ロスト・ジェネレーション

Manachanです。こんばんは。今日は、東京ディズニーシーに行ってきました。我が家を含めて3家族。大人6名、子供6名の、計12名で繰り出した日曜日。天気にも恵まれ、とても楽しい一日になりました。

うちの子供は、2人いて、上が5歳で、下が1歳です。上の子・娘ソフィアは、2005年9月、中国・大連で生まれ、下の子・息子ポニーは、2009年2月、東京で生まれました。

この子たちが、これから学校を出て、就職するのは、2020~30年代の話になります。その頃の日本が、そして世界が、どのような世の中になっているのかは、全く想像もつきません。

今はまだ無邪気な、この子たちが、世間の荒波にもまれながら、成長を続けて、社会に有為な人材になって欲しい。実り多い人生を送って欲しい・・・親としては、それだけを願っています。

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親として、いま少し気になっているのは、日本の大学卒業生の就職状況。今年の大学の就職内定率は、史上最悪になりそうな勢いです。「大学を出ても、ろくに職がない」時代に、日本はどうやら突入したようで、かつ、近い将来、これが好転する兆しも見えません。

今年の大学卒業生は、1987~89年前後に生まれた世代です。歴史を振り返ると、だいたい1975年生まれを境に、それ以降に生まれた世代は、学校卒業時点での就職状況が厳しく、その結果、正社員になれず、不安定な雇用のもと、職業訓練や経験を十分に積めなかった人が大量に出ています。彼らは、それ以前に生まれた世代に比べて、明らかに割りを食っている・・・という意味で、「ロスト・ジェネレーション」(Lost Generation、失われた世代)と呼ばれたりします。今後は略して、「ロスジェネ」と呼びましょう。

経済に浮き沈みはつきものですが、それがもとで、世代間の運・不運がはっきり分かれるのは、確かに、理不尽な話ではあります。たまたま、運の悪い時代に生まれたというだけで、まともに職に就けない、家も買えない、年金資金も積み立てられない。或いは、正社員になるために、前の世代以上の努力を強いられる・・・先人が作り上げた経済システムが崩壊し始めている時に、たまたま居合わせたために、その不条理を一身に背負わざるを得ないロスジェネ。

そこには、もはや、「個人の能力・努力が足りない」とか、「運が悪い」の一言で済まされない、重い重い意味合いがあります。

我が子供たちも、ロスジェネなのかどうかは、現時点では分かりません。

もし、この子たちが今後、日本で育ち、日本で教育を受け、日本で就職するという前提で考えた場合、この国の政治経済が、今みたいな体たらくを続けていれば、間違いなく、ロスジェネになるでしょう。それも、単なる不況どころではないでしょう。インド中国はおろか、韓国、ブラジル、タイにも経済で負け、堕ちるところまで堕ちているかもしれません。或いは、日本国債がデフォルトして、IMFの支援を受けているかもしれません。その結果、消費税30%、失業率20%みたいな世界になっているかもしれません。

そこまで、悲惨なことにならなくても、経済の成熟しきったこの国で、たとえ一生懸命勉強しても、弁護士や会計士などの専門職は上の世代にがっちり押さえられ、若い世代にはろくな職がない・・・みたいな事態も十分考えられます。実際、今でさえ飽和状態に近いのですから・・・

今後、低成長が続けばなおさらでしょう。今後20年の日本の人口動態をみる限り、よほどの構造変化や大胆な移民受け入れが起きない限り、少子高齢化による低成長は避けられない勢いです。

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私は今から、「我が子供たちをロスジェネにしない!」、強い決意で臨んでいます。

その柱の一つが、この子たちを、日本だけでなく、海外でも活躍できるグローバル人材にすることです。そのため、かなりの労力と金銭をかけて、日本語、英語、中国語ができるマルチリンガルに育てる教育を施しているほか、普段から、日本以外の国籍の子供や大人たちと、幅広く付き合わせ、日本語だけでなく、英語や中国語でも話す環境をつくっています。家庭内でも、日、英、中の三ヶ国語が、日常的に飛び交っています。

語学力だけでなく、グローバルな視野や感覚を養うことも、不可欠と思います。その一環として、子供を連れての出国を、年に4~5回はしています。つまり2~3ヶ月に一度は、海外に行くのです。今のところ、行き先は近隣アジアが多いですけど・・・

このような経験を通じて、単に語学力だけでなく、世界のいろんな文化や環境に親しみ、「世界のどこでも生きていける」皮膚感覚を養ってもらおうと考えています。

一方、日本国内での教育は、日本語一本で考えています。英語や中国語の学校ではなく、普通に、地元の公立の学校に行かせて、日本語や日本文化をしっかり身につけてもらおうと思います。

上の教育方針は、娘ソフィアに関しては、かなり成果を上げているようで、5歳になったばかりで、すでに、日英通訳をこなすようになりました。たとえば、日本人の児童ばかりが参加する遠足に、インド人の児童(日本語がやや不自由)が参加する際、ソフィアが先生の話す日本語を、インド人に英語で説明する。遠足では、食文化や宗教の違いにより、例えば、「みたらし団子を、日本人は皆食べるのに、インド人だけが食べない」ような場面もあるのですが、ソフィアはその辺の事情も理解しながら、立派に通訳を果たしていたようです。「インド人の食生活には、日本人にはない禁忌がいろいろある」ことを分かっていたのですね。

このように、我が家からは、「小さなグローバル人材」をどんどん輩出して、地元・東陽町、ひいては日本国のお役に立ちたいと思う次第であります。

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いま日本では、ロスジェネほど内向き志向が強まっているという話を、よく聞きます。日本の先人達が作り上げ、かつて大きな成功を収めた経済のシステムが、今では金属疲労を起こし、崩壊を始めています。かちかち山の泥舟のように・・・。

最初から泥舟だと分かっているならば、それに見切りをつけて、広く海外に活躍の場を求めればいいものを、多くの人はそれができない。ますます内向き、日本依存を強めてしまう。それは彼らが、日本だけでしか生きられない
と、心のどこかで、思い込んでいるからでしょう。

そういう考え方では、いまの世の中、煮詰まってしまう。年々、細くなる日本国のスネをかじるのではなく、年々、太くなる世界(特に近隣アジア)のスネにかじりつき、その一部を日本に持ち帰ってくるようでないと、結局、先人のつくりあげたストックを食いつぶすだけ。年々、貧しくなり、地位が落ちて、存在感が薄くなる・・・そんな日本の未来像しか想像できません。

最後に・・・先日、友人からこんな相談を受けました。

「今度、高校を出る息子が、日本の大学に行かず、中国に渡って語学留学して、現地の大学に通いたいって言い出したんですけど、鈴木さん、どうアドバイスすればいいでしょう?」

今の時代を象徴する話だと思います。まさか私のブログを読んで影響されたのではないでしょうが・・・私はこう答えました。

「息子さんが中国で就職できるだけの語学力と専門を身に着けてくるのであれば、おそらく、日本の大学を普通に出るよりも有利になると思うから、その方針でサポートしてあげたらどうですか?」

グローバル志向のある、なかなか頼もしい息子さんですね。日本の若者も捨てたもんじゃない。

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