尾張一宮モーニングの魅力

こんばんは、Manachanです。つい先程まで、福岡から羽田に向かうスカイマーク便の機上の人でした。座席前ポケットの雑誌を手に取ると、馴染みのある地名が出てきていました。

「愛知県一宮市、モーニング発祥の地」

 
一宮といえば、来週水曜日に決済の仕事で行く場所です。市の中心駅、JR東海道線「尾張一宮」(おわりいちのみや)駅は、名古屋駅から新快速でわずか10分。加えて名鉄線の駅もあり、近年は名古屋のベッドタウンとして発展中。駅周辺は中高層の分譲マンションが建ち並び、人口40万人弱。名古屋、豊田に次ぐ、愛知県第三の都市です。

一宮の市街地には、尾張国の一宮(=同国で一番社格の高い神社)である「真清田神社」(ますみだじんじゃ)があり、これが地名の由来になっています。昭和20年代の一宮は毛織物など繊維産業の中心地として繁栄を極めましたが、今では繊維業は下火になり、隣接する大都市・名古屋との関係を活かした発展を模索しています。

 
私は一宮と不思議な縁があります。2010年12月には尾張一宮駅近くのワンルームマンションを買い、4年ほど運用していました。空室知らずで賃料を稼ぎ続け、かつ値上がって売れた孝行息子です。物件保有期間中に、何度か一宮を訪れましたが、行くたびに、その「ユニークな食文化」に魅せられていきました。

一宮は「モーニング」発祥の地・・・・喫茶店でコーヒーを頼むと、小倉トーストや卵など「おまけ」がついてくるのが「モーニング」の基本形で、「名古屋の喫茶文化」として全国に知られていますが、元はといえば、一宮の繊維工業が華やかなりし時代、喫茶店が応接間代わりに商談の場として使われた時に、マスターがおもてなしの心で、コーヒーにピーナッツや卵をサービスしたのが始まりです。

いま、一宮の喫茶店でモーニングを頼むと、付いてくる「おまけ」は、ピーナッツ、トーストなんて、生易しいものではありません。

・茶碗蒸し
・赤だし(味噌汁)

は、基本です(たぶん…)。350円か400円くらいのコーヒー頼んだら、トースト、茶碗蒸し、赤だし、ヨーグルトドリンク等が「おまけ」でついてくるのです。もはや「おまけ」のレベルを超え、すっかり主役ですよね。

関東の食文化で育った私、最初は「コーヒーに茶碗蒸し+赤だし」という食べ合わせに違和感ありまくりでしたが、2回、3回と、一宮通いを続けるうちに、これ食わずにはいられない身体になってしまいました。

東京発、岐阜行きの深夜バスに乗ると、午前6時前に一宮駅前に着きますが、すでに喫茶店がいくつか営業しています。6時半頃になると近所のおばちゃんたちが連れだって来て、皆、モーニングを注文して、世間話に花が咲きます。とにかく居心地いいし、漫画や雑誌もたくさん置いてあるから、1時間、2時間でもくつろげてしまうのですね。

特筆すべきは、財布に優しいこと。コーヒーに3品、4品のおまけがついて400円前後。居座り放題、漫画読み放題ですから、凄まじいコスパの良さです。2軒、3軒と喫茶店はしごしたら、さすがに腹一杯になりますが、それでも合計1000円位しかしないのです。。

スカイマークの機内誌に紹介されている一宮モーニングは、こんな感じでした。

・ドリンクとサラダのセットに、器のパンごと食べられるリゾットがついた「スペシャルモーニングセット」600円

・10㎝×10㎝×10㎝の自家製パンが丸々乗った「さいころトースト」400円。トッピングにアイスクリーム(100円)の追加も可能

・「50種類のドリンク」450円~は、豪華な7種盛りのモーニングがついてくる。地元で有名な「うきうき村」尾張のゆで卵、5種類の具材が入った炊き込みご飯、生地からこだわるサンドイッチ等…

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れ見ても…うまそう。同じものを東京で食べたら、どんな値段するんだろう?しかも、慌ただしい大都会・東京。一宮の喫茶店みたいに何時間も粘るのは無理だろうな。

最後に一言。

一宮のモーニングは、全国に自慢できる、素晴らしい食文化だと思います。

 

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