グローバル不動産

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ラオスとタイ、同文同種

おはようございます、Manachanです。フィリピン、タイ、ラオス3か国出張から日本に戻ってきました。

今回の日記は、訪問国のひとつ「ラオス」がテーマ。

私、ラオスを訪れるのは、2回目。今年の3月と9月に、首都ビエンチャンを訪れています。目的は、ラオス国の歴史はじまって以来、初めての「コンドミニアム」(高級マンション)予定地視察と、経営陣との面談です。

東南アジアの不動産は、いつも中国、韓国、シンガポールなどが先に参入し、日本人は彼らの後塵を拝することが多いわけですが、ラオスに関しては、彼らが参入する前に日本人(投資家代表)としていち早く参入し、経営陣とガッチリ握っておきたい、という決意のもと、乗り込んでいます。

ラオスで一体どんなコンドミニアムが建つのか、その話は、順次していきます。今日は、予備知識として欠かせない「首都ビエンチャンの地理」について書きます。

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『ラオス人民民主共和国』

面積:23.7万平方キロ(日本の約60%) 
総人口:約650万人(日本の約5%)
首都ビエンチャンの人口:約71万人
公用語:ラオ語(言語学的にはタイ語の一方言)
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この「ビエンチャン」の位置が、ある意味、すごい。

ラオスの首都からメコン川を挟んだ対岸が、すぐタイ領なのです!

メコン川は雄大な国際河川ですが、ラオスあたりは中流域で、河幅が大して広くありません。都内を流れる荒川程度しかありません。頑張れば泳いで渡れてしまう位。

実際、ラオスが社会主義化された1970~80年代、夥しい数のラオス人が、仕事と良い生活を求めて、メコン川を泳いでタイ領に渡りました。

ラオス人と、タイ人は、起源1000年前後、中国南西部からインドシナ半島に移住して、国をつくりました。タイ人とは民族的に同根で、今日でも言葉が通じます。見た目もタイ人と同じなので、ラオス人がタイ領内に紛れ込んでも、タイ人と名乗ってしまえば、それで通ってしまう‥

ところで、なぜ一国の首都が、隣国のすぐ対岸にあるのでしょう?しかもラオスにとって、タイは自分よりはるかに大きな存在。人口は10倍、国民総生産は60倍もあります。両国の間に軍事的緊張があれば、ラオスはひとたまりもないはず…

世界中見渡しても、首都が隣国と接している例は、ほとんど知りません。強いていえば、スロバキアの首都・ブラチスラバが、チェコとオーストリアと接している位かな。

チェコとスロバキアが、1918年から1992年まで、同じ国だったように、タイとラオス(厳密にいえばタイ東北部とラオス)は、かつて、同じラーンサーン王国の民でした。その時代は、1353年から1893年、ラオスがフランス領に編入されるまで、500年以上にわたりました。

ラオスが社会主義国として独立したのは1975年、その後しばらくは、隣接する資本主義国タイとの間で国境紛争があったそうです。その当時は、ベトナムという後ろ盾があったので対抗できましたが、ソ連と社会主義陣営が崩壊した後は、当然、タイと仲良くしなければ生きていけない。独立国とはいえ、タイの一地方みたいなたたずまいで、時を過ごしてきました。

同時に、タイから夥しい消費物資と、TVなど大衆文化がラオスに流れ込みました。言葉が通じるから、受容も早い早い!ビエンチャン国際空港のテレビからして、タイの番組を流してましたし、いまや、ラオス都市部の若者の共通語はラオ語でなくタイ標準語になってしまったという話もある位。

まるで、東北地方の若者が東京の共通語に染まってしまう、みたい話ですねえ…

つまり、ラオスとタイの関係は、「それぞれ異なる国民国家の対抗関係」というよりは、「もともと同じ国民だったのが、いろいろあって、別々の国になっちゃったのよねえ・・・」みたいな感じ。だからこそ、ラオスの首都ビエンチャンがタイ領の対岸にあっても、それは自然な風景に見えてしまうわけ。

仮に(いまさらあり得ないですが…)、タイが領土的野心を燃やして、ラオスを併合する気になったとしたら、ラオス人はそれを静かに受け入れるかもしれない。いや、軍事力を使わずに、「タイ・ラオス連邦」という国ができたとしても、なんら不自然ではない。もともと別の国だった「チェコ」と「スロバキア」よりも、タイとラオスの方が自然にくっつきやすい気がします。

そろそろ、不動産の話題に移りましょう。

今回のラオス訪問で、「タイ人と言葉が通じる」意味の大きさを、まざまざと見せつけられました。

ラオス国始まって以来、初のコンドミニアムを世に出そうとしているラオス人事業家と面談しました。ラオス国内の鉱山開発や建設業で財をなした経営陣、は2年間、じっくり事業計画を練って、満を持して、世界に通用するコンドミニアムをラオスの地に現出させようとしています。

その際、彼らが「タイのデベロッパー」の力を借りたのは、言うまでもありません。ラオスには、技術も経験もない。でも、川向うのタイには、少なくとも15年以上のコンドミニアム建設の歴史と、豊富な経験、技術がある。

少なくともベトナム、カンボジア、ミャンマー、フィリピンよりは確実に上をいく、東南アジアでトップクラスの「タイの建築コンセプトと施工技術」を、ラオス人経営陣は徹底的に学んだのです。お互いの言語的な障壁はほとんどありません。通訳なしで、そのまま、打ち合わせも電話会議もできるのです。(言葉の違う)ベトナム人やカンボジア人にはできない芸当です。

今年11月に着工予定のコンドミニアムの施工には、完成まで、タイの建築会社が全面的に参画する予定です。その時も、ラオス人の現場労働者と、タイ人エンジニアや現場監督の間に、言語的障壁がほぼない、というのも強い。

ようやく経済成長の端緒についたラオス。国民の起業家精神と物欲が伴った場合、今後、東南アジアで他の誰も真似できない「タイ語能力」を武器に、急速にキャッチアップを果たしてしまうのかもしれない…

一体、どんなコンドミニアムができるのか?それは、Home’sコラムを読んでみてくださいね。

ラオス第一号コンドミニアム始動!

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コミッション・ゼロを目指して

こんばんは。Manachanです。

台風8号が、いま、関東に最接近しており、風雨が強まっています。それなのに、今日の予定は、

・午前、東京で土地の決済
・その後、新幹線で広島に移動、セミナー講演

というスケジュール…ま、大丈夫と思いますが、天気おさまってくれるといいなあ。

今回の日記は、私の主催する「アジア太平洋大家の会」(APHOC)の海外不動産セミナーについて、書きます。

これまで、APHOCは2011年の発足以来、3年半にわたり、東京はじめ各主要都市で、100回以上、業者と組んで海外不動産セミナーを開催してきました。

これまでは、業者からコミッション(成約報酬)をいただき、会の運営費に宛てるケースが多かったのです。多くは業者側の要望を受け入れてそのようにしていたわけですが、私としてはこの状態を何とか変えたいと、いつも思っていました。なぜなら、

・APHOCは、あくまで大家・投資家の立場に立つ勉強会です。
・海外不動産セミナーを開催して、日本人に世界中の投資機会を紹介するのは私の仕事ですが、
・海外不動産を「買う」、「買わない」の判断は、あくまで、セミナー参加者(投資家)がするもので、APHOCとしては、その判断に対して中立でありたい。
・業者からコミッションをもらってしまうと、どうしても、「買う」方にバイアスのかかった運営になってしまうし、会員や世間からも、そのように見られてしまう。

だからこそ、「脱・コミッション」のビジネスモデルを構築して、APHOCを作りかえたいのです。

これまで、その実現が難しかったのは、海外不動産投資の世界が未成熟で、かつ私たちも非力だったからです。特に、結成してから2年間、2011~12年にかけて、私たちは全く無名だったし、情報も乏しかったし、日本人に向けて海外不動産を仲介する業者も今と比べればずっと少なかった。

そういう業者を、日本中、世界中からから探し出して、私から営業をかけて、「このテーマで、セミナー一緒にやりませんか?」と、お願いする立場だったのです。

業者側の立場に立てば、私たちと組んでセミナーやったところで、どれだけ集客できるか分からないし、セミナー参加者の中から、どれだけ成約が出て、どれだけ売上につながるのか…当時は読めなかった。

読めないからこそ、「タダでセミナーやってください」、「成約したら、キックバック出しますよ」。ほとんどの業者が、そういう形態での開催を望んだのです。

しかし、2014年になった今、状況は大きく変わりました。日本における海外不動産投資の裾野は広がり、業者数も、情報も大幅に増えました。

私たち不動産大家だけでなく、株式証券投資、保険、物販…いろんな分野の方々が、海外不動産投資に注目し、また、そうした分野から海外不動産業者や代理店を目指す人も増えました。海外不動産に関する書籍の出版も相次いでいます。

2013年頃からは、業者側から私たちAPHOCに「一緒にセミナーやりましょう」というリクエストが殺到するようになりました。もはや、自分から営業しなくても、案件が自然に舞い込むようになったのです。1500名以上の良質な投資家を擁する団体として、APHOCが認知されてきたおかげでしょう。

今こそ、変化のチャンス。これからは、

・セミナー開催費として、業者から、定額(あるいは集客人数に応じて)費用をいただく。
・その代わり、コミッションは一切、受け取らない。
・参加者に対しては、これまで以上に、廉価で、セミナー参加できるようにする。

その方向に、順次、切り替えていきます。海外不動産を目指す投資家のための勉強会という、私たちの本旨に戻るためにも…

これまでお付き合いしてきた業者には、上記の方向への切り替えにご賛同いただくべく、理解を求めているところです。

とはいえ、例外も考えています。

・まだセミナー開催費用はかけられないけれど、日本の投資家のために有益な活動をしてくれそうな若手業者とのセミナー
・これまでAPHOCが扱ったことのない国・地域の不動産を扱う業者とのセミナー
・海外での物件管理、入居づけ、転売など、これから投資家のニーズが高まる領域でのセミナー
・海外不動産に関する税務・法務、融資戦略など、投資家のスキルアップに役立つ専門セミナー
・日本の不動産大家が海外へ自分の物件を売り込むセミナー

そういうコンセプトのセミナーであれば、それこそ、採算度外視で取り組みます。たとえば、「パキスタン」とか「ナイジェリア」の不動産とか、日本人にとってまだ極めてニッチな国・地域のセミナーは、私たちAPHOCが真っ先に開拓していきたいし、

また、「福岡市内に保有する自分のアパートを香港人にプレゼンして売り込みたい」といった、新しい切り口のセミナーも、私たちが率先して取り組みます。

これからも、不動産の分野で、グローバルな視野を持った日本の個人投資家を育てるために、引き続き活動していきたいと思います。

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楽待DVD教材制作秘話

おはようございます。Manachanです。

不動産投資界隈ではおなじみ、「楽待」(らくまち)さんのDVD教材「戦略」シリーズに、「海外不動産投資」ジャンルとして初めて、登場させていただきました。

「8つの戦略2015」教材紹介・販売ページ

すでに4回目の発売となる「楽待の戦略シリーズ」に、「海外不動産投資」なる、ニッチなコンテンツが登場するのは、今回が初めてのことです。計8名の講師陣が語る投資ジャンルは下記の通り、

1)一棟RC投資
2)築古物件投資
3)新築物件投資
4)戸建賃貸投資
5)シェアハウス投資
6)一棟商業ビル投資
7)海外不動産投資
8)統合戦略

1)~4)までは、「定番」といって良い。5)は比較的新しいですが、6)「一棟商業ビル投資」と7)「海外不動産投資」はまさにニッチ。

楽待さんとしては、定番コンテンツを継続して取り上げながら、まだ未成熟な新興領域にも手を広げて新陳代謝をはかっているのでしょう、その文脈のなかから「海外不動産投資」が登場してきたわけです。

先日、東京浜松町にある「楽待」本社に招待され、DVD発売記念イベントに参加してきました。この教材を、世に送り出すことができて、感無量ですね。

正直、この仕事、かなり大変でした。

・全106ページの講演資料 (訂正箇所無数)
・DVD収録時間2時間 (もともと2時間40分、立ちっ放し、しゃべりっ放し)

というだけでなく、作業のピークが、ことごとく、私が極めて多忙な時期にぶつかっていたのも、つらかった。今だから言えますが、制作依頼を受けたのは、今年3月。当時、私はこんな状態でした。

・台湾セミナーの講演資料を中国語で製作中
・連日の徹夜がたたって、風邪ひいて38℃の高熱を出す
・それでも、名古屋、東京、大阪で3日連続セミナー講演
・期限直前なのに、まだ確定申告終わってない
・都内RCの仲介で、契約、決済の準備作業もまだ進行中。
・相変わらず子育ては大変

あまりの多忙に、この仕事、お断りしようかと、一瞬思いましたが、海外不動産投資を楽待さんというメジャーなメディアに取り上げてもらう良いチャンスだと思ったのと、多忙のピークが過ぎる4月になれば何とかなるだろうと思い、引き受けました。

当時は、楽待担当者の電話を、、出張先のラオス、カンボジアで受けてました・・・

3月中は正直、全然時間がとれなかったので、4月になってから、空いた時間を使って、作業をはじめましたが、これが、想像以上に時間かかりました。特に、

・DVD教材という体裁上、資料の章立てや記述レベルを、他の講師が話す、日本国内不動産投資のそれと合わせなければならない。

・しかし、海外不動産投資の世界は、まだ情報が体系化されておらず、特に新興国では「不動産市場が未成熟で情報そのものがない」ことも多々ある。

ですので、私が資料つくっても、訂正・加筆依頼が山のように来る。例えば、「タイやフィリピンで不動産買う際の価格交渉や値引き幅を教えてください」とか、「物件取得後の税金と減価償却の取り扱いについて詳しく書いてください」とか…アメリカやオーストラリアならともかく、東南アジアだと、結構難しい。

教材になる以上、正確でないことは書けない。でも、新興国では税法があっても運用がグダグダで皆が守ってないことも多いし、日本人の投資家に関係ない内容を書いても意味がない。結局、いろんな人にヒアリングしつつ、どうやって書こうか、ウンウン唸りながら悩むしかない…

また、4月5月になっても、楽待担当者からの催促メールが、ことごとく、私のクソ忙しい時期に重なるんです。物件調査に行く途中、JR内房線の車中でPC広げてWiFiつなげて楽待さんの作業するとか、スキマ時間を活用する以外になかった。

いただくメール文面も、前半こそ謙遜気味ですが、後半になると訂正・加筆依頼だけで20ページ分くらいになることも。「まじで、これ全部対応するのかよ?」と思ったものです。

でも、楽待の担当者さんの苦労は、私の比ではなかったでしょう。講師が8人もいるし、皆、多忙だし、アクが強い人もいるし、書く内容もバラバラ…

特に海外不動産投資は、日本で、このテーマで書ける人が極少数だし、情報も整備されてないし、ネットで調べられないことも多く、講師の回答を待つしかない。締切に追われ、さぞかし気苦労が多かったことでしょう。

それでも、良質な教材をつくりたいという、楽待担当者の熱意とプロ意識に心を打たれつつ、締切に追われながら、何とか完成した教材。

不動産投資を体系的に学びたい人には、心から、おすすめします!

これだけ実践ノウハウが詰まって、8巻で6万8千円は破格だと思います!

私も頑張りましたが、私以外の講師、本当に、すごい人ばかりですからね。「一棟商業ビル投資」や「シェアハウス投資」のノウハウなんて、たぶん、この教材を買わないと得られないでしょうし、

定番の「一棟RC」「戸建賃貸」「新築」「築古」にしたって、すでに世の中に情報が多く出回っているとはいえ、ここまで体系立てて、再現性あるノウハウになっているものは稀なはず。

不動産投資やるなら、学習にお金と時間を惜しんではいけません。何千万、何億の物件を買おうとする人にとって、6万8千円の教材代は、ぶっちゃけ必要経費。上手に活用すればコストパフォーマンスも極めて高い。

是非とも購入されて、現時点での日本の最先端ノウハウに触れてみてくださいね。

「8つの戦略2015」教材紹介・販売ページ

追伸)いま、この教材を買うと、特典としてついてくる「日本
人が使える海外の金融機関リスト
」。たぶん、いまの日本で他にない情報だと思います。私も世界各国のパートナーに聞きまくってつくりました。融資をひいて海外不動産書いたい人には特におすすめです(注.金融機関名、利率、融資期間は今年5月末時点の情報になります。金融は各国とも展開が早く、情報がすぐ古くなるので、常に最新情報を入手してご判断ください…)

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名古屋支部結成!!

おはようございます。Manachanです。
昨晩は名古屋のビジネスホテルで泊まり、朝早起きして、飛行機乗って北海道にやってきました。

昨日、5月8日は、私の主宰する「アジア太平洋大家の会」にとって、喜ばしい日になりました。


☆ 東京、福岡に次ぐ、国内第3の拠点として、「名古屋支部」が結成されました!!!

☆ 名古屋の初代支部長(現地お世話人)に、前野君勝さんが就任いたしました。

名古屋に支部を開設するに至った経緯は、次の通りです(なんとなく、記者会見ふうの文章になってしまった…)。

「アジア太平洋大家の会」(以下APHOCと略)は、日本において、グローバルな視野を持つ不動産個人投資家を育てる非営利組織として、2011年2月に東京で設立され、7月には一般社団法人格を得た。過去3年にわたり、100を超える海外不動産セミナーを国内外で開催した他、海外(主に東南アジア)での不動産視察、口座開設ツアーなども行ってきた。

同年3月の東日本大震災をきっかけに、富裕層を中心に、海外資産を持ちたいというニーズが増え、APHOC会員数も大きく増加。地理的にも、約1500名の会員のうち35~40%が首都圏以外に在住しており、活動の場所も、首都圏だけには収まらなくなった。

特に、首都圏から遠く、福岡市でのセミナー開催ニーズの大きい九州・山口地区の会員向けサービスとして、2013年7月、「福岡支部」を立ち上げ、初代支部長に中西紀二氏が就任。

以後、福岡市でのセミナーは、すでに11回を数え、セミナー会場確保、集客や会計管理の仕組みも整い、今では、私が福岡に行かなくても、福岡セミナーが十分成り立つようになった。なお、福岡支部では今年3月、九州圏の有志を集めてフィリピン・セブ島への不動産視察ツアーを企画する位、自立した動きができるようになった。

一方、名古屋でも、2013年11月から海外不動産セミナーを計5回開催し、会場や集客ノウハウも確立してきた。名古屋は中部圏のみならず、近畿圏や北陸からも広域集客できる抜群の地理的位置にあるため、セミナー開催ニーズは、今後増える一方と予想される。

そこで、2014年5月、福岡と類似のモデルでAPHOC名古屋支部を設立し、前野さんに支部長お願いするに至った。

名古屋で支部組織が発足したことにより、中部・東海地区での海外不動産セミナーは、これから、どんどん充実します。お楽しみにね。

私自身にとっていえば、地方支部とは、「自動化の仕組み」…つまり、私が現地にいかなくても、良質なセミナーが成立するシステムですね。

それには、現地パートナー(支部長)の協力が不可欠です。セミナー集客ひとつとっても、東京にいる私が、ネットを通じて他都市で集客するのは難しい(お金かければ可能だけど…私、お金かけないモデルでやってるからねえ)。

あと、セミナー会場の手配から、集客管理、現金収納や領収書発行、司会進行、懇親会のお世話等の業務が発生するので、業務フローや役割分担を決めなくてはなりません。

海外不動産セミナーは、人と人、情報と人をつなぐ営みでもあります(婚活に似てるかも…)。外国人の講師が来ることもあれば、セミナー参加者として、いろんな分野のプロフェッショナルが来ることもあります。だから、様々なバックグラウンドを持つ方々と上手に付き合い、円満に「出会い」の場をセットできる人でないと、世話人はつとまりません。

だから、地方セミナー開催って、そんなに簡単なことではないのですが・・・幸い、昨年7月に福岡支部を立ち上げて、現地パートナー中西さんとの協力のもと、「APHOC地方支部の成功モデル」が、徐々にできてきました。

いま、それを、名古屋に横展開できるようになったわけですね。

福岡、名古屋…それに続く、大阪、札幌、仙台、金沢、広島等、国内主要都市での支部設立は、日本全国でグローバル不動産投資家を育てる、APHOCのミッションも合致します。

できれば今年中に、上にあげた都市での支部組織は、全部立ち上げたいなと考えています。

目指すは、「東京と情報時差ゼロの実現!」…東京に行かずとも、世界中の不動産投資機会の情報を得られ、安価なセミナー料金を払うだけで、その道のプロから直接話を聞くことができるような環境をつくっていきます。

地方支部がもう少し増えたら、東京での「APHOC全国イベント」を定期的(年1回を想定)に開催し、各地方支部の会員同士が楽しく交流する場としたいですね。

6月以降は、名古屋支部長の所有するビルで、うまい手羽先が食えるようになるようで…これから名古屋セミナーがより楽しく&美味しくなりそうですね。

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投資は世のため、自分のため

おはようございます。Manachanです。

ゴールデンウィークは、東京から出ずに、家族とまったり過ごしています。昨日は代々木のポニー牧場、今日は市川妙典で潮干狩り…

でも、子供が親の言うこと聞かないから、主観的には「まったり」とはいかないんだよなあ。

ところで、私が海外不動産投資関連でコラボさせていただいている、内藤忍氏の著者が出ましたね。

「究極の海外不動産投資」…Amazon購入リンク

海外不動産の概説書として、とても読みやすい良著ですね。情報の整理や見せ方が実にうまい、リスクやベネフィットの記述も理路整然…さすがに、ぺーパーアセットの世界を極められた方は違う、洗練されてますね。

これ一冊、700円余り出して買って読むだけで、先進国から、先発新興国(マレーシアなど)、後発新興国(カンボジアなど)の不動産まで、投資対象として一本串で理解できる…その意味で、大変コスパの高い読み物だと思います。

同時に、日本における、海外不動産投資の裾野が広がっていることを実感します。

私が、2011年に「アジア太平洋大家の会」を設立した当時、海外不動産投資に関する情報は、業者発信のもの以外は、ほとんどありませんでした。

それから、東京を中心に、セミナーもぼちぼち増えてきたわけですが、少なくとも、2012年後半、当方の初著書「海外不動産投資~地球の買い方」を出した頃までは、

海外不動産投資は、物好きなおっさんたちが趣味でやってる、極めてニッチなもの…そんなイメージだったように思います。

一気に変わったのが、2013年。内藤さんをはじめ、投資のメインストリーム(ペーパーアセット)側に居た方々が続々と、この世界に参入してくることにより、情報が一気に充実し、投資家の裾野も広がり、またメディアの注目度も、断然変わってきました。

首都圏にたとえていえば、

2012年までは、首都圏の片隅(千葉県の東葛地域)だけで、細々と行われていた同好会
2013年から、都心のインテリジェントオフィスを借りて、一気にブレイク

そんなイメージっすね。

これから、海外不動産投資の世界も、いろんな領域から、優秀な方がどんどん、参入して、ビジネスモデルも洗練され、いずれ、「産業」になっていくことでしょう。

そんななかで、私の立ち位置は・・・ま、海外不動産投資の黎明期に、日本社会の片隅で、同好会をたちあげた人物の一人として記憶されれば、それで良いかと。

いわば、「千葉パイレーツ」の「犬井犬太郎」みたいなもんですかね…

いろんなプレイヤーが、海外不動産投資に参入してくるなかで、私の思いとしては、

単なる損得ではない、投資そのものの素晴らしさ

を、体感していただきたいということです。

投資を、時間軸で考えると、こうなると思います。

・いま使えるお金や時間を我慢して、将来の自分のために使う。。

・いま、お金を必要としている誰かに、自分のお金を分け与える。それが事業を通じて、世の中に役立っていく。

・その分け前の一部が、将来、自分に返ってくる。

そう考えると、投資そのものが、自分や家族のためであり、同時に、世のため、人のためになる営みなわけです。

ですので、単にフィリピンのコンドミニアムを買って、利回り何%、値上がり益想定何%・・・みたいな、損得勘定の話だけに終わらせたくない。もちろん、損得勘定は大事だけど、

その背後に…我々投資家が投じたお金が、フィリピンの不動産デベロッパーを通じて、フィリピン人労働者の雇用につながっている。その一部が教育に回り、次世代育成にも役立っている。

あるいは、コンドミニアムが完成した暁には、フィリピンの若きプロフェッショナルや中間層にとって「夢のマイホーム」になる。

お金には、「いい仕事をしてくれて、ありがとう」という感謝の気持ちや、「あなたなら、私たちの役に立つ、いい仕事をしてくれそうだ」という期待の気持ちが込められています。

そのお金が、世の中を回りまわって、自分の知らない、遠いところにいる人たちの、人生にもつながっていきます。

そういう「お金のロマン」に思いを馳せながら…これからも、日本における、個人投資家育成の仕事に関わっていきたいと思います。私なりのスタイルで。

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(追伸)5月中は、「アジア太平洋大家の会」始まって以来のセミナーラッシュ。4都市で10セミナーが予定されています。GW明けは、心機一転、海外不動産投資を学ぼう!(リンクをクリックすればセミナーの詳細情報が表示され、参加申込もできます。)

【東京開催のセミナー】
5/15(木) 18:30~21:00 英国&トルコ不動産投資セミナー
5/22(木) 18:30~21:00 オーストラリア不動産セミナー

【名古屋開催のセミナー】
5/8(木) 19:00~21:00 100万円か
らできる英米独資産づくりセミナー
 
5/14(水) 18:30~21:00 英国&トルコ不動産投資セミナー
5/23(金) 19:00~21:00 オーストラリア不動産セミナー

【福岡開催のセミナー】
5/9(金) 18:00~20:00 100万円からできる英米独資産づくりセミナー 
5/16(金) 18:30~21:00 英国&トルコ不動産投資セミナー
5/31(土) オーストラリア不動産セミナー

【札幌開催のセミナー】
5/9(金)多重債務・破産対策セミナー@札幌
5/10(土) 日本人がつくるセブ島投資用ホテルセミナー

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不安煽り商法が嫌いな理由

こんばんは、Manachanです。

私は不動産業者ですが、不動産という、高額な商品を買わせる(もとい、買ってもらう)ために、さまざまなセールスのテクニックがあります。

よくあるのが、「不安煽り」商法。「今のままのあなたで良いんですか?」・・・購入者の現状を否定することにより、物件購入という一大決断に誘導する手法。

「このまま家賃を払い続けるつもりなんですか?」
「借家のままだと、何も手元に残りませんよ」

と、切り出しておいて、

「今、マイホーム買うと、これだけの優遇策があるんですよ。あなたも、自分の財産を持てるんです」

みたいに誘導する。あとは、「地震リスク」を強調して耐震物件買わせるトークも多いですね。

ま、実需向け住宅の誘導セールスなんて可愛いものです。海外不動産投資の世界になると、もっとエグいセールストークが登場します。この世界、「海の向こうにある住宅を売る」という、「不要不急支出」の最たるものですから、売るには「情報」がすべて。そして、短期間にたくさん売りたいので、「不安煽り」テンプレートのお世話になることが多い。例えば、

「日本はあと数年で破綻しますよ。」
「地震、放射能のある日本に一生住み続けますか?」
「日本円のままで財産持ってていいんですか?」

そうやって不安にさせておいて、

「さあ、あなたも海外への足がかりをつくりましょう。私たちがお手伝いします!」

と誘導して、物件を買わせるわけです。

日本がやばいと、作為的に思わせるための、「政府債務の国際比較グラフ」とか、「チェルノブイリ事故と関連した旧ソ連の死亡率グラフ」とか、よく出てきますね。

私、こういう商法、はっきり言って、嫌い!!

なぜなら、私は投資家気質だからです。投資家という生き物は、「自分の頭」で判断することに快感を覚えます。自分が心から納得しないと投資しないし、その結果、成功しても失敗しても、自分の選択の結果として受け入れます。だから、

「どれくらいリスクがあるのかは、俺が調べて、自分で判断するよ」
「あんた方には、確度の高い情報だけ、与えていただきたいんだ」
「誘導なんて一切要らねえ!」

そのように考えるのですね。だから、いくら「不動産セールスのテンプレート」とはいえ、こういう人々に不安煽りをしちゃったら、かえって逆効果。反感を買うだけです。

私も、たくさんの海外不動産セミナーを企画しますが、基本、「不安煽りトーク厳禁」を心掛けてます。

アジア太平洋大家の会で集客した人には、経験上、「投資家気質」の人が多く含まれています。そして、海外在住経験、投資経験からして、私なんかより数段上の、プロ級の方々もセミナー聞きにくることがよくあります。

そういう方々の前で、私みたいな奴が一丁前に講演するの、正直、こっぱずかしいんですが…それでも、なぜ彼らがセミナーにくるのかというと、

「投資のスタイル、海外事情は、すでに頭に入っている」
「でも、特定の国・地域(例.オーストラリア)の不動産投資に関する情報はまだ持っていない」
「その知識を得るには、自分で調べるより、専門家に話を聞いた方がずっと早い」

だから、彼らがセミナー参加にメリットを見出すわけなのです。

要するに、そういう超プロ級の方々までいらしてくれるセミナーで、「不安煽り」トークなんかしちゃったら、アジア太平洋大家の会の看板に傷がつく。

「おたくは、海外不動産売らんかなセミナーする団体なの?」と、思われてしまうだけです。

あと言うと、現行不一致は、見ていてカッコ悪い。セールスマンの、言ってることと、実際にやってることが違うと、瞬時に「本当じゃない」と、見透かされてしまいますよね。たとえば、

「地震、放射能がヤバイヤバイと強調する本人が、なんで今でも東京に住んでるの?」

セミナー参加者は、それを見破るリテラシーは十分持ちあわせています。だから、「売るための嘘」はつかないことです。売るのに時間かかっても、やっぱ正直ベースが一番ですね。

経験上、不安煽りのほとんどは、「金儲け」動機

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(追伸)5月中は、「アジア太平洋大家の会」始まって以来のセミナーラッシュ。4都市で10セミナーが予定されています。GW明けは、心機一転、海外不動産投資を学ぼう!(リンクをクリックすればセミナーの詳細情報が表示され、参加申込もできます。)

【東京開催のセミナー】
5/15(木) 18:30~21:00 英国&トルコ不動産投資セミナー
5/22(木) 18:30~21:00 オーストラリア不動産セミナー

【名古屋開催のセミナー】
5/8(木) 19:00~21:00 100万円からできる英米独資産づくりセミナー 
5/14(水) 18:30~21:00 英国&トルコ不動産投資セミナー
5/23(金) 19:00~21:00 オーストラリア不動産セミナー

【福岡開催のセミナー】
5/9(金) 18:00~20:00 100万円からできる英米独資産づくりセミナー 
5/16(金) 18:30~21:00 英国&トルコ不動産投資セミナー
5/31(土) オーストラリア不動産セミナー

【札幌開催のセミナー】
5/9(金)多重債務・破産対策セミナー@札幌
5/10(土) 日本人がつくるセブ島投資用ホテルセミナー

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ラオスに注目する理由

前回の日記の続きです。

ラオス…東南アジアで一番地味で目立たない国。人口600万人台しかおらず、山がちの内陸国で、大きな貿易港もつくれない国土、主要産業は農業と繊維くらいで、ASEAN最貧国のひとつに数えられる。

そんなラオスに、私が注目する理由は何か?鍵を握るファクターは、3つあります。


1)ASEAN屈指の製造業大国になった「タイ」の存在

2)昨今の「タイ・プラスワン」の動き

3)2015年末に予定されている「ASEAN経済統合」

時代の流れが、経済的に出遅れた小国ラオスを、一挙にフロントランナーに押し上げるかもしれない!その可能性を、ASEAN製造業の中心地「タイ」の視点から見ていきましょう。

【ラオス人はタイ人の言葉が分かる!】

ラオスは、東南アジアで唯一、タイと同一言語・文化圏、同一経済圏に属する国・・・その意味は、ものすごく大きいかもしれません。

タイの政治経済の中心は、首都バンコクを含む「中央部」ですが、面積的には「イサーン」と呼ばれる東北部が一番大きい。イサーンから、さらに北に行けばメコン河があって、その対岸が「ラオス」。

タイとラオスは、別々の国ですが、昔から人々の行き来があって、同じ言葉を話す。つまり、ラオス語はタイ語の東北方言みたいなもの。

日本でいうならば…東京から北上すると、東北地方になり、津軽海峡を渡ると、対岸は別の国「北海道」だが、東北の人間と北海道の人間は言葉が通じる・・・そんな感じですかね。

【タイプラスワンとは?】

いま、タイは工業の発展著しく、経済的には我が世の春を謳歌しています。一方で、足元では少子化が進み、労働人口がまもなく減少局面に突入。人手不足ゆえ賃金も上がる一方。加えて、政治不安に洪水等、タイに製造拠点を一極集中しておくリスク・デメリットが、顕在化してきた近年、

「タイプラスワン」という言葉が生まれた…タイにメイン工場を維持しつつも、労働集約的な工程は、タイの周辺にある労賃の安いCLM諸国(カンボジア、ラオス、ミャンマー)に外出ししよう、というコンセプトです。

この三ヶ国のなかで、一番注目されているのは、タイよりも労働人口が豊富なミャンマーで、人口小国であるカンボジアとラオスは、タイの代わりにはならないとされていますが、完全な代替にはならなくとも、タイが担ってきた一部工程の受け皿になれば良い、ということであれば、CLM諸国で唯一、タイ人と言葉がそのまま通じる「ラオス」の存在が光ってきます。

せっかく、お金と時間をかけて教育したタイ人の工場長やエンジニアを、そのまま通訳なしで、ラオスの新工場に送り込める意味は大きいはず。ミャンマーやカンボジアでは、できない芸当ですから。

【2015年ASEAN統合のインパクトは?】

ASEAN統合は、タイからラオスへの工場移転を後押しするはずです。なぜなら、

・道路・物流インフラは、国を超えて、整備される。

・通貨は、統合しない。

・ASEAN域内の関税がゼロになる。

ラオスからは、タイとベトナムに抜ける、東西回廊(国際高速道路?)が建設されるので、大消費地バンコクや、ベトナムの貿易港への時間距離が大幅に短縮されます。

そして、通貨統合されないので、統合後も自国の弱い通貨「ラオス・キップ」がそのまま使える。タイとの労賃格差は当面、温存されるでしょう。

その上で、関税がゼロになれば、メイド・イン・ラオスの製品が、そのまま、東南アジア全域に輸出できる。

ラオスにとって、経済飛躍に向けて、願ってもないチャンス到来!ですが、それを上手に活かせるかどかは、ラオス次第ですね。3月下旬の視察が、とても楽しみです。

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海外不動産が悪者になる日…

こんにちは。Manachanです。今日は日曜日、東京は素晴らしい天気に恵まれました。朝6時前に起きて、爆睡する子供二人を叩き起こして、近所のサッカークラブの練習を見に行ったので、さすがに眠いです。

今日も、TV、ネット上では、相変わらず「都知事叩き」…猪瀬5千万円献金問題の追及で持ちきりでした。

【収入印紙のない5000万円借用証、大公開!】
Manachanブログ - 世界で不動産を買おう!

猪瀬さん、今回の件で辞職に追い込まれ、税金何十億使ってまた知事選挙になるんでしょうかねえ?

実にケチ臭い話だぜ。たかが5千万程度のお金で…って言うと、反感買うかもしれませんが、実際、私が千葉県あたりで安い土地仕込んでアパート建てる程度の金額ですよ。都知事になるための選挙費用や、ましてやオリンピック関連の利権に比べれば、微々たるもので、猪瀬さんからすれば、「5千万ごときで、(政敵に)はめられた」って気分でしょうが、

でも悲しいかな。彼って、都議会にあんまり味方いないみたいね。「はめられた」後の説明・リカバリーが超・下手だし、400万票以上でトップ当選したとはいえ、政治家として都民の人望・信頼が厚いわけじゃない。「猪瀬さんって、作家でジャーナリストで、あと石原さんの片腕だった以外に、何があるの?」と聞かれて、答えられる都民は少ないでしょう。

このまま猪瀬氏が失脚して、次の都知事は舛添さんだ、東国原さんだ…みたいな話になっても、猪瀬さんを惜しむ都民の声は、あまり聞かれそうにない。本人は、オリンピック終わるまで都知事でいたいでしょうが…

猪瀬氏を擁護するわけじゃないけど、ただ、世間の袋叩きにあって気の毒だなあという気はします。

日本社会は、常にドロドロとフラストレーションを溜めていて、標的になりそうな人物が現れたら、寄ってたかって集団でいじめまくる…という習性(通弊)があるように思います。

古くは、「松本サリン事件の容疑者叩き」や、「ホリエモン叩き」。ここ2~3年でいえば、原発事故後の「東電叩き」にはじまり、最近では「与沢(翼)叩き」、「猪瀬叩き」、「しまむら土下座事件の主婦叩き」など、枚挙に暇がない。

【東電というだけで、住所は暴かれ、家族に危害がおよぶ…】
Manachanブログ - 世界で不動産を買おう!

日本で、叩かれる標的になる人や会社は、決まって、「立場が悪くなった」時や「弱った時」のタイミングで狙われるものです。そして、「叩かれる者が受けるべき応分の社会的制裁」をはるかに超える、理不尽なまでの制裁を受ける

制裁、といっても、法律や社会正義の裏づけがあるわけじゃなく、単なる国民のガス抜き、フラストレーションのはけ口なわけですから、とどまるところをしらない。国民・世間の気が済むまで、叩かれ続けるのです。

ま、ガス抜き、いじめは、日本だけの現象じゃないですけどね…


ここで少しだけ、将来に思いを馳せてみます。

私がいま、関わっている、「海外不動産投資」自体が、日本社会のなかで、悪者になる日は来るのだろうか?そうなった時、私もサンドバッグのように叩かれ、自宅住所も暴かれて妻や子に迷惑がかかるんだろうか?

ハッキリいって、その可能性は、あると思います。時期は、2016年かな。いま、マレーシアのクアラルンプールやジョホールバル、タイのバンコクや、フィリピンのマニラで、日本人が買いまくっているコンドミニアムが続々と完成時期を迎え、

完成したはいいけど、物件は海の向こうにある。英語も苦手で、独力では賃貸づけも、売却もできない。業者にお願いしようにも、すでに倒産していて、誰も面倒みてくれない。せっかく、投資用に買ったコンドミニアムが、朽ちていく…

そんな、「海外不動産難民」が、大量に出るとすれば、そのタイミングは2016年頃になると思います。被害(?)が何千人、何万人規模にもなれば、週刊誌やワードショーのネタにもなるでしょう。

【こんな会が結成されたりして・・・】
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その時、100%間違いなく起こるのが、「犯人探し」…そして、良い標的が現れれば、必ず、マスメディア、ネットメディアが、一斉に叩きまくることでしょう。

私、そういうの、大嫌い。でも、これが日本社会の宿痾、たぶん1000年経っても直らない「体質」「生理」なんですから、仕方ありません。

そうなった時、俺みたいな奴でも叩かれるのかなあ?「2011年から、海外不動産投資セミナーを多数開催して、煽りまくって、結果的に海外不動産難民を多数出した張本人、極悪人」みたいなレッテルを張られて…

殴られ役が欲しいのは分かる、でも俺みたいな小物叩いても仕方ないじゃん、もっと大物叩けよ!と思うのかもしれませんが…でも、日本って、小物でも標的になりやすいキャラクターなら遠慮会釈なく叩く社会なので、リスクはゼロじゃない気がします。

私、個人的には、海外不動産の購入を煽ってる意識はなくて、単に学習の場をセットしたり、投資家という中立の立場でコメントしたり、買うならリスクを見極めて、慎重に、って言い続けてきたつもりなんだけど…それは、私のブログや著書をちゃんと読めば分かるはずなんだけど、

文章ちゃんと読まないで、表面的な字面だけ引っ張ってきて非難する奴も、(マスメディアの中にも)きっといるんだろうなあ…

私、小学校高学年から高校時代まで、ずっと「いじめられっ子」だったから、そうした「いじめの前兆」に対する嗅覚は、極めて敏感なんです。

どうす
ればいいか…有効な予防策は思い浮かばないけど、自分の筋道を通して情報発信を続けつつ、今のうちから、世間に誤解されないような、伏線を何重にも張りめぐらせておいた方がいいかなあ、という気がします。

2016年、ジョホール不動産ショック

みたいな…警鐘を鳴らす文章も書いてますが、そういうモノを、もっと増やした方がいいかもしれませんね。

あとは、東南アジアを中心に、零細トンデモ業者がひしめく、今の海外不動産業界をもっと「健全」「まとも」にする方向性で、活動した方がいいかなと思ったりします。2016年頃に、海外不動産物件の在庫が大量に出ても、業界がまともであれば、何とか対処ができると思うから…

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セミナー許可制にします!

こんばんは、Manachanです。

今年に入ってから、アジア太平洋大家の会(APHOC)で主催、共催する海外不動産セミナーの増え方が、本当に凄くて…

特にこの3ヶ月ほどは、毎週のように、日本のどこかで、何らかのセミナーをやっている感じ。特に10月下旬は、一週間に3回、セミナーが連続したこともあったし…

取り扱う国・地域も、「アジア」や「太平洋」の枠組をはるかに超えて、今やヨーロッパ、北米・カリブ海、アフリカまで行っちゃってるし…

私自身、こんなに多数のセミナーを開催するなんて、予想だにしませんでした。APHOCを立ち上げた頃は、セミナーやりたくても、本当にネタがなくて、2~3ヶ月間、全く不発、なんてこともあったし、海外不動産を扱う業者にネタいただいてた時期もあったわけですが、

あの時期が、もう遠い昔に過ぎ去ったかのごとく、今は、セミナーに次ぐセミナーの準備で、いつも忙しく業務に追われている感じです。

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こんな無茶苦茶な頻度でセミナーやると、当然、世間に誤解されやすくなるわけで…

「最近のManachanは、案件を精査せずに、手当たり次第、セミナーやってるんじゃないか」、「金儲け主義に走ってるんじゃないか」・・・、等々の疑念は、当然、予想できるわけです (でも、全然儲かってません…涙)。

一つ、皆さんに理解していただきたいのは、

・精査してないわけじゃ、ないんです。
・APHOCで開催するセミナーの、2~3倍くらいの数の案件が、日々、私のところに殺到してきているんです。
・一応、私のレベルでスクリーニングして、セミナーやっても良いと思ったものだけ、世に出るようにしているんです。
・また、私のレベルでゴーサイン出しても、こちらが忙しくて(人手が足りなくて)無期延期された話も、結構たくさんあるんです。

いま、APHOCメルマガを購読している人は、平均2~3日に1回は、セミナー案内を受け取って、余りの多さに驚いているかもしれません。情報が多すぎて、かなり混乱させているかもしれません。

でも仮に、私のところに来ている案件を、全部、メルマガに垂れ流しにしたら、それこそ、毎日のように、セミナー案内が来て、ほとんど「余沢翼メルマガ」状態になってしまいます。

ま、セミナー案件が死ぬほどたくさん来るのは、嬉しい悲鳴ではありますが、今後はもっと上手に、システマティックに、セミナーを交通整理したいなあ…と思います。というのも、

・海外不動産案件は、増える一方。2014年は、特にフィリピン関連のセミナーが、爆増するでしょう。

・それに全部、まともに対応していたら、私の身体がもたないし、家庭生活にも悪影響が及ぶ。

・国・地域を問わず、自分の開催するセミナーを通じて海外物件を買う人が増えたら、そ
れが首尾よくいかなかった場合、文句言われたり非難されるリスクも増える。

・また、セミナーのコンテンツが余りに多様化すると、「手当たり次第やってる」と思われがちだし、各セミナーのクオリティを保つのも難しくなる。

それらもろもろを考えた時、

今後、APHOCが開催する海外不動産セミナーは、明確な評価基準のもと、厳正にスクリーニングして、合格したものだけ、開催する。

という決断をせざるを得ないと思います。

いま、私が考えている「セミナー開催の可否判定基準」は、全部で4つあって、

基準1:販売価格や取引コストが適正であるか?
基準2:出口(利益確定)戦略が明確であるか?
基準3:不動産の権利が確実に担保されるか?
基準4:業者、デベロッパーが信頼できるか?

それぞれの項目で、5段階評価したポイントを加算して、合計ポイントがいくつ以上なら開催OK。いくつ以下なら開催拒否…みたいな方式にすることにより、セミナーの最低限のクオリティを確保し、かつ、「私たちは、こういう理由でセミナー開催した」という説明責任を果たそうと考えています。

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あともう一つ、大事なポイントとして、取り扱う不動産セミナーが多様化すると、どんなセミナーをやっても、

・あるタイプの人にとっては価値ある話でも、
・他のタイプの人にとっては全く価値を見出せない話

…という状況が増え、否定派からみると、私が全然、案件精査せずに、セミナーやりまくってるように見えてしまうこともあります。

ま、万人受けする物件なんて、どの国にも存在しないし(そもそも、私はチャレンジャーな投資家なので、万人受けする物件なんて大嫌い…)、賛否分かれるのは仕方ないですが、今後は少なくとも、どのセミナーやっても、

・どういうタイプ(資産背景、余裕資金、リスク許容度)の人におすすめの物件なのか?

それを、明確に打ち出そうと思っています。

海外不動産投資セミナーは、今後、日本中で質・量ともに増えるでしょう。私たちのスクリーニングの試みが、この領域におけるデファクト・スタンダードになったらいいなあと思っています。

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香港投資家にプレゼン

こんばんは。Manachanです。

私の中国語ブログ、最近は更新サボってますが、相変わらず、問い合わせはちょくちょくあります。最近の傾向としては、

香港からの問い合わせが、大部分を占める!

【Hong Kong・・・光の国。モビルスーツみたいな高層ビルが、いまにも飛びそう】

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いま香港は、日本不動産ブームなんでしょうかねえ?

香港人って、中国語も英語も書けるから、メールでコミュニケーションしやすいですね~♪(※中国大陸人や台湾人の場合は、中国語しか書けないことが多い)。

私は最近、国内外を飛び回ってまして、ネットカフェや空港ラウンジで仕事することも多い。PCによっては、中国語入力に対応してなかったりするので、相手が英語使えるのは、有難いです。英語なら、どのPCでもタイプできますもんね。

あと、英語でメールやりとりすると、他の人に仕事、振りやすいのもイイですね。不動産やってる私の仲間で、中国語読める人は限られますけど、英語読める人はたくさんいますから・・・私がいちいち翻訳せず、メール転送だけで事足りるのが有難い。

でも、香港の投資家と、話し言葉でコミュニケーションするのは、結構難しい。彼らは広東語ネイティブですが、私は広東語できないし、北京語で話そうとすると、彼らは苦手だし(広東語訛りが凄い!)、英語で話そうとすると、私は大丈夫だけど、同行する中国大陸人パートナーが英語苦手・・・みたいな感じで、うまくいかない。

そんな苦労はありますが・・・香港人、さすがに投資センスはバッチリ。世界中に開かれた金融都市だから、情報量がとても多い。日本不動産の情報もチェックしている人、多し。

投資リテラシーという意味では、間違いなく、日本人のはるか先を行く人々です。

今日は香港のブログ読者から、耳寄りな話が来ました。

「もし、鈴木さんの投資理論が洗練されていれば、香港に来てください。いくらでも、投資家呼びますので、レクチャーしてください」と言われたんです!

だから、いま、香港向けプレゼン資料つくってるんですよ(英語で・・・)。落としどころは、たぶん、こんなところかな?

「2013~14年に日本で物件取得、賃料を得ながら、2020年東京オリンピック前後に売却」

「香港投資家がお金を出し合う共同投資スキームで、都内で2~3億円程度の小さめ一棟ビルかレジデンスを購入、日本側(我々)で管理や売却を請け負う。ネット5%で回り、20%前後の売却益を出せれば御の字」 (※個人で一棟買うだけの現金が用意できれば、あるいは、香港の金融機関からファイナンスできれば、それでも良い)

「そこまでのお金が集まらなければ、6000万円程度の、満室経営できる新築の木造アパートを、首都圏の駅近で買い、我々の管理のもと、ネット7%近くで回し、購入時を大きく下回らない額で売却できれば御の字」

「日本で物件買うの、初めてだから、手金の範囲でお試しで買ってみたいわ・・・という方向けに、都心近くで40平米程度の中古レノベマンションを2000万近くで用意しとく」

香港人の金で、都内一棟の管理を受注できたら、けっこう儲かりますね(笑)。
ガツガツ私利私欲モードだぜ!・・・もとい、私は日本のために、外貨を稼ぎたいのですよ。

ま、取らぬ狸の皮算用する前に、上の結論を導き出すための「理屈」を考えて、香港人に理解させなくちゃならないな・・・

香港向けプレゼンは、こんな構成にしようかと思っています。

・自己紹介と不動産投資経歴
・自分が世界分散投資をしている理由
・日本不動産マーケットの特徴
・日本不動産関連の税金、コスト
・日本不動産の魅力-高いイールドギャップ、建物・管理の信頼性
・日本不動産のリスク-縮小する人口・経済、空室・家賃下落
・日本の超高利回り投資が、外国人に難しい理由
・香港と日本で「良いとこ取り」戦略の可能性
・日本で「安定した賃料収入」と「確実な出口」を得るには?
・立地選びと、購入・売却タイミングのキモ
・遠隔管理と送金の要諦
・具体的な投資案件1)- リッチじゃーん!2億超ブルジョアコース
・具体的な投資案件2)- お試し!3千万エコノミーコース
・具体的な投資案件3)- わがままプチブル、6千万コース

この話、具体化しそうであれば、仲間を集めて、物件(ネタ)仕入れたいと思います。私から声かけますので、よろしくね。

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