旅日記

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中国短期出張で現地アプリを使う方法

こんばんはManachanです。4日間の中国上海出張から帰ってきました。

今回は中国人富裕層&投資家向けの不動産イベントに参戦してきましたが、いつ来ても凄いと思うのが、彼らの出国意欲の高さ。欧米諸国の居住ビザつき海外不動産商品が、相変わらず多いですね。

以前から人気だったアメリカ、カナダ、オーストラリア等のビザは条件が厳しくなったので、今は南欧〜東欧の後発EU加盟国ビザとセットの商品が多い。どの国も金に困っているらしく、「30万ユーロ以上の不動産買ってくれたらビザ取れるよ」、「我が国では25万ユーロでok」みたいな安売り競争をやっています。また、米国ビザを取るための近道として「カリブ海諸国のパスポート」とのセット商品も結構な数あります。いずれも、日本人には想像し難い、中国ならではの商品ラインアップですね。

経済成長の続く中国、大都市は近代的に整備され、なかなか快適で便利な環境になりました。まだ突っ込みどころは多いとはいえ、それでも私からみて、「いま上海に住めるんなら十分恵まれてるじゃん」、「日本や欧米に移住したって、ぶっちゃけ、上海とそう変わらんぞ」と思うんですが、ま、違う考えもあるのでしょう。

彼らが海外で暮らしたいのとは逆に、私は中国に来たら中国人のように便利に暮らしたい。特にやってみたいのは、「モバイル決済でキャッシュレス生活」。

今や世界一のモバイル決済先進国となった中国。この国では、たとえばこんなことができます。

– レストランからスーパーから、街の安食堂に至るまで、何でもスマホでバーコード読み込んでピッと、即時支払い。

– 同僚と2人で食事して、お勘定が80元だとしたら、まずスマホでピッとお店に80元払い、すかさず40元を同僚の口座にピッとスマホで送金。小銭要らずのモバイル割り勘。

Only in Chinaな究極キャッシュレス生活、何だか近未来のデジタルライフみたいで楽しそう〜。俺もやってみたい〜。日本でも欧米でもまだ実現してないことが中国では当たり前にできるのです。

これらはアリペイ(支付宝)やWechatペイ(微信支付)と呼ばれる、中国の銀行口座と連動した即時決済サービス。バーコードを読み込んだらデビットカードみたいに、銀行口座から代金が引かれ、同時にお店の口座に代金が入る仕組み。日本や欧米と違ってクレジットカードがベースとなっておらず、カード使用料や年会費、銀行手数料もかからないため、いま中国で爆発的に広まっています。

この超便利なアリペイやWechatペイ、中国に住む中国人なら使いやすいですが、出張に来た外国人にはかなり敷居が高いです。最低限、次の二つの関門をクリアしなければなりません。

第一関門:「中国の携帯電話番号」が必要。それには中国内の住所が必要。

外国人にはいきなり難題ですね〜。さすがに滞在先ホテルの住所と部屋番号だけで携帯SIM買えないので、中国在住の友人に頼んでSIMゲットしました。

面倒ですが、でも中国の携帯電話番号があるとないのでは、利便性が大違い。たとえば、街中のスターバックスやマクドナルドのWiFiを使いたくても、今はどこも「中国携帯番号に認証コード飛ばす」システムになってて、外国携帯番号やメールアドレスは使用不可なんです。

そして、中国のスマホユーザーが皆使ってる便利なアプリ、「滴滴出行」(タクシー配車アプリ)、「モバイク」(レンタル自転車アプリ)、「高鉄票務」(中国新幹線予約アプリ)、「航旅縦横」(航空券予約アプリ)、「花生地鉄WiFi」(中国6大都市の地下鉄WiFiアプリ)などは、いずれも初期設定で中国携帯番号を使った認証が必要なのです。

 

中国のアプリでレンタルバイク使って新幹線予約できればかなり便利

実際問題、これらの国産アプリ使えないとかなり不便です。ある意味中国は世界最大のガラパゴスで、FacebookもLineもGmailも使えない国。タクシー呼びたくてもUber使えないから滴滴出行使うしかないし、中国人が皆、滴滴出行を使ってタクシー呼ぶから、今や街中で流しのタクシーなんて拾えないのです。新幹線乗るのだって、高鉄票務でオンライン予約できないと、駅で大行列に並んで人民元現金で買わざるを得ないのです。

私は今回、中国携帯番号を得たことで上記のアプリを全て使えるようになり、中国ライフがとても便利に楽しくなりました。

今回導入した中国製アプリの数々

しかし、これだけではまだ、「中国人並みのモバイル環境」を手にしたとはいえません。まだ、アリペイやWechatペイの「スマホでピッと支払い」、「割り勘した金を即時送金」が実現できてないからです。中国でオンライン決済するには当然、

第二関門:「中国の銀行口座」が必要。

これ、出張者にはなかなかの難題です。中国には銀行たくさんありますが、中国銀行(バンクオブチャイナ)みたいなお堅い銀行だと、中国の居留証がないと口座つくれません。地方銀行(華夏銀行や天津銀行)ならその点緩いですけど、英語や日本語が全然通じませんから、口座開設に中国語能力が必要です。

今回の出張で、とりあえず天津銀行で口座開設に成功しました。今アリペイ、wechatペイの設定をしていますが、いくつかの問題に直面しています。たとえば、

アリペイの銀行口座登録には、身分証番号が必要ですが、スマホアプリで登録するとシステムの制約上、中国人民の18桁の身分証番号が必須項目になっており、私の日本パスポート番号では通りません。次にアリペイのPCサイトで本人認証という手も試しましたが、天津銀行の口座はまだ登録できないよう(いずれもヘルプデスクに問い合わせ中)。

Wechatペイも含めて、これからマニアックな試行錯誤を続け、近いうちに必ず、中国人のように「何でもスマホでピッと即時決済」ライフを実現しますっ‼︎

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海外旅行で現地物価は分からない

こんばんは、Manachanです。オーストラリアから帰国して、2日目。

今年、東京の夏は長雨で涼しかったようですが、私の帰国以降はクソ蒸し暑い(もとい、東京の真夏らしい)日々が続いてます。ま、昼過ぎの35℃サウナ状態でもガンガン出歩いてますよ。暑ければ水たくさん飲めば良いんですから…

今回は、「海外の現地物価」という話題で、かる~いノリで書きますね。

日本から海外に旅行出張等で行く時、現地の物価が日本より高く感じたり、安く感じたりしますよね。物価高く感じるのは例えばハワイとかオーストラリア、スイスや北欧あたりでしょうか。逆にマレーシアとかタイ、トルコとか行くと安く感じたりしますね。

有名なのが、例えばオーストラリアでコーラのペットボトルが4ドル(350円)するとか、ミネラルウォーターが3ドル(260円)するみたいな話。あるいはニューヨークに行って、朝食のサンドイッチ等で10ドル(1100円)以下が見当たらないとか、チップ20%近く払うと外食が何でも高く感じるとか…

そういう「旅行者の肌感覚」がネットや口コミ等で共有されて、「オーストラリアの物価は日本の2倍以上」とか、「マレーシアの物価は日本の半分から3分の1」みたいな話になるのだと思います。ただ、海外いろんな国に長年住んだ経験からいうと、「旅行者の肌感覚物価」と「現地在住者の生活物価」とは結構な違いがあるものです。典型的なパターンをあげてみると、

1)外食は高いけどスーパーの食材は結構安い国(欧米など)

欧米の先進国で外食すると、日本よりたいてい値段高いし、「吉野家の牛丼」、「幸楽苑のラーメン」みたいな激安外食がほぼないので、外食に頼る頻度の高い旅行者出張者には物価高く感じられるものですが、でもスーパー等で食材をそのまま買うと、実はそんなに高くなかったりします。

欧米では消費税率の高い国が多く、外食には20%とかの消費税がガッツリ乗りますが、逆に基礎食料品の税率は低く抑えられることが多いので、スーパーでパンとチーズとか買って食べる分には、結構安上がりだったりします。実際現地に住んでると、普段はスーパーで買いだめした食べ物を家で食べて、たまに外食して高い金を払う、みたいなライフスタイルが一般的です。外食はサービス業だし、厨房やホールで働く人々にそれなりに良い時給を払うので、それがエンド価格に転嫁されて高くなるんですね。

あと国によっては、「大きなロットで買うと安い」、「こまごま買うと高い」ことがあります。オーストラリアのスーパーでミネラルウォーター買うと、600MLの持ち運び用ペットボトルに入った水より、4Lとかのバカでかくて重い水の方がかえって安かったりします。日本のスーパー・デパ地下みたいな、単身サイズの弁当、総菜類が余りなくて、小さいパッケージに入ったものをこまごま買うと高くつくのが欧米諸国の通例かと思います。

2)格差社会ゆえ都市中心部と郊外の価格差が激しい国(アジアなど)

私たちが海外に行く時、都市中心部のホテルに泊まることが多いと思いますが、国によっては、都市中心部に富裕層や外国人ビジネスマンが集まり、郊外はローカル庶民の世界ゆえ、両者の価格差が非常に大きいことがあります。新興国・途上国に多いパターンですね。

例えばフィリピン・マニラのマカティとかBGCなど、きれいに整備された都心部でメシを食うと、先進国並みの値段することも珍しくないですが、そこから2㎞離れたローカルの街で安食堂や市場で食えばむちゃくちゃ安いとか、ベトナム・ホーチミンの都心(1区)でヘアカットすると10万ドン(500円)以上するのに、少し郊外の10区とか行くと3万ドン(150円)で髪切れるとか、いろいろあります。

都市内のほぼ同じ場所でも、ホテル内とローカル住宅街とでものすごい価格差があるケースもあります。今年6月、北京の都心(国貿地区)にある高級ホテルで朝メシ食おうとしたら250元(4000円)といわれ「日本より高いじゃん!」。でもホテルを出て3分ほど歩いた住宅街で、中国人庶民にまじってショーロンポー食べたら7元(115円)だったり。その住宅街内で茶飲料を3元(50円)で買った後、ホテルに戻ってコーヒー飲んだら75元(1200円)とか…訳分からん価格差ですね。

3)ローカル言語を理解するかで物価が変わる国

私たちが海外に行く時、日本語か英語で現地の人とやりとりすることが多いかと思いますが、庶民レベルでは英語さえほぼ通用しない国が、世界には多くあります。その国が新興国・途上国だったりすると、「現地語値段」と「外国語値段」が大きく違うケースがあります。

例えばタイのバンコク、世界中から観光客やビジネス客が多く訪れる都市ですが、ローカルの人々はタイ語を話しタイ文字を使い暮らしています。現地人と外国人の間の所得格差もありますので、「タイ語で書かれたメニュー」と「英語や日本語で書かれたメニュー」とで値段が違ったりします。今年5月に行った、プロンポン駅近くの界隈では、ほぼ同じ炒飯を出すのに、タイ語メニューしかない店が30バーツ(100円)なのに、日本語メニューのある店が60バーツ(200円)とったりしてました。

また、先ほど書いた「北京のローカル住宅街の7元ショーロンポー」ですが、メニューも値段表示もない店なので、中国語が話せない外国人がメシにありつくのが難しいですが、言葉ができれば7元で美味しいものを食える、でもちゃんとメニューのある、外国人の入りやすい店で食べると、おそらく12元くらいするのだと思います。

そう考えると、海外旅行や出張で1~2週間行った位で、現地物価が高いか安いかなんて、本当のところは分からないのだと思います。

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南半球チャイナタウン盛衰記

こんばんはManachanです。今日ケアンズは天気が良く、3時間ほどプールで泳いだので体調良いです。今回は、いま全世界で伸長著しい中華系コミュニティと、その象徴「チャイナタウン」の話題で書きますね。

オーストラリア、特に不動産やビジネスの世界では、いま中華系の躍進が目覚ましいです。また移民や旅行客の人数も大いに増え、「東アジア人といえば中国人」という時代が続いています。ゴールドコーストやシドニーの一部地域では、まだ日本人のプレゼンスも多少あるでしょうが、全体の印象としては完全に「中国の時代」ですね。

なにせ、日本人とは人数が断然違います。少なくとも10倍はいるんじゃないかな。オーストラリアの都市部では、商店、銀行、ITの職場、法律事務所…どこへ行っても中国人が大勢働いています。韓国人やベトナム人もまあまあ多く、彼らに比べて日本人は明らかに少ない印象。たとえ「中国人には極力売らない」デベロッパーの不動産を視察しても、モデルルームを見に来るアジア人の客は、ほぼ全員、中国語をしゃべっています。彼らは見に来るだけでなく、ガンガン買います。まじで凄いです彼らのマネーパワー。

不動産バイヤーとしてだけでなく、デベロッパー(開発業者)としての中華系の伸長も目覚ましい。たとえば、私が昔住んでいたシドニーの家のすぐ近所で、いま774戸という大型分譲マンション開発を手掛けるのは、中国・武漢を本拠とするFuxing Huiyu (福星恵誉)グループの子会社Starryland社です。日系も戸建住宅分譲などで頑張っている会社がありますが、中華系みたいに700戸以上の大型プロジェクトやるとさすがに目立ちますね(関連記事:英語中国語)。

ですが、中華系マネーやビジネスの勢力が伸びる一方で、伝統的な「チャイナタウン」は、オーストラリア各都市で寂れる傾向にあるのが興味深いです。その背景を、私の視点で書いてみますね。

 

ところで、ここオーストラリアで、私は日本人なのか中国人なのかよく分からない立場で暮らしています。私は日本生まれ日本育ちで両親とも日本人ですが、妻が台湾出身の華人系オーストラリア人で、彼女の家族を通じてオーストラリア社会と接触した時期が長かったからかもしれません。

今この瞬間もケアンズで、彼女の家族と一緒にいます。今回は子供連れてきているので日本語も使いますが、そうでなければこの家では中国語しか使いませんし、彼らから現地の友人を紹介されても、相手が華人なら中国語、それ以外なら英語を使うだけで、日本語の登場機会がほとんどありません。

 

私が妻と以前住んでいた、シドニー西部の街Parramatta(パラマタ)は、極めてコスモポリタンな街で、地域住民は欧米系白人、インド系、アラブ系、中華系の4大勢力が拮抗していました。この街で東アジアの顔してる人間の約9割が中華系と推定され、あとは韓国系が少々。日本人は見渡す限り居ない環境でした。

この街には中華系商店がいくつかあって、週に3回は買い出しに行ってましたが、「東アジア人=中国人」な街なので、私が入店しても、誰一人として中国人以外とは思ってくれません。店員の話す英語にクセがあって中国語で話した方がラクなので、結局、この店では日本語も英語も使わず何百回も買い物してました。

また、私が住んでいた家は全6戸の共同住宅(タウンハウス)で、オーナーの半分が東アジア系(我が家含めて)、残り半分がアラブ系でした。東アジア系は私を除き全員中国系。管理組合総会やると英語で議事進行したものを、中国語とアラビア語に訳してそれぞれのグループに伝えておしまい…自分の国籍を名乗らない限り、間違いなく中国人だと思われるシチュエーションでした。

 

そんな環境で暮らしていると、別に中国人だって日本人だって、どっちでもいいやあ・・という感覚になります。相手と親しくなれば、当然、自分の国籍を名乗りますし、それが良い会話の発端にもなるわけですが(日本人だと名乗れば、ある意味、アジア人のなかでブランド扱いされます。悪い結果にはなりません)。そこまで親しくない人に対しては、相手の得意な言葉に合わせて会話するだけだから、その結果、中国語使って中国人だと思われても全然構わない、という感覚。

シドニーには3万人からの日本人が暮らしており、私も日系コミュニティとある程度の付き合いがありました。ただ、彼らの主な居住地域と我が家は20㎞離れ、日常的なお付き合いするには遠すぎ、必然的に距離を置いた関係になりました。今考えると、当時の私は、

「交友関係」 中華系6:日系4
「話す頻度」 中国語9:日本語1

そんな環境にいた私。「チャイナタウン」を含む中華系社会の動向は、ある意味「内部の人間」としてよく知っています。

 

オーストラリアの、人口100万以上の大都市中心部には、必ず「チャイナタウン」があります。多分シドニーとメルボルンのチャイナタウンが一番大きくて立派、次いでブリスベン、パース、アデレードと、規模は小さくなりますが、どの街にもあの「赤い楼門」があって、道の両側に中華系めし屋が並んでいます。

ところで、オーストラリアのチャイナタウンは、不思議なことに、どこも衰退気味のようです。

 

・先月、メルボルンに行きましたが、以前、Lonsdale/Little Bourke Street界隈にあって結構栄えてたチャイナタウンの規模が小さくなっているのに驚きました。

・先週、ブリスベンに行きましたが、以前よく行ったFortitude Valleyの中華街が無残なほどに寂れて、行きつけの湖南料理屋もなくなり、空き店舗や日本料理店ばかりが目立つようになって驚きました。

・オセアニア最大級・シドニーのチャイナタウンはまだ勢いを保っているように見えますが、よく観察すると10数年前ほどの隆盛がなくなり、ところどころ歯抜けになっています。

 

これら、大都市のチャイナタウンがどこに行ったのかというと…郊外に移ったんですね。

 

・シドニーでは、都心から南に15㎞ほど離れたHurstvilleに中華街ができて、とても賑わっています。

・メルボルンでは、都心から南東に20㎞近く離れたClaytonのミニ中華街(?)が元気です。

・ブリスベンでは、都心から南東に10㎞ほど離れたSunnybankのショッピングセンター一帯が中華街のようになり、本家Fortitude Valleyをしのぐ賑わいを見せています。

 

背景として、オーストラリア在住の中華系住民のライフスタイルが多様化、現地化したことが考えられます。オーストラリアの都市にチャイナタウンができた19世紀~20世紀前半は、まだ黄色人種に対する偏見も強く、中国系が皆力を合わせて身を立てないといけない状況があったのでしょうが、今は知識労働者の領域に進出する中国系住民も多い。当然郊外マイホーム住まいの者も増えるので、渋滞や駐車場の問題がある市内中心部から、郊外でクルマの便の良いところにシフトしていったのでしょう。

また、市内中心部ほど、オフィスや高層住宅のニーズが高いですから、中華系の個店が高値で買い取られて中高層建物に置き換わる状況もあるのだと思います。

 

あと言うと、言葉の問題も大きいでしょうね。伝統的な市内中心部のチャイナタウンは、どこも香港系の店主が多く広東語が幅をきかせる世界ですが、いまオーストラリアにやって来る人は北京語(マンダリン)話者が圧倒的に多い。その関係で、シドニーHurstvilleやブリスベンSunnybankなど、いま発展中の郊外チャイナタウンは、どこも北京語優勢の世界になっています。

同じことが、日本の首都圏でも起こっています。横浜では日本最大のチャイナタウン(広東語優勢)が健在ですが、最近来日した北京語話者(ニューカマー)によってつくられた、東京の池袋北口や新大久保の方が、どんどん新しいお店ができて勢いが凄いだと感じます。

 

商店主から知識労働者へ、オールドカマーからニューカマーへ、広東語から北京語へ…中華系社会の大きな変化のなかで、チャイナタウンも変容している。それはオーストラリアでも日本でも変わらないのだと思います。

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北京~上海間、新幹線旅日記

おはようございます、Manachanです。中国出張3日目、いま上海・虹橋空港近くのホテルに滞在中。昨日、北京から長駆、1300km以上を新幹線で移動し、上海に来ました。

6月18日、日曜日、首都・北京は気温36℃の猛暑。タクシーで北京南駅へ到着したのが正午12時頃でした。とても立派な巨大な駅舎ですが、ここは中国なので、常に、あふれんばかりの人間がうごめいています。日本だと、JR新宿駅か初詣、縁日でもない限り、あり得ないレベルの人ごみが、ここにはありました。

荷物チェックを済ませてコンコースに入ると、目の前に、自動の券売機がたくさん置いてありました。操作してみると、出発駅や到着駅、出発時刻、座席の等級に応じて簡単に切符買えそうでしたが、よく見たら、中国のIDカードがないと買えない仕様になっており、日本のパスポートしか持ってない私は、あえなく撃沈。仕方なく、巨大な駅舎の向こう側にある有人の窓口まで歩いて、列に並んで買わざるを得ませんでした。

券売機に限らず、今時の中国って、いろんな便利なものがあるのに、外国人訪問者には使えないものが余りにも多くて、歯がゆい。たとえば、スマホにアリペイ(支付宝)の自動決済アプリ入れて、レストランで食ったらスマホでバーコード読み込んでピッ、ビジネスホテル泊まってもスマホでピッ…とても便利なんですが、アリペイに加入するには、中国の携帯番号が必要で、その携帯ひとつ買うにも身分証明がうるさくて、海外からの短期出張者ではなかなか恩恵にあずかれません。

でも、アリペイがないと、結構不便なんですよね。昨日泊まった北京のサービスアパートなんて、クレジットカードの読み取り機がなくて、アリペイか人民元現金しか受け付けないと…私は、人民元現金をそんなに持ち歩かないので、スマホでアリペイのアカウント加入しようと奮闘したんですが、結局、身分証明の壁に阻まれ、撃沈。

昨日の新幹線だって、実はスマホで予約できる便利なアプリがあるんですが、あれも結局、中国の携帯番号にSMSを受信してはじめて予約できる仕様になっています。アプリで事前予約したければ、中国在住の友人に予約取ってもらうしかないんです。

「Google、LINE、Facebookが使えないネット環境」もそうですが、「中国に住んで中国製のアプリだけ使っていれば便利だけど、外国から訪問するとかなり不便」、ある意味、「人口14億人、世界最大のガラパゴス」なのが中国ですね。なんとなく日本と似てますけど、ガラパゴス度合いは、やっぱ中国の方が強烈だな。巨大な国だから、外国に合わせてやり方変えたりしないし、14億人の慣行を変えさせるのはすごく大変だし…距離表示にマイルを使い、客に20%のチップを払わせる独自のやり方を変えないアメリカのお国柄と、中国はよく似ています。

 

新幹線の話題に戻りましょう。北京南駅の有人切符売り場で、私が予約できたのは、「13:40発、上海虹橋行き、窓側二等席」でした。上海までの運賃は、

2等席  553元(約9000円)
1等席  933元(約15000円)
特等席 1748元(約28000円)

北京南~上海虹橋間の走行距離は1318km。だいたい、東京~鹿児島中央間に相当します。東海道・山陽・九州新幹線を使って同区間を移動する場合、通常の指定席で28000円くらいしますので、それは中国での特等席の値段に相当。2等席であれば、「だいたい日本の3分の1」の値段で移動できる計算です。かなり安く感じますね。

 

13:40、北京南駅を定刻に出発した新幹線。中国らしく、いきなり満席、稼働率100%。乗客をみると、北京市内に住んでいるとは思えないような、田舎風の格好、話し方をしているおっさん、おばさんが多数。子供連れも多数…推測するに、沿線の山東省方面から、家族で北京に遊びに来たとか、親戚宅を訪ねてきたような方々なのでしょう。日曜の午後なので、自宅に帰るにはちょうど良い時間帯なのでしょうね。逆に、北京に住んで、沿線地域に観光に行くように見える人は、ほぼいませんでした(※話し声を聞いていれば、北京の人間なのか、山東省あたりの人間なのか、だいたい分かります。以前、私は大連に住んでいました。大連の地元民は、山東省から海を渡ってきた人たちの末裔で、基本的には山東省方言を話します。)

よく考えれば、北京を代表する万里の長城、故宮など観光名所も、来てる客の圧倒的多数は中国人ですもんね。以前は遅い国鉄電車やバスで来てたのでしょうが、最近は懐具合が豊かになって、新幹線で北京観光に来る中国人も増えたのでしょう。

 

北京を発車して、2時間弱、419kmを移動して、山東省の済南西駅に着きました。とても大きな駅で、北京で乗った乗客の大部分がここで降りました。やっぱり、山東省人が北京に行くために新幹線使ってたのね。あと、車窓からみえる済南市街地の大きさにも驚きました。こんなに発展していたのかと…

済南西駅で乗客がほぼ入れ替わりましたが、さすが中国、満席状態は変わりません。私の隣の座席、北京~済南間はスマホばっかりやってる痩せたお姉さんでしたが、済南からは肥ったお姉さんが乗ってきて、南京で降りるまでの3時間、彼女ずっと爆睡していました。

済南からさらに南下すると、江蘇省の徐州東駅で、多くの乗客が乗り降りします。ここは、北京から688km、上海から630kmで、ほぼ中間地点になります。この徐州あたりを境に、沿線の風景が徐々に変わります。「南船北馬」とはよく言ったもので、徐州以北は小麦作、以南は米作エリアであるよう。田畑の風景も南に行くほど緑が濃く、日本(特に西南日本)のそれに近づいていきます。特に、安徽省の蚌埠あたりは山や丘も多く、田んぼの一区画も小さく丁寧に耕され、古き良き日本の原風景を見ているようでした。

 

長江大橋を超えると、南京の大きな市街地が広がります。ここまで来ると、上海まであと1時間20分。南京~上海間は風景がにわかに都市的になり、農地のなかに高層マンションや戸建住宅、工場が混在する風景になります。日本の東海道新幹線の沿線に似てますね。なお、南京南駅で乗客の多くが入れ替わり、ここから先は、上海を目指す短距離利用者の世界になります。この辺まで来ると、乗客が話す言葉も、北京や山東省のアクセントはなくなり、皆さん完全に上海風の話し方ですね。

19時38分。上海虹橋駅に無事到着。北京から5時間58分の長旅、これにて完了♪

 

今回、中国新幹線に乗ってみて、感じたこと。

・北京~上海間を、通しで利用する客は少ない。
・乗客の多くが、1~2時間程度の中距離利用(北京~済南、済南~徐州、徐州~南京、南京~上海)
・客が入れ替わっても、満席状態が常に維持されていた。中国では大都市以外にも、膨大な沿線人口があることが実感できた。
・食べ物や飲み物の売り子が、約3分おきに来る。中国新幹線の車内で腹が減る心配は、まずない。

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中国で長生きできると思う理由

おはようございます。Manachanです。昨日の午後北京に着いて、ホテルで10時間ぐっすり快眠、寝不足解消できました。

昨日は思わぬ長旅になりました。北京空港混雑のため、飛行機は1時間半遅れ、入国審査や通関でも行列に並び、相変わらず人、人、人…で快適度の欠けた状態はいつもの中国だなと。

 

ただ、インフラの近代化はすごいペースで進んでますね。近未来鉄道のような地下鉄空港線と、今や市内のどの路線もホームドア当たり前の状態に。

飲料の空き缶、空き瓶の回収機なども出てきてるし…ここで回収してバーコード読み取るとポイントが付与されるシステム。相変わらず日進月歩の中国です。

 

そして、ついにこの場所に帰ってきました。

北京展覧館 (北京動物園の隣り)

 

我が日本のブースも、超一等地に東証1部上場が2社並び、壮観になりました。他国に負けてないぞ!

 

一年前の4月に来た時には、日本からの出店は「東京の新築ワンルーム業者」と「千葉県の仲介転売業者」の二社だけ。人通りの少ない場所でひっそり出店して客もあまり来ませんでした。我々はあれから1年かけて、いろいろ試行錯誤を重ねた結果、人通りの一番多い場所に一部上場ブースを二社持ってきて、日本のプレゼンスを高めることに成功。実に感慨深いです。

 

ところで、超近代的な施設の中に入っても、中身はいつもの「中国」でした。ブースに入るや否や、訳わからんいきなり「売り込み」攻勢が…

 

・商談テーブル屋のおばさん
・客引きサービス手配士のガラ悪いお兄さん

 

売り込み方も強引なんだよなあ。そして、すぐ金の話が出てくる。

 

「このブース、なんでテーブル一つしか置かないの?ひとつ持ってきてあげるからお金払いなさい!」
 
「あんたのとこ、客引きはどうしてんの?俺らに頼めば30元でいくらでも客連れてくるよ!」

 

彼らは、違法業者。我々日本ブースは、不動産フェア実行委員会に正規の料金を払ってテーブル等手配してるし、客引き行為はそもそもルール違反だし(でも皆やってるけど‥)

 

彼らと丁々発止してると、かつて、中国で暮らしていた時の感覚がよみがえってきます。誰もが自分の都合だけ考え、言いたいことを言う社会。当然、衝突も多くて、日々是バトル・喧嘩の連続。でも、思い切り声を出して自分の言い分を主張する時、「俺はいま、生きている!」という実感がわいてくるのです。

 

中国で、ストレスなんて、溜まりません。だって、言いたいことを我慢しませんもの。思う存分、大声出せますもの
 
あと中国人の良いところは、ねちねち陰湿でないところ、商談にならなければ悪い後味もなく話が自然消滅するだけだし。

 
中国の、ガサツでサバサバしたところが、大好きなんだよなあ。
 
どうして、中国と相性がいいんだろう。私の血液型がB型だからなのか?

 

私、中国でなら、元気で長生きできると思う。

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アジア最後の桃源郷「ラオス」の変化と不動産

こんばんは、Manachanです。2日間のラオス滞在を終え、先ほどベトナムに飛んできたところです。

東南アジア、ASEAN圏内には、タイ、ベトナム、フィリピン、マレーシア、シンガポールなど、それぞれ個性と知名度を持つ国が多数ありますが、そのなかで比較的無名なのが「ラオス」。内陸国、人口700万人余りしかいない、日本との直行便がない…等々、比較的馴染みの薄い国かと思います。

 

私が今回、ラオスを訪れたのは3回目ですが、他のASEANの国と比べると、

 

むちゃくちゃ、田舎な国です。

まじで、笑っちゃうくらい、何もありません。

 

私はラオス~タイ間の陸路国境越えを2回やってます(ビエンチャン~ウドンタニ間と、パクセ~ウボンラチャタニ間)。これをやると、隣国タイとの経済格差が実感できます。

タイ、といってもラオスに接するタイ領は、バンコク首都圏から600km以上離れた「辺境のど田舎」に他なりませんが、それでもラオスから来ると、タイの都会ぶり、物質文明の充実に驚きます。

 

– タイには、何でもある。どんな小さな町にもTesco LotusやMakro(スーパー)がある。コンビニたくさん。

– タイ側の、少し大きな街にいくと、セントラルプラザ(ショッピングセンター)や、環状道路やバイパスがあったりして、ぶったまげる

– 道路の整備状況も、交通量も雲泥の差。タイ側は建物も立派。

 

ラオス人はタイ人と同系統の民族で、人種も宗教も一緒、言葉も近くてお互いに意思疎通が可能。当然、食べ物や生活文化も似通っているわけですが、

屋台ひとつとっても、ラオス側はタイ側ほどのバラエティがありません。店の数が少なく品揃えが貧弱…というのも、ラオス人はつい最近まで、物々交換の暮らしをしていて、食べ物を売って現金化する歴史がまだ浅いのです。

スーパーや喫茶店にしたって、タイやベトナム資本が入ってきたのはごく最近のこと、商業広告も少なく、資本主義の浸透はまだこれから。都市部でさえリヤカーに野菜満載した行商や練炭売りが未だ健在で、日本の昭和30年代頃の懐かしい風景が広がります。

 

 

ラオスの「何もない田舎なところ」が良いという人がいます。その気持ち、私よく分かります。

 

ラオスって、本当に、いい国なんですよ。人が純朴でスレてない。自然も、文化も素晴らしい。このまま永久保存したい位。

ラオスこそ、アジアに残された最後の桃源郷かもしれません。おおよそ桃源郷という言葉から連想されるもの、たとえば、

 

花と緑あふれる美しい山河

幸せそうな人々の穏やかな笑顔

優雅に、ゆったり流れる時間

 

その全てが、ラオスにはあります。言い換えれば、ラオスにはそれしかない、のかもしれません。

「三丁目の夕陽」の世界か。いやそこまでいかない「二丁目の夕陽」が黄金の仏塔を照らし、母なるメコン河に落ちゆく、秘境のような国ラオス。

そこには、「十丁目」に達した日本や、「七丁目」まで発展したタイ•バンコクがとうの昔に失ったものが、2017年の今もまだ残っています。

 

ラオスが、これからもずっと、桃源郷であって欲しいと願う旅人は多い。

しかし、現実はそうなりません。現代はメディアやスマホを通して情報だけは容赦なく入って来ます。ラオス人はタイ語が理解できるので、大都会バンコクのスタジオできれいに着飾った芸能人や、南タイの綺麗な海の風景を写すカーナビ広告を、タイのTVを通して皆が見ています。若い人ほど、自国のどうしようもない田舎っぷりを嘆き、タイやベトナムのように発展して欲しいと願うでしょう。

私はその気持ちを否定することはできません。昔ながらの桃源郷ラオスのままでは、多くの人が近代的な教育や医療を受けられない、田舎から街に出てもメイドやマッサージ位しか働き口がない、といった現実を変えることはできないのです。

 

ラオスはASEANの構成国で、外に開かれた国。海外からビジネスも資金も当然入ってきます。首都ビエンチャンを中心に、これから資本主義的な発展、変貌を遂げていくことでしょう。

とはいえ、ラオスがタイのようになれるのかカンボジアやミャンマーのようなスピードで外資導入して経済発展の軌道に乗るかというと、たぶん違うと思います。

 

ラオスは、近隣諸国と比べるとゆっくりと、静かに、変わって行くのだと思います。プノンペンやヤンゴンに高層ビルが建ち並んでも、土地が豊富で人口の少ないビエンチャンで同じ現象が起こるのはたぶん数年先でしょう。

プノンペンにはボンケンコン、ヤンゴンにはヤンキンという、富裕層や外国人の好むおしゃれエリア、東京でいうところの南青山チックな場所ができてますが、ビエンチャンの南青山が登場するのは、少なくとも5年以上先でしょう。

ラオスよりずっと人口が多くて国力のある、他の国の首都と比べるとビエンチャンはゆっくりペースですが、それでも、飛行機に乗ったことのない、エスカレーターを見たこともない多くのラオス国民にとって、ビエンチャンの今の発展速度は、驚くほどのハイペースなんです。

 

ラオスの首都ビエンチャンは、もはや秘境ではありません。車の交通量も増え、渋滞も発生する、まぎれもない「都市」です。高層ビルも増え、都市住民がマンションに住む時代が、すぐそこまで来ています。

パクセ、サワンナケートといった二線級の都市はまだ高層の建物が皆無に近く、ある意味秘境らしさを残していますが、そこも徐々に近代的に開発されていくでしょう。すでにラオス随一の観光地となったルアンパバーンは言うに及ばず。

ウドムサイ、ポンサリーといった、現状では秘境っぽい山岳地帯の街は、これからどうなっていくんだろう?中国の開発が入って変わっていくのかな?

 

ラオスは、小さくて静かな国。外の世界から見ればゆっくりと、しかし着実に変わっていくのでしょう。これは、不動産投資・賃貸経営の面からすると、そう悪いことではありません。

マレーシアのクアラルンプール、タイのバンコク、フィリピンのマニラ、そしてカンボジアのプノンペンが経験した「コンドミニアム過剰供給」と、それによる「貸せない!売れない!オーナーの苦しみ」。これが、ラオスのビエンチャンに現出するのは、まだ当面先のことだからです。

700万人しかいない小さな国、首都でさえ人口80万で岡山市や熊本市のレベル。地元民の所得水準も低い、外国人の居住人口も少ない、土地の相場も不透明…となれば、海外のデベロッパーが大規模な住宅建設事業に参入するのは難しい。将来はともかく、現時点では地元のプレイヤーしかおらず、ノウハウが乏しいので進み方も遅い。

したがって、物件が完成する時期は予定より当然遅れますが、逆にいうと過剰供給にもならないわけです。たとえばの話、2020年までにビエンチャンで完成予定のコンドミニアムは、それが全部工期通りに完成したとしても、供給数はわずか2000戸程度。3万戸超が一気に供給されるプノンペンとは、状況がまったく違います。

 

ASEANでも後発の国ゆえ、安定資産とはほど遠いですが、それでも、ラオスという国があって、国民が首都ビエンチャンを目指す、人口増加をあてこんで各国のビジネスが参入する限り、住宅の需要は続くし、居住地にいろんな選択肢があるなかで都心の価値は高まるはず。

ラオスという国が好きで、長い目でのんびりと、発展に付き合っていける人であれば、ビエンチャン都心でまともなコンドミニアムを持つのは十分ありだと思います。過剰供給になりにくいのも好材料ですね。

 

ビエンチャンで泊まったホテルの入口横にあった仏様の祠…ラオスより愛をこめて。

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ドイツ、ポルトガル、スペインの考察と活用法

こんにちは、Manachanです。ドイツ3泊、ポルトガル3泊、スペイン1泊、合計1週間余りのヨーロッパ出張のメニューを全部終え、スペイン・バルセロナから、長い帰国の途につきます。

ドイツでの不動産ツアーアテンドに加え、ポルトガル・スペイン市場の新規開拓ミッションを、ギリギリの日程で詰め込み、休む間もなく動き回ったので、正直、疲れがたまってますが、その苦労を上回る、素晴らしい出会いとビジネス上の収穫がありました。

ヨーロッパで仕入れた膨大な情報を、私なりに消化して、今後数か月かけて、日本の皆様にお伝えしていくわけですが、話を分かりやすくするために、今回訪問したドイツ(ライン・ルール地方)、ポルトガル(リスボン)、スペイン(バルセロナ)、各地域の特性を一言で解説し、それぞれ、不動産視点からみた活用法を考えてみます。

 

ドイツ(ライン・ルール地方)は、欧州製造業の中心地、日本でいう「愛知県&東海地方」のイメージ

大陸ヨーロッパの経済中心地として、誰もが認める存在が「ドイツ」。そのドイツのなかでも、産業が特に盛んな地域は首都ベルリンではなく、「ライン川流域」。今も昔も、ずっとそうです。

ドイツの父なる川・ラインの両岸には、支流も含めると、シュツットガルト、ハイデルベルク、フランクフルト、ヴィ―スバーデン、ボン(元首都)、ケルン、デュッセルドルフ、デュイスブルクなど、様々な領域で世界的競争力を誇る産業都市が並び、日本の「東海道ベルト地帯」を彷彿させます。

そのなかで、金融都市フランクフルト、ベンツやポルシェの本社があるシュツットガルトの知名度が高いですが、我々が不動産買付ツアーを行うライン・ルール地方(デュッセルドルフ~デュイスブルク)も、19世紀の昔から炭鉱や工業で栄え、仕事を求めて欧州中から労働者が住みついた場所。その関係で、ドイツのなかでは飛び抜けて外国人に寛容な、コスモポリタンな地域です。人口規模も密度もドイツで最大。

逆にいうと、ドイツは「働く場所」であって、「観光する場所ではない」…それが、ヨーロッパ中の共通認識でしょう。天気は陰鬱で寒い、食事のバリエーションは乏しい、観光資源も隣国に比べて見劣りする。フランス人やイタリア人がドイツにバカンスに行くことはまずないし、当のドイツ人からして、ドイツ国内で遊ぶ発想があまりない。休暇とれば陽光あふれるイタリアやスペインに行きたくて仕方ない人々なのです。

EU統合してから、ドイツの経済中心地としての地位は上がりました。欧州の他国に行くと、ドイツ銀行の支店がどこにでもあり、ドイツ車と、ドイツ製の機械や消費財であふれています。経済的な意味で「ドイツ帝国」イメージが増す一方で、雇用に乏しい南欧や東欧の人たちが働きに行く場所としての価値も高まっています。北海道や九州、四国の人が、地元を離れて愛知県の企業や工場に働きに行くイメージに近いかな。

力強い経済の国、ドイツですが、不動産投資は盛んではありません。賃借人保護の国策で、家賃があまり上がらないようにしており、その結果、不動産価格が上がりにくいのが主な原因でしょう。お国柄、リゾート物件の類も成り立ちません。ドイツの大きな書店に行っても、不動産ガイドや投資の本はほぼ見かけません(ガーデニングやインテリアの本はたくさんありますが)。その代わり、

 

・国民の過半数が一生賃貸住宅暮らし

・開発規制が厳しく新築が建ちにくい

・賃貸用住宅の供給が少ないおかげで、空室が非常に少ない  

・単価も安いので、投資家にも買いやすい。

 

したがって、家賃を稼ぐタイプの賃貸経営には向きます。我々の買付ツアーはネット7~10%回る、賃借人のいる物件を主に視察しています。私も、ドイツでファミリー区分をひとつ買ってみました。安いです。3部屋で79㎡あるのに500万円しません。利回りネット8.5%、グロスだと11〜12%いきますね。

 

 

ポルトガル(リスボン)は、欧州のはずれ、海に面した情緒あふれる坂の街、日本でいう「長崎」のイメー

ヨーロッパ大陸の南西端、人口1000万の小さな国、ポルトガル。

同国の首都リスボンは、コンパクトな街。サイズは日本の札幌市や福岡市位か、もっと小さいでしょうか。平地がほとんどなく坂道だらけの地形で、傾斜をうまく使って建物を上手に建てています。石畳の坂道にはレトロな市電がゆったり走り、その向こうに見える青く輝く海…その情景は、まさに日本でいう「長崎」のイメージですね。

同じ南欧のイタリアやギリシャ、スペイン東海岸は地中海に面していますが、ポルトガルの海岸線はほぼ全て大西洋に面しています。これが、大きな違いを生み出します。ポルトガルの誇る「魚食文化」です。

地中海と違って、大西洋側は漁場の宝庫。その環境で食文化を育んできたポルトガル人は、日本人と同じく、魚、貝、イカ、カニ、牡蛎、ホヤ…海からとれるものは何でも食べる。首都のオフィス街で地元の安い焼魚定食を毎日食べられる国は、欧州ではポルトガルだけかもしれません。

魚食の他にも、日本人を懐かしい気持ちにさせる要素が、ポルトガルには溢れています。巨漢の多い欧州にあって、この国の人々は小柄で、日本人に似た背格好。性格も実直で(サッカーの試合以外は)もの静か、やや物憂げな哀愁がみられる人たちで、情緒的にも日本人に通じるものがあります。ポルトガルの誇る民謡Fadoは、アコースティックギターとボーカルの肉声だけで聴かせる音楽。津軽三味線と謡曲の組み合わせに近く、異国情緒というよりは懐かしさを感じさせます。

 

あと、「大陸の端っこ」という地理的条件も日本と似てますね。ドイツやフランスと違い、ポルトガルは逆立ちしても欧州の中心地になり得ない。リスボンやポルトの観光価値は高いですが、端っこにある上、規模感やインパクト、世界遺産の数では隣国スペインに負けるので、どうしてもスルーされがち。

とても良い国だけど、遠くて無名なポルトガル。情報も少ないこの国を、皆さんに好きになってもらいたい、情報提供を通じて、ポルトガルの認知度を高め、ファンを増やす活動をしていきたいです。

不動産投資とマーケティングの方向性…ポルトガルは欧州で最高の気候に恵まれ、リスボン周辺では観光シーズンが3〜11月と長いこと、LCCの普及により欧州各地から片道数十ユーロでリスボンに飛べるようになったこと、大好きな国なので自分もたまに行って使いたい…等々を考えると、

私はリスボン周辺の良質なリゾート物件を狙っていきたいと思います。AirBnB運用か、あるいはホテル運用付き自分も年間何泊かできるものが良いかな。今回の視察では、

 

・リスボン近郊、素晴らしいオーシャンビューと海鮮グルメが楽しめ、ライバル物件がまず建たないオンリーワン立地で

・世界的に知名度の高いホテルブランドが運営し、

・11万ユーロ(1350万円)から投資できて、ネット利回り7〜10%が5年間確定する上に買取保証もついて、かつオーナーが年間14泊でき、

・新築プレビルドではなく、既存ホテルの改築ゆえ、今年中に確実に完成してキャッシュフローが見込める物件

 

欧州の首都近郊なのに11万ユーロ〜という安さは特筆もの。東南アジア各地で似たような価格帯、利回りのリゾート物件が日本向けに紹介されていますが、

「物件の過剰供給が起こりにくい欧州のガバナンス」、「新築プレビルドと違って完成時期が遅れるリスクがほぼ無い」、「国際通貨ユーロの資産」という意味でより価値が高いと、一投資家としては思います。

 

スペイン(バルセロナ)は、欧州の中心に近い、ブランド価値の高い観光都市。日本でいう「神戸」のイメージ

ポルトガルの隣国スペイン、リスボンからマドリードやバルセロナに飛んでも飛行機で1時間台の至近距離ですが、スペイン領内に入った瞬間、「欧州の中央に近いメジャーな国に来た」感覚になります。

首都マドリードは、欧州を代表する大都市の一つだし、第二の都市バルセロナはオリンピック開催経験もあり、ガウディの建築ありピカソの博物館あり地中海リゾートありバルサあり、世界的知名度の大観光都市。欧州では誰もが認めるメジャーリーグ的存在です。ここから車で2〜3時間も北に走ればフランス、高速鉄道でパリまで行ける、国際空港はリスボンの数倍でかい…南欧屈指の交通の要衝でもあります。

 

バルセロナの街並みは美しく端正で、完成度が極めて高い。海と山に挟まれ、緩やかに傾斜する斜面に都市が広がる。山の上に行けば行くほど高級住宅街になる。海岸沿いにはマリーナ、コンベンション施設、ホテルに加えて貨物港もみられ、工業都市的な面影もある。全体的なイメージは、日本でいえば「神戸」ですかね。リスボンからバルセロナに来ると、長崎から神戸に来るのと同様、ぐっと中央に近づくイメージですね。

スペイン、バルセロナ…知名度やブランド価値が高いので、リスボンと違って、私が一生懸命説明しなくても、国名、都市名を聞いただけでイメージわく人が日本にも多い。

その意味で、バルセロナはパリやロンドン、ミラノやローマ、アムステルダム、マドリードと同列の、欧州メジャーリーグ都市のひとつとして、リスボンとは違うマーケティングをしていきたいと思います。

私思うに、バルセロナで持つ価値のある物件とは、

 

・成功した大人の所有欲を満たす物件

 

かな。たとえば、「自宅の窓からガウディの建築が見える」、「散歩すればサグラダファミリアの工事現場からレンガやブロックを拾ってこれる」贅沢この上ないオンリーワン立地のアパートなら価値が高いし、売りたくなったら世界中の金持ちがすぐ買うでしょう。観光地ゆえエアビーも当然できますがやるべきじゃないっすね。別荘として使ったり、家族や友人に自慢したり、新進気鋭の画家やデザイナーに安く貸して創作活動してもらうのが最適な利用法でしょう。

ロンドンやニューヨーク、ワイキキと比べればバルセロナの住宅は断然安いです。サグラダファミリア至近のアパートだって3部屋120平米で68万ユーロ(約8000万円)。1部屋50平米弱だと30万ユーロ(約3600万円)を切るものもあります。

あと、将来欧州に移住したり、欧州を拠点にビジネス展開したい方は、スペインで不動産を買って永住権を取るのが日本人にはおすすめです。

 

・スペインで50万ユーロ以上の不動産を現金で購入することで、2年間の滞在ビザを申請できる。

・購入後、スペインに一度も来なくてもビザ更新できる。次の更新は5年間有効、更新手数料も安い(将来的に、スペイン入国が義務化される可能性あります)。

・2年+5年の滞在中、不動産を維持し続ければスペイン永住権を申請できる。

・スペインはEUの国なので、EU圏内どの国での居住、就労OK。

 

バルセロナ一等地で50万ユーロ以上の不動産買って、ついでに7年後、スペイン&EUの永住権をゲット。その時期に売ればキャピタルゲイン出る可能性も高い…なかなか良いプランだと思います。

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日出処の天子、ポルトガルを発見

こんにちはManachanです。いま、ポルトガルの首都リスボンにいます。

人生初ポルトガル、はや3日目。とにかく、この国に関しては絶賛と感動の言葉しか思い浮かびません。「地球上にこんな素晴らしい場所があることに対する純粋な感謝」と、「これまで48年の人生でポルトガルを知らなかったことに対する軽い後悔」が、私の脳裏に渦巻いています。

 

ポルトガルは、まぎれもなくヨーロッパです

『スタイリッシュな街並み』

 

『街並みに似合うイケメン』

(こういうの見ちゃうと、同じ男として、敗北感ありますなあ…)

 

ヨーロッパらしく、ホテルには、ちゃんと「ビデ」があります。

 

ポルトガル人はヨーロッパ随一の「魚食民族」です

新鮮な魚と貝、イカ・タコ、ホヤまで、どこでも買えます。しかも値段がとても安い!

ポルトガル人は魚も米もよく食べるので、日本人にとって馴染みやすい食文化ですね。

 

魚食文化に、ワイン、オリーブ、スイーツが、西洋の華を添えます

『ポルトガル産のワイン、オリーブ油は、世界最高級品の呼び声が高いのです』

 

『スイーツだって、甘さ控えめ、味わい深いものが多く、長い歴史を感じます』

 

ポルトガル人は、アジア人に似ているから、アウェイ感があまりない。

ポルトガル人は、他のヨーロッパ人と比べて背恰好が低く、髪も黒い人が多く、我々東アジア人からみて違和感があまりありません。

 

とにかく素晴らしすぎる国、ポルトガル。ここで、是非訪れたい場所がひとつありました。

ヨーロッパ最西端のロカ岬(Cabo do Roca)です。

 

というのも、私は千葉県出身で、同県銚子市にある「犬吠埼、ロカ岬友好記念碑」を、子供の頃から見てきているからです。この記念碑は、日本・ポルトガル交流450年を記念して建てられたもので、

ユーラシア大陸最東端(?)の犬吠埼

ユーラシア大陸最西端のロカ岬

つまり、大陸の東西の端にある日葡両国の友好を深めるという意味がこめられています。

 

昨日、ついに「ロカ岬」の地を踏むことができました。アジア東端の千葉県人として、是非来てみたかった場所の一つです。

 

地図でみると、とんでもなく遠い場所ですね(東京まで直線距離11,143km)

 

ロカ岬には、大型バスで乗り付けて中国・韓国の団体観光客の姿が目立ちました。これも銚子・犬吠埼と同じ現象ですね。

 

ロカ岬から西方には、大西洋。アメリカ大陸まで続きます。

 

最西端のコーヒーショップで一服してきました。

 

ヨーロッパ最西端のロカ岬、最東端の日本人なら一度は行ってみましょう。おすすめです。

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奇跡の地中海性気候

こんばんは、Manachanです。今日は珍しく「気候」の話題で行きますね。

海外不動産とかロングステイに関する仕事をしていると、「より良い気候を求めて移動したい」という人々のニーズに、必然的にかかわることになります。

「日本の寒い冬を逃れて、ハワイや東南アジアに移住したい」とか、逆に、「蒸し暑い関東の夏を逃れて、北海道に季節移住したい」等々…

世界的にみても、寒さが厳しい場所から気候温暖で穏やかな場所への人口移動やバカンス需要は、経済的にも無視できないものがありますね。

 

これ、私にとっては新鮮な感覚です。というのも、より良い気候の場所を求めて移動することを、自分はこれまで考えたことがなかったからです。

私、どの土地にもすぐに順応してしまう体質なのでしょうか…これまでいろんな国、いろんな気候の土地に暮らしましたが、気候面で特に不満を覚えたことがありません。たとえその場所が、冬季は氷点下20℃になる酷寒地であろうと、毎夏40℃を超える酷暑になって庭の芝生が焼け焦げる土地であろうと、「ま、そんなもんかな~」、1週間もすれば慣れてしまいます。

いくら気候が厳しくても、昔から人間が住んでいる限り、その土地で快適に暮らす知恵やインフラがあるわけですから、余程の極地でもない限り、とりあえず住める自信はあります。

 

ただ、世界中いろんな土地に行くなかで、「どの気候が、多くの人間にとって一番快適なのか?」を考えたりします。現時点での結論は、

 

世界の大多数の人が好むのは、地中海性気候!

 

地中海性(Cs)気候。中学の地理の授業で習いましたね。この気候が分布するエリアは狭く、

・地中海沿岸(南欧~北アフリカ~西アジア)
・アメリカ西海岸
・オーストラリア西・南海岸
・チリ西岸、中央アジアの一部

…それ位しかありません。世界的にみて、なかなか貴重な気候といえます。

 

下にみるように、地中海性気候の分布帯は、必ず砂漠気候に隣接しています。したがって「乾燥」気味のカラッとした天気になります。

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地中海性気候の特徴は分かりやすい。一言でいうと、「夏季少雨」、「冬季多雨」。

・夏季は、ほとんど雨が降らず、乾燥する。したがって数か月間、晴天が続く。
・その代わり、冬季に雨が降るため、緑が保たれる。

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地中海性気候の地域には、世界的に知られたリゾート地や、シニアのロングステイ先として好まれる場所が多いですね。

・スペインのコスタ・デル・ソル
・イタリアのアマルフィ海岸
・ギリシャ・トルコのエーゲ海沿岸(コルフ島、ボドルム等)
・米国カリフォルニアのサンディエゴ周辺

 

こうしたリゾート地には、北の寒い国、日の短い国から、大勢の人が太陽を求めてバカンスに来ます。オンシーズンは夏季ですが、地中海性気候は夏季にほとんど雨が降らず、晴天が続くので、バカンスにはもってこい。暑いとはいえ乾燥してますから、日本や東南アジアの蒸し暑くて不快な夏とは違って快適、海風も涼しい。

場所や緯度にもよりますが、「海水浴できる位の暖かい水温」が保たれ、かつ「海風が涼しい」時期が、年間約7~8か月続くのが、地中海性気候の良さといえます。

 

たとえば、トルコ地中海岸のアランヤ(Alanya)は典型的な地中海性気候。海に入れる時期が4~11月位まで、約8か月続きます。雨温図をみても、4~11月は最高気温が20℃を常に上回ります。冬場も東京みたいに寒くなりません。

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10月下旬の10日間天気予報をみても、ずっと晴天、傘要らず。朝から20℃超えなので半袖で過ごせますね。

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地中海性気候エリアは、年間の晴天日数が300日を超えるところが多いのが特徴。前述トルコのアランヤは300日、スペインのコスタデルソルに至っては325日あると言われています。日本の場合、一番晴天日数が多い香川県でも249日(日本平均は216日)ですから、その差は歴然ですね。、

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私は先週、トルコのアランヤに不動産視察に行ってました。朝から晩まで一日中、「天国のような快適な風」に包まれて、身体の芯まで癒されました。カラッとして、適度な湿度を含んだ風がイイんですよね。

東京に帰ってくると、地中海エリアと比べて、空気に過剰な水蒸気が含まれていると感じます。夏はサウナみたいにじめっと暑いし、冬は湿っぽくて芯まで冷える。秋の風は涼しいけどカラッとはしていない…ま、その気候にもすぐ慣れちゃうんですけど。

地中海の素晴らしく快適な気候を味わいたい方は、是非、行ってみてくださいね。

 

最後に、「トルコ」をテーマとするセミナーを二つ紹介します。興味のある方、来てくださいね。

 

1)トルコリラFXと不動産投資のコラボセミナー(11/13日曜、私が講演します)

http://www.sunward-t.co.jp/seminar/2016/20161113_ek/index.html

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2)海外不動産投資成功塾(11/10木曜)

【海外不動産投資成功塾】第8回 11月10日 19:00~21:00 「地中海リゾートを満喫! トルコ南部のリゾート地アヤンラのリゾート不動産事情を徹底解説」

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大阪で元気になる

こんにちは、Manachanです。嫁の実家@ケアンズでの滞在もすでに6日目。健康的な環境でゆっくりするのはいいけど腐りそうだなあ。クルマないとどこにも行けないし…私どうやら灰色の大都会で朝から晩まで忙しく動き回る方が性に合ってるみたいな。でもまあ、これも家族サービスと割り切るしかないよね。

 

ここケアンズに来る前、私は大阪にいました。7月28日に関空で乗り継ぐだけの予定だったのですが、夜20時発ケアンズ行きのジェットスター便が機器点検のため欠航になり、その晩は仕方なく関空のベンチで明かしました。翌29日もずっと大阪で過ごし、深夜の便でようやくケアンズに発ちました。

29日の朝、8時過ぎ。関空に居てもつまらないので、南海電車で大阪市内に出ました。

 

「南海特急ラピート」の車内デザインはおしゃれ

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泉佐野、岸和田あたりは人もまばらですが、堺を過ぎると乗客が一気に増えてきます。新今宮で大阪環状線に乗り換えると、梅田やUSJに行く人たちで結構な混雑。

とにかく、電車内は人々のしゃべり声で賑やか。「これが大阪だ・・」という実感が沸いてきました。

 

乗客10人いれば、うち3人はおしゃべりを楽しむのが大阪の基本(?)

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大阪は大都会、JR環状線や御堂筋線はそれなりに混みますが、でも首都圏の激混み電車と比べれば可愛いもので、感覚的に混雑度は東京の3分の2というところでしょうか。

でも、東京の3分の2の乗客しかいないのに、大阪の電車は東京の2倍くらい騒々しい。大阪では老若男女問わず、電車でしゃべっている乗客数が断然多いのです。

もちろん、大阪でもスマホの画面とにらめっこしてる人もいるけど、基本、おばちゃんは当然しゃべる、おっさんもしゃべる、女子高生もしゃべる…大阪を基準とすれば、東京の電車のなんと静かなことか。

 

大阪の電車が騒々しく聞こえるのは、しゃべり声のボリュームが大きいというより、大阪弁のイントネーションのなせる業でしょう。

不動産の言葉でいうと、大阪には「文化住宅」なる物件が多いですが、大阪弁で話すと「ぶか」の「」にアクセントがあって、それも1オクターブ位高い…万事がそんな感じなので、普段、平板な東京弁の世界で暮らしていると、どうしても際立って聞こえてしまう。

 

あと、最近は東京でも大阪でも、電車内で「中国語」が聞こえてくることがありますね。東京の静かな電車で誰かが中国語しゃべると目立つし、私などはつい聞き耳を立ててしまいますが、

一方、大阪の電車で、誰もが大阪弁でしゃべっているなかで、中国語が聞こえてきても、全然目立たない…ということに気が付きました。

 

中国人や韓国人など、近隣アジアの旅行客の間で大阪が人気なのも、「本国の雰囲気に近い、親しみやすい環境」というのが大きいのかもしれませんね。

大阪の難波あたりでスナップショット撮って、「これ台湾で撮ってきた」といわれても、すぐには見破れないかもしれない(街の雰囲気が台北にそっくりだし、関西圏は関東より漢字を多用するので台湾っぽくみえる…)。

 

大阪難波…台北に酷似した街並み

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今回の大阪滞在、時間があったので、下町の「大正区」に足を延ばしてみました。

大正区…大阪市内なのに電車の駅が一つしかなく、区内の大部分が鉄道空白地帯。その代わり、バスが極端に発達して、「難波行き」や「天王寺行き」が1~2分おきに来る。島のような地形なので、他の区に行く足として渡し舟が発達、大阪市内の渡し舟のほとんどが大正区にあるという、大阪24区のなかでも特に個性が際立つ土地柄。

そして、「大正区役所以南は沖縄県」といわれるほど、沖縄出身者とその子孫が多い地区としても知られています。区民の4分の1が沖縄姓という話もある位。関東だと鶴見や川崎に比較的大きな沖縄コミュニティがありますけど、その比ではありませんでしたね…

 

大正区の平尾商店街…いきなり「めんそーれ」

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豚肉のさまざまな部位を使う「沖縄風ホルモン」、もはや大正区の文化!

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ビール片手につまむと、とにかく美味い!一串60円で財布にもやさしい。

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門構えがとっても目立つ沖縄料理店

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大正区、なかなか素晴らしい場所でした。今度は渡し舟とか駆使して、じっくり歩いてみたいな。その後、難波の駅から、名残惜しく大阪を後にしました。

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私は仕事柄、関西方面への出張が多いですが、京都、大阪、神戸の関西3都のなかでは、圧倒的に大阪が好きです。京都や神戸にいると、すぐ電車に乗って大阪に行きたくなってしまう位…それだけ大阪が私の体質に合うし、大阪にいるだけで元気になるんです。

大阪のなかで、特に好きなのが商店街。梅田で仕事して、少しの暇があれば天神橋筋に出かけますし、時には足を延ばして豊中の庄内とか、千林、駒川、阪神尼崎などへ、商店街歩きに行きます。

もっとも尼崎は兵庫県なんですが…あの街のノリは神戸じゃなくて、完全に大阪ですよね。それも、むっちゃディープな大阪の下町。

senbayashi

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