台湾、鉄道の旅と文化

こんにちはManachanです。前回に引き続き、台湾ネタ。今回は「鉄道」の話題でいきますね。

私たちの住む日本は、質、量、テクノロジー、安全性…どれをとっても、世界一の鉄道の国だと思います。私も子供の頃から電車が大好きで、時刻表片手に日本全国を旅したものです。

私、もし今すぐ無人島に行かねばならず、そこに一冊だけ本を持っていいという話になれば、間違いなく「JR時刻表」を持っていきます。もし、明日には死ぬことが分かっていて、その前に本を1冊だけ読めるとなれば、やはり「時刻表」を選びます。時刻表は一日中眺めていても飽きない、その位、好きです。

世界に誇る、素晴らしき日本の鉄道と旅行の文化…それを継承する国が、日本の他に、ただ一つだけあります。それが「台湾」です。ここには、

・日本と同じく、「駅弁」の文化がある。
・日本と同じく、鉄道ファン(鉄っちゃん)が多い。
・日本と同じく、鉄道の旅をテーマとする雑誌がいくつもある。
・日本と同様、鉄道駅を中心に発達している都市が多い。
・「田中」、「追分」、「瑞穂」、「冨里」など、日本みたいな駅名が多い。

あと、台湾人の鉄道の楽しみ方も日本人と似ています。日本ではJR北海道、十勝地方の「愛国~幸福」の片道切符が縁起ものとして人気ですが、台湾でも、たとえば台南市の「保安」駅から「永康」駅の切符をあわせると中国語で「保永安康」というめでたい意味になり、この区間の片道切符が人気です。

今年10月には、大阪(関空)~台南の直行便が就航します。前述「保安」駅は台南空港から近く、「永康」駅は6月下旬のセミナーで紹介する物件の最寄り駅なので、関西在住の方は是非、縁起ものの「保安~永康」の片道切符をGETされてみてはいかが?

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台湾の鉄道、その原型の多くは大日本帝国が植民地時代につくりました。日本の敗戦後、中華民国に全島が接収された後も、東部幹線、南廻線をはじめ、いくつかの幹線や支線がつくられています。

日本のJRに相当する台湾鉄路局が管轄する路線は全長1100㎞強、延べ1億7000万人の年間利用。別会社が運営する台湾新幹線は全長345㎞、延べ4800万人の年間利用。日本全国とは規模が違いすぎて比べられませんが、「JR九州」とは同じような規模。台湾の国土面積が九州とほぼ同じことを考えると、鉄道は間違いなく、台湾人の生活に根づいていると言って良いでしょう。

台湾人、特に台北首都圏に住んでいる都会人たちは、本線から分岐して内陸に入り、台湾山脈に消えゆくような「盲腸線」の旅を好みます。台湾には「三大支線」というものがあって、

1)平渓線(台湾北部、新北市)
2)内湾線(台湾北部、新竹県)
3)集集線(台湾中部、南投県)

特に1)と2)は台北から行きやすいこともあり、多くの鉄道ファンや観光客を集めています。私は2)内湾線に揺られて、のんびり、終点の「内湾」駅まで行ったことがあります。

時刻表、オール漢字で分かりやすい

終点「内湾」は賑やかな街、特に昔の映画を上映する「内湾戯院」は観光名所

日本でいうと、愛媛県の「内子座」にそっくりだと思いました。

日本に似ていて、ちょっと違う。懐かしくて、昭和の香りがするけど、不思議な新しさもある。海と国境を隔てていても、鉄道を愛する文化を共有する不思議な隣人…台湾に行くことがあれば、鉄道の旅を、是非お楽しみください。

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