私のライフワーク~海外で情報をつくる

おはようございます。Manachan@日本へ一時帰国中です。一昨日まで居たバンコクも暑かったけど、日本もさすがに真夏で蒸し暑いっすね。一日中、扇風機から離れられません(クーラー嫌いなので、あまりつけてません)。

2週間近くにわたるバンコクでの不動産実地調査は、とても有意義でした。私の進むべき道がみえた、将来につながる記念碑的な出張と言って良い。

今回のバンコク出張、実は昨年11月から計画していました。その頃から、私は「業者に頼るセミナー」の限界を強く感じていたのです。

私は2011年2月、海外不動産投資を自ら学ぶための勉強会組織「アジア太平洋大家の会」(APHOC
)を旗揚げしました。当時は海外不動産の情報が極端に少なかったので、情報源を業者に依存するかたちで、セミナーを多数、企画してきました。

4年半、会を運営したおかげで、今では大抵の業者をしのぐ情報や知識を蓄積することができました。セミナーで話すために、毎月のように、世界中の不動産案件を見てまわってきましたから、一つの国にとらわれず、タイとフィリピンの比較、ASEANと中近東の比較、英米圏諸国同士の比較…といった複眼的な視点で物事を見ることもできるようになりました。

ですので今後は、業者に依存するかたちの「従来型セミナー」を主催することから、そろそろ卒業したいと思います。今ではAPHOC以外に多くの団体が業者とのタイアップで海外不動産セミナーやってますので、必ずしも私たち主催でなければならない理由は特にない。

私は、次のステップに行きたい。

私Manachanでなければできない仕事、私がやるべき仕事にフォーカスしたい。

それは何か?

海外不動産投資の成功者を増やす仕事をしたい。

そのために必要な「情報」を、業者任せでなく、自分でつくる仕事をしたい。

そもそも、海外不動産投資で財をなした人って、日本でどれ位いるでしょう?

日本国内の不動産投資でリッチリタイア人なら、たくさん知っています。でも、日本に住みながら海外不動産投資で大成功した人は、私の交友範囲でいえば非常に少ない。

その差は何かといえば、「情報」だと思います。日本人が国内の不動産投資をやる上で得られる情報と比べて、海外不動産の情報は質・量ともに圧倒的に足りない。

情報がないから、多くの人は業者トークを信じて投資判断をする。しかし、その業者自体が不動産投資に明るいとは限らない。仲介手数料目当てでゴミ・カス物件を売りつける業者も少なからずいる。

それじゃ、成功できないのは当たり前だと思うのです。

これからの私は、「海外不動産投資に関する、真っ当な情報をつくる役割」に徹したいと思います。具体的には、

・エリア分析
・周辺の賃貸・売買事例比較
・競合物件の考察

といった、基本的な不動産鑑定の手法を、バンコクを皮切りに、他のASEAN大都市でも展開したい。「当たり前のことを、当たり前」にやりたい。

たとえばの話、日本国内なら「JR川口駅徒歩5分圏内の築20年3LDKの賃料が12万円」だとすれば「徒歩10分以上だと10~11万円に落ちる、バス便だとさらに下」みたいな類推が成り立つわけですが、同じようなことをバンコクやホーチミンでもやれるようにしたい。例えば、

バンコクBTSオンヌット駅近コンドミニアムの1ベッドルーム月間賃料が15,000バーツ。ウドムスック駅だと少し落ちるので駅同一距離で13,000バーツ、駅から遠い過剰供給エリアだと9,000バーツがせいぜい」…そんなレベルの会話を、日本人投資家の間で当たり前にしたい。

また、そのような流れをつくっていければ、「タイの物件だから年間5%当たり前に上がる」とか、「日本人駐在員に貸して月間5万バーツは堅い」みたいなことを、エリア分析や周辺事例比較もせずに売ってる業者を、マーケットから淘汰でき、不動産的に真っ当なことやってる業者だけが生き残る。結果的に誰もが安心して取引できるマーケットに近づけられると思うのです。

数年後、日本の皆さんがASEANの物件を買うにあたって、Manachanのエリア賃貸市場分析レポートを読んでから判断するとか、取扱い業者も私のレポート読んで売らざるを得ない…みたいな、投資の判断基準を自らつくっていきたいのです。

海外に出て、その土地にすぐ馴染んで、現地の言葉をすぐ覚えて、不動産投資目線での現地調査・分析を行うのは私の得意分野です。その能力をAPHOCや日本の投資家のために活かしたい。ライフワークにしていきたいのです。

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