Manachanです。おはようございます。
前回の日記「昭和マイホーム夢のあと・・・」が、予想外の反響だったので、続編書きますね。
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前回の日記で話題にしたのは、昭和末期に開発された大都市郊外マイホーム。
片道の通勤に、優に2時間かかる辺鄙な立地が、今では敬遠され、存在価値を失い、「限界マイホーム」と呼ばれています。
ま、前回取り上げた、埼玉県寄居町の「磯村建設マイホーム」なんて、可愛いもんですよ。関西には、もっと強烈なものがあります。
「茨木台ニュータウン」とか・・・
http://osakadeep.info/2007/10/08/213857.html
「北大阪ネオポリス」とか・・・
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8C%97%E5%A4%A7%E9%98%AA%E3%83%8D%E3%82%AA%E3%83%9D%E3%83%AA%E3%82%B9
この類の戸建物件が、最近、とっても安値でどんどん売りに出てますが、土地に利用価値がないと、いくら激安好きな私でも、買うのは難しいですね。
ところで、昭和期のマイホームは、インターネットのない時代に開発・分譲されています。
今ではインターネット、モバイルが、国土の隅々にまで普及し、それを利用した、「テレワーク」、「モバイルワーク」も、それなりに普及してきました。
つまり、「都心の職場へ、毎日、通勤しなくても良い」ライフスタイルは、少なくとも技術的には十分可能になったわけです。
たとえばNTTの「104」番号案内とか、テレアポインターはほとんど沖縄の人らしいし、
PCや周辺機器のコールセンターとか、今は中国の大連あたりで、日本語のできる中国人が応対してたりしますよね。
このトレンドが、東京で働く会社員にとって、何を意味するのか?
1週間のうち、「東京出勤は2~3日でいいよ、後はどこで仕事してもいいよ」、という「セミ・ノマドライフ」を満喫できるラッキーな人もいれば、
「お前の業務は中国でやるから、もう来なくていいよ」と、解雇宣告される人もいるでしょう。後者の方が、数としてはずっと多いでしょうね。
今後、必ずしもオフィスに毎日通勤しなくてもいい、という柔軟なワークスタイルがもっと一般化するとして、首都圏の人々はどこに住まいに選ぶのか?どこが人気出るのか?
一つだけ、確実にいえることは、
バブル期「限界マイホーム」が、見直されることは、まずない
その理由は、簡単です。
・テレワーク、モバイルワークを満喫できるのは、もちろん都会の人
・都会の人がイメージする「快適な田舎暮らし」とは、「自然豊かな都市生活」に他ならない。
・したがって、田舎とはいっても、都会に準じたレベルの生活利便性は必要
・だから、「自然豊かでも、不便な田舎」が、選ばれることはない。
言葉を換えれば、
東京から離れた地方でも、「都会人の価値観で、選ばれる」ところしか、日の目を見ない
ということです。たとえばの話、
・東京とは全く違った、大自然が満喫できる北海道の札幌・千歳近辺 とか、
・同じ意味で、沖縄の那覇周辺 とか、
・軽井沢や箱根みたいな別荘地 とか、
・歴史文化が満喫できる京都・奈良 とか、
・独特の異国情緒が満喫できる神戸 とか、
・海辺のリゾート地っぽい南房総とか、伊豆半島
・源泉かけ流しレベルの温泉が出るところ
・東京直通新幹線が停車する、那須塩原や、安中榛名みたいな駅前
などは、「都会人の価値観」で選ばれやすいところだと思います。
ただ、そういう特色が一つもない場所だと、いわゆる「限界マイホーム」を含めて、いくら自然が豊かで土地が安くても、厳しいのではなでしょうかねえ?
後は、「東京も、田舎(地方)も、両方満喫する」タイプの人は、少なくとも
「東京都心まで、片道2~3時間以内で行けるところ」
しか、選ばないと思います。つまり彼らは、東京に片足突っ込んだ生活を志向しているわけですから、東京から見て不便すぎるところは、まず選ばないでしょうね。
最後に、私が、「東京出勤は週2、3日だけでいい」という、素敵なライフスタイルを手にできたなら、
北海道の千歳に住みたいなあと思います。身近に大自然あり、すぐ近くに札幌の都会生活あり・・ただし冬は勘弁ね。
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