日本国倒産危機と海外不動産-前編

東日本大震災が起こった、2011年が、「海外不動産投資元年」だとすれば、

今年、2012年は、「日本財政破綻危機元年」かもしれません。

日本国の財政が、持続可能な状況でないことは、10年以上前から明白であり、私が補足する必要もないですが、

昨年後半から今年にかけて、「ギリシャのデフォルトと欧州危機」により、日本の借金漬け体質が改めてクローズアップされたり、

ジェームス・スキナー氏の「略奪大国」が出版されたりと、日本財政をめぐる議論が、かまびすしくなってきている昨今、

私自身も、「日本財政破綻危機と絡めた、海外不動産投資について」講演して欲しい、コラム書いて欲しい等、いろいろと要望を受けています。

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我ながら、実に面白い、運命のめぐりあわせだと思います。

これまで7年間、海外(オーストラリア、中国)で暮らし、働き、生計を立て、財産をつくってきた私。

異国の地で、当然ながら、いろんなドラマがあり、様々な苦労もしましたが、
その過程で、ノウハウを蓄積し、私の後に続く人々の、移住相談にも乗ってきました。

その後、日本にUターン帰国して、5年が経過。

いま、日本国の倒産(財政破綻)が取り沙汰される時代になり、少なからぬ日本人が、「日本を離れて、海外で生きるノウハウ」を、身につけたいと考えています。

私の海外移住経験や、不動産投資経験を聞きたいという人も増え、門前市をなしている状態。

こんな時代になるとは、想像すらできませんでした。

まるで神様が、「私の海外での経験や、ものの見方を、日本の皆様に、今すぐ伝えなさい」と命じているかのような・・・

不思議な力が働いているような、そんな感じがします。

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今後、数回にわたって、シリーズで書いていきたいと思います。
まずは、書きたい内容を、整理します。

1)まずは、「日本国の財政危機」に関してですが、

私は、危機だとは全く思っていません。
逆に、財産を劇的に増やす、千載一遇のチャンスだと考えています。

日本経済の成熟、急激な高齢化と人口減少、グローバル化のプレッシャーを受けて、
日本国の運営のあり方(財政)が、身の丈にあった、持続可能な方式に変わっていくのは、歴史的必然。

その変化が、経済社会の混乱を伴う、劇的、急速なかたちで訪れるのが、「日本国の財政危機」の、最もありうるシナリオでしょう。

別に、日本だけが、世界のなかで、ダメダメなわけではありません。

インターネットが普及し、グローバル化が進んだ現代経済は、変化のスピードが非常に速いので、民主的な政治プロセスによる平和的移行は、どの国においても、困難。

リーマンショックだって、ギリシャ危機だって、そう。政治は事態をコントロールできず、火消しくらいしかできません。

我々は、そういう時代に生きていることを、まず、受け入れましょう。

いずれにせよ、日本の財政が劇的に変化すれば、銀行の信用創造のあり方も一変する。
お金の回り方も、これまでとは全く違うかたちで、再編成されていく。

それでも、世の中から、お金がなくなるわけじゃありません。
「これまでと違うお金の流れ」に、上手に乗れれば良いだけの話。

変化が大きいほど、チャンスも大きいはず。
私は、この時代に生まれて、とてもラッキーだと思っています。

チャンスをつかむために、必要なのは、

「グローバルな金融・投資リテラシー」
「世界のどこでも暮らせる能力」

この二つだと思います。

2)「日本国の財政危機対策として、資産を海外に移せばいい」、という考え方には、賛同しません。

このアプローチには、二つ、基本的な誤りがあると思います。

まず第一に、「危機」というネガティブな動機に対する、「対策」という後ろ向きなアプローチで捉えるべきではない。むしろ、「変化」というポジティブな動機に対する、「戦略」と考えるべきであること。

第二に、資産を海外に移すだけで、自分の生活を全く変えないのであれば、「グローバルな金融・投資リテラシー」や、「世界のどこでも暮らせる能力」の向上にはつながらない。

中編につづく。

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