Manachanです。こんばんは。
前回のメルマガから、ずいぶんと日が開いてしまいましたが、
その間、私の身辺にも、いろいろなことが起こりました。
本業である、会社の仕事でいえば、
先日、台湾支社のIT部長を拝命しました。
http://plaza.rakuten.co.jp/manachan2150/diary/200911100000
すでに日本支社のIT部長をやっているので、私の担当国は、これで2ヶ国目になります。
来月には、台湾出張に行き、現地のメンバーやお客さんに会ってくる予定です。
今回の人事は、将来に向けて一歩前進といえます。
私は、いまの会社で働くのであれば、2年後までには、アジア太平洋地域のIT部を統括する立場に就きたい。そう決めています
そうなれば、私の活躍の場は、シンガポールになりますが・・・
いずれにせよ、日本に加えて、アジアの他の国のIT部を担当することが、上の実現のために、不可欠なステップになります。
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ITキャリアを志して、12年半。
そのうち、6年は日本で働き、4年半を豪州、2年を中国で過ごしてきました。
加えて、インドと米国で、数ヶ月づつ。
今は日本勤務ですが、今後は、台湾を経て、シンガポールを次の照準に定めています。
自分はこの先、どの国、どの都市で定年を迎えるのか、予想もつきません。
もっとも、サラリーマンを辞めて、自分の事業を始めるのであれば、定年などありませんが・・・。
私は日本で生まれ、育ちましたが、
ITプロフェッショナルとしての、自分の活躍の場は、全世界です。
10年以上前から、そう決めて、行動し続けてきました。今後も、働く場所を日本に限るつもりは、毛頭ありません。
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ここから、ちょっと大きな話になりますが・・・
これからの時代、日本のビジネスは、「世界で勝つ」姿勢を前面に出し、
「世界で儲け」て成長を続けていかないと、先細っていく一方でしょう。
「うちは国内で頑張っていく」みたいな、内向きの発想ばかりしていると、
特に業界トップの企業がそんな姿勢でいると、
結局、社員も業界も、狭い市場での過当競争のなかで、
いつまで経っても給料は上がらない、という憂き目を見るだけでしょう。
世界2位(3位?)の規模があるとはいえ、たかだか全世界の8%しかなくて、
かつ今後縮小(よくて現状維持)していくとみられる日本の市場だけに通用する、
商品やサービスだけ提供していても良いのか?今後、持続的に成長していけるのか?
社員の給料を、伸ばし続けることができるのか?
特に、会社のトップがそのように考えているのであれば、経営陣の世代交代が必要だと思います。
せっかく、良い商品を日本市場で育てたのであれば、それをガンガン輸出して、
ガンガン儲けて、従業員やその家族、得意先など、企業活動に関わる全ての人々をもっと裕福にする。
そういう方向に、会社を導いていくような経営者が、トップになるべきでしょう。
21世紀の日本人、日本企業は、世界に打って出ていく、世界でトップを取る、という夢とガッツが必要だと思います。
戦後の経済復興期は、まさにそういうエネルギーに溢れていました。
多くの国民が、将来の閉塞感、不安感に苛まれるいま、
あの頃エネルギーを再度、復活させる必要があります。
幸い、世界市場で勝つための資源は、日本にたくさん転がっています。
ハイテクあり、洗練されたビジネスモデルあり、魅力的な文化あり、人材あり・・・たいへん恵まれています。
あと必要なのは、日本の経営陣やビジネスマンが、内向き思考を脱すること、ただそれだけ。
私も、大それたことを言うほど、ビジネスマンとして成功しているわけではありません。
とはいえ、自分の活躍の舞台を、全世界と決めてから、すでに10年以上が経ち、
外国の現場で働き、外国人と対等に伍して働いてきました。
その原体験がある限り、少なくともこうは言えます。
日本を出ていなければ、おそらく味わっていたであろう閉塞感や、将来に対する不安とは、ほぼ無縁になりました。
たとえ日本経済が伸び悩んでも、世界のどこかの地域が成長する限り、私はその市場で生きていける。食っていける。
そして、魅力的な仕事があれば、中国でもインドでも、中東でも南米でも、どこへでも働きに行く用意がある。
自分の収入、スキルや経験を、今後も伸ばし続けていく自信があるからです。
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日本人ビジネスマンが、どんどん世界に出ていくことは、
必ずしも、「日本を捨てること」を意味しません。
活躍の場が日本の領域を大きく超えて、全世界規模になっても、
日本は、その中の選択肢のひとつであり続けるはずです。
実際私も、日本を出てから、7年間、海外で過ごした後、日本に戻ってきました。
東京で良い仕事が見つかったからです。
すでに、閉塞感や不安感とは、ほぼ無縁になった私の目からみると、
日本(特に東京)の仕事も、生活環境も、とても魅力的に見えます。
妻(オーストラリア人)も子供たち(日豪二重国籍)も、日本が大好き。このまま、一生住み続けてもいい、と言ってくれます。
おそらく、自分の仕事やライフスタイルの選択肢が世界規模に広がったからこそ、
日本が以前より増して、輝いて見えるのだと思います。
もし、「一生、この国から出ない」という前提で考えていたならば、かくも輝いては見えなかったはずです。
閉塞感や無力感が、重苦しく覆い尽くしていただろうと思います。
そういう意味でも、活躍の場を全世界に広げていくことを、心よりお勧めいたします。
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