少ない給料で、もっと働け!

Manachanです。こんばんは。

前回の日記「勤続3年」に引き続き、「サラリーマン職業生活」シリーズでいきますね。

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私は日本のほか、オーストラリア、中国、米国、そしてインド。計5カ国で働いた経験があります。

そういう経験をしている人間は、日本ではまだ珍しいこともあって、

「外国の職場って、日本とどう違うんですか?」

みたいな質問を、いろんな人から、よく受けます。

私の正直な実感でいえば、たとえ国が違っても、「カイシャ」なるものの本質に、そう大きな違いがあるわけではない。

どの国のカイシャにも、ボスがいて、大多数のサラリーマンがいて、いろんな部署があって、上下関係があって、仕事のできる奴と、できない奴がいて・・・・

もちろん、職場によって定時に帰れる、帰れないの違いがあるとか、英米系企業では「フェアネス」の価値観が重視されるとか、女性管理職の割合が多いとか、そんな程度の違いはありますが、

その何よりも増して、

「儲かってる会社」と「儲かってない会社」の違いは、実に大きい。

「儲かってない会社」の生態は、どの国でも、驚くほどよく似ている。

と感じます。

私が海外や、日本国内の外資系企業で働いていて、会社の業績が悪い時に、よく耳にした言葉は、

Work more with less!
(少ない給料で、もっと働け!)

でした。あと、こんな言葉も、よく聞きましたね。

We are lucky to be employed
(職があるだけ、まだマシなんだよ・・・)

こういう言葉を聞いた時の、会社や業界の状況というのは、押しなべて、

・需要に比べて供給が過剰で、競争は激しく、利益率が年々下がる、レッドオーシャン(血の海)状態

・会社の想定する売上や利益に比べて、人員や給与水準が過剰

極めて厳しい状況のなかで、会社を存続させたい経営者の思いが、Work more with less!という言葉になる・・・気持ちはよく分かりますが、

彼らが、この言葉を口にしている間、会社の業績が好転したという話は、一つも聞いたことがありません。

普通考えて、当然ですよね。「少ない給料でもっと働け」というメッセージが会社全体に伝わると、どうなるか?

・この言葉を聞いて、ハッピーになる社員はいない

・この言葉を聞いて、「よし、会社存続のために頑張るぞ!」と、張り切る社員はいない

・だから、有能で、転職能力の高い社員は、どんどん、他社に移る

・スキルが低く、今の会社しか居場所のない社員ばかりが残る

日本でも、オーストラリアでも、中国でも、どこでもそうでした。会社員として働く人間の気持ち、「活躍したい」、「評価されたい」、「感謝されたい」、「社会に貢献したい」という気持ちは、世界のどこも変わらない。

Work more with less!という言葉に、会社員、職業人の欲求を満たす要素は一つもない。ハッキリ言うけど、こんな言葉を口にするような会社は、負け組。経営者を代えるか、市場から淘汰されたほうがいい。

最後に、やはり不動産の話題に関連させますが、

日本で私が関わってきた不動産業者は、Work more with lessなノリの会社がかなり多いと感じます。

そういう、ブラックな会社とは、物件の売買や、賃貸付け程度のお付き合いにとどめ、

企画アパートなど、戦略的な不動産事業で、パートナーとしてお付き合いしているのは、社員が誇りを持って働いている会社ばかりです。

そういう会社は、Work more with lessなんて、言わないはずですし・・・

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