千葉県、ちばらぎ県、茨城県

看板娘は「ちばらぎの星」⇒

おはようございます。Manachanです。今年前半から、「うちナビ」の看板スタッフに鈴木奈々さんが起用されて以来、都内各地で、あの看板を見る機会が増えました。

私からみて、彼女は一応、「ご当地アイドル」…実家は、茨城県竜ケ崎市の佐貫ですが、小学生の頃から、常磐線に乗って柏に遊びに来て、高校生時代は柏駅前のVAT館でアルバイトしていた時期もあるので、茨城県だけど「柏の人」みたいなもんですね。

 

鈴木奈々さんのように、利根川を越えて、茨城県から千葉県へ遊びや働きに来る。逆に、千葉県の人が通学やドライブで茨城県に行く・・柏や竜ケ崎あたりでは、こういう行動は日常的に行われています。あまりに近いので、お互いの県が違うことも意識しないし、アウェイ感も全くない。対岸に来ても「地元」みたいなもの。

千葉と茨城が接する利根川沿いの地域は、平将門の昔から交流が非常に盛ん。地域としてほぼ一体化しているので、この地域は「ちばらぎ県」と認識するのが妥当だと思います。

 

「ちばらぎ県」(Chibaragi Prefecture):関東東部に存在するバーチャルな地方自治体(?)

面積 約 2800 km2
人口 約300万人
千葉県側の中心都市・・・柏、成田、銚子
茨城県側の中心都市・・・つくば、土浦、鹿嶋

 

chibaragichizu

 

首都圏で「ちばらぎ」というと、ヤンキー、ださい田舎のイメージ、蔑称のニュアンスさえありますが、それでも「ちばらぎ県」の住民は、自発的に「ちばらぎ」を名乗ることがあります。例えば、

 

千葉県佐原の銘菓「ちばらぎ」

千葉県香取市(佐原)と、対岸の茨城県潮来市を中心にマーケティングされています。

chibaragi

 

千葉県柏市の「ちばらぎ塗料」

千葉県柏市と、対岸の茨城県守谷市を中心に店舗展開しています。

chibaragitoryo

 

千葉県側、茨城県側を問わず、ちばらぎ県に共通するカルチャーは、

 

・県都に無関心なこと

「ちばらぎ」の千葉県側で一番大きい都市といえば、柏や松戸ですが、どちらも県都「千葉市」には全く無関心で、別に行く用事もありません。また、茨城県側の最大都市は、絶賛発展中の「つくば市」ですが、こちらも県都の「水戸市」に対する関心は限りなくゼロ。

 

・所属県のカルチャーに違和感を覚えていること

千葉県を盛り上げるために、県のプロモ―ションビデオをつくると、どうしても、「千葉市目線」あるいは、千葉の中心である「市川~船橋~千葉の総武ライン」の視点が支配的になり、結果、「マザー牧場」や「千葉マリンスタジアム」、「東京湾アクアライン」みたいな施設を前面に押し出すことになります。が、「ちばらぎ県民」目線でいうと、「どれも、俺らには関係ないじゃん!」という冷めた感覚になります。茨城県側でも事情は一緒で、「県都・水戸市目線」でつくられた、「偕楽園、大洗、納豆イチオシ」のプロモーションを出したところで、「ちばらぎ地帯」のつくば・牛久、あるいは鹿島・神栖あたりの人間からみれば、一言、「俺らに関係ないし、別に興味もない」。

 

・自分が、どの県に属しているのか、時々分からなくなること

「ちばらき県民」の住まいから遠からぬところに、利根川があって、その対岸は別の県になりますが、誰もが日常的に行き来する同一生活圏なので、そのうち、別の県という感覚が麻痺してきます。高校野球の季節になると、柏の駅前に、千葉県代表校と茨城県代表校の垂れ幕がかかります。もし茨城代表が常総学院や霞ヶ浦、藤代高みたいな近場の学校で、かつ「千葉vs茨城」対決になったら、どちらを応援するか迷ってしまいます。まるで、「東京・神奈川の境にある町田状態」

 

最後に、ちばらぎ地帯での不動産投資をお考えの方へ・・・この地域での「県境を越えた人口移動のパターン」を知っておいて損はありません。広大な「ちばらぎ県」は、大きく分けて3つの地域交流圏があります。西から順に「東葛‐土浦圏」、「成田‐稲敷圏」、「東総‐鹿嶋圏」です。

chibaragishosai

東葛―土浦圏:常磐線と「ろっこく」(国道6号)で柏へ直行

「ちばらぎ県」のなかで最大の人口規模を持つ「東葛―土浦圏」は、JR常磐線と国道6号という幹線交通網が結ぶ地域。江戸の昔から「水戸街道沿い」の一体化した地域をつくってきました。この地域での人口移動は、基本的に「茨城県⇒千葉県」の流れが優勢で、行き先は「柏市」。具体的には「柏駅前の商業施設群」になります。

土浦、牛久、竜ケ崎、取手といった茨城県内の都市から、「常磐線上り電車」(ときわぶね)に乗って、若い世代が柏を目指すわけですが、彼らは「隣の県の街に出かける」という意識は希薄で、「この辺で一番使える街は柏だから、遊びにいく」という、半ば地元感覚の移動です。

 

成田―稲敷圏:利根川を超える成田イオンタウンの求心力

日本を代表する国際空港「成田」は、茨城県と比較的近い場所にあります。この地域には国道6号のような幹線道路がなく、これまでお互いの行き来は多くありませんでした。ですが近年は、巨大SC「成田イオンタウン」や、隣の印西市の「イオンモール千葉ニュータウン」の出現により、「茨城県⇒千葉県」への客の流れが生じています。こちらはファミリー層が中心。

 

東総―鹿嶋圏:銚子大橋を超えてリッチな神栖市へ

「ちばらぎ」最東端の「東総―鹿嶋圏」は、前述二地域とは逆に、「茨城県側の方が栄えている」地域。人口減少中の千葉県銚子市や香取市から、利根川を超えて鹿島コンビナート地帯へ。なかでも繁栄を極める「神栖市」の商業施設への移動が目立ちます。近年では、銚子市民が利根川を超えて、財政・福祉の良い茨城県神栖市へ「移住」する現象も起こっています。銚子も神栖も、同じ「ちばらぎ文化」なので、「別の県に移住する」感覚はありません。

 

是非、「ちばらぎ」へお越しいただき、「銘菓ちばらぎ」を食べてみてくださいね。

 

この文章、面白かった、勉強になった、ちばらぎ県に興味をひかれた、と思った方は、応援のぽちを、よろしくね→

Share on Facebook

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*