コロナ問題の出口を妄想してみた…

【コロナ問題の出口を妄想してみた…】

私の目に、今とこれからの世界がどう見えているのか、箇条書きにしてみました。

1)新型コロナウィルス問題の背景に、米国vs中国の世界覇権争いがある。AIIBや一帯一路、5Gネットや中国製造2025を武器に世界覇権をうかがう中国を、No.1を死守したい米国が全力で阻止する構図。香港デモや通商戦争は、ある意味コロナの前哨戦ともいえる。

2)本質は「メディアやSNSを利用した、世界全部を巻き込む情報戦」なので、ウィルスによって直接失われる人命よりも、「情報」がもたらす恐怖と、雇用や経済への影響の方がはるかに大きくなる。

3)米中どちらが先に仕掛けたかは不明だが、構図として中国はWHOを味方につけ、米国はCDCと、マスメディア・ネットメディアへの世界支配力を武器に全面対決している。

4)今年1~2月は米国が攻勢だったが、3月以降、CDCの水際作戦が失敗し、米国が世界最大の感染者・死者数を出してしまい苦戦している。中国は国内での感染鎮静化を演出しつつ、感染爆発で苦しむ欧米に対するマスク外交、人口呼吸器外交で巻き返しを図っている。

5)今やウィルスが世界中でヒトヒト感染している以上、一国だけの限定的な事態収束はありえない。人類の多くが集団免疫を獲得するか、ワクチンが実用化されるまで世界中が苦しむ状態が続く。集団免疫戦略は人命・医療崩壊リスクを伴い、それを政治的に許容できる国は少ないので、実質的にワクチン以外の選択肢はない。

6)それまでの苦しい期間中、各国は財政破綻リスク承知で経済止めてロックダウンするか、あるいは感染拡大リスクを承知で限定的に経済を回すか、振り子のように動くしかない。ロックダウンできても2~3か月が限界。その間、経済苦による自殺者数は、感染による死亡者をはるかに上回りそう。

7)コロナ問題の「終わり」を仕掛けるのは、おそらく米国だと思う。中国・WHOを世界的な悪者にしつつ、画期的なワクチン開発・実用化を世界的に宣伝する「国家総力をあげた情報戦」を演出すると思う。その時期は、私の予想では今年9月頃(大統領選の前)。具体的にどのような終わり方をするかは想像もつかないけど…

8)問題終息後の世界は、米国陣営vs中国陣営という、新冷戦構図がさらに進む。日本を含め西側諸国のサプライチェーンは自国回帰が進み、グローバル経済に歯止めがかかり、ブロック経済に近い方向に向かうと思う。

 

 

 

【民主主義 vs 権威主義 – 鍵を握る「台湾 vs WHO」バトル】

新型コロナウィルスの主戦場は、すでに欧米に移りました。1~2月に一番苦しんだのは中国武漢を含めて東アジアでしたが、3~4月は欧州と米国で、特に多くの感染者と死者が出ています。

真っ先に苦しんだ中国は、武漢および湖北省各都市を強権で封じ込めて、それ以外の国内地域への拡散防止に(彼らの言うことを信じるなら…)成果を上げ、今はイタリアや欧州の小国に向けてマスク、人工呼吸器の援助に動いています。武漢の封鎖も解除されました。

私は中国のネットニュースを毎日見てますが、確かに3月下旬から国内の感染関連ニュースが減り、「欧米大変だね~可哀相(orざまあみろ)」、「我が国はやっぱ優秀だった」みたいな記事が増えてるので、事態は落ち着いてきたのでしょう。一時期休止していた中国の工場も稼働を始めたようで、今では建材や太陽光パネルも日本に入ってきています。

現時点の状況をもって、「コロナ防御には権威主義が好適」、「コロナで大ダメージを受けた米国が超大国から脱落し、中国とロシアが覇権を争う」みたいなこと言う人がいますが、私はそう思いません。

彼らには、現象の背後にある「本質」が見えてないのでしょうね。本質って何?…コロナをめぐる覇権争いは、「ウィルスをネタにした情報戦」なんです。つまり、ハードじゃなくて「ソフトパワーの戦い」なんです。ソフトパワーにおいて、現時点の中国(とロシア)はまだ米英と対抗する力を付けていません。そこが肝です。

要は、「中国を悪者にしたい米英が勝つか?」、「米英を悪者にしてWHO使って世界を味方につけたい中国が勝つか?」で、最終的にはおそらく米英が勝利すると私はみています。

そもそも中国(ロシアも・・)の政治体制自体が、情報戦には大きなハンディで、彼らがそれなりに妥当な数字を出しても世界的に隠ぺいや検閲を疑われてしまいます。そして中国のネット環境は超ガラパゴス。世界中の人がみる「Twitter」「Facebook」「Instagram」「Youtube」を使わない中国ネット民の肉声は世界に伝わらず、自国ツールの「微信」「QQ」「微博」「Tiktok」「优酷」内をグルグルするだけです(中国外では、中国語分かる私みたいな奴しかみてません…)

今日の情報戦は、世界的に影響力落ちてるマスメディアと、影響力が増しているネットメディアで勝負が決まりますが、いずれも「英語」がメインです。英米が中国を「コロナ犯人」に仕立てる印象操作を全面的に仕掛ければ、中国は今のところ対抗する術を持ちません。残念ながら、悪評を覆せるほど中国は世界的に評判良い国ではないのです。

この争いで、地政学的に重要になってくるのは「東アジアの民主主義圏」である、日本、韓国、台湾。欧米の同規模の国よりコロナ死者数が1~2桁以上少ない同地域のソフトパワーは確実に向上するでしょう。特に、「台湾」が鍵を握ると思います。

コロナ防御、公衆衛生、医療面で、台湾は世界のモデルになる優秀なパフォーマンスを示しています。そして、世界的に受け入れられやすい民主主義体制で先進国レベルの所得水準を実現しています。中国の圧力でWHOから排除された台湾は、いまテドロス事務局長とガチンコ対決していて世界的な注目が高まっています。

すでにWHOと全面対決している米国が、欧米や日本、そして台湾を引き入れるかたちで、別組織を立ち上げる可能性もあります。米国はおそらく「WHOは権威主義に肩入れする偏向組織だから、民主主義の価値を共有する新組織をつくる」論陣を張ることでしょう。実際、そう言われても仕方ない程のことを、WHO・テドロス事務局長はやらかしてしまったと思います。

#サバイバル

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