海に憧れて…内陸民のつぶやき

おはようございます。Manachanです。

洋の東西を問わず、海に面した温暖な都市の海岸近くは、高級住宅地やリゾートとして人気があります。ロサンゼルスのサンタモニカやハンティントン・ビーチ、シドニーのボンダイ・ビーチなどは有名ですね。日本でも湘南の鵠沼海岸とか葉山など、御用邸があったり文豪の保養地になったエリアは、昔から人気が高い。

テーマパークが高度に発達した今日でも、やはり、海こそが最高の集客装置といわれます。海の広さ、引いては寄せる波には、人の心をひきつけるものが、確かにありますね。

ところで私は、海とは全く無縁な場所で育ちました。

海のイメージの強い千葉県なのに、なぜ、東西南北、どこを向いても海がないの?

冬でも温暖なイメージの千葉県なのに、なぜ、冬場は連日氷点下になるの?

海がない、冬は寒い…それだけ聞くと、ほとんど、ダサイタマ。

ま、私の実家のある柏は、一応、千葉県だけど、ほとんど埼玉みたいなものだからなあ…といいつつ、埼玉には親近感を覚え、そして、湘南とか南房総に対しては、無条件で憧れます。

自転車ですぐ海に行けるところに住んでる人は、むちゃくちゃ羨ましいですね。

高校時代、春の週末、むしょうに海が見たくなって、柏の実家から一路、東へ、自転車で太平洋岸を目指したことがあります。

しかし、むちゃくちゃ遠い!距離的に一番近いのが茨城県の鹿嶋や大洗、あるいは千葉県の九十九里浜になりますが、どの海岸も、最短距離で80kmを超えるのです。

当時の私、ツーリング用のバイクみたいなハイカラなものは持っていませんでした。ママチャリに毛がはえたような自転車に乗って、利根川に沿ってを東へ、鹿嶋の海岸を目指しました。片道、81㎞。往復で162km。

柏の市街地を抜けると、あとは鹿嶋まで、延々、田畑が続きます。ずっと関東平野で、起伏も少ない。道中、快調に飛ばして、4時間ほどかけて、鹿嶋の海岸に到着。そこでお食事して、海で遊びました。

しかし、帰りの道中が超キツイ。だいいち、乗ってる自転車がロクなもんじゃないし、しかも向かい風。距離もなかなか稼げず、足の筋肉には負担かかる一方。

結局、柏まで帰り着く18km手前、印西市の木下(きおろし)というところで、足がつって走行不能、無念のリタイア。近くの農家の人に助けてもらいつつ、木下駅からJR成田線で柏に帰りました。

その後、大人になって、オーストラリア・シドニーに移住しました。最初は内陸部で生活をスタートしましたが、どうせならビーチ近くに住んでみたいと思い、一戸建購入計画を立てたこともあります。

海の見える一戸建てを買うぞ (2004/11/27)

しかし、いろんな紆余曲折があって、結局、海の近くに家を持つことはできませんでした。価格の高さ、職場への距離の遠さ、メシの種類の乏しさ…いろんな敷居の高さがあって、結局、内陸部の方を選びました。

私の人生は、海に憧れつつも、結局は、内陸部に押し返されるように運命づけられているのかな?

いまでも時々、電車で湘南の藤沢や茅ヶ崎とかに足を運んで、海を見にいきます。海の綺麗さはベストではありませんが、海岸沿い特有の、時間がゆっくり流れる、遊びと余裕のある独特の雰囲気・カルチャーが素敵ですね。

「自転車乗って、いつでも、海に行ける」ロケーションこそが、あの余裕な雰囲気をつくりだしているのでしょう。

藤沢の駅前で、50過ぎた男が、アロハシャツ着て、若い女の子をナンパしてたり、茅ヶ崎の海岸で自宅からサーフボード持って海に繰り出す若者を見ていると、「いいなあ」と、溜息。

しかし、次の瞬間、「やっぱり、自分のカルチャーとは違う」ことに気づいて、内陸に戻っていく…

内陸民にとって、海は遠くにありて、思うものなのかもしれません。

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