IT革命、本番はこれから

おはようございます。Manachanです。
久々のメルマガ更新になりますね。年も改まり、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?

私がIT(情報技術)業界に参画したのは、1997年3月。今から14年も前のことです。
その当時、同期の友人と、こんな話をしていたのを、今でも覚えています。

「俺ら、この道で、あと10年は食っていけそうだな」
 

いま振り返れば、10年どころの話ではありませんでした。ITという新しい技術がもたらした産業・社会やライフスタイルの変革は留まるところを知らず、 
多くの会社組織や個人にとって、ITへのニーズは高まるばかり。もし私が、今から1997年に戻れるのなら、このように言っていたかもしれません。

「俺ら、この道で、30年は間違いなく食っていけそうだ」

もっとも、ITという業界、ITエンジニアという職能が何十年も続くことと、その世界で個人が生き残っていけるかというのは、全く別の問題ではありますが・・・

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思えば、この10年だけをとっても、ITの力によって世の中が様変わりした例は、枚挙に暇がありません。
誰にも身近な、「ショッピング」だけを例にとってみても、

・書籍を、Amazon.comなどネットで買う人が増え、その代わり、少なからぬ「街の本屋さん」がつぶれた。
・しかも最近では、紙の本だけでなく、電子ブックで読む人も増え、iPad
やスマートフォンなどはバカ売れ。
・家電製品も、価格.comなどネットで買う人が増え、その代わり、街中やロードサイドの家電量販店は淘汰・再編が進んでいる。
・国内・海外旅行もネットやケータイで手配する人が増え、その代わり、街で旅行代理店を以前ほど見かけなくなった。
・ニュースも、ネットやケータイで読む人が増え、一方で、新聞の購読者数が、若い世代を激減中。
・エンターテインメントや広告もネット経由が増え、一方でテレビ離れが進む。在京キー局でさえ赤字続出。
・銀行口座の残高照会や振り込みも、ネットバンキングで行う人が増え、わざわざ銀行に出向く回数が減った。気がつくと、銀行の支店そのものが減っていた。

上にみるように、ITの活用は、日本において、産業や社会の在り方を、少なからず変えてしまったことが分かります。
ですが、この程度で済むとは、とても思えません。IT革命のインパクトは、まだまだ緒についたばかり、今後、ますます本格化しそうです。
特に日本の場合、世界最高水準のITインフラを、世界最安値に近い価格で、いつでもどこでも、誰でも利用できる状況があります。
かつ、ケータイ文化も進んでいます。国内メーカーのみならず、iPhone、Galaxy Tab、HTCなど、世界の通信業界がしのぎを削り、新製品、新サービスを提供し続けるのが、ここ日本市場です。
便利で使いやすくて、安くて、楽しいのであれば、誰もが使うわけで・・・このことが、日本の産業構造をさらに一変させるでしょう。
今後、予想される動きとしては、たとえば、

・買い物の多くは、ネットショッピングで済ますようになる。その結果、ショッピングセンターの多くが姿を消し、ロードサイドが「第二のシャッター街」と化す。
・既存のテレビ局、新聞社の多くが姿を消し、コンテンツを作れる会社でないと生き残れなくなる。
・本屋で、本を仕入れる・並べるという仕事が、ウェブ書店のデータ入力という仕事に取って代わられる。
・不動産店、旅行代理店、薬局など、従来、店舗がないとできなかった多くの事業が、ウェブとスマートフォンだけで運営できるようになる
・オフィス需要も、多くの業界・業態で、駅前の繁華な立地を必要としなくなり、代わりに住居用マンション、アパート等がオフィスとして立ち上がる。

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ITは、Enabler(推進力、何事かを可能にする力)と呼ばれることがあります。
ITという、技術そのものに、力があるわけではありません。そのほとんどは、技術的な決め事であり、「見せる」、「つなげる」、「制御する」といった 各種機能を提供するにすぎません。

しかしITは、それがビジネスや生活の場で使われることによって、絶大な力を発揮します。
なにしろ、「時間と空間の制約を超える」技術なのですから、暴力的なスピードで、産業の新陳代謝をすすめる力を持っています。
既存産業をアッという間に斜陽化させ、代わりに、新しい産業を興していきます・・・ITが農業革命、産業革命に続く第三の革命と呼ぶ人がいるのは、このためです。

IT利用と、それによって引き起こされる変化によって、良い思いをする人も大勢いれば、割を食う人も大勢いると思います。
ITによって、瞬く間に「斜陽」に追い込まれた産業で働く人たちは、まさに後者でしょう。
書店、新聞社や販売店、印刷業界もそうですし、TV局の社員なども、これまで高給を謳歌していたのに、今ではボーナス減額が相次いでいると聞きます。

そういう、割りを食った人たちこそ、ITによってもたらされた新たな産業と、ビジネスモデルにアンテナを張り、そちらの方面でも収益を上げる方法を考えるべきと思います。
たとえばの話、「紙の本」が売れなくなった印刷会社が、いち早くウェブ書籍制作代行サービスを始め、収益を挙げている例もあります。
不動産業界も、Google不動産の参入で激震が走ってますけど、それにいち早く対応して、自社物件をGoogleに登録したり、物件
の特色をWebで上手に表現できる会社の先行きは明るいと思います。

斜陽化したことを嘆いたり、恨み節を吐いても、何の得にもなりません。
時代の変化、人々のライフスタイルの変化を読み、それに合わせて、自分自身を常に変えていけるよう人々や会社だけが生き残る。
IT革命によって、その動きはますます本格化します。

今回も、最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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