マスコミ嫌いの理由

こんばんは、Manachanです。

私、大学時代(遠い目・・・)は、周りから、「マナブは将来、ジャーナリストになるんじゃないか」と言われていた時期があります。

なにしろ、ガキの頃から、文章書くのは大好きです。大学一年の時、三重県で10日間にわたる「ヤマギシズムの特講」に潜入して、「人はどのように洗脳されていくのか?」を、ルポルタージュ風にまとめて発表したこともありました。

大学卒業後、日本でもWindows95が出てインターネット時代になりました。私は1999年8月に「Manachan’s World柏自慢」というホームページを開設し、以来、15年にわたり、ほぼ毎日、情報発信を続けてきました。

最近は、業界紙などに連載コラムを書いて、お小遣い程度の原稿料をいただくようになりました。一応、「不動産ジャーナリスト」のはしくれなのかもしれませんね。


面白いことに私、物書き・ジャーナリストという世界は好きでも、「マスコミ」という職業に、魅力を覚えたことはありません。

文章(記事、コラム?)を書きながら、サラリーマンとして生活していくには、新聞社、雑誌社、TV局といったマスコミに就職する以外にないわけですが、私はそういう仕事に全く興味ないので、就職活動でもマスコミは一社も受けませんでした。

なぜか?・・・多分に、私の「気質」の問題なのだと思います。私は「職人、商売人」の多い家系に生まれ育ちました。「手に職つけて、腕一本で食べていく職人」の気質を受け継いでいます。実際、ITエンジニアになりましたし・・・

職人・エンジニア気質の人間というのは、学者とか、マスコミ記者などを毛嫌いする、あるいは軽視する傾向があります。

「あいつら結局、何もできないだろう?」
「要は、現場のこと何も分からねえで、外野からブツブツ言うしか能のない人間だろう?」

どうしても、否定的な印象を抱いてしまうわけです。理論より経験・実践を重視してしまうタイプなんですよね。

一方で、マスコミ記者の仕事というのは、「政治家」や「企業」、「警察」や「法廷」など、ひとさまの働く現場に入り込んで、「お話を聞いて」記事にする仕事が中心になるかと思います。

これ、エンジニア気質の人間からみると、

「いくら取材したところで、メンバーとして仕事に関わってみないと、何も分からないよね?」
「生半可な理解で、外野から適当なこと書かれると困るんだよね」
「そのツケは結局、俺ら現場の人間に回ってくるからな・・・」

かなり「迷惑」に感じてしまうわけですね。ま、私はそういう気質の人間なので、マスコミ人にはならなかったのです。


皮肉なことに、そんなエンジニア気質の私が、最近、雑誌取材を受ける頻度が増えました。不動産業界紙のみならず、マネーマガジン、ビジネスマガジン、そして大衆週刊誌まで。テーマは、「海外不動産投資のトレンド」、「日本の不動産市場と海外バイヤーの動向」などが多い。

今のところ、快く取材には応じています。また、私に取材してくる記者の面々も礼儀正しくまともな方が多いので、あまり問題はありませんが、

でも、30万部を超える「大衆週刊誌」までもが取材に来るとなると、どうしても、警戒してしまいます。封印していた(?)「マスコミ毛嫌い」気質が、ムクムクと、頭をもたげてくるのです。

実際に、私の交友関係でも、大衆週刊誌関係では、こんな不愉快なことがありました。


1)海外客相手に日本不動産を紹介していた友人の話。以前、A社から取材を受け、快く応じたところ、全く関係ないB社(大衆週刊誌)から、スクープとしてスッパ抜かれ、「外国人に日本の土地建物を売る売国奴」みたいな書かれ方をした。

2)日本で一財産築き、すでに海外移住して「非居住者」になった現役経営者の話。某大衆週刊誌記者の同席するディナーで(「取材」という説明を受けていなかった・・・)、安心していろいろ話したところ、数日後、本人に断りなく、記事が掲載されて、「富裕層が日本に税金を納めない」、「国税に目をつけられる脱法行為」みたいな書かれ方をした。

この取材、社会的には、許しがたい行為でしょう。だまし討ち、辻斬り、最後っ屁・・・特に、私みたいなエンジニア気質の人間からみると、尚更、許しがたい。

昨今は、商用雑誌、構造不況のご時勢。とにかく部数が稼げればいい、そのためには何でもする。違法行為すれすれでもOK、名誉毀損の裁判も覚悟する・・・世の中に、そんな商売があるのは知っていますけど。

私が許せないのは、そういう商売して、あることないこと、30何万人に言いふらした挙句、人様に迷惑がかかっても、一切、責任を負わないことなんです。

マスコミは、書いたことが事実であるかどうかの検証はするでしょう(そう願いたい・・・)。しかし、彼らが書いたことが原因で、個人や企業に有形無形の損害を与えたとしても、結果責任までは負えませんよね?そこが問題だと思うのです。

食品企業は、自分のところで出した商品に問題が出れば、巨額の費用を払ってリコールする、損害賠償の責を負う。

ソフトウェア企業は、自分とこで出した製品に不具合が出れば、お金を払ってプログラマ使って、修正プログラムを出す。

でもマスコミは、自分とこで書いたものが原因で、誰かに対して名誉毀損、風評被害などを起こしても、裁判にでもならない限り、名誉回復、原状復旧の責を負わない(せいぜい、謝罪くらい?・・・謝罪で済んだら警察要らないよね?)

マスコミという仕事に社会的意義があるのは認めますけど、現場・エンジニア的なセンスからすると、「てめーの仕事で人様に迷惑かけて、結果責任とらないのはありえねえだろう」と、どうしても思ってしまうわけですね。結局、会社がダメージ受けたら原状復旧しなくちゃならない。そこで苦しむのは、現場のエンジニアですものね。

これが・・・私のマスコミ不信の根底にあります。


話をもとに戻しますと、「大衆週刊誌」の取材、できるだけ受けたくないの
が本音です。要は、信じられない。無断で、何書かれるか、分かったもんじゃないから・・・

業界紙だと、部数も影響範囲も限られますが、大衆紙だと半端ないもんねえ。

俺なんか、海外のお客さんたくさんいるし、中国語しゃべるし、中国語圏で日本不動産セミナーやってるし・・・「売国奴」みたいに書かれるリスク、十分あるよね。それで、うちの事務所に抗議の電話が殺到したら、まじで、シャレになんないぜ。

その論法でいけば、俺はフィリピンとかタイ、アメリカ、オーストラリアとかで、「売国奴」から物件買ってるわけか・・

そろそろ、話をまとめましょう。

マスコミという、「世の中に迷惑をかける可能性のある」仕事で、「結果責任を負えない」のでしたら、せめて業界内で、「取材、発表における罰則付きの倫理規定」くらいは、必要ではないでしょうか?たとえば、

・現に起こっている事実しか、報道しない(「やらせ」はダメ)
・取材者の了解を得たものしか、発表しない(「無断掲載」はダメ)
・だまし討ち取材が発覚したら、業界から追放

この位はやってくれないと、困るよねえ。日本の社会で生きていくのであれば・・・

この文章、面白かった、共感できた・・と思った方は、応援のぽちを、よろしくね

Share on Facebook

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*