おはようございます。Manachanです。
私は千葉県柏市の出身です。柏は東京都心からみて東北方にある衛星都市…この一帯で育つと、東京は行く用事多いから当然身近、茨城や埼玉もクルマ10~20分ですぐ行けるから身近ですが、「都の向こう側」にある神奈川は、少し縁遠い感じがしていました。小学校時代、友人が横浜の港北区に引っ越した時は、すごく遠くに行ってしまう気がしました。
神奈川県内に頻繁に足を運ぶようになったのは、ここ1~2年、不動産の仕事やるようになってからですね。川崎・横浜はもちろん、相鉄線の奥の方、京急線の上大岡以南、かなり田舎なJR相模線方面とか、結構いろんな場所に出没しています。
神奈川県の出身者が、関東の他の都県の人と違う点といえば、自分の地元の名乗り方、
・東京生まれの人は、たいてい「私は東京出身です」と言う。
・埼玉生まれの人は、たいてい「私は埼玉出身です」と言う。千葉、茨城、栃木、群馬生まれも同様。
・でも神奈川生まれの人が、「私は神奈川出身」と言うことは少ない。
その理由は、神奈川県に「横浜」という、圧倒的存在がある上に、「湘南」「横須賀」「小田原」「箱根」など、全国的知名度のある地域名がたくさんあるからでしょう。
横浜の出身者が、「神奈川県出身です」と言うことは少ない。「横浜」といえば誰でも知ってるから。
藤沢や茅ヶ崎の出身者なら、「神奈川」より「湘南」と言った方が世間的に通じやすい。
横須賀の出身者なら、「神奈川」というより「横須賀」を打ち出した方がイメージしやすい。
東京に近すぎる川崎も、「神奈川」に言及する頻度は少ない。
でもって、横浜、川崎、横須賀、湘南の人口をあわせると、神奈川県の人口の半分をゆうに超えてしまうので、「神奈川出身」って一体何なのよ?って話になる。
私の印象では、「神奈川出身」を名乗る人は、県央地区(相模原、座間、大和、海老名、厚木、綾瀬など)の出身者が多いように思います。要は、「海もなく温泉もなく」、「厚木基地の騒音が身近で」、「小田急乗って町田に買い物、遊びに行くエリア」の人々ですね。
県央のなかで、相模原だけは政令指定都市だし、リニアの駅も設置されたりと知名度はまあまあ高いですが、その他の市名は、関東内でさえあまり知られていないので、「神奈川出身」を名乗る方が分かりやすいのでしょう。
県央はマイナー…だからこそ、「神奈川」という県名が一番似合うエリア。アンニュイなほど、神奈川らしい。これぞ、「ザ・神奈川」
こうやって、二組のアーティストを並べてみると、同じ神奈川県でも別の文化圏の人って感じがしますねえ…
「横浜」出身のアーティスト:ゆず
路上ライブ地:伊勢佐木町
「神奈川」出身のアーティスト:いきものがかり
路上ライブ地:相模大野、厚木、海老名
なお、柏出身の私が、神奈川県内で、最も共感を覚えるエリアが、「ザ・神奈川」県央地区ですね。
都会でも田舎でもなく、都市計画も住宅開発も中途半端で、ローカル色満載で、内陸なので冬寒く夏暑く、県都・横浜とは疎遠、東京(新宿)にも中途半端に遠いので身近な「町田」で済ませてしまう…いろんな面で、柏エリアとそっくり。
県央のなかでも、特に「オダサガ」(小田急相模原)の街が好きです。ちょっと昭和テイストで枯れてて味があって…餃子も美味しいですし(Manachanオダサガ街歩きエッセイ)。
「オダサガのうた」出た!利用客増えてるんだから、オダサガに急行くらい止めてやってね。
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