こんにちは、Manachanです。今日は久々に、子供のバイリンガル教育ねたでいきます。
我が家の子供たちは、生まれた時から、母親には英語、父親(私)には日本語だけ使って話す、バイリンガルな環境で育っています。
いま、娘ソフィアが8歳半(来月から小3)、息子ポニーが5歳(同、幼稚園年長)。二人とも、平日は普通の公立小学校・幼稚園に通い、土曜日だけ、東京・代々木にある英語補修校に通っています。
補修校には、うちの子たちと同じ境遇の、「親の一方が英語ネイティブ、もう一方が日本語ネイティブ」の子供たちが通ってきています。まるっきり白人顔の子もいれば、日本人顔の子、ハーフっぽい子もいて、ルックスは様々ですが、皆、絵に描いたような「日英バイリンガルキッズ」。普段は英語を話し、英語で授業を受けているわけですが、日本語で話しかけると、普通に日本語が返ってきます。
男の子なら、「仮面ライダー鎧武(ガイム)、ウィザード」、あるいは「トッキュウジャー」の話をすれば、もう止まらない・・・皆、日本で育っているので、話題も、日本人の子供と変わりませんね。
英語補修校の庭で無邪気に遊ぶ、バイリンガルキッズたち・・・
そんなバイリンガルキッズたちも、小学校5年くらいになれば、進路の問題に直面します。親の思いとしては、日本に住みながら、英語も日本語も、満足いくレベルで中等教育を受けさせたいわけですが、その選択肢が、あまり多くないのです。
小学校の段階では、「近所の公立小学校(日本語)と英語補修校」の組み合わせでいいのですが、東京の場合、小学5年生くらいから、「中学受験」というものを、誰もが、意識しなくてはなりません。
私が育ったのは、首都圏郊外(千葉県)。中学・高校は地元の公立に行くのが当たり前、近場の私立は偏差値の低い学校ばかり・・・そんな環境だったので、「中学から受験」、「しかも私立が当たり前」、「公立中学に行く方が珍しい」東京23区の教育環境には、私自身、違和感ありまくりなのですが、
東京の環境で育つバイリンガルキッズたちも、当然、中学から私立受験が当たり前、というモードで日々を送るわけです。
聞くと、最近の私立中・高校は、私の学生時代とは、環境がずいぶん変わったようですね。トップレベルの学校だと、「東大、早慶」など国内トップ大学のほか、「英語圏の大学」を目指す学生も増えてきて、「英語を習う」授業のみならず、「英語で教科を教える」クラスも増えているようで、
我らが「日英バイリンガルキッズ」たちにとっては、願ってもない環境と思いきや、そういう話でもなさそうです。
バイリンガルキッズは、「帰国子女枠」が使えない
両親が日本人で、海外に3年以上、滞在してきた家庭のお子様であれば、「帰国子女」扱いで、受験上も有利な扱いを受けられる可能性がありますが、
日本で育ち、日本の公立学校に通うバイリンガルキッズは、「帰国子女」をしのぐバイリンガル能力をもちながら、「帰国子女枠」が使えない・・・という状況にあります。つまり、
「両親とも日本人の子供たちと、同じ条件で、日本語で受験しなくてはならない」・・・それが、なかなか高いハードルとして、立ちはだかります。その世界に、「ネイティブレベルの英語力」がプラスに働く要素は、ほぼありません。
たとえ、首尾よく日本の中学受験競争を勝ち抜いて、偏差値の高い私立中学に入れたとしても、よほど上手に学校・コースを選ばない限り、
日本語は良くても、英語教育がショボイ・・・という事態になりかねません。
生まれた時から四六時中、英語を話し、かつ補修校の英語学習に耐え抜いた子供たちが、今さら、「プリーズ・シット・ダウン」、「オープン、ザ、テキストブック」みたいな日本人英語の授業は退屈で仕方ありません。
したがって、「シブマク」(渋谷学園幕張校)とか「シブシブ」(渋谷学園渋谷校)、「広尾学園」など、実質的な英語教育に力を入れている私立学校に、バイリンガルキッズの人気が集中するわけです。
じゃ、英語中心のインターナショナルスクールに行けばいいじゃん!という話があるかもしれませんが、
英語はよくても、日本語がおろそかになるのは嫌だし、それに、学費が超・高い。その割に学生の資質が最高レベルではなかったりして、年間200万円以上払う価値を見出せない、という人も多く、日本のインターはなかなか難しい。
もちろん、ニシマチとか、評判のいいインターもありますが、子供の教育を考えて、欧米や東南アジアとか、海外に移る人もいるんですよね・・・
我が家の場合、上の子がまだ小学校2年ですが、早くも、「ソフィアちゃんの受験どうするんですか?」と聞かれたりして、回答に困ることも・・・
だって、私は中学受験なんて、まだ信じられんと感じる田舎者だし、それに将来、どの国に住むか分からないんだもんね。
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