こんばんは、Manachanです。昨日ようやく、英国から帰国しました。歴史と伝統の英国は素晴らしかったけど、日本も別の意味で良いですね。きれいで安全、便利、食べ物うまい!あと、7月下旬の東京なのに「ロンドンより涼しい」のはびっくりですね。近所の夏祭りも、例年は蒸し暑い中で執り行われますが、今年は涼しすぎて面食らってしまうな。快適に寝れるからGoodですけど。
今回は、「治安」ねたでブログ書きますね。我々不動産業者には、避けては通れないテーマです。
私は、日本だけでなく、海外のいろんな国・都市で「生活者」として過ごしてきた人間です。これまで、買ったり借りたりした「自宅」で、延べ半年以上滞在した都市は、5ヵ国・地域、7都市に上ります。
日本2都市(東京、福岡) ※柏、国分寺など首都圏近郊の街も「東京」に含む
オーストラリア2都市(シドニー、ケアンズ)
アメリカ1都市(ダーラム)
台湾1都市(台北)
中国1都市(大連)
上記に加え、「自分の収益別荘でオーナーとして時々過ごす」街を加えると、
日本(札幌) ※千歳市だけど、「札幌」に含む
タイ(バンコク)
アメリカ(ホノルル)
が加わりますので、全部で計6ヵ国・地域、10都市になりますね。
いろんな国で暮らすと、いま私が日本の生活で得ている「安全」(=普通に暮らして盗難や暴力的犯罪に巻き込まれるリスクの少なさ)は、実に得難いものだと感じます。海の向こうでは、日本と比べて、治安に問題あるケースが多いし、日本以上に気を付けるのが当たり前ですので。
ですが良い例外もあります。台湾の治安の良さは素晴らしく、日本と比べても甲乙つけ難いと感じます…それを踏まえて、上記10都市の治安を、私の体感をもとに比べてみると、
Aランク(都市内のどこも基本安全で、治安悪いエリアを探す方が難しい。昼と夜の危険度が大差ない。)
日本(東京、福岡、札幌) 台湾(台北) 中国(大連)
東アジアに集中してますね。あえて序列をつけると、非常に僅差ですが、
台北=札幌>福岡=東京>大連 かな。
Bランク(都市内で治安の良いエリアと悪いエリアがあるが、良いエリアの方が多いので、気を付ければ安全に暮らせる。夜の外出は昼よりは多少危険度が高い。)
オーストラリア(シドニー、ケアンズ)、アメリカ(ダーラム、ホノルル)、タイ(バンコク)
このなかで、あえて序列をつけると、
バンコク=ケアンズ>ホノルル>シドニー>ダーラム かな
Cランク(都市内で足を踏み入れてはいけないレベルの治安の悪いエリアがあり、裕福な住民はゲートコミュニティに住んだりして安全を買う、夜の外出は避けた方が良いレベル。)
該当なし
Cランク在住経験がないので、世界的にみれば、比較的安全な都市で暮らしてきたといえます。ただ、その中でも日本や台湾の安全度は飛び抜けており、
日本から出たことない人が「どの町の治安云々…」しているのをみると、「Very safe」と「Very, very safe」の違いしかないじゃん、と私は感じてしまいますね。
今は、ビックデータ解析技術が進んだおかげで、世界各国・各都市の治安を数値化して、わかりやすく一覧表示するウェブサイトがいくつかあります、numbeoもそのうちの一つ
http://www.numbeo.com/crime/
世界地図と治安状況を一覧化したページがこれです。私の体感通り、日本を含む東アジアの安全度が概して高く、ヨーロッパ、北米、東南アジアは治安の良い都市と悪い都市の両方ある、そして南米やアフリカは真っ赤ですね。
【世界各都市の治安指数】
都市名を入れて検索すると、詳細な情報が出てきます。日本の「福岡市」でやってみましょう。
犯罪指数12.61、安全指数87.39
日中一人歩きの安全度94.44 (とても安全)
夜間一人歩きの安全度88.89 (とても安全)
次に、真っ赤っ赤な都市、南アフリカ「ヨハネスブルク」で検索してみましょう。すげー結果になりますね。
犯罪指数82.47、安全指数17.53
日中一人歩きの安全度28.87 (危険)
夜間一人歩きの安全度5.79 (とても危険)
次に、上記10都市の安全度指数を調べました。上位5都市は、私の体感通り、すべて東アジアでした。
札幌(日本) 94.51
福岡(日本) 87.39
大連(中国) 84.15
台北(台湾) 81.87
東京(日本) 79.61
――――――――――――――――
ホノルル(アメリカ)67.17
シドニー(オーストラリア)58.28
ケアンズ(オーストラリア)57.89
ダーラム(アメリカ)54.32
バンコク(タイ)50.05
それ以外では、ハワイの治安の良さが目立ちますが、日本と比べると少し落ちますね。あとバンコクの数値の悪さは意外でした(安心してどこへも出歩いてるんだけどな・・)。東~東南アジアでは、現地人と肌の色が同じで自分の存在が目立たないので、あまり危なさを感じないのかもしれません。
無論、これだけを鵜呑みにしない方が良いですが、海外への移住・留学、不動産投資をお考えの方にとって、わかりやすい一つの指標にはなるでしょうね。
最後に、Numbeoサイトでは「治安」の他にも、「生活コスト」「不動産価格」「ヘルスケア」「汚染」「交通」、それらを総合した「生活の質」も一覧表示できるので便利ですね。ぜひ活用してみては。
【世界各都市の汚染度指数】
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