こんばんはManachanです。今回は久々の語学ねたでいきます。
来週火曜日から、また海外出張が入りました。行き先はバングラデシュの首都ダッカ。
同国への渡航は、意外にも、お初なんですよね。西隣のインドには5回、東隣のミャンマーには4回行ってるのに、なぜか、バングラデシュだけ盲点だったんです…ところで、バングラデシュで話される言葉といえば、
ベンガル語(Bengali)
そもそも、バングラデシュ(Bangladesh)という国名が、「ベンガル人(ベンガル語を話す人)の国」という意味です。原語で発音すると「バングラ」(Bangla)なので、「バングラ語」と呼ぶべきかもしれませんね。このベンガル語、数字の上ではなかなか大したもので、
・話者人口、2.2億人(世界第7位)
・うち、バングラデシュで、約1.3~1.4億人
・インド(西ベンガル州等)で、約0.8億人
・ベンガル語圏の大都市…コルカタ(インド)、ダッカ(バングラデシュ)
なんと、日本語の約2倍の話者人口がいる大言語なんですね。地図で表すと、下記のピンク色の部分、インド亜大陸の東部が、ベンガル語が使われる地域であり、インドとバングラデシュ、二か国にまたがっています。分かりやすくいうと、
ベンガル西部⇒インド領(西ベンガル州、州都コルカタ)
ベンガル東部⇒バングラデシュとして独立、首都ダッカ
ところで、ベンガル語のアルファベットは、こんな感じです。見慣れない、とっつきにくそうな文字。全くの独学だと、覚えるのなかなかキツイかもしれません。
でも幸いなことに、いま我が家に、インド・オリッサ州出身の家族が泊まりにきています。オリッサ州はインド東部、「西ベンガル州」の真南にあります(上の地図の赤い部分)。
オリッサ州では、オリヤー語(Oriya)という言葉が話されています。オリヤー語のアルファベットはこんな感じ。隣のベンガル語と似ても似つかない、丸っこい文字です。
何となく、昔流行った、「変体少女文字」を思い出させますね。
ですが、文字は違えど、オリヤー語はベンガル語によく似た言語だそうで…オリッサ州で育てば、ベンガル語での意思疎通は一応可能。コルカタやダッカに行っても、地元の人間の言葉は聞いて分かるし、文字も読めるようです。流暢に話すのは難しいとのことですが…
そこで今回、オリッサ州出身の友人に、「指さし会話 ベンガル語」からプリントアウトしたベンガル語の文章を一通り読んでもらいました。こうすることで、すごく縁遠く感じていたベンガル語が、一気に身近に感じられるようになりました。
折しも、私がベトナム語学習で使っていたノートが、ちょっと油断した隙に、娘に落書きされてしまったので…それを丸ごと、ベンガル語学習ノートにしました。
アルファベット表と、「指さし会話 ベンガル語」をみながら、興味の赴くまま、書き写してみる。
その後、ベンガル語の単語を読んでみると…意外に、簡単に読めちゃうものですね。日本語の「あいうえお」に似て、文字と発音がほぼ一致しているので、文字さえ覚えてしまえば基本、読める。
しかも面白いことに、ベンガル語の語順は日本語とほぼ同じ。
東京から来ました
⇒トキオテケエシェチ
あなたの名前は何ですか?
⇒アプナルナームキー?
インド人の友人も、「日本語は、漢字難しいけど、文法は楽勝」と言ってましたもんね。
出発まで、あと6日間ありますので、ベンガル文字を一通り読めるようにする他、「ベンガル数字」を解読できるようになれば、バングラデシュでローカル食堂でメシ食ったり、地元の床屋で髪切ったりできるようになって、有意義な滞在にできそうですね。