クラウドママを応援

こんばんは、Manachanです。

今日は名古屋で21時からアポイントがあり、いま新幹線で向かっています。その後は、深夜の高速バスで東京に戻ります。なかなかハードな一日です。

 

今回は、いま話題の「クラウドソーシング」について書いてみます。ビジネスマンなら、聞いたことある言葉だと思います。インターネットを通じて、不特定多数の人に対して会社の仕事を単発的に依頼したり、あるいは組織に属さない人が会社の仕事に応募したりできる仕組みのことですね。

会社からすれば、得意先や知り合いの範囲を超えて、仕事を依頼できるメリットがあります。特にホームページ制作やプログラミング、デザインなどプロフェッショナルな仕事を頼む場合、企業に発注するより安上がりになることが多く、単発的な仕事の場合はメリットが大きい。

また、働く側からすれば、自分の好きな場所、好きな時間に働いて報酬を得られる、というメリットがあります。特に在宅勤務やノマドワーカーに適した仕組みといえます。

 

クラウドソーシングで日本最大手といえば、「ランサーズ」(Lancers)ですね。私の会社でも、先日、「名刺をEvernoteに登録する」という単発的な作業を、ランサーズ経由で発注してみました。

「1枚あたり5円」という、ランサーズ最安値で報酬を設定させていただいたにもかかわらず、3日間で13人もの応募がありました。「世の中、働きたい人が多いのね」と、改めて実感しました。この仕事は1人にしか頼めませんので、残りの12人に断りの連絡を入れました。中には「是非仕事ゲットしたかった」方もいて、やりとりにも結構時間かかりましたね。

13名の応募者のなかから、私が選んだのは、「北海道在住、40代女性」の方です。空き時間を利用して収入を増やそうと、ランサーズをはじめたばかりの方。まだいろいろと不慣れな部分もあるようなので、私が分かりやすい説明書をつくって、昨晩、LINE通話で作業手順をお伝えしました。今のところ、真面目に仕事やっていただいてます。とても助かりますね。

直接は聞いてませんが、お子様もいらっしゃるようです。つまり、北海道で子育て中の女性が、東京にある弊社の仕事を、自宅を一歩も出ずにやっているわけで、改めて、インターネットの力ってすごいなあと実感。

 

私は男ですが、子育てで苦労している者の正直な気持ちとして、このクラウドソーシングの仕組みは、「子育て中のママ」にこそ十分活用してもらいたいと思います。

いまの時代、日本の多くの女性は、出産前に企業等で働いた経験を持ち、それぞれの分野で職務スキルを蓄積してきています。ですが、出産というイベントを機に退職か休職をし、その後は、しばらく育児に専念。その期間中は、「お給料をもらう会社の仕事」という意味ではブランクになります。

子供が小学校に上がり、徐々に手離れしてくるようになると、再び企業で働くママも増えますが、これまで数年間にわたるブランクに加え、残業つきフルタイムで働くことが難しい事情もあり、出産前と同じ待遇で働くことは、一般論として難しい状況があります。また日本の企業社会の体質も、男性中心の秩序ができあがっており、女性の出産育児のライフサイクルに合わせるのは、そう簡単ではありません。

それらもろもろが、子育て世代の負担や、少子化、世帯所得の停滞、ひいては日本経済の活力低下に、密接に結びついていると思います。

 

この問題を解決する上で、クラウドソーシングは強力な武器になる可能性を秘めていると思います。たとえば、

・子育て中ママが、職務スキルを維持し続けて、正社員として返り咲けるようにする。

ことはもちろん可能だし、あるいは、

・子育て中ママが、在宅で十分な収入を得る術を身につける(=「クラウドママ」として独り立ちする)

そういう働き方が増えれば、世の中、楽しくなりそうですね。場所と時間に縛られない働き方は、人間を自由闊達にするし、子育てのような、イレギュラーな作業が多い労働との相性も良い。奥さんが在宅でガンガン稼げるようになれば、旦那さんもラクになるはずです。

 

 

手前味噌になりますが、私は2年半前にサラリーマンを辞め、気楽な一人会社の社長として、時間と場所に縛られない働き方を、すでに手に入れています。折りしも、うちの娘が不登校問題を起こして頭痛の種ですが、時間の融通がきく働き方をしているおかげで、私が毎日、娘とじっくりコミュニケーションをとりながら、2~3時間目に登校させています。もしサラリーマンやってたら、当然、そんな芸当はできないし、妻にさらなる負担を強いていたことでしょう。

ランサーズを使ったクラウドワークは、私のような自由な働き方を、日本中に広げる起爆剤になるかもしれません。特に、子育て中のクラウドママを、全国津々浦々に大勢輩出したい。私も微力ながら、自分の会社の作業は、子育て中ママにどんどんお願いしていくつもりです。

 

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