各国不動産事情

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オバマリスクと世界政治

こんにちは。Manachanです。

最近、米国オバマ大統領の迷走ぶりがひどい・・と思うのは、私だけではないでしょう。少なくとも私、物心ついてから、こんなに「弱々しいアメリカ」は、見たことありません。

いま、アメリカの絶対的な国際的地位が弱まっており、議会にも「ねじれ」が生じて運営が厳しい・・・という面もありますが、オバマさんの外交能力不足が、さらに拍車をかける。

・シリアで、「最後の一線を超えた!」と威嚇しておきながら、軍事介入の可否を議会に丸投げ。結局、びびって何もできず、ロシアのプーチン首相に足元みられて、和解案出されてチャンチャン。

・ドイツやフランスでは、首脳の携帯電話盗聴疑惑で関係が険悪化。

・ロシアとも関係悪く、ソチオリンピックの開会式にも出席せず

・アジア太平洋では、TPP閣僚会議に出席できず、「旗振り役」不在の不毛な会合に(TPP反対派は大喝采)。

リーダーシップ欠如、何も決められない政治、世界中から愛想をつかされる指導者・・・そう、日本でも数年前に体験しましたね。

あの民主党政権時代に、多くの日本国民が感じた不安・・・それをいま、世界中が、ホワイトハウスにいる一人の男に対して、抱いているかのようです。

私は米国の有権者じゃないけれど、老婆心ながら、本当にオバマがトップでいいの?それでアメリカ人は納得してるの?このままでは、「世界唯一の超大国」が、ロシア・中国と同レベルの「フツーの大国」に転落してしまうじゃん。

せっかく、他の追随を許さない軍事力を持っていても、肝心の政治力があれじゃあねえ。全く無意味じゃん。

東アジアに対しても、ひどい外交スキルを発揮していますなあ・・・

・2013・12・26 安倍さんの靖国参拝に対する「失望」声明

と威勢こいておきながら・・・結局、日本に対して何もできず、

・2014/2/13 米国が核攻撃を含むあらゆる攻撃から同盟国である日本を守ると いう「揺るぎない」立場を約束。

これじゃ、中国怒るよなあ・・・と思いきや、

・2014/2/21 チベットは中国の一部であり、独立は支持しない発言

中国に気を遣ってるのか・・・でも、結局チベットにも中国にも不信を抱かせる発言ではなかろうか?

何なの、この発言のブレ方、思慮のなさ・・・言っちゃ悪いが、ルーピー鳩山レベル。

安倍さんも、オバマさんの足元みてるよね。結局、あの人は文句言うだけで何もできないと分かってるから、面従腹背、何度でも靖国参拝するでしょうね。

オバマさん、この4月に、失点を挽回すべく、日本を含め、東アジア歴訪するみたいですけど・・・・この人に一体、何が決められるんだろう?能力低い分、また新しい火種つくってくるのではないだろうか?

いまウクライナが大変なことになってますけど、外交巧者プーチンさんを前にしては、赤子の手をひねられるように、何もできずに、帰ってくるだけでしょう。

たぶん彼は、「秀才」で「ヘタレ」なんでしょうね・・・それは、アメリカ大統領に求められる資質・能力じゃあない。

かくして、アメリカの威信は低下するばかり・・・この大統領だと、ロシア、中国は喜ぶでしょうな。シリアのアサド大統領も、オバマで良かったって思ってることでしょう。

日本は、アメリカが頼りにならない分、全方位外交をしなくちゃならない。ロシアと接近したり、インドやアフリカと仲良くしたり・・・安倍さんも、世界中駆けずり回ってますもんね。

オバマさんの任期が、あと3年もあるのが気がかりです。なんとか、世界の平和や経済があと3年もって欲しい。そして、アメリカ国民が、次はもっとマシな指導者を選んで欲しい。

アメリカ大統領職は、アメリカ人だけのものではないはずだから・・・

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海外不動産、賃貸管理の時代に…

こんばんは、Manachanです。

「日本に海外不動産の魅力を伝え、健全な投資文化を根付かせたい」という思いから、3年以上頑張って活動してきた私のもとに、今日、うれしいニュースが飛び込んできました。

マレーシア不動産販売の国内最大手、フォーランド社が、ついに、マレーシア物件の賃貸管理サービスに乗り出すというのです。

フォーランド社は、Web・メディア戦略に優れ、日本中に富裕層顧客を抱える会社。昨年は、「一日平均一戸」という驚異のハイペースで、マレーシア、特に首都クアラルンプール(KL)の物件を売りまくり、一気に、業界最大手にのし上がりました。

私も、縁あって、フォーランド社とは良いお付き合いをさせていただいています。昨年前半から、同社の会長には、このように訴え続けてきました。

・マレーシアのプレビルド(未完成)物件をたくさん売ると、数年後、賃貸管理の問題が必ず出てきます。今から、業界に先駆けて、賃貸管理サービスを、早くはじめるべきだと思います。

・「海外不動産売るだけで、賃貸管理やらない」会社ばかりだと、2015~16年頃、物件が一斉に完成した後、何千人もの日本人が、貸せない、売れない、英語できない・・・間違いなく取り残されます。そして、社会問題になります。

・御社のような大手には、社会的責任があるのです。日本人が安心して海外不動産に投資できる環境づくりのため、そして業界発展のためにも、是非とも、賃貸管理サービスを始めてください。

昨年2月に書いた、「2016年、ジョホール不動産ショック」というブログエッセイをプリントアウトして、会長にも読んでいただきました。私の趣旨は、理解いただけたと思います。

その当時は、まだまだ時期尚早。日本人に売るようなマレーシア物件は、ほとんど完成してないから、管理すべき物件も皆無に近く、人を配置してコストをかける状況でもありませんでした。

あれから1年経ちました。完成物件もぼちぼち増え、マレーシア物件を実需で借りる日本人も増えてきました。そのタイミングをとらえて、いち早く賃貸管理サービスを始める…さすがですね。というより、私たち投資家の願望を具体的なかたちにしてくれて、有難いです。

まだ、サービス始まったばかりですが、しっかりしたウェブサイトを作って、査定・物件売却・賃貸管理サポート、内装・家具手配までやると、うたっています。

次のようなフォーマットで、物件賃貸希望も募るようです。フォーランド社の場合、既存顧客数が半端ないので、マレーシア物件に入居づけしたい人には、かなり使えるサービスかもしれませんね。

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|■年齢                     
|40才代                  

|■入居予定人数
|2~3名

|■希望ベッドルーム数
|1BR

|■希望月額家賃
|3000RM~4000RM

|■希望エリア・立地・環境
|KLCC ・ ブキビンタン

|■入居予定時期
|1ヶ月以内

|■長期滞在ビザ(MM2H)
|取得済み

|■ご要望など

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

フォーランド社に限らず、「使い勝手の良い、海外物件の賃貸管理サービス」を始める業者は、歓迎します。投資家のためになるサービスは、どんどん、やって欲しいですね。

言葉を換えれば…日本では、まだ草創期にある海外(新興国)不動産投資も、少し成熟して、「物件売るだけの時代」から、「賃貸管理や売却サポートの時代」に入りつつあるといえそうですね。

【マレーシアに建ちまくるコンドミニアム・・・上手に管理できる会社が勝つ!】

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バンコクに贈る言葉

こんばんは、Manachanです。

タイの首都バンコクで、反政府デモのなか、選挙をなんとか実施できた、というニュースが入ってきています。

今後も、同国の政情がどうなるか、インラック首相率いる現政府が国をうまく統治できるのか、まだまだ予断を許しませんが… とりあえずこれで山は越えたと思いたいです。

【インラックさんを、あまりいじめないで・・・という願いは、通じないでしょうね】

タイという国、私は大好きです。遊ぶ場所がたくさんあって楽しいし、ご飯も美味しいし、雰囲気まったりして心地よいし…日本人にも人気の観光地であり、ロングステイ先でもありますね。

近年は、工業化、経済成長も目覚ましく、バンコク周辺は、「アジアのデトロイト」と呼ばれるほどの、大工業地帯になりました。自家用車も年間300万台規模で生産して、すでに世界有数ですし、東京・お台場に登場した「巨大ガンダム」も、日本国内ではなくタイで生産したという…そこまで、力をつけてきたわけです。

私の身の回りでも、エンジニアとか、現地販社のセールスとか、日本人がどんどん、駐在・長期出張などで、タイに働きにいく時代になりました。

【お台場ガンダムは、メイド・イン・タイランド】

これまで、30年にわたる、タイの経済的成功は、外国の投資を積極的に受け入れてきたことが大きく、その背景には、政治の安定があったと思います。

タイの周辺にある国が、社会主義国化されたり、軍部に支配されたり、何らかの政情不安を抱えていた1980~90年代、タイの経済社会は比較的安定し、仏教国、穏やかな国民性、国王に対する畏敬と、微笑みの国・・・というイメージで語られていたと思います。

この時期、タイの観光業や工業、流通業が、目覚ましい発展をみせ、バンコクは現在、「東南アジアの中心都市、ハブシティ」として、不動の座を占めています。

その「政治的安定」というプラスイメージが、ここ5~10年の間、急速に色褪せてきていると感じます。大洪水という出来事もありましたが、相次ぐ政治不安、デモ、暴動…という不安定イメージが定着しつつあり、

この状況を解決できないと、外国の投資も逃げ、工場も逃げ、せっかく築き上げた「バーツ経済圏」が台無しになるかも・・・という懸念も、ないわけではありません。

私、専門家ではないので、何となくの印象で語りますけど・・・タイの社会は、構造変革の最中にあるのかと思います。

もともと、農耕や、仏教、インド文化をベースに、固定的な階級社会が成立していたところに、ここ30年の急速な経済成長と都市化で、ビジネスマンや都市住民が、にわかに力をつけてきた。

当然、旧支配層と新興勢力の間で、あるいは、バンコクと地方都市の間で、力のせめぎあいがでてくる。ごく単純に図式化すれば、「現政権(タクシン派)=新興勢力+ビジネスマン」、「反政府デモ=旧支配層+軍部」に近いイメージかと(違ってたらごめん・・・)。

その対立は、もちろん、タイ人自身の手で解決しなければならないし、かつ解決方法も軍事的、暴力的方法でなく、民主的な方法でないと、国際社会、特に欧米世界は投資適格として認めてくれないでしょう。どんなに混乱しても、「選挙」という、最低限の手続きは必要なわけです。

今回、曲りなりにも、選挙ができた・・・というのは、喜ばしいことです。タイ選挙権を持たない外国人に発言権ないのは分かっていますが、あえて(特に反政府デモの人々に対して)言わせていただければ、

・バンコクこそ、東南アジアの宝。

・バンコクほど、都会でありながら、豊かな文化伝統があって、間口が広くて、お金持ちも貧乏人も優しく受け入れる街は、他にない。バンコクは、他のどこも真似できない、ある意味至高の存在。

・そのバンコクが、外国からそっぽを向けられるような街に落ちぶれてしまったら、東南アジアの魅力の半分が失われてしまうような感じ。

・シンガポール、クアラルンプール、マニラ、ホーチミン等々があって、バンコクがない・・・そんな東南アジアなんて、私は魅力を感じない。

バンコクって、すでに、タイという国の枠組をはるかに超えた、ハイパー国際都市じゃないですか…誰にも門戸を開き、チャンスを与える、そのオープンな良さを殺さないで欲しいし、いつまでもチャーミングな、世界を魅了する都市であって欲しい。心よりそう願います。

【バンコクの繁栄よ永遠なれ・・・】

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ファッション雑誌にデビュー!

こんばんは、Manachanです。

今日、セレブなメンズファッション雑誌「SAFARI」に、私の取材記事が載りました。

2014年3月号、225ページの、「海外に家を買う!」特集に、私の実名と、「アジア太平洋大家の会」が出てきます。興味がある方は、790円出してお買い求めくださいね。

私のメディア露出・・・これまで、不動産業界紙や、経済週刊誌には、10回ほど掲載されておりますが、SAFARIみたいなオサレな雑誌に載るのは今回が初めてです。

「似合わね~」・・・確かに。私、「顔偏差値41」と呼ばれてきたほど、不細工なツラしてますし、しかも肥満体だし、それに、「SAFARI」はアメリカ西海岸がテーマの雑誌ですが、私、キャラクター的にはむしろ、「フィリピン西海岸」系だし・・・

カッコいいフィリピン西海岸メンズブームは、来るのでしょうか?

ま、いろいろと不思議な縁があって、一見場違いなファッション雑誌にも取り上げていただいたわけですが、いま振り返ると、素晴らしい取材だったと思います。

まず、SAFARIという雑誌自体が、「ペーパーメディア冬の時代」にビジネスとして生き残る、一つのモデルだと思います。ニュースもオピニオンも、単行本も、すべて、WebやKindleで読めてしまう昨今。「ビジュアル」、「モノ」にとことんこだわったSAFARIは、やはり「紙で読みたい」コンテンツ。売れ行きも、絶好調らしいです。

あと、今回、取材・執筆を担当した、川畑明美さんの文章も素晴らしい。私、業界紙や経済誌の取材を受けた時は、たいてい、記者や編集者と何度もやりとりをします。インタビューで私の話した意図が、一度、二度では伝わらないことが普通だからです。

ところが今回の取材は、川畑さんから上がってきた最初の文章がすでに完璧で、「もう訂正する必要ありません。これでいきましょう!」と言わせるほどの出来でした。彼女は、ご自身でも不動産投資を実践されているので、すぐに、話のツボをおさえられるわけですね。

不動産は、実は雑誌媒体と相性が良い。特に高額物件になればなるほど、クオリティの高い雑誌とタイアップして売ることが多い。「夢を売る」には、やはりビジュアルから入らないといけない面がありますからね。

SAFARIの「不動産」特集は、今後、長期連載企画で続いていきます。次号にも、たぶん載りますので、皆さん買って読んでね。

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真冬の北海道セミナー

こんにちは、Manachanです。

今年、日本の冬は、時々寒波が来たりして、けっこう寒い。

とはいえ、寒いといっても東京の場合、氷点下になることは稀。私は首都圏内陸で育ったので、ここ東京ベイエリアの冬は寒くない。むしろ生暖かく感じますね。真冬、小雪がちらつく埼玉とか行くと、丁度いいですね。「この風の冷たさ、柏と同じだ!」

とはいえ、明後日は札幌セミナー。北海道の冬の寒さは、当然、関東とは桁が違うわけで・・・・今朝、iPhoneで天気を調べてみると、

札幌、外気温マイナス11度、体感温度マイナス19度

マイナス11℃って、まじかよ~!一般の関東人にとって、未体験ゾーンの低温。ちょっとだけ、憂鬱な気持ちになりました。しかし幸い、私が北海道渡航する土曜日は暖かく、札幌で「最高2度、最低マイナス4度」とのこと。

私は、東京からの移動だから、まだしも、一緒に講演する長嶋修さんなんか、常夏の国、フィリピンのセブから一気に札幌へ移動だから、すげー温度差でしょうね。

私は今回、エア・ドゥの安いチケットで行くので、新千歳空港着が午前8時20分(寒そう~)。札幌でのセミナー開始が14時半で、それまで時間があるので、千歳市にある、私の物件(別荘風の区分マンション)を見にいってこようかな・・・・と思い、千歳市の気温を調べてみると、札幌より寒い。

千歳市、比較的暖かい土曜日の最高気温1度、最低マイナス9度

防寒の方針は、下着は上も下もヒートテック固め、肌を露出しないように、重ね着でいこうと思います。以前、中国・大連で、二回、冬を越したので、今回の北海道も、その時と同じような感じでいけるでしょう。

問題は、冬の北海道、室内が暖かい(というか暑い)こと。下手に防寒着を着込むと、室内に入ると、暑くて仕方ないから(大連も同じだったけど・・)、着脱容易にするしかない。

今回のセミナー、たくさんの人が来てくれるので、楽しみです。冬の北海道に、常夏のセブ島より、不動産話をお届けいたします。

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『日本人がつくるセブ投資用ホテルセミナー (1/25 札幌)』

【日時】1月25日(土) 14:30~17:00 札幌駅北口

【会場】札幌北口カンファレンスプラザ会議室B
(札幌市北区北9条西2丁目12-1 SANKO札幌駅前ビル)

【参加費用】3000円 (※APHOC有料会員は、無料でご招待)

【セミナー説明】http://bit.ly/19uPYg9

【申込リンク】http://asia-pacific.tv/pp/button.php?id=130&skin

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東京でも、長嶋さんのフィリピン不動産話を聞きたい!という方は、こちらからどうぞ。

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EXCEED-X主催 『セブ島不動産投資セミナー』(2/1 東京)

【日時】 2013年2月1日(土)13:00-15:00

【講師】長嶋 修 (株)アイランド 市川隆久

【場所】 渋谷区桜丘町29-24 桜丘リージェンシー さくら事務所
    ※道に迷ったら03-6455-001へお電話を

【申込リンク】http://www.fd-toushi.com/

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フィリピン貧民街の日々

こんばんは、Manachanです。

2013年、日本人が一番多く不動産を買った海外の国は、たぶん「マレーシア」でしょうが、来年以降は、「フィリピン」が前面に出てきそうな予感がします。

というのも、マレーシアで我々外国人が不動産を買う場合の「最低購入金額」が、来年早々から100万リンギット(3200万円)以上に引き上げられるので、富裕層以外の日本人には、なかなか買いにくくなるからです。

今後、日本人の一般ピープルが目を向けそうなのが、首都マニラ都心部でも700万円程度からコンドミニアムが買える「フィリピン」。

フィリピンはイメージ芳しくないけど、日本からとても近いし、マニラやセブへの飛行機は増便につぐ増便で便利になるし、700万円程度のコンドミニアム買って、(いろんな問題あるけど…)表面利回り8-10%、値上がりも堅いとなれば、人気出ない理由はないと思います。

すでに、「三菱商事」がフィリピンの不動産ブランドNo.1「アヤラ・ランド」と組んでマニラでコンドミニアム建てますし、投資用不動産大手「レーサム」もフィリピン不動産事業に進出するなど、日系の進出も著しい昨今、フィリピンでの不動産視察ツアーも、今後、倍々ゲームで増えるでしょう。

しかし、マニラで日本人連れて不動産視察ツアーやるにあたって、頭の痛いことがいくつかあります。

・マニラの空港がしょぼい (※ミャンマーのヤンゴン空港よりしょぼいかも)

・空港から都心部(マカティ地区)まで直結する鉄道がない (※国の首都なんだから、その位つくれよな!)

・都心部に到達するまでに、一見、みすぼらしい住宅街を通る

マニラ都心部、特にマカティとBGC(ボニファシオ・グローバル・シティ)を見れば、誰もが、その目覚ましい発展ぶりに驚きます。そして巨大ショッピングセンターに行けば、誰もが、尋常ではない人混みと、超・旺盛な消費意欲に驚きます。これらは、フィリピン視察のハイライト。

一方で、昔ながらの、貧乏臭い住宅街で満ち満ちている。スラムもあれば不法占拠者も多い・・・というのも、フィリピンの現実なのです。

マニラの平均的な住宅街、現代日本人の目には「貧民街」に映るあの情景に、「ひいてしまう」人々もいるでしょう。でも私は、

大学時代、マニラの貧民街に一時期、住んでいました。

ああいう世界が、大好きです!

20年以上前、フィリピンが今よりずっと貧しく、混沌としていた時代、私はバックパッカーとしてマニラを訪れ、「マラテ」(Malate)地区にあるフィリピン人の友人宅に、3週間ほど寝泊りしていました。

当時、ざっとみて、マニラの人口の8割くらいは、「スラム」に毛の生えた程度の、簡素で前近代的な、インフラもろくにない環境で暮らしていました。私の友人宅も、例外ではありませんでした。

そこが、どんな世界だったのかというと…


・都会のまんなかに、50戸くらいの家庭が、集落のように、肩を寄せ合って暮らしている。

・トイレも、水道も、シャワーも全て共同。

・どの家も、ものすごい子沢山!友人宅には子供が11人も。

・どの家も、寝室は1つしかなく、私は毎晩、11人の子供たちと、折り重なるように寝た。

・仕事のない男たちが、日がな一日、暇そうにしている。

・日中はトランプ博打くらいしか、やることがない。日本円で「1円、2円」みたいなお金をかけて、時間をつぶした。

・食べ物は、毎食同じ。「ご飯」に「釣り餌のゴカイ」みたいなものをかけて食べる。

ビジュアル的には、これと大差ないものを、メシにかけて食べるのです・・・

ま、グロテスクながら、一応、火は通してあるし、人間の食べる物だから、ま、いいかと思い、私も毎食、これ食べてましたが、何日も経つと、さすがに飽きてくる。

その貧民窟(もとい、平均的なマニラの住宅街)から、歩いて5分くらいすると、華僑の超リッチな友人が住んでいました。そこで、時々、メシ食わしてもらいにいきましたが、

・とにかく、肉、肉、肉・・・

・野菜ゼロ。米と肉しかない食事。

肉ばかりを食い倒す日々でした・・・

 
肉を買えるのは、富の象徴なんでしょうけど、若い女の子でも野菜ゼロの食生活はつらいよなあと思いながら、ちゃっかり、その家では肉を食い、飽きたら、貧民街の釣り餌メシを食いにいく・・・その繰り返しでした。

Manachan何を好き好んで、そんな生活を・・・と思われたかもしれないけど、マニラ貧民窟の生活、とにかく、楽しいんです。

・人々が、とても明るくて、優しい。

・子供たちの、目がキラキラして、とても可愛い。

・しわくちゃのお婆ちゃんでも、英語上手だから、会話が成立する。

近所のおばあちゃん、なぜか、日本語の「どろぼう」(Dorobo)という単語だけ知っていて、冗談交じりで、こんなこと言うんです。


You are rich. I am poor.
I will “dorobo” you.

そんな文脈で、「どろぼう」を使わなくてもねえ・・・

あと、近所の暇なおっさんたちとのトランプ博打で、私が大負けした日があって、仕方なく、40円くらいの「サンミゲル・ビール」を皆におごりましたが、むちゃくちゃ感謝されました。

たった40円で、そんなに喜んでもらえるとはねえ…

決して裕福とはいえない暮らしですが、それでも皆さん、「マニラでは普通の暮らしをしているぜ」的なプライドがあるらしく、

トンド地区(別名スモーキーマウンテン、マニラ最大のスラム街)には絶対に近寄るな!

と、口を揃えて言います。はたから見れば、大差ないと思うんだけどねえ…でも、本人たちにとっては、その「違い」が重要なんでしょうね。

長足の経済成長を遂げるフィリピン・マニラ、近代的なコンドミニアムも増えてきていますが、私が20数年前にみた「三丁目の夕日」以下の風景も、依然として健在です。

マニラに行かれて、そんな風景を目にした時、「汚らしい」と忌避するのではなく、そこに活き活きとした、人間の暮らしの営みがあり、底抜けに明るくて心優しい人々が住んでいることに、思いをめぐらせていただきたい。それは間違いなく、フィリピンの魅力の一つなのですから…。

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フィリピン版モノポリーで遊ぶ

おはようございます。Manachanです。

我が家には、8歳と4歳(もうすぐ5歳)の子供がいます。大人と子供が一緒に遊べるボードゲームの類も、いくつかありますが、

子供たちが特に好きなのは、私が去年、マニラ出張で買ってきた、

フィリピン版モノポリー

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「モノポリー」(Monopoly) 、ご存知の方も多いと思いますが、日本が生んだ名作「人生ゲーム」の、マネー盤といったところ。不動産投資のリテラシーを養うには、とても良いゲームです。

Wikipediaの記事から引用しますと…

プレイヤーは双六の要領で盤上を周回しながら、他プレイヤーと盤上の不動産を取引することにより、同一グループを揃え、他のプレイヤーから高額なレンタル料を徴収し、自らの資産を増やし、最終的に他のプレイヤーを全て破産させることを目的とする。

20世紀初頭のアメリカで生まれたこのゲーム、世界中に愛好者がいますが、当時、アメリカの植民地だったフィリピンも、もちろん例外ではなく、元祖「アメリカ版」ならぬ、「フィリピン版」をつくってしまったのです!

このゲームは英語がベースとなっていますが、取引されるのはもちろん、フィリピンの不動産物件ばかり、価額表示も当然、「フィリピン・ペソ」…ゲームで使われる貨幣は、

5,000,000 ペソ
2,000,000 ペソ
1,000,000 ペソ
500,000 ペソ
200,000 ペソ
100,000 ペソ
50,000 ペソ
20,000 ペソ
10,000 ペソ

数字が大きくて子供には分かりにくいと考えた妻は、子供向けのシンプルな「シュレック・キッズ・モノポリー」も買ってきたのですが、

うちの子供たちは、なぜか、シュレックには興味を示さず…フィリピンモノポリーばかり、ひたすら、やりたがるのです。

4歳のポニー君も参戦中

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なぜ、子供たちがフィリピン版を好むのかというと、たぶん、ゲームに出てくる物件名が面白いからでしょうね。特に人気あるのが、

バナウエ・ライステラス

Banaue Rice Terrace…フィリピン・ルソン島北部の山岳地帯に住む、少数民族イフガオ族が、急傾斜を開墾して英々と耕し続けてきた「棚田」群は、フィリピンを代表する観光地の一つ。1995年に世界遺産に登録されています。

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しかし…それ以上に、ダントツの人気を誇るのが、これ

チョコレートヒルズ国定公園

Chocolate Hills…フィリピン中部、ボホール島にみられる特殊な地形のこと。30メートルぐらいの丘が1000個以上ある。乾季になると、丘の植物が茶色くなり、チョコレート色になることから、この名がついた。フィリピンを代表する観光地のひとつ。

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フィリピン版モノポリーで、「チョコレートヒルズ」を買うと、300万ペソする、高額物件の一つ。「チョコレート」という字面がいいのか、うちの子供たちは、「チョコレートヒルズ」を買うと、それだけで勝った気持ちになるようです。

アパート1つ建てると、130万ペソもらえる「高利回り物件」♪

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もうすぐ始まる2014年は、日本人にとって、フィリピン不動産がますます身近になることでしょう。この国の不動産文化に馴染んでおくためにも、マニラに行ったついでに、お一つ、買い求めてはいかがでしょう?

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タイ語3日で読める!Manachan的スピード学習法

こんにちは、Manachanです。

今回のテーマは、「タイ語」。

タイは、東南アジアの中心にあり、観光地としても、ビジネス滞在先としても、極めて人気の高い場所です。首都バンコクに定住・長期滞在する日本人の数は、都市別にいえば世界第五位の3万6千人。今年はロンドンを抜いて第四位になるのが確実です。

これはあくまで、外務省への届け出ベースの公式数字ですから、バックパッカー、ロングステイヤーなど、届け出なしでバンコクに滞在する日本人を合わせれば、その数、10万人に達するという人もいる位…いずれにせよ、世界有数の日本人集住都市であることは、間違いありません。

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中には、在タイ歴10年以上みたいな、長期滞在者も少なくないですが、その彼らをもってしても、難しいとされるのが「タイ語」、特に、文字の読み書きができる人はごく少数、といわれています。

その背景として、タイ文字の読み書きができなくても、仕事、生活上の支障が余りない。特に駐在員であれば、職場には通訳がいたり、英語か日本語ができるタイ人がいるわけですし、日本人が特に集まるバンコクのスクムビット通りエリアは国際都市らしく、英語表記が充実しているし…

但し、私みたいに、屋台で安くて旨いめしを食いまくりたい、ローカルバスに乗って移動費安く上げたい、英語できない普通のタイ女子と仲良くなりたい♪…みたいな変わり者にとって、タイ語の読み書き能力は、ある程度は必要です。タイ人は東南アジアのなかで、英語が得意な方ではありませんし、バンコクの国際エリアを一歩離れると、タイ文字一色の世界になるからです。

では、難解とされるタイ文字を読めるようになるには、どうすればいいのか?

ひたすら、練習あるのみ…なんですが、タイ語というのは、文字がエキゾチックなだけでなく、声調はあるわ、有気音や無気音があるわ。日本人にとって、決してとっつきやすい言語ではありません。学習途中で諦めてしまう 人、多数。

であるならば、日本人が挫折しにくい、極めて短期間で効果があがる、オリジナルなタイ文字学習法を、考えてみました。

注)私は、タイ語の専門家ではありません。まだ片言レベルの初心者です。タイ語を使って旅行したり、タイ文字がなんとなく読める…程度です。知識が少ないゆえ、たぶん、誤解もたくさんあると思います。ご了承ください。

私の見たてでは、

・タイ渡航前に、3日間、事前学習する。
・日本~バンコク間のフライト6時間を利用して、タイ文字の書き取り練習に専念する

それだけで、タイ文字が何となく読めるようになる。たとえば、

【タイのコーヒーショップのメニューが、だいたい読めるようになる】

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【タイ語の地名が、だいたい読めるようになる】

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3日間という超短期で、成果をあげるためには、

とにかく、覚える内容を絞り込む、特に、日本人が学習に苦労する部分を、大胆に削る必要があります。私のアイデアは、

・「声調」の学習は省略
・「有気音」「無気音」の学習も省略
・日本語の五十音表に、当てはまる文字のみを学習、

タイ語の文字は全部で76ありますが、上記の方針で絞り込んだ結果、さしあたって覚えるべき文字数は、なんと、

子音21文字+母音7文字=計28文字

アルファベット並みの数に、絞り込むことに成功。しかも日本語の五十音表に対応。これなら、何とかできるでしょ?


【一日目:21の子音を、頑張って、全部覚えましょう。】

※声調とか、めちゃくちゃですが、超簡便なショートカット学習法ということで、ご勘弁を。
※中国語、ベトナム語の学習歴のある方は、声調や、有気音・無気音の理解はあるでしょうから、一気に、そこも含めて学習しても良いでしょう。

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【二日目:7の母音を、全部覚えて、昨日習った子音と、組み合わせてみましょう】

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【三日目:これまで習ったなかで、紛らわしい文字を区別しましょう。簡単なタイ文字を読んでみても良いでしょう。】

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【タイ渡航日:約6時間のフライト時間を最大限利用して、とにかく、タイ文字をたくさん、書きまくりましょう】

※食べ物名、地名、会話、何でもいい…とにかく、数をこなそう。語学学習は、質より量です。

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ここまでやれば、完璧ではないにせよ、短い(4~8文字)タイ語の単語なら、7割くらい、なんとなく読めるようになるでしょう。英語表記と見比べてみれば、「答え合わせ」もできる。

だんだん、自信がついてくれば、やや長い文章を読んでみるとか、声調を正しく読むとか、さらに上を目指して良い。いずれにせよ、ここまでくれば、「タイ語は難しいから読めない」なんてマインドセットは、雲散霧消しているはずです。

タイ語が少しでも読めれば、タイ旅行や、タイでの暮らしが、楽しくなること、請け合い!

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月5万円ロングステイできる街~タイ・カンチャナブリ

こんばんは、Manachanです。

私、今日のお昼まで、タイ西部の田舎町、カンチャナブリにいました。

バンコクからバスで2時間。「戦場にかける橋」の舞台となった、「クワイ河鉄橋」で有名な観光地ですね。山と滝、渓谷…美しい自然に恵まれ、都会(バンコク)人の憩いの地でもあります。

カンチャナブリ、はじめて行ったのですが、のんびりして、独特の風情があって、とても良いところですね。特に、

日本人シニアのロングステイヤーに心からおすすめできる街

だと思いました。

【クワイ河を見下ろす、水上コテージで泊まりました♪】

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この街、とにかく、物価が安いんです。タイの田舎町はどこもそうですが、バンコクみたいな大都会と比べると、なんでも安い!

カンチャナブリの朝、早くから屋台が並び、ちょっとした麺料理、お粥、小皿料理、揚げ物などを食べられますが、本当に10~20バーツ(31~63円)程度の値段なんです。

【Pork stew noodle、20バーツを注文】

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【うまい!日本人の口に合いますねえ♪】

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【お粥、10バーツ】

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【”おやき”に似てる…これも10バーツ也】

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安いのは、食べ物だけではありません。

宿代は、個室でも1泊150バーツ(470円)からあります。長期滞在すれば、1泊100バーツ(315円)に値切れるかもしれません。

クリーニングも、激安。1キロ20バーツ(63円)でやってもらいましょう。

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カンチャナブリは、田舎っぽい小都市ですが、多くを求めなければ、日常生活に不便はないでしょう。

タイは、東南アジアでも、とびきり物流が発達しています。国の隅々まで、物資が豊富に行き渡り、どんな田舎でも、コンビニ、スーパーなどは普通にあります。まるで日本のよう。

【24時間営業のATM】

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【セブンイレブン、どこにでもあります】

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【24時間営業のスーパーもあります。】

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タイの田舎町に行くと、日本人にとってネックなのは、「言葉」。町の看板とか、普通、タイ文字表記しかないですからねえ…

でもカンチャナブリは、一応、国際観光地なので、英語表記の看板が豊富。これはありがたいですね。街の人たちも、流暢ではありませんが、片言の英語でしゃべってくれますよ。

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私、思ったのですが、

カンチャナブリで、贅沢しなければ、老夫婦で月5万円以内で無理なく暮らせそう!

たとえば、

・住居費は、月3000バーツ(9450円)程度で十分でしょう。
・食費も、屋台・外食中心でも、一日150バーツ。月4500バーツ(14200円)あれば十分かと。
・時に、日本食や都会が恋しくなっても、バスで往復220バーツ(夫婦あわせて440バーツ)でバンコクに出られる。一回あたり、夫婦合計1000バーツ使うとして、毎週行っても、4000バーツ(12600円)で済む。

上記を合計すると、11500バーツ(約36200円)。生活費が月5万円の枠しかなくても、それでも約14000円も余裕があるのです。楽勝でしょう。

現在、日本では、老後、国民年金しかもらえない夫婦が大勢います。満額でも13万円程度にしかならないそうです。当然、日本の物価では、暮らせませんね。でも、物価の安い東南アジアで、月5万円で暮らせるならば、お金もたまるし、生活に余裕ができるでしょう。年に1回は、日本に「帰省」くらいできるかもしれない。

バンコクのような大都会だと、物価高いし、なにかと誘惑多いし、月5万円だと、かなり窮屈な暮らしになるでしょう
(ほとんどの日本人にはたぶん無理…)。でも、カンチャナブリでは、無理なくできそうですね。

実際、地元のタイ人の多くは、それ以下の予算で、家族でちゃんと暮らしているわけですので…

ロングステイを考えておられる方、是非、カンチャナブリに行ってみてくださいな。たぶん、気に入ると思います。

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半沢直樹と東南アジア

こんばんは、Manachanです。

いま日本は、「半沢直樹」の時代。誰も彼も、猫も杓子も(失礼っ!)、史上まれに見る高視聴率を記録したTBSテレビドラマに夢中。ま、もう最終回ですけど…

私たち、不動産・大家ブログ界でも、最近は「半沢直樹」ねた、とっても多いです(倍返しっ!)。ミーハーだけど、空気を読んで、このテーマでひとつ、書きますね。

このドラマが、空前のヒットを記録した理由は、俳優・堺雅人さんらの迫真の演技もありますけど、舞台設定が「銀行(メガバンク)」というのも、かなり大事なファクターではないかと思います。

サラリーマンのなかのサラリーマン、日本企業文化の真髄…といえば聞こえは良いですけど、若い頃から海外で働いてた私からみると、シュールなほど、浮世離れした世界に見えます。

・このグローバルな時代、新しい開国の時代に、未だにこんなことやってんの?
・組織として、こんなに生産性の低いことやってて、よく社員に給料払えるよなあ。
・自分が半沢直樹だったなら、とっとと、こんなクソ職場辞めて、独立しますっ!

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でも、俺みたいに、渡り鳥みたいに退職・独立しちゃったら、ドラマとして面白くない。日本人の琴線に触れる作品にならない…のだと思います。

無数のしがらみ、制約のなかで、(あんまり楽しくないけど)周りの空気を読んで、組織のなかで自分を抑えて生きるのが、多くの日本人にとっての現実であり、そんな状況のなかで、生き生きと働く半沢直樹や同期たちの姿が、輝いてみえるのだと思います。

(独白)でもまあ…半沢みたいに仕事できる男だったら、普通、独立するのが正解だと思うけどなあ…

主人公たちが、生き生きと働くからこそ、銀行の体質が、どうしようもなく、古臭くみえる。そのギャップも面白い。

半沢の大阪勤務時代、自身の担当した5億円の融資案件の焦げ付きという責任を負わされ、東南アジア(フィリピン・マニラ)の関連会社に左遷されてしまうかも…という、ドキドキする展開の話がありましたね。

私、マニラなら、喜んで左遷されたいわ♪

だって…

・マニラで日本人銀行員が住むのは、高級コンドミニアム
・メイド、運転手付きの生活が当たり前
・日本の給料もらって、フィリピンの物価で生活できて超リッチじゃん!
・かわいいフィリピーナは沢山いても、クソ上司はいないよ

【いまどきのマニラは、すげー、超都会ですぜ!】

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ドラマ「半沢直樹」にみる日本人のゆゆしき時代錯誤

この文章に、私も全面的に賛同します。経済急成長を遂げて、生活水準が上がってきている東南アジアに対する、未だに古い観念が、まじで救いようのない程の時代錯誤に見える。30年くらい遅れてませんか?

でも、銀行組織しか知らず、日本国内でしか働けない、住めないと思い込んでいる人からみると、そうなってしまうのかもしれないな。

ドラマでは、半沢が大阪西支店の浅野支店長を追い落とした後、部下とともに、東京本社に栄転になるわけですが、

私が半沢なら、浅野をつぶした後、自ら志願して、東南アジアに左遷されに行きます。そして、マニラで事業資金溜めて、男の勝負をします!

そんなストーリーじゃあ、視聴率とれないぜ。
私、日本のドラマ作家には、向いてないのかも…

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