間として、関東人として、日本人としての土着の血からいわせていただくと、日本はオワコンじゃない、少なくともオワコンだと言うのは一面的・・・いや、ここはチバラギ弁で言った方が適切ですね。「おめ変な都会風ふかしてるんじゃねーよ、このごじゃっぺやろが!」。

でもチバラギ弁は俺らの感情を表すには適した言語ではあっても、論理的に、なぜ日本オワコン説が一面的なのかを説明するには不向きですので、標準語で言いますね。確かに現実をみると、千葉県香取市の田舎と東京都心とで、不動産取引の金額はゼロが2つ違います。アメリカ様のファンドが買う大型商業物件と比べると、ゼロが3つ違うかもしれません。グローバル金融の人からみて、ゼロが3つも少ない世界でチマチマとセコイ商売やってる私の真似なんか、利幅が薄すぎてやってられません。言い換えれば、できません。そう、彼らにはできないんです。言い換えれば、人口が減り続ける、課題先進国日本の田舎で新しいビジネスを起こすという、彼らにはできない泥臭いことを俺たちは今やっているんです。私にいわせれば、「アメリカ様と大都市とグローバル金融しか知らないお前らに、俺らの真似はできねーんだよ」。その気持ちが、そして俺らの故郷チバラギを、母国を、俺らのやり方で何とか復興したい執念が、日本オワコン説を強烈に否定する動機になっているんですね。

それで、ここからが本番です。世界に先駆けて少子高齢化が進み、毎年、60万人が減り続ける日本の国、それでも東京に居たら、人間が毎年減っていくリアリティは実感できないでしょう。それは田舎でこそ、リアルに実感できることです。いま、田舎は社会課題のオンパレードです。磨けば素晴らしい価値のある美しい農村住宅が、高齢化でどんどん空家になっていく。それを民泊ゲストハウスに再生することはできるし、外国人観光客はむちゃ喜ぶ。田んぼにヘリポートつくって遊覧飛行すればお金がいくらでも落ちる。でも地域にお金を出す人が居ない。そして若い人が居ない。清掃やリネン替え、観光客の送迎をやるマンパワーがない。タクシー会社はあっても運転手はみんな60代70代・・・そんな感じで、切実に課題だらけ、残念なことだらけです。

田舎には、都会の人と、都会のお金を導入しなくてはならない。そして、地域社会や伝統とのハーモニーを守ってもらう必要もある。そんな奇特な人に来てもらうために、地域環境整備をしなくちゃならない。情報発信も必要。つまるところ、市長はじめ政治のリーダーシップも必要、というわけです。でも、田舎の仕事やってて思うことは、最近明るい兆しが出てきてることです。

このままじゃいけないという危機感が強いほど、田舎の自治体に質の良いリーダーが生まれるんです。私が直接見聞する範囲でいうと、数年前、田舎の市長といえば古臭い地元地域社会の人間ばかりでしたが、コロナ禍を経たいま、大学を出てたり、海外生活経験があったり、他所者だったりと、都会の感覚を持つ市長が田舎に続々と生まれているんです。そんな市長と、地域社会、我々ビジネス側がコラボして、たとえば国内外の観光客や大学生や子供たちに地域のブランド農産物や伝統工芸品をつくる体験をしてもらったり、それを世界中にプロモーションして利益を分け合ったりもできるし、うまく産業化できれば都会の30代40代の子育て世代を呼び込んで、子供たちの元気な声を過疎地に響かせたり、その体験を全国にシェアしたり、あるいは日本以上のペースで少子高齢化が進む韓国や中国にもシェアしてお互い学びあったり、みたいなことができるかもしれない。そこで生まれるものは、心の通い合うエコシステム、都会と田舎がうまく共存し、人間と自然の営みが響きあう永続可能なコミュニティ・・・といったイメージになります。

それこそがイノベーションではないでしょうか・そう、必要は発明の母。そして、オワコンはイノベーションの母です。グローバル金融資本にはできない、他所の富を収奪する発想からは生まれないイノベーションを、私は、日本の田舎を舞台に次々と仕掛けたい。そして、日本はイノベーションが起こせる国だということを、 私 は誰よりも信じています。

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俺がやってみせる!地方から日本経済再生

今回は、地方再生と日本経済復活というテーマを、私のテイストを加えて語っていきます。

私はいま54歳。顔に似合わず実は大学院まで出てまして、卒業したのが1994年。東京で就職しましたが、すでに日本はバブルがはじけて就職氷河期に入り、それから何十年にわたる経済低迷の時代を迎えることになりました。つまり私は、日本が景気良い時代を社会人として全く経験していない最初の世代というわけです。

その後の私は、なかなかユニークな人生を歩むことになります。まず国際結婚のご縁があり、その関係で西暦2000年、妻の住む国オーストラリアの永住権をとって移住しました。到着直後からシドニーで就職活動をして、3ケ月後、ITエンジニアとして採用されました。オーストラリアで5年働いた後、仕事のご縁があって中国に渡り、大連で2年間働き、娘もそこで生まれました。2007年、7年ぶりに日本に戻り、38歳にして東京で再就職。44歳までサラリーマンやって、その後は不動産業者として独立起業。社長業を10年ほど続けて今に至ります。

海外で働いて痛感したのは、現地の景気の良さでした。私がオーストラリアに居た2000年前半、あの国は経済黄金時代と呼ばれていました。給料も物価も普通に毎年上がる、凄いのは確定拠出型年金の運用利回りが最低8%、普通は18%出ると言われたことです。なるほど黙ってても老後資金が殖えるのね、日本でそんな経験したことないので羨ましく思った一方で、私もオーストラリアでちゃっかり不動産を買って資産を殖やしました。

次に行った中国はもっと凄くて、2005年から07年にかけての時期はまさに高度経済成長期。GDP成長率はどの地域でも普通に10%とか20%伸びる、たぶん人類が経験したことのないスピードと規模で経済が拡大していきました。私が就職したIT系の会社ではもともと社員数350名だったのが、2年後には3倍増、1000名を超えていました。採用に次ぐ採用の連続で、私も日々、面接に忙殺されていました。

そんな景気の良い外国で働くなかで、母国・日本がいつまでも経済を伸ばせず、国際的地位をどんどん落としていく、アジアのビジネスの中心は中国やシンガポールに移り、日本はどんどん無視されていく・・・それを歯がゆく、悔しく思ってきました。私自身は英語も中国語もできるし、世界に通用するビジネス人材だし、東アジア経済の中心が中国に移ったところで個人的に何の損もしません。でも心のなかで、母国の経済低迷は、いつまでも心にひっかかっていました。

オーストラリアに住んでた頃、現地の友人が、無邪気にこんな言葉を口にしました。「オーストラリアは日本より未来が明るい」と言ったのです。本人に悪気はないのは分かってますが、でも私は、心の中で静かな闘志を燃やしていました。

お前らに、いつまでも、そんなこと言わせねえぞ

俺ら日本人の力と頑張りで、未来の日本を明るくしてみせる。・・・と。

あれから15年以上が経ちました。日本に戻った私は自分のビジネスを興して10年。日々、国内外を駆け回っています。その私が思うに、日本経済を復活させる鍵は、ずばり「地方のポテンシャルを開花させること」だと思います。別に東京がダメだと言ってるわけではありません。日本のなかで東京が引き続き国際都市として力強くこの国を引っ張るのは必要なことです。一方で、日本列島の津々浦々、各地に豊かな地域資源があるのに、それが経済価値として実現されず、ビジネスや雇用になっていない、だから人も金も全部東京に吸い寄せられる。地方の優秀な才能や若い力が旧態依然とした大企業や役所にばかり集まり浪費されている。そんな構図を、新しい発想で変えていきたいです。言い換えれば、東京や世界と繋がりつつ、地域資源を活かした地方発の優良なビジネスを次々とつくる、その結果、都市規模は小さくとも世界に評価される地方都市が日本各地に次々と生まれる、その先に日本経済復興の道筋が描けると私は思います。

日本なら、いや日本だからこそ、それができるはずです。なぜそう思うのか?私は不動産の商売をしているので、街の価値、場所の価値とは何かを、常に考えながら仕事をしています。私の意見では、人類にとって唯一無二の価値を持つものというのは、3つの条件があります。

1)再生産できないもの

2)稀少性があり、代替が難しいもの

3)知名度やブランド価値があるもの

たとえばの話、最先端のハイテクの粋を集めた工作機械よりも、600年以上の歴史を持つフランスの家族農場でつくられたワインの方が高値で取引されることは多いです。それは当然です。最先端技術は真似されることもありますが、何百年もかけてワイナリーを守ってきた家族の歴史は再生産できないからです。つまり真似できない、世界でオンリーワン、そしてブランド価値がある。だからものすごい値段がつくのです。

その観点でいえば、日本という国は、リアルで宝の山です。コロナ禍で数年間、海外に行けない日々が続いた時期、私は国内のいろんな地方に出かけましたが、そこで各地が持つ観光資源の豊かさに圧倒されました。まさに驚きと感動の連続。特に西日本であれば、どの地域もゆうに1500年以上の歴史がある。島国で戦乱が少なかったおかげで古い建物や文化財が多く残り、地域独特の食べ物や調理法も残っている。その文化景観もさることながら、温帯に位置し、南北に細長い、自然災害のデパートといわれる列島だけあって、自然景観も極めてユニークでバラエティ豊か。要は日本自体が自然の面でも文化的にも、ものすごくユニークで、他に真似されない、代替されない高付加価値資源の宝庫なのです。

さらに日本の持つ大きな財産は、ブランド価値。つまり、外国からみたイメージが良く、知名度が高く、文化的影響力もあるということです。私はこれまで世界中50ヶ国以上に出かけてますが、日本人というだけで、ものすごく親切にしてもらった経験を、数限りなくしてきました。私の外見は、他の東アジアの国民と変わりませんけど、日本人というだけで信頼してもらえる、家も借りやすくなる、ビザなしで入国させてもらえる、世界中どこでもポケモンやスラムダンクの話で盛り上がれる等々。もちろん、私がいいヤツだから良くしてもらえる面もありますが、もし日本以外の東アジアの国民だったら、たぶんここまで良くしてもらうことはなかったでしょう。あと知名度も抜群ですよね。日本はもちろん、東京、京都、大阪、広島を知らない人は世界的にみても少ないです。

稀少性、代替困難、ブランド価値…日本という国は全てを備えています。つまり、高付加価値ビジネスをつくる基盤がすでに揃っているわけです。あとは私たち現役世代が、かたちにすればいいのです。特に日本のなかで、地方のポテンシャルが大きい。素晴らしい地域資源を持っているのに、全然ポテンシャルが活かされず、若い人口が流出している、銀行も金を貸さない、地域の金持ちも地元にお金を落とさない、みたいな地域は数多くありますが、私たちが上手に仕掛ければビジネスを創れる場所は多い。なお、地域ビジネスを大きく成長させるには多分二つの才能の掛け合わせが必要です。一つは「地元で頑張って汗をかく人たち」、もう一つは「東京など大都市でビジネスマンとして第一線で活躍する人たち です。」

私はそのモデルとして「産地直送ビジネスプラットフォーム」という概念をつくり、2021年から広島県、沖縄県、宮城県、千葉県、東京下町など各地で実践しています。

この図のなかで、私の役割は「コンシェルジュ」というて、地方に居る事業者と、国内外の富裕層・投資家のお金をつなぐ仕事をしています。これは地方事業者の悩みと、都市在住のお金持ちの悩みを一気に解決することでもあります。地方サイドでは、地域資源を活かしたビジネスをやりたいけどお金がない、銀行が貸してくれないという悩みがあります。一方でお金持ち側には税金の悩みがあります。あと、自分のお金の一部でも地方の経済復興に活かしたいという気持ちもあります。その両者の間に立ち、収益や節税効果のバランスをとりながら、地方各地で同時並行的に、税金を一銭も使わない、民間資金による事業を次々と立ち上げていく。よみがえれ日本経済というビジョンを心に抱きつつ、地方興しのシリアルアントレプレナーとして頑張っていきたいと思います。

そして、産地直送ビジネスプラットフォーム試みを始めて2年。今では確かな手ごたえをつかみつつあります。お金は後でいいから、とにかく鈴木さん一緒に夢のある仕事をしたい、納得できる働き方をしたいという方が、続々と弊社の門を叩いてきています。皆さんビジネスマンや投資家として活躍した方だけあって、とても優秀です。もちろん地方各地の事業家からも続々とお声がかかっていますし、また事業に成功してひと財産つくった経営者さんからも、鈴木さんの商売を応援したい、民間ビジネスの力で日本の将来を明るくしたい、日本をもっとよくして子供たち世代に残したいという篤志家の方からのお声がけもいただくようになりました。このムーブメントのなかで仕事できる私は幸せ者です。皆様の熱い思いと実力、もちろん課題は多いけど、日本の将来はきっとバラ色だと感じています。

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流山おおたかの森が本当に森だった頃…

千葉県の「流山おおたかの森 」 。2005年 にTX(つくばエクスプレス)が開通して、アキバまで最速25分で直通できるようになったこの街は、いつしか湾岸タワマンの劣化版みたいな分譲マンションが建ち並び、二子玉タカシマヤ(玉高)の下位互換みたいな「おおたかの森SC( ショッピングセンター)」で買い物する子育てファミリーが笑顔で闊歩する、21世紀の意識高い系ベッドタウンになりおおせた。隣の「柏の葉キャンパス」という、これまた意識高そうでドン引きしそうな片仮名駅とともに、今では「TX沿線の勝ち組駅」と呼ばれてるんだそうな。

とはいえ、いくら意気がっても、ここは吉祥寺でも横浜でも湘南でもない。アドレスが川崎市になる武蔵小杉でさえない。所詮はチバラギ、首都圏裏街道の立地。アザケイ(麻布競馬場)の小説で軽くDisられ、いじられるまで、 「流山おおたかの森」が首都圏ワイドで話題になったことはなかったと思う。

この「流山おおたかの森」と「柏の葉キャンパス」の一帯は、この地域で育った俺にとって、夏休みの格好の遊び場だった。TXが通る前は、広大な森と畑しかなかった。純真な小学生だった頃は、クワガタやカブトムシ、セミをとりにいった。そんな俺も中学生になると純真ではなくなり、森に捨てられた「エロ本」「ビニ本」をあさりに行くようになった…

流山おおたかの森、以前の住所は「流山市十太夫(じゅうだゆう)」という、江戸時代の農民みたいな地名だった。一応、東武野田線の線路は通っていたけど、豊四季駅と初石駅の中間あたり、住宅地が途切れて雑木林が続くあたりが十太夫と呼ばれていた。そういえば「森のレストラン」とかいう、地元の有閑マダムがお茶しに来る、ちょっとしたイタ飯(死語)を出す店が十太夫にあったが、今は取り壊されて、跡地にはたぶん長谷工のマンションが建ってると思う。

今、おおたかの森はTXの駅と東武野田線の駅が両方できたから便利だ。そうそう、野田線は愛称「アーバンパークライン」なんだそうな。東武本社はこの名前で呼ばせたいようだけど全然定着しなくて、地元では「アーパー線」という頭悪そうなあだ名がついてる。おおたかの森住民は、地元の「なんちゃって玉川タカシマヤ」でなければ、TX快速乗って25分でアキバに行くか、アーパー線乗って5分先の柏に行くか、買い物の選択肢がいくつかある。

ところで、アザケイの小説読んで、初めて「流山おおたかの森」を知った人もたぶん多いと思う。彼の表現が、言葉のチョイスがあまりにリアルで秀逸で、生々しくて、笑ってしまう。俺らの地元は、東京の人からこう見られていたのかと‥‥もう笑うしかないです。


「流山おおたかの森という、ニュースでたまに聞く、しかし得体のしれない千葉の街に下世話な興味を抱いているらしく」

「おおたかの森は東京ではないと思います。何時間かかるんだろう、と調べてみたら案外近くて、新御徒町でつくばエクスプレスに乗り換えれば40分くらいで着くんですね。いくつかの川を渡り、車窓はどんどん田舎臭くなってゆき、丸の内や表参道とはまるで表情の違う、秋を知らせるように毒々しく赤く色づいた木々がいくつも通り過ぎてゆきました」

「駅を出てビックリしました。大型商業施設を過ぎれば、すぐに板みたいなマンションがみっちりと建ち並ぶ風景。その隙間を、二子玉マダムのジェネリック品みたいな何人ものお母さんがベビーカーを押して歩いている」

「私の愛した彼のあのダサさは、奥さんがこの街で安く手に入れた品々で完全に拭い去られ、彼はそれと引き換えに、この街の代替可能な無数の部品のひとつとして、この街で大量製造されるキャンベル缶みたいな幸せを啜っているように見えました。選ぶことを放棄したものたちが歩む、幸せに至る一本の平坦な道」

…ま、そうなんだろうな。俺らの地元は、首都圏では地価水準が安い、土地はいくらでもある。快速停車駅の駅近でもない限り、3000万円台で新築ファミリーマンションが余裕で建つ。マンションのグレードは、可もなく、不可もなく、今ふうに見えればそれでいい。駅前に「なんちゃって都心風」の新しい商業施設建てて、量産品とジェネリック品で満たしておけばいい。あとは保育園とペット病院と、「さくら水産」「塚田農場」級の飲み屋街さえチャッチャとつくっとけばいい。それだけで、何万人の新住民が呼び込める。

「東京カレンダー」 「湘南スタイル」みたいなセレブ雑誌の世界とは一切無縁、ホンモノの上質なんて要らない。だって「おおたかの森スタイル」なら、平均的なサラリーマン世帯の収入で十分実現可能だから…キャンベルスープ缶でよければ、ユニクロでよければ、眼鏡市場でよければ、マンション購入を機に新調したファミリーカーが野田ナンバーのホンダFITでもよければ、高校に上がった娘が柏の駅前で髪をパープル系に染めてくるのを許容できれば、この街で幸せを手に入れるのは難しくない。

あ~あ、小市民。それでも幸せ♪ 俺ら、流山市民。

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首都圏人の心~東京人になれなかった男の物語

(麻布競馬場の短編小説集「この部屋から東京タワーは永遠に見えない」を読んで感動して、自分でも一つ書いてみました…)

長くて辛くて不条理な客先仕事の一日が終わり、メトロ千代田線の赤坂駅から610円の片道乗車券を買い、江戸川の都県境を超えて我が家に戻ってきたのは、22時を少し回ったところだった。

つい数か月前に買った築13年の中古マンション。柏駅西口徒歩5分、一階には「お仏壇のはせがわ」がドカンと鎮座し、すぐそばにコカコーラの自販機がある。そこでいつもの「マックスコーヒー」(別名ちばらぎコーヒー)を買い、激しく甘い、茶色い汁をすすりつつ、いま千葉県に居ることを実感する。こんなもん毎日飲んでたら糖尿病になるぞと心の中で自戒する俺は、いつしか30歳の誕生日を迎えていた。

29歳10ヶ月で初めて手にしたマイホームの前に、国道6号線が通り、すぐそばに「日本橋まで29km」の道標がある。俺はこの場所から徒歩2分の柏市あけぼの4丁目で生まれ、3丁目の「おばあちゃん家」まで徒歩3分。両親宅へも歩いて15分。まさにスープの冷めない距離に家を買った、ある意味親孝行な息子かもしれないが、

俺が偶然生まれ落ちた場所、この柏という東京近郊の街を故郷として自然に受け入れるようになるには、南西方向、約30km先にある東京という巨大で光り輝く存在に憧れ、親子ともども本気でぶつかり、そして東京の巨大な力で跳ね返された、そのプロセスを経たからなんだと思う。

俺の父は、先祖代々、柏や流山界隈で暮らす地主一家の出で、実家は比較的余裕のある暮らしだった。1960年代には珍しく4年制大学に行かせてもらえて、卒業後は都内勤めのサラリーマンになった。母の一族は東京の牛込界隈から戦争で柏に疎開してきて、仕立屋、ほねつぎ、墓石屋、ホテルシェフ、ケータリング、歯科技工士など、手に職系の商売で全員が柏に残って頑張ってる。菩提寺もお墓も柏にあるし、こっぱずかしいけれど「千葉の渋谷」とか呼ばれてる、県内有数の栄えた商業都市で、とりあえず満ち足りてるから誰一人として柏を離れようとしない。

ただ俺の両親が少し違っていたのは、思い切り背伸びして、東京で暮らして日本最先端の文化にふれさせよう、東京で子育てしてみようとしてくれたことだ。俺が生まれた頃の柏は、人口がいまの3分の1もない草深い田舎町で、男子生徒は丸刈り強制、運動できる奴と喧嘩が強い奴が尊敬されるマッチョな価値観が支配する土地だったから、今でいう「意識高い系」だった両親はより良い教育環境で子供を育てたい、そして自分たちも人生の一時期、日本の首都•東京で暮らしたいと、一念発起した。俺がまだ5歳の幼稚園児だった時に、

柏からピックアップトラックに家財道具を積んで、国道6号を東京方向へ走る。遠目に高層ビル群がみえて歓声があがったんだけど、それは都心じゃなくて錦糸町の駅前だった。ようやく落ち着いた先が、文京区小石川5丁目、7階建のヒルサイドマンション。播磨坂近く、お茶大キャンパスから歩ける、東大赤門へも自転車ですぐ行ける、そして何より文京区屈指の人気を誇る窪町小学校区という、絵に描いたような文教地区。その代わり、柏の庭付きの家と比べて余りにも小さな2DK、40平米くらいの中古マンションだった。、

1970年代当時2DKでも月額家賃9万円もするヒルサイドマンションには、全国から文京区へ教育移住してきた家族が暮らしていた。俺らの住んでた2階は5世帯だけだったけど、長野県から越してきた一家と、遠く九州・長崎県から越してきた一家が住んでて、どちらも俺より2歳ほど年上の小学生の男の子がいた。みんな名門・窪町小学校に通って、小5くらいから塾に行かせて、中学校から筑駒、あるいは高校から開成に入って、目指すは東大現役合格。その勝率を高めるために、文京区の環境で勉学させることを選んだ「お受験」家庭だった。

地方から出てきて文京区でお受験やるには、相当な収入と資産背景が必要だと、大人になってから知った。当時の物価を考えれば高額な家賃に加え、塾、習い事、私立の学費、寄付金に、お受験家庭同士のお付き合い…その出費を継続するのは、一介のサラリーマンの父には到底無理だった。結局我が家は、文京区暮らし2年半で、有り金をすべて使い果たして、俺の小学2年の二学期で柏に戻っていった。その時点で、俺の故郷は東京文京区ではなく千葉県柏市になることが確定した。頑張ったけど結局、「資産格差の壁」に阻まれて東京育ちになれなかったんだ。

柏に戻ったら、お受験の文京区とは似ても似つかない光景が広がっていた。住宅地に畑の混じる通学路(トイレ我慢できなければ畑で野グソできる)、広い校庭、男の子も女の子も先生も休み時間は真っ黒に日焼けするまでドッジボールに興じる日々、学習塾はロクになくて、男の子が小学生で塾に通ったら軟弱だと馬鹿にされた。クラスで運動神経の良いヤツは神だった。5年生の時、柏で初めてゲーセンができて、校則で禁止されていたが皆ガン無視。先生の放課後見回りで、クラス44人中、女の子も含めて30人以上が現場で摘発された…

そんなワイルドな環境で育っても、俺は不思議なことに、学業成績では文京区育ち組に負けなかった。経済的に無理なのに頑張って文京区に住んだ両親の執念が俺に乗り移ったのかもしれない。高校受験は、まぐれで学芸大附属に合格して、世田谷区下馬まで、柏から片道1時間半かけて通学することになった。毎日6時半に家を出て、北千住と中目黒で乗り換えて、東横線学芸大学の駅から15分歩いて登校…俺の人生で、あんな長距離通学・通勤をしたことは後にも先にも無かった。

学芸大附属での3年間は、俺にとって黒歴史なので余り語りたくないんだけど、そこで痛感したのは、「東京都心育ちと自分との、絶望的なまでの育ちの差、経験格差」だった。たとえば、音楽。柏に居た時、俺は合唱コンクールでクラスのピアノ伴奏やる位、自信があったけど、学芸大附属に来てる東京都心や山の手住みの生徒は、ピアノ弾けばプロかと思う位、凄い奴がたくさんいたし、バイオリンとかチェロとか習ってる奴も大勢いた。あとは親の仕事の関係で海外に住んでた生徒も多く、英語やドイツ語、フランス語を流暢に話せる奴も相当数居た。柏ではまず、お目にかかれない種族、聞いたこともない生活スタイル。

当時、母は高校の授業参観に行きたがらなかった。世田谷から遠路はるばる柏に帰ってくるとぷんぷん怒って「もう、二度と行かない!」と。他のお母さんたちと全く話が合わないと。「何よ、あの人たち。アメリカのニュージャージー州に住んでた同士で盛り上がりやがって。全然話についていけないじゃないの!」。当時のクラスで、唯一、母と話が合ったのは、小平市の花小金井に住んでたS君の母親だけだったらしい。ま、あの辺は一応東京都だけど23区じゃないし、柏と似たような生活レベルなのでしょう。

柏で育つって、何なんだろう?東京23区の都心・山の手に育つのと、何が違うんだろう?たぶん「機会格差」っていうのは余りないと思う。柏は一応、首都圏。電車一時間で東京都心に出られるし、交通費も大してかからない。自宅から東京の学校や塾に通うことは可能だし、東京都心での面接が多い就活でも柏に自宅があれば何とかなる。その点、下宿やホテル暮らししなくちゃならない地方出身者に比べれば恵まれた境遇にあるとは思う。

その代わり、「資産格差」と「経験格差」が凄いと思う。東京都心に住むだけの資産と持続的な収入がある人の「当たり前」は、柏で育つ人とは全然違う。幼い頃から、子供にどれだけのお金をかけて、どんな経験をさせられるか、東京都心でどんなコミュニティに属し、普段、誰からどんな情報を得ているのか?…地理的にはわずか30㎞しか離れていないのに、中身をみれば全くの別世界に暮らしているといえるのかもしれない。

俺は、柏を故郷とする、首都圏人。東京人にはなれなかったけれど、かといって地方出身というわけでもない。親のルーツと、職業と、資産背景を使って精一杯、東京ゲームをたたかった結果、結局、柏というちょうど良い場所に落ち着いた。その偶然を、祝おう。首都圏人であることを誇り、これからの人生を首都圏人として生きていこう。東京都心、山手線内側の世界に憧れなければ、この街に住み続けてもいい。無理しなくていい。柏に居て、何の不自由もないのだから…

そう考えて、俺は20代最後の年に、1950万円で柏のマンションを買った。生まれた場所から、徒歩2分。ギャグみたいに近いけれど、これでいいんだ。それが俺の人生なんだ。マックスコーヒーの甘ったるい液体を飲み干し、突然吹いてきた筑波颪(おろし)の寒風を避けるように、俺は「お仏壇のはせがわ」の横からマンションの入口に入っていった…

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色褪せた時代遅れのグローバリズム

私は「海外移住」や「海外就職」をテーマとするブログ記事やYoutube動画をいくつかあげてきました。社会人になってからのサラリーマン人生、約半分は海外で暮らして 現地採用、英語、中国語、日本語を使いこなして海の向こうと日常的にやりとり、毎年のように国際会議に参加…私のこれまでの職業人生は、まさにグローバリズムの 申し子といえるものでした。

私が海外で働いていた2000年代初頭は、グローバリズムが輝いてみえた時期でもありました。トーマス・フリードマン著「フラット化する世界」が世界的なベスト セラーになったのが2005年、私はその頃、オーストラリアの職場を辞めて、中国の職場に転職するところでした。先進国から新興国への仕事やお金の流れにあわせて、私自身が身体を新興国に移したほど、私自身がグローバリズムにガチで適応した労働力でもありました。

グローバリズムとセットになるのが、人種間の平等、ジェンダー平等、ポリティカルコレクトネスみたいな政治的言説や、それに適合した新しい職業倫理です。世界中に 資本主義が広がると、それに関わる労働力も地球規模で様々な人種、性別、言語や文化圏を巻き込むことになるので、そこでは伝統的な男社会とか、前の時代の職業倫理などが邪魔になるわけですが、当時の私にはそれが先進的でクールで、かっこよく聞こえたものです。

私は海外でも中間管理職をやっていたので、その辺のコンセプトは毎年の 研修で叩き込まれました。余談ですが、東京オリンピックをめぐって森喜朗さんの失言とか、渡辺直美さんを豚になぞらえる演出プランが批判されて辞任したクリエイ ティブディレクター佐々木宏さんの事案など、最近いろいろと騒がしいですけど、もし私が組織委員会のリーダーだったなら、ああいうセンスのないプランは出させない自信はあります。外国で散々もまれてきたので、少なくともその程度の、世界的トレンドやポリコレに関するリテラシーは持ち合わせています。

ただ、2000年代初頭は輝いてみえたグローバリズムが、最近、目にみえて色褪せてきたんですね。盛者必衰の理といいますか、どんな思想やトレンドにも旬な時期があって、 いずれ時代にあわなくなって衰退するわけです。共産主義思想にもかつては輝いた時期があって、今はダサくみえるわけですが、それと同じように、2020年を過ぎた今、 グローバリズムなんて、少なくとも私はこっぱずかしくて、とても推進する気になれないというのが正直なところです。なぜ、色褪せたと感じるのか、 結論から先に申し上げますね。

1)グローバリズムは本来、自由で公正な競争が前提となっていたのに、今は共産党中国みたいな専制独裁国家と結びついて拡大を目指すようになり「自由」の良さが消えた。

2)中国に影響された今のグローバリズムは、マスメディアやアカデミズムを支配下におき、ポリコレやコロナワクチンの強制などを通じて、自由な言論・思想を弾圧するようになった。

3)それにより、家族や宗教、地域社会など、伝統的保守的価値観とガチ対立するようになり、社会を分断させる主な原因をつくりだしてしまっている。

今となっては信じられないですが、私が中国で働いていた2005~07年頃はまだ、中国が経済的に豊かになれば民衆も成熟して、いずれ民主化するだろうという希望的観測が 広く世界中にありました。その後、2008年に北京オリンピック、2010年に上海万博が行われ、中国経済は日本を軽く追い抜いて、世界一位のアメリカに追いつけ追い越せみたいに一気に巨大化しましたが、

その政治は民主化どころか共産党独裁がますます強まり、マスメディアもネットメディアも軍隊もビッグデータ完全に共産党のものみたいな、欧米世界からみればガチで異形の大国が出現したことになり、2015年頃からアメリカは中国をあからさまに仮想敵国にするようになりました。これは、アメリカが世界のリーダーであり続けるための負けられないバトルなので、中国対立路線は大統領がトランプになろうがバイデンになろうが変わりません。

しかし、グローバリズムとアメリカ政治は一枚岩ではありません。いま世界の経済界を仕切っているグローバル金融資本、ダボス会議の常連みたいな人たちからみれば、 これからも中国経済で稼ぎたいわけで、対立路線は困る。特にトランプ政権になってから、アメリカファーストという、反グローバル的な思想を全面に出して、アメリカ人の 約3割を岩盤支持層として組織化するような動きになると、むちゃくちゃ困る。どうしてもトランプを引きずり降ろさなければならない。

そこで、世界のマスメディアを支配 して、トランプを悪人に仕立てあげて、2020年の大統領選挙でも民主党や司法システム使って色々ごちゃごちゃやって、挙句の果てはFacebook、Twitter、Googleなど、 ビッグテックも動かしてトランプ派の政治的言説を封じてしまいました。口封じした挙句に、今年1月6日のワシントン国会襲撃事件でトランプや支持者をテロリストに仕立て あげて、大統領職降りても弾劾やって…

あの醜さを見てしまったので…今のグローバリズムや、その先兵としてのアメリカ民主党や、アメリカ主流派マスメディアは、とても支持する気になれません。かなり失礼な言い方かもしれないが、中国共産党を支持できないのと同じ理屈で、彼らを支持しません。人権弾圧の独裁国家と結んで儲ける思想なんて、すでに色褪せて輝きを失っています。

今のグローバリズムは本質的に醜いのに、手を変え品を変え、新機軸を次々と打ち出してきます。コロナワクチンは、その典型ですけど、あの騒ぎの一部始終を体験した者としていえば、要はマッチポンプみたいなものでしょう。新型コロナウィルス・武漢肺炎に関して、いろいろな考えはありますけど、少なくとも私にとっては、自分の生命を脅かす重大なリスクとは感じてません。見方や考え方は人それぞれなのに、どこぞの誰かが世界中の政府とマスメディア使って、散々コロナ恐怖を煽って、恐怖しなくてはいけないような雰囲気にしたうえで、

事前に準備してたのか俺は知らんけど、超スピードでRNAのワクチン出してきて、それを世界中で義務化しようとしてるわけでしょう。私には、すげー下らない茶番に見えますけどね。もっともこれは、私自身が大して影響力のない人間だから気軽に言えるわけですが、トランプさんみたいにアメリカ大統領の立場で、コロナと共存しようみたいなこと言うと引きずり降ろされたり、アフリカのいくつかの国の大統領みたいに消されたりするわけですけどね。

今、アメリカを中心にポリコレ、人種平等、ジェンダー平等の政治言説が大手をふるって暴走して、強い同調圧力を作り出しているのも、私の価値観からみて面白くありません。その流れが日本にも影響してきて、オリンピックの森さんの発言に対する、クリエイティブディレクターを引きずり下ろすのに使われたヒステリックな言説は、 私をして、「ああ、こいつらと同じ空気を吸いたくねえ」と思わせるのに十分なものでした。

自分が正義だと思い込んでる連中ほど、相手に対して平気で残虐になれますし、 彼らが倒さなきゃならないと思ってる相手にも、きっと家族がいて愛する人がいるはずなんです。自分も、相手も人の子です。俺はそこまで残虐になれません。

最後に、今はSDGsとか、責任ある倫理的な企業行動とか、表面上は批判できないような美辞麗句が出回って、グローバリズムの醜い本性を隠しつつ、さらに大きなお金を つくろうという動きが盛んです。私は投資家ですし、リアリストですから、「お金を殖やす手段」として彼らにお付き合いすることはありますが、でも、無批判に 「SDGsの流れについていきましょう。電車に乗り遅れるな!」と公言するのはこっぱずかしくてできません。結局、その本質にあるのがバブルだし、世界のマネーを支配している胴元の連中が儲かるゲームだと気づいているからです。

SGDsらしきものとして、私は私財を通じて、日本中の地方都市で地域社会と調和を目指しながら古民家再生ゲストハウスをいくつか手掛けていますが、本質的に自分の持ち金の範囲で、地に足についた、人の顔の見える範囲でやれば良いと思ってて、グローバルビッグマネーを 使って、思い切りレバレッジかけたマネーゲームにする必要は必ずしもないと思っています。

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GAFA国vsトランプ国、一国二制度になった米国

アメリカ大統領選ネタになります。1月20日、バイデンの大統領就任式が予定されていますが、それまでに何が起こるか全く予測ができません。トラさん側の情報が非常に入手しにくい状況が続いてまして、表向きはトラさんはファイティングポーズをやめて、平和を呼びかけつつ、今回はバイデンに政権譲るような言動をしているのですが、その状況をどう解釈していいのか、トランプ系Youtuber界隈でも意見・解釈が割れています。

バイデン政権を認めない民兵の蜂起みたいなキナ臭い話も聞こえて来ます。ワシントンでは大統領就任式が20日に執り行われる予定で動いているようですが、警察に州兵まで動員して、おおよそ民主主義国家とは思えない重装備の厳戒態勢のもとで行われるのでしょう。アメリカじゃなくて中近東とかベネズエラの話みたいに聞こえますね。

今回は20日にバイデンが大統領就任する前提でお話ししますが、すでにアメリカ社会が完全に分断した状態で国をまとめるのは彼には無理でしょうね。いや、誰が大統領やってもトランプ派支持者数千万名を納得させるのは不可能でしょう。もちろん、私の考えに基づく一方的な言い分であることは理解しますが、ここ2か月間で、民主党は彼らに対して、すでに取り返しのつかないことをやってしまいました。

1)トランプ側から選挙不正に対する疑念が山ほど出されても、全く向き合わず、最後まで否定に終始した。
2)ワシントンの乱入事件ではアンティファやBLMのメンバーも逮捕されてるのに、トランプ支持者にテロリストの烙印を押して、マスコミを使って全米に広めた。
3)トランプやコアな支持者を、大手テックを使ってネット空間から追放した。
4)ペロシ下院議長とシューマー上院院内総務が組んで、どう考えても無理筋なトランプの弾劾に走った。

たとえトランプが大統領職を退いても、トランプ支持者数千万人は消えません。民主党を絶対に許さない、認めない人間が数千万人も居るなかで、バイデン政権が発足しても、民主党が議会を支配しても、草の値トランプ派から連続的に攻撃をしかけられるのは容易に想像できます。アメリカ社会はすでに分断されていて、誰がトップをとっても分断状況のなかでの政権運営になります。この難しさは、たとえトランプが奇跡を起こして彼が再選しても同じことです。私には、

GAFA国 vs トランプ国 の一国二制度状態」 に見えます。
グローバル大企業エリート国 vs ローカル一般ピープル国」の対立と言い換えても良いでしょう。

 

GAFAとはいうまでもなく、Google、Amazon、Facebook、Appleのことです。ここにマイクロソフトを足してGAFAMと呼んでも良いでしょう。彼らと、ニューヨークのウォール街、ワシントンの高級官僚が仕切り、民主党が政治をとりまとめる国を便宜的にGAFA国と呼びます。中国共産党やカトリック教会とも結託している面もあります。対するトランプ国は、GAFA国に統治されるのを嫌がる、独立自営主中心のアメリカ人一般ピープルによる抵抗運動という側面を持ちます。

なぜ一国二制度なのかというと、政治とか選挙に関して、お互いの認識が真反対だからです。GAFA国の指導者は多分、本音では民主主義選挙制度を無くしたいと思っています。形のうえで選挙をやってもテクノロジーを使って結果をひっくり返すことに躊躇しません。その心は、「一般ピープルより俺らの方が賢くて正しい」という思い込みがあります。逆にトランプ国は、アメリカ憲法に象徴される保守的価値観を大事にしますので、どぶ板選挙とか集会イベント、合法的な選挙を重視するスタンスです。

これは、アジアに例えれば、2019年まで続いた、中国大陸と香港の一国二制度に似ています。統治手法的にはGAFA国が中国共産党に似ていて、トランプ国が国安法施行前の香港に似ているといえます。これは「エリート 対 非エリート」の階層対立でもあり、「グローバリスト vs 保守」の思想対立でもあるので対話は非常に難しいです。

アメリカが分断すると、中国の天下になるという人もいますが、そう簡単にはいきません。アメリカほど情報が表に出ないですが、中国も国内に深刻な矛盾を抱え、国を分断するような路線対立が共産党内にあります。習近平・太子党vs江沢民・李克強派・上海閥という構図です。アメリカの対立と構図が似てますね.

で、最後に日本の話になります。昨年8月末に、首相を7年8か月も務めた安倍晋三首相が、健康上の理由で辞意を表明しましたね。その裏の事情は分かりませんが、首相という立場上、我々一般国民が知りえないことを知ってしまった可能性は多いにありますね。あくまで仮説ですが、安倍さんは「アメリカでトランプを大統領に再選させない、支配層の間の取り決め」があることを知ってしまったのかもしれません。

ご存じの通り、安倍さんはナショナリストでトランプと相性が良かったです。でも、そのトランプが続投できない、大統領がバイデン、そしてカマラハリスに代わっていくとなると、トランプ時代のような中国敵視はしてくれない。アメリカが民主党政権になった時によくあるパターンで、中国が重視され、日本が軽視・敵視される可能性も十分ある。そこで、中国にパイプのある「菅(すが)・二階政権」に政権を禅譲して、自分はひとまず首相から身をひいて、アメリカが再びナショナリズム政権になった時に再度登場して、第三次安倍政権というオプションを温存しておこうと思ったのかもしれません。

ただでさえ、コロナ対応があると支持率が15%や20%は下がってしまいます。その上、アメリカが安倍さんのスタイルに合わない政権になってしまうと、政権が倒される可能性もあるので、その前に身をひくという、早めの退却戦をしたのかもしれませんね。いち日本国民としていうと、自民党以外に政権を託せる政党が現実的に見当たらない以上、アメリカにも中国にも、苦手なアメリカ民主党政権にもグローバリストにも対応できる機能を自民党内に持っておくことは必要なのだと思います。私個人としていえば、グローバリストが嫌なので今の政治環境では保守を支持しますね。ナショナリズムをしっかり持たないとグローバリズムに飲み込まれるだけだから‥

あと日本の場合、中国に近いという地政学的リスクはありますが、国内の政治社会が一国二制度的に分断されるリスクがなく、その意味では相対的に平和だと感じています。私のもとには中国香港台湾はもちろん、アメリカからも日本に逃げたいリクエストが来てますが、それは相対的に、日本が安全でリスク低いことの表れなのでしょう。

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Mr. Maga vs Rotten Dumpling #19

#Trump #COVID19 #deepstate #MAGA

Anecdote :”Mr. Maga vs Rotten Dumpling #19”
presented by C-Anon (Carolinas Anonymous)

 

(Page-1) Once upon a time. It was A.D 2019. There existed many countries on the earth, including the two huge countries – Hamburger State and Panda State. The premier of the Humber State was called “Mr. Maga”, his counterpart in the Panda State was “Mr. Pooh”.

 

(Page-2) The Hamburger State had a bunch of super-rich and super-powerful people. They had fellows in the Panda State. The two leaders, Mr. Maga and Mr. Pooh, do not always get along well each other, but one common thing was they both were hated by the super-riches of each country.
(Page-3)There had a secret meeting between the super-riches of the Hamburger and Panda State.  “Our business is not as good as past years. What can we do? Oh, a great idea hit on my mind! What about producing rotten dumplings in the Panda State, then distribute them to the World. Many people will get sick and scared. When they call for help, we sell gastro tablets at higher prices.” Wow what a great idea!  We will be even richer! Cowabunga!

 

(Page -4) It was winter in A.D 2019, when rotten dumpling #19 was manufactured in the Panda State, and someone distributed to the entire world. People could not differentiate normal dumplings and rotten dumplings, because they all looked same.

 

(Page -5) It was in early spring of A.D 2020, All of a sudden, many people in many countries including Hamburger and Panda States, reported gastro problems and rushed into nearby hospitals.

 

(Page -6) But it was not necessarily a total disaster. Wise people noticed that, when people accidentally ate rotten dumplings, some people got sick but some others did not. In general, elder people were relatively vulnerable but youngsters and children are of lower risks.

 

(Page – 7 )The group of super-rich folks wanted more and more scares among world population, it was needed for higher-ever sales of their gastro tablets. Thus they utilized three subordinates, “Mass Media”, “Big Tech” and “Politicians”, to launch a billion-dollar, world-wide propaganda saying that “Beware! Deadly rotten dumpling #19 will kill you.  ”

 

(Page – 8) Mr. Pooh of the Panda State echoed with the propaganda. He said to his country folks that “Rotten dumplings are deadly, let us refrain from eating dumplings for the time being.”  On the other hands, Mr. Maga of the Hamburger State, was not scared of rotten dumplings #19.  His attitude made super-riches annoyed.

 

(Page – 9) One day, Mr. Maga accidentally had rotten dumpling #19 and experienced a light problem in his stomach. But he recovered in 3 days. He came back and told the countrymen that “Rotten dumpling #19 is not deadly.”   If people believes Mr. Maga, nobody will buy gastro tablets. Indeed, it was a serious problem for the sake of business.

 

(Page – 10) The group of super-riches could not give up the dream of making trillions of dollars $$$.  Again they utilized 3 subordinates – Mass media, Big tech and Politicians, to ostracize Mr. Maga from the State Leadership.

 

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絵本を出版したい『トラさんの毒まんじゅう19号』

ちょっと皮肉のきいた小学校高学年向け絵本、こんなストーリーを考えました。私には絵心がないので、誰かが描いてくれると嬉しいなあ。

 

タイトル「トラさんの毒まんじゅう19号」(前編)

 

登場人物)トラさん=トランプ、ハンバーガー国=アメリカ、プーさん=習近平、パンダ国=中国

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

(Page 1)昔むかし、西暦2019年という時代。世界にたくさんの国があって、その中に「ハンバーガー国」と「パンダ国」という二つの大きな国がありました。ハンバーガー国のリーダーは「トラさん」、パンダ国のリーダーは「プーさん」と呼ばれていました。

 

(Page 2)ハンバーガー国には「お金持ちグループ」がいて、パンダ国に仲間がいます。トラさんとプーさんは、仲良しではないですが、どちらも、自分の国のお金持ちグループの仲間に入れてもらえないという点では、共通していました。

 

(Page 3)ハンバーガー国とパンダ国のお金持ちグループが、何やらたくらんでいます。
「最近、儲からないなあ。どうしよう? そうだ!パンダ国で毒まんじゅうをつくって、世界中に配って人々の腹をこわす。それで皆が困ったら、毒消しの薬をつくって高く売る!すっげー大儲けできるぞ!」

 

(Page 4)2019年の冬、パンダ国で「毒まんじゅう19号」がつくられ、それが世界中の「普通のまんじゅう」に混じって配られました。どちらも見た目はまんじゅうで、見分けはつきません。

 

(Page 5)2020年の春先、パンダ国、ハンバーガー国、そして他のたくさんの国で、毒まんじゅう19号を食べてお腹をこわした人たちが出て、大騒ぎになりました。

 

(Page 6)その時、わかったことは、毒まんじゅう19号を食べて、お腹をこわす人もいれば、何ともない人もいるということです。どちらかといえば、お年寄りがお腹をこわしやすいこと、若い人や子供は
何ともないことが多いことも、分かってきました。

 

(Page 7)でも、お金持ちグループとしては、毒消しの薬をたくさん売りたいので、みんなが、毒まんじゅう19号を怖がってくれないと困ります。そこで、3人の子分「テレビ」「ネット」「政治家」を使って、「毒まんじゅう19号こわいよ~、食べたら死ぬよ~」という宣伝を、散々やりました。

 

(Page 8)パンダ国のリーダー「プーさん」も、「毒まんじゅう19号はこわいよ、だから、まんじゅう買うの我慢しよう」と、人々に呼びかけました。でも、ハンバーガー国のリーダー「トラさん」は、毒まんじゅう19号を怖がりませんでした。

 

(Page 9)ある日、「トラさん」は何かのはずみで、毒まんじゅう19号を食べてしまいました。でも、わずか3日で治ってしまいました。彼は人々に「毒まんじゅう19号は怖くない」と言い始めたのです。これでは、毒消しの薬が売れませんね。さて困った。

 

(Page 10)お金持ちグループは、大儲けの夢を諦めきれません。そこで、3人の子分が再登場。「テレビ」「ネット」「政治家」を使って、トラさんを一気に村八分にして、追い出そうとしたのです。

 

(Page 11)ハメられたトラさんは、ピンチ! でも、トラさんはそれで引き下がる男ではありませんでした。

(後編に続く)

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Suspicious linkage between Biden’s razor-thin victory and turnover hike in 7 swing states

Many have doubts on 2020 US presidential election. I am one of those.  Especially, the election outcomes from the following 7 states are very strange.

Wisconsin, Michigan, Pennsylvania, North Carolina, Georgia, Nevada and Arizona.

 

In those states, the election outcome was largely in favor of Biden.  I noticed 5 out of 7 states have Democrat governors.  Now I have two fundamental doubts.

・The margin is strangely small (4 out of 7 states are zero point something pc) 

・Turnover is strangely higher

I call them “suspicious- 7” states.

 

When I look at other 3 swing states won by Trump.  All have republican governors.

Florida, Ohio and Iowa

 

Unlike Biden’s razor-thin victory in 7 states, here the margin is comfortably large (3-8%),

I call them “Trump – 3” states.

 

In 2020 election, the turnover (compared with VEP – Voting Eligible Population) of Suspicious-7  is dramatically higher compared with previous elections.

 

The turnover of  Trump-3 states improved but not as high as Suspicious-7.

 

In Suspicious-7, the turnover jumped 12.08% in 2020 election compared with 2016.
In Trump-3, the turnover increase is just 8.19% in the same period.

 

 

When I combine the two key facts – “razor-thin Biden’s victory” and “sudden hike in turnover”, one hypothesis comes out of my head,

・Someone who wants Biden’s win may have done some electronic operation in some of suspicious-7 states in a way that “when Trump leads, calculate and add optimal number of Biden’s vote during postal vote counting after election date so that Biden can overtake Trump at very last minute, with very small margin”.

・The addition of Biden’s vote reflects higher turnover rate in those states.

 

I created a simple, real-life scenario

 

【Assumptions】
・At 70% votes counted, Trump leads Biden by 5% (Trump 52.5% vs Biden 47.5%)
 
・At 99% votes counted, Biden flips and he leads Trump by 0.6% (Biden 50.3% vs Trump 49.7) and declare victory. 
 
・The electronic operation keeps adding Biden’s vote when 70 – 99% votes counted, based on Trump’s vote pace is unchanged.

 

I took the State of Michigan for an example. I discovered that the above scenario can be achieved with 4.02 more per cent of turnover.   If the same operation is invoked from earlier stages, then turnover increase is even smaller.

 

In 2020 election, the State of Michigan recorded historic high of 73.79% turnover, It was just 64.67% in 2016.  If we assume the Michigan’s natural turnover is 69.77% and artificially inflated to 73.79%, we can explain all scenarios.

 

I am not sure if this scenario is really happening (I hope not).

If this really is the case, I am afraid physical recount of paper votes may not work in favor of Trump, his team needs to look at voting software and its behavior.

 

出典)Ballotpedia、ElectionProject、Wiki 等

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アメリカ大統領選、投票率上昇と票差が謎すぎる!

ワシントンDCのホワイトハウスから、一人の男が、約2か月余後に退去を迫られています。

その競争相手は、昨日(米国時間11月7日)、270名以上の選挙人を獲得したとのマスコミ報道を受けて、勝利宣言をしました。

 

現大統領は、史上最多となる7100万以上の得票を得たにもかかわらず、大手マスコミや大手SNSから村八分にされた格好で、バージニア州のゴルフ場に出かけていきました。彼は敗北宣言をしていません。今なお、勝利を確信しているかのようです。

 

その情景は、ワシントンから10,000km離れた東京下町から見てても、釈然としません。残尿感というのか、いかにも後味悪い、すっきりしない選挙…誰がみても、将来に禍根を残しそうです。

違和感の根源を探るべく、今回の大統領選に関するデータを集めて整理してみると、さらに疑問が深まりました。

 

疑問は、いわゆる保革伯仲の「激戦州」のうち、つぎの7州で起こっています、

ウィスコンシン、ミシガン、ペンシルバニア、ノースカロライナ、ジョージア、ネバダ、アリゾナ

 

上記いずれの州も、開票の結果、バイデンがすでに勝ったか、あるいは勝つと見込まれている州なのですが、私が気になるのは、3点。

・票差が不自然に少なすぎること(7州中、4州がゼロ%台)

・他の激戦州に比べて、投票率が不自然に高すぎること

・7州中、5州の知事が民主党であること

簡単化のため、これらの州を、「激戦7州」と呼びます。

 

同じ激戦州でも、トランプが勝利した3州(フロリダ、オハイオ、アイオワ)は、様相が違っています。

・いずれも、僅差の勝利ではない。3~8%台の差でトランプ勝利

・いずれも、知事が共和党

簡単化のため、これらの州を、「トランプ3州」と呼びます。

 

州の選び方は、恣意的ではないです。大統領選前の10月21日時点で、世論調査ポータルRealClearPoliticsで「接戦」(Toss Up)とされていた11州のうち、明らかに共和党地盤であり激戦州とは呼べないテキサス州を除き、残りの10州、「正真正銘の激戦州」だけ取り上げて比較しています。

 

次に、バイデンが勝利しそうな「激戦7州」と、トランプが勝利した「トランプ3州」について、2000年以降の大統領選の投票率を、加重平均で出してみました。投票率の分母は、各州で発表されているVEP(Voting-Eligible Population)の、選挙前で最新の数字を使っています。

 

「激戦7州」で、2016年と比べて、投票率が12.08%上昇
「トランプ3州」で、同様の指標で、投票率が8.19%上昇

これを、先ほどの「激戦7州における、不自然に僅かすぎる票差」と見比べてみると、さらに、疑問が深まります。

あまりに、話がうまくできすぎてませんか?

陰謀論だと一蹴され、お前Qアノンだとレッテル貼りされるのを承知で言いますが、論理的に考えて、次の仮説が成り立つのではないでしょうか?

・バイデンを勝利させたい何者かが、激戦7州の全部または一部の集計ソフトに、「トランプがリードした場合、未開票数と票差から計算し、郵便投票の集計中に、自然にバイデンが追い付き・追い越す」ようなプログラムを入れていた。

・それを露骨にやるとバレてしまうので、人々に怪しまれないような僅差で勝利する筋書きにしていた。

・バイデンに票を入れなくてはならないので、上記の操作は、総投票数・投票率の上昇というかたちであらわれる。

 

上記が本当に可能でしょうか?シミュレーションしてみました。

 

【仮定】
・開票70%時点で、トランプが5%リード (トランプ52.5% vs バイデン 47.5%)していると仮定
・上記をひっくり返して、「開票99%時点で、バイデンが0.6%リード(トランプ49.7% vs バイデン50.3%)して当確出す」ために、
・ 開票70~99%で、トランプが同じ比率で得票し続けるとして、バイデン票を追加するオペレーションを施す。

 

ミシガン州を例にとってやってみました。同州の得票率を4%増やすだけで、「開票率70%でトランプ5%リードを、開票99%でひっくり返して当確を出す」ことは、単純なバイデン票投入シナリオだけで実現可能でした。

 

2020年大統領選で、ミシガン州の投票率が史上最高の73.79%。これが、もともと69.77%だったのが、4.02%水増しされて73.79%になったのだとすれば、すべて辻褄が合います。

 

すでに、同州で使われていたDominionという集計ソフトに疑惑がかかっていますが、アメリカが世界各国への選挙介入の過程で、そのようなプログラムを作成・運用する能力を高めてきたことは、世界中の誰もが知っています。それをアメリカ本国に適用することは、技術的には不可能ではないでしょう。

これがもし事実だとすれば、アメリカ史上最凶の選挙不正事件になりますね…私には分かりません。事実は、神のみぞ知る。

 

アメリカで1人しかなれない大統領職で2人が勝利宣言している不思議な状況。12月8日の選挙人確定までに調査が進んで、事実が明らかになり、納得感あるかたちで決まることを願っています。

誰が大統領になっても良い。投票は民主主義政治制度の根幹ですから、不正があるなら厳しく糺されなければなりません。

 

出典)Ballotpedia、ElectionProject、Wiki 等

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