大震災と、Twitterがつなぐ人々の心

3月11日、午後2時46分。誰もが、一生忘れられない出来事。巨大地震、津波、原発事故・・・世界でも稀にみる規模の複合的大災害。この日を境に、日本の歴史がまるで変わってしまいました。

ITの視点からみると、この大災害の後に、日本で起こった出来事は、マスメディアの衰退と、個人による情報発信の隆盛を、まさに象徴するものでした。震災の時、特に活躍したのは、日本人の5人に1人が使うといわれる「つぶやきツール」Twitter(ツィッター)でした。

●一番頼りになるのは「Twitter」

震災の日、東北や関東に居た人は、ほぼ例外なく、長時間にわたって携帯電話がつながらない、という経験をしたことでしょう。

固定網は、携帯網より多少マシだったかもしれませんが、いま振り返ってみると、災害に強かったのは、やはりインターネットでした。それもそのはず、インターネットは、戦争から生まれた技術で、情報を共有しあう基地の何処かが攻撃を受けたとき、他の基地が困らないように情報通信のネットワーク化を図ったのがはじまり。電話網と違って、最初から、災害に対応できるようにつくられているのです。

ですので、震災の日、たとえ携帯電話がつながらなくても、iPhoneを持っていれば、インターネットにつなげてリアルタイムに情報を仕入れられましたし、固定電話がつながらなくても、Skype(インターネット電話)で通話できる・・・ITの発達のおかげで、私は家族・親類との連絡には、全く困らずに済みました。

震災後、特に津波に襲われた地域では、夥しい頻度で安否確認や、被害状況の確認が行われましたが、ここでもTwitterが大活躍。Twitterは、とにかく打たれ強い。画像データも扱わず、1回の投稿で140文字しか扱わない仕組みなので、たとえ何万人が同時に、何十万人と情報共有しても、サーバーダウンも滅多に起こさない。

日本では、今年1月時点でTwitterの月間利用数が2000万人を超えました。日本人の「つぶやき」は全世界の18%を占め、米国に次いで第2位。大震災前に、日本人がすでにTwitterを使いこなしていたことは、不幸中の幸いだったかも。

しかもTwitterには、「ハッシュタグ」(Hash Tag)という便利な機能があって、震災後の情報共有に大変役立ちます。例えば、特定の地域(例.福島県いわき市)の状況を知りたい時は、「#iwaki」で検索すれば、誰かがいわき市について書きこんだ、全てのつぶやきが、瞬時に表示されます。つぶやく側も、いわき市に関する情報をTwitterに書きこむ時、末尾に「#iwaki」と書けば、後で誰かが検索してくれる・・・という仕組み。

今や、原発事故に関する政府や東電の答弁など、誰も信じないご時世。逆にTwitterなど、個人が発する情報ツールに、有用な情報が溢れています。その反面、流言飛語も多いわけですけど・・・

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