こんにちは、Manachanです。今回は「富裕層ビジネス」ねたでブログ書きますね。

私は国際不動産ビジネスの経営者ですが、この仕事をやってると「富裕層」と知り合う機会が豊富にあります。我々の商品である「海外不動産」自体、相当なお金がないと買えないものですし、実際に買われるお客様は、相当額の資産や現金をお持ちの方が、少なからず居られます。

ここでいう「相当の資産」を数字で表現しますと、「1億円が小金持ちスタートライン」、「5億円以上で金持ち」、「50億円で中金持ち」、「100億円で大金持ち」といったイメージでしょうか。彼らは「年収いくら」みたいなサラリーマン概念とは全く違う世界に生きる人たちです。

 

私はいま、1年365日のうち、約120~130日は海外出張しており、世界各地の不動産物件を精力的に見て回っておりますが、その旅費・滞在費の全てを自腹切って捻出しているわけではありません。上述、「中金持ちのお客様を物件現地にご案内」したり、場合によっては、「知られざるマイナーな国の不動産視察を、私と一緒に面白がってやってくれる(ついでに私の旅費も出してくれる)大金持ちのお客様」が居たりします。

その場合、お客様のフライトはビジネスクラス以上で、私はエコノミークラス。ホテルなども別々に泊まったりするわけですが、それでもヨカヨカ。富裕層のお得意先を持つことで、海外出張自体がお金を生む頻度が確実に増えている今日この頃です。

 

 

我ながら、こんな人生を歩んでいることが不思議でなりません。私は東京郊外ベッドタウンのサラリーマン家庭の生まれで、お金持ちとは全く無縁の環境で育ちました。大学時代は海外一人旅に目覚め、休みのたびにアルバイトで貯めたお金を握りしめて、バックパック背負って世界各国を貧乏旅行していました。

恥ずかしながら、50歳近くなった今でも、私はバックパッカー時代の貧乏旅行癖を引きずってまして、海外出張しても小便臭い安宿に泊まってゴキブリ一生懸命潰してたり、得体の知れない屋台メシを手当たり次第食ったり、ベトナム~カンボジア間、タイ~ラオス間を安い国境超えバスで移動したり、安いローカルバスを乗りこなすために現地の文字を一生懸命覚えたり…好きでやってるからいいんですけどね。今なお、富裕層っぽい旅のスタイルとはかけ離れた行動をしています。

さらに私は、この歳になっても見た目を小ぎれいに整えることがまるでできない人間…普段はアロハシャツに短パン姿、一部上場さんに会いに行く時も極めてカジュアルな恰好。お渡しする名刺が折れ曲がってたりするし、髪型にしても、海外の旅先で散髪やるので、運が悪いと見るも無残な丸刈りになってたりします。

富裕層といえば高級車のイメージがありますが、私はベントレーやベンツどころか、クルマ自体持ってませんし、都内を移動する時は、電車かシェア自転車を使います。真夏の暑い時期以外は、下町(東陽町)の自宅近く、ドコモバイクシェアのシェアポートから、30分150円、真っ赤な電動アシスト付き自転車で都心を走るのが私の日常スタイル。

 

つまり、ライフスタイルから外見から趣味から、何をとっても「富裕層のイメージとは真逆」なのが私なのです。これはたぶん一生変わらんでしょう。それでも、「Manachanのやってる海外不動産の活動は面白い」ということで、これまでお付き合いしたことのない富裕層の方々がどんどん声がかかり、良いお客様になってくれています。

繰り返しになりますが、「我ながら、こんな人生を歩んでいることが不思議」…現実がこうなってる理由は、たぶん二つあると思います。

 

1)リアルに「富裕層の真逆」をやってることが、富裕層から見れば面白い。
2)富裕層が欲しい「海外不動産のリアルな情報」ニーズに応えられるから選ばれる。

 

1)は、わざとそういう役割を演技しているのではなく、素のままの私ですからリアルです。いつもスキだらけのカジュアルな恰好して、どの国に行っても安宿泊まって地元の安メシ食って、ローカルバス乗って数百円で散髪して(行先が東南アジア方面なら見た目も現地人に同化して)、ビジネスクラスや5~6星ホテルとかに全然興味がない。そんな人生を自分自身面白がってるわけですから、これ以上のリアルはありませんね。

ビジネスで富裕層とお近づきになりたければ、彼らの外面だけ真似するのはかえって逆効果なのだと思います。同ビジネス界隈でよく聞くのが「ベントレーに乗って、六本木ヒルズのレジデンス棟に住んで、趣味の良いものを身につけて富裕層の知り合いがたくさん」みたいな話ですが、あんなのは本物の富裕層から見て面白くも何ともないし、さらに、「自分のお金が目当てで、高額商品を売りつけようとしている」のが見え見えですから敬遠されるでしょう。私は逆に、富裕層ビジネスのイメージに自分自身を無理やり合わせたり媚びたりを一切しないで、常にありのままの自分で生きているので、それが好まれているのだと思います。

 

2)ですが、海外不動産のリアルな現場をたくさん見て、生きた情報を豊富に持っているという面で、私やビジネスパートナーの市川は、絶大の自信を持っています。仕事で海外に行くと、以前は友人に羨ましがられたものですが、最近はその頻度が多すぎてスケジュールの密度も濃すぎて、羨ましいどころか「Manachan海外出張続きで大変だねえ。あんな生活してよく身体持つねえ…」と同情されていますが、私や市川にとって、世界中の不動産みること自体が趣味であり、楽しくて仕方ないから苦痛を感じたことはないです。

実際、富裕層になればなるほど、不動産は人生に絶対必要なものです。節税、資産保全、相続・事業継承、ライフスタイル…財産を持つが故の悩みや課題に対する解決策になりうるのが不動産だからです。

海外の不動産も、いまや彼らにとって絶対に避けて通れないテーマになりつつあります。日本国内の円資産だけでは財産を守れないということは、市井のサラリーマンよりも富裕層の方がよりリアルに認識しています。

私や市川は、富裕層が求める海外不動産のリアルな情報を、たぶん日本で誰よりもバラエティ豊富に持っています。富裕層の方々が普段お付き合いする都銀や証券会社、プライベートバンクの運用担当者が、海外不動産に詳しいとは限りません(ほとんどの場合、そうではない)し、質問しても気の利いた答えは返ってきませんのでフラストレーションが溜まります。そんな彼らの「満たされないニーズ」に応えられるのが、世界の不動産が好きでたまらない私や市川だったりするので、お声がかかるのです。

 

海外不動産の領域でオンリーワンだから、というよりも、我が趣味の世界を、富裕層を含めて不動産ニーズのある人々が集うコミュニティに変えたからこそ成り立つ、オンリーワンなビジネスモデルなのだと思います。今のネット時代は、それが低コストでできるわけですね。

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