おはようございます、Manachanです。
海外不動産投資のセミナーや懇親会で、私、こんなことを良く聞かれます。
「鈴木さんは、今後、どちらの国に住むんですか?」
「家族連れて、海外雄飛されるんですか?」
そういえば、昨今、不動産投資の世界では、「日本で家賃収入を得て、サラリーマンを卒業、暖かい東南アジアへ家族で移住、セミリタイア」の類のブログ、コラムが増えています。定番のハワイ、オーストラリアのみならず、最近はマレーシアやタイ、フィリピンのセブ島とか、特に人気ですよね。
ただ、私の場合、海外移住なるものを、今から10年以上前に、経験してしまいました。
当時の私、家賃収入でセミリタイアとか、そんな優雅な身分じゃなかった。とにかく、お金ないから、オーストラリアに移住した翌日から就職活動をはじめ、十数社落とされて、3ヵ月後、自宅から片道1時間半もかかる会社に採用して(拾って)いただいた。就職後1~2年は英語のコミュニケーションで苦労した・・・生活するのに精一杯でしたが、楽しかったですよ。日々、「アウェーで戦っている。それでも俺は生きている!」感で、心は満たされていました。
そんな体験を長年してしまったので、「今さら、海外移住ねえ…」、正直、心ときめく魅力は余り感じません。
とはいえ、「これからずっと、日本(東京)に腰を落ち着ける」と、決めてるわけでもないんですよ。面白いビジネスがあれば、それこそアフリカでも南太平洋でも、地の果てでも、行くのはやぶさかじゃないし、実際、自分は世界中どこでも生きていけると思ってる。不惑の歳を過ぎても、私のフットワークは、相変わらず軽い。
しかし、私も妻子ある身。自分だけの人生じゃないから、その辺も考えなくちゃならないよねえ。でもって、家族のことを考えると、今後当面は、日本で頑張らなきゃと思っています。
特にうちの子供たちは、国際結婚家庭に生まれたバイリンガルキッズ。これまで、日本、オーストラリアを転々としていた暮らしをしてきたからか、「故郷」を心の底から欲しているフシがある。
「私は、日本人なの?英語人(オーストラリア人)なの?」
「私のHome(故郷、地元)は、日本なの?オーストラリアなの?」
それが定まらないと、どこかしら、不安なようです。生まれてからずっと日本で、日本人の両親に育てられた子供にはないタイプの問題かと思います。
しかも、うちの子は、「いま住んでいる東京・東陽町を、自分を故郷にしたい」のが本音のようです。最近も、こんなやりとりがありました。
「ソフィアちゃん・・・代々木とか、世田谷とかに、引っ越してみたいと思う?」 (※代々木・・英語補修校、世田谷=英語劇サークルの場所)
「いやだ!東陽町がいい」
「だったら・・・パパの事務所のある、五反田の近くとかはどう?」
「やっぱり、東陽町がいい」
「じゃ、おばあちゃん家のある柏はどう?」
「東陽町の方がいい!」
うちの娘ソフィアは8歳、息子ポニーは5歳。この先、いくつになれば、彼らの故郷が確立するのか知りませんけど、間違いなく、今後数年はかかるでしょうから、それまでは東京に留まった方が良いかと。
その辺、親がしっかりサポートしてあげないと、「アイデンティティ・クライシス」を招きかねないからねえ。
よく考えれば、私だって、「柏」という、いつでも帰れる「自分の故郷」があるからこそ、安心して、世界中、飛びまわれるのかもしれない。
それがないと、人は、「故郷」を捜し求めるのかもしれませんね。
故郷・東陽町(東京都江東区)
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1. ほんとですね~!
子供さんのことをしっかり考えてて、よきパパですね♪
私も小3でアメリカから日本に来た帰国子女ですが、30過ぎた今でも根無し草のようにふわふわしています。
見た目や国籍は完全に日本人だけど、中身の感覚が変わることのむずかしさを今さらながら感じます。
昔は年月を重ねればと思ったけど、慣れるし、適応するけど、なんだかずっとアウェーなんですよね・・・
近頃このイシューをこれ以上放置してはいけないと真面目に探究するようになって、検索してたらここにたどり着きました。
故郷があれば羽ばたいていけるけど、故郷がないと人生が故郷を探す旅になりかねませんね。
故郷って大事ですね、ほんと。
タイムリーな記事、ありがとうございました(^v^)
http://ameblo.jp/camelianne/