起業家型と実務型

おはようございます。Manachanです。今回は「経営論」ねたでいきますね。

私は2013年12月に、都内にオフィスを構えて自分の商売(不動産ビジネス)をはじめました。業種を問わず、こういう仕事で食っていくには、

- 起業家スキル (将来時点の収益のために、リスクを取って何かを始めるスキル)
- 実務スキル (目の前の仕事を適切に処理するスキル)


この二つの能力を兼ね備えていないと、自分の商売を軌道に乗せるのは難しいと思います。なぜなら、

-サラリーマンなら、起業家スキルが乏しくても、実務スキルがあれば何とかなってしまうし、何より、毎月給料が入ることが約束されている。一方、会社経営者になると、特に立ち上げ当初は相当期間の収入ゼロ&赤字を覚悟しなければならないし、「いますぐおカネにならなくても、近い将来、おカネになるであろう」ことを、たくさん仕掛けていかねばならない。したがって起業家スキルは不可欠。

-とはいえ、会社を立ち上げた当初は、自分ひとりで仕事をこなさなきゃならないので、実務能力も絶対に必要。人を雇うにせよ、自分が実務分かってないと指示もできない。

で、自分の身の周りを見渡すと、起業した者のなかで、「どちらかといえば起業家スキルに寄った人間」と、「実務スキルに寄った人間」がいることに気づきます。

若くして起業した人は、「起業家スキル70:実務スキル30」という感じの人が多い。ロマンティストで、やる気とガッツ、ハングリー精神に富んでいるが、実務面では、経験豊富なスタッフのサポートが必要…というタイプ。

一方で、士業の人とか、サラリーマンを長年やった後に独立した人ほど、「起業家スキル30:実務スキル70」という塩梅の人が多い。仕事はできるし、知識も豊富で、精確。反面、目の前の、すぐおカネになる仕事にフォーカスし過ぎる傾向が強い。

どちらのスキルも「50:50」という、起業家的にバランスのとれた人は、なかなかいないものですね。いずれにせよ、自分のスキルセットを理解した上で、社員を雇うなり、適切なビジネスパートナーとアライアンスを組むことが肝要だと思います。

私自身は、起業家のなかでいえば、どちらかといえば「実務」に寄ったタイプだと思います。サラリーマン稼業を19年もやってきた人間ですので…

ですが、サラリーマン時代はITエンジニア。今は全く違う「不動産」という業種で独立したため、不動産実務には弱い面がある。そこは、経験豊富な宅建主任者の方に補完していただいています。

また、不動産という仕事の性質上、「税務」や「法務」と不可分に絡んできます。その分野の仕事は、専門家でないとできません。当然にして、司法書士、行政書士、税理士の方々と業務提携することになります。

そういう「士業」の方々は、経営者とはいえ「実務型タイプ」が多いんですよね。中には「太陽光発電」とか「外国人相手のビジネス」などに参入する、起業家精神豊富な方々もいますが、どちらかといえば少数派。多くの場合、専門家として、きっちり仕事をしていただくことを期待することになります。

他方、私は「国をまたぐ不動産ビジネス」を志向しております。具体的には「インバウンド」(外国人が日本不動産を買う)と「アウトバウンド」(日本人が外国不動産を買う)、どちらもやっています。

いずれも、日本においては新しいビジネス領域。実際にやることは「新市場開拓」であり、いつ、どんなかたちでおカネになるのか不確定な状態でスタートしますので、こちらでは「起業家タイプ」の方々とお付き合いすることになります。彼らは多くの場合、「ビッグマネー」を夢見るロマンチストですで、士業タイプの方々とは全く性質が違います。

いろんなタイプの起業家や経営者と付き合う上で、私は次のアプローチが使えると思っています。

・起業家タイプの方と仕事する場合は、「ビッグマネーの夢」を共有しつつ、彼らが「スキームづくり」、自分が「実務」を担当する。

・実務タイプの方と仕事する場合は、「コンスタントに、おカネになる仕事」を与えつつ、自分が「スキーム」づくり、彼らが「実務」を担当する。

このアプローチで事業に成功した暁には、経営学の客員教授とかやってみてもいいかもしれない。

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