ガラスタワーの魅力

こんばんは、Manachanです。

ほぼ1週間ぶりのブログ更新ですね。これまで、台湾不動産セミナーの準備に加え、決済仕事がいくつか重なり、書く時間がとれませんでした。こんなに忙しいのは久しぶりです。でもまあ、仕事が途切れず続くのは有難いことですね。

6月27~28日に行った台湾不動産セミナーでは、素晴らしい出会いがいくつもありました。特に有益だったのは、台湾で「ガラスタワーのレジデンス」という世界的にもユニークな建造物を設計監修する、東急設計の北田さん、南海さんと出会えたことでした。

ご両名とも、グローバルに活躍する気鋭のアーキテクト。北京、台湾、ジャカルタなど、アジア各地のプロジェクトに携わり、「日本の仕事は余りやってない」そうです。特に、ガラス建築を得意とされており、

22年前に、世田谷ビジネススクエアを設計されたそうです!

用賀駅直結の「世田谷ビジネススクエア」(SBS)、私もこないだ別の用事で行ってきたばかりですが、SBSは日本で珍しい「総ガラス建築物」で、北田さんが設計を手がけられたそうです。

竣工1993年9月。当時のガラス建築は建築単価が高かったそうですが、それでも総ガラスにした主な理由は、車の排気ガス。SBSの所在地は首都高と環八が交わり、毎日10万台以上、東京有数の交通量がある場所。排気ガスで建物がくすんでしまうとランドマーク性が損なわれる。そこで思い切ってガラスを採用したそうです。

外壁がガラスなら、拭き掃除だけで済むので安価。確かに竣工後22年経っても、SBSは新築のようにキラキラ輝いています。ガラスの良さですね。

外観の美しさだけではありません。北田さんによれば、最近のガラス建築は以前に比べると単価も安く工期も短くなり、かつ、メンテナンスの手間と費用が少なくて済むそうです。この点は、私たち不動産投資家の心をくすぐりますね。

なぜ単価が安くなったのかというと、

1)東南アジアや中国で、低コストで板ガラスを供給できる工場が増えた。

2)今ではプレハブのように、工場で何階~何十階分の板ガラスを製造出荷、現場では組み立てるだけ…という工法が普及した

2)を聞いていると、飯田産業の木造戸建住宅を想像してしまいます。同社も「躯体を工場でつくって、現場で組み立て」を徹底することで工期を短縮、建築単価を下げているわけですが、ガラス建築でも同じことができるんですね。

さらに、ガラスのメンテナンス性が優れている点も、注目に値すると思います。

1)日本のような多雨の国で、建物を傷ませる主要な原因は「水の浸入」だが、最近のガラス建築は接合部にガスケットを入れて、水が入りこまないよう設計されているので、建物が長持ちする。

2)万が一、ガラスが損傷した場合、板ガラスユニット(1mx3m)を付け替えれば良い。タイルの目地補修のようなメンテはガラスの場合必要ない。

気になるのはプライベート感ですが、ガラスの場合、外から中が見えない、中から外がはっきり見える材質のものがたくさんある。さらにガラス建築は比重が軽いので、免震、耐震も優れているとか・・・・

北田さんの話を聞いて、まじで、ガラスで賃貸住宅を建てて、賃貸経営してみたくなりました。
ま、私たち零細大家の財力では厳しいでしょうが、もっとお金ができれば、是非…

2019年、台湾に総ガラスのレジデンスが登場。今から楽しみです。

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政治の賢い使い方

おはようございます。Manachanです。

早速ですが、成田空港第三ターミナル(T3)を利用される方に、朗報です。

T3エレベーターでカートが使えるようになりました!!

先週土曜日(6/20)の夜、成田T3を利用した時に撮った写真がこれです。車椅子やベビーカー優先と書いてありますが、カートも乗せることができます。

日本の国際空港でエレベーターにカートを乗せるのは当たり前のことですが、成田T3に関してはその「常識」が通じませんでした。少なくとも先月の段階では、折角エレベーターがあるのに使用禁止と表示されていました。私は成田で家族旅行の大荷物を持って階段の垂直移動を2回も強いられ、激怒しました。

ブログ記事:成田第三ターミナル地獄の家族旅行(2015/5/5)

ちなみに、T3内で「カート禁止の不思議なエレベーター」があった場所は下記の通りです。

上記ブログに書いた通り、まず私は、成田空港株式会社の苦情受付センターに電話しました。

私「2時間ほど前、大荷物を持って子供連れで第三ターミナルについたんですが、建物を出るまで1F→2F、2F→1Fと、二度も垂直移動を強いられるのに、エレベーターもエスカレーターもカートが使えないと書いてありました。どうしてそうなってるんですか?」

職員「そうなんですか。認識していませんでした。上司に伝えます」

私「日本全国や海外の空港、たくさん使ってますけど、ここまで使い勝手の悪い施設は見たことありません。成田では第一も第二も、ちゃんとエレベーターでもエスカレーターでもカートを乗せられるのに、第三でそうなってないのは何か理由があるのですか?」

職員「理由までは分かりかねますが…とにかく了解しました。改善に向けて上司に伝えます」

しかし結論からすれば、このルートでの私の苦情は、取り合ってもらえませんでした。気のない返事が来るばかりで、物事が全然前に進まない。そこで私は、

政治家ルートで、陳情を試みました

結論からいうと、成田エレベーター問題の改善に尽力していただいたのは、この方でした。

馳浩代議士(衆議院石川1区 自民党細田派)

私は馳代議士と直接の面識はありませんでしたが、北陸地方の友人を通じて動いていただきました。実はプロレス好きなので昔から名前は存じ上げています。

その後、馳代議士の公設秘書とやりとりしつつ・・・この人なら動いてくれるんじゃないかと思ったのは、このブログ記事を読んでからです。

はせ浩-5月7日のブログ

馳代議士は2020年東京五輪に向けて、交通機関をはじめ関連施設を世界中の誰にも使いやすいユニバーサルデザインにするよう、ご尽力しておられる。その文脈でいえば、成田空港の第三ターミナルのエレベーターがカート使用禁止なんて、そもそも「ありえない」話。

そこで私は公設秘書を通じて、このような意見書を出しました。


・成田空港第三ターミナルは、LCC(低コストエアライン)という、アジアやヨーロッパ、北米でメジャーになりつつある航空サービスの、首都圏におけるハブの役割を果たしています。

・当然、2020年東京五輪には、世界中の人々が第三ターミナル経由で来日します。海外からの渡航だから、当然、大量の預け荷物を伴うはず。

・その際、エレベーターにカート乗せられないと聞いたら、彼らどう思うでしょう?日本の玄関口でこれやられたら、折角の「おもてなしの国」が台無しではないですか?

・LCCに力を入れている、マレーシアやシンガポールで、こんな空港設計をしたら、担当者は間違いなくクビです。それくらい、重大なことだと私は思います。

・日本のために、本件の解決にご尽力いただきたく、一国民としてお願い申し上げます。<
私の意見に納得していただいた馳代議士、その後のアクションは早かった。

5月15日
「国土交通省内にある政府控え室に今回の陳情案件を連絡した」

6月11日
「成田空港第三ターミナルのエレベーターで、カートを利用できるように運用改善された」。具体的には、4つのエレベーターのうち、

①1階から2階に移動するパターン、
②2階から第2ターミナルに移動するパターン、

上記の2通りのエレベーター利用の際に、カートの利用が出来るように運用改善されたようです。

エレベーターの定員が15名らしく、国土交通省の調査によると、カートの利用をみとめても問題ないとの判断となったようです。

なんと、わずか1ヶ月のスピード解決!さすが与党議員だけのことはあると思いました。

そして何より、日本の一国民、一有権者として、国益のために、議員さんに動いてもらうことの大事さを知りました。実際、一国民の声がこのようなかたちで物事の改善につながるのであれば、この国は捨てたもんじゃない。

日本という、自由で裕福な国に生まれて、選挙権を得られるのは大変幸運なことなのに、それを生かさず政治に失望したり無気力無関心になるのは、カッコ悪い。政治家に直接働きかけて日本のために良い仕事をしていただく方が、ずっと賢くアクティブな政治の使い方だと私は思い
ます。

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我孫子の憂鬱と希望(後編)

前回の続きです。

我孫子の行く末を考えるには、まず、JR我孫子駅ホームで営業する立ち食い「弥生軒」の唐揚げ蕎麦を食すことから始めたい。

昭和3年創業。あの「山下清画伯」も無名の絵描きだった頃に働いたという、歴史由緒ある名店。1号店から8号店まであり、同駅ホームの顔となった弥生軒は今や、間違いなく我孫子で最も有名な飲食店でしょう。私も我孫子に用事があれば、必ず立ち寄ります。何が凄いのかというと、

・唐揚げの大きさがすごい!蕎麦も汁も見えなくなる位、容器を埋め尽くす!
・唐揚げをガツガツ食っても、いくら食ってもなくならないボリューム!
・唐揚げ食いに飽きてきたところで、ようやく見えてくる蕎麦の麺とつゆが、とにかく旨い!

全部食べたら凄まじい高カロリーと思うので、小腹が空いた時の一杯としては全くお勧めしませんが、腹を空かして、「とにかく、巨大な唐揚げと格闘したい」戦闘モードになった時、あなたの胃袋と心を必ず満たしてくれる逸品です。(Tips:巨大唐揚げ二個入りが基本形ですが、二個食べきる自信のない人は一個入りにしましょう。)

我孫子駅の弥生軒、私が幼い頃からありましたよ。ただ、当時は1~2店舗しかなくて、客の入りも少なく閑散としていました。でも今では8店舗もあって、なおかつ狭い店内に客が入りきらず、ホームで唐揚げと格闘する高校生やサラリーマンの姿が・・・もはや我孫子の風物詩ですね。首都圏の立ち食い蕎麦屋でも有数の成功事例として、他所から「観光客」さえ呼び込む程の人気!

この「弥生軒」こそ、我孫子の地理的特性が生んだお店だと思います。なぜなら、

1)我孫子駅は常磐線と成田線(我孫子支線)の乗り換え駅。都心直結、本数が多く便利な常磐線に比べて、成田線は単線で本数が少なく不便。我孫子駅での乗り換え時間も長い。彼らの「時間つぶし」ニーズこそ「弥生軒」を成長させた原動力といえる。

2)「弥生軒」が我孫子ローカルでなく首都圏ワイドでメジャーになったのは、駅ホームという立地と、JR常磐線という大量交通機関あってのこと。

弥生軒の成功を、我孫子市浮揚のヒントにできないものか…唐揚げで満たされたお腹で考えてみる…先ほど書いた「我孫子の地理的特性」を、もう少し噛み砕いて考えてみる。

1)不便な成田線⇒「都会的なものは乏しい」、「その代わり時間はたっぷりある」、「豊かな自然も残る」⇒我孫子の、郊外田舎的なライフスタイルを、皆に分かりやすいかたちで打ち出せないものだろうか?

2)便利な常磐線⇒「東京と首都圏全体にアクセスできる」、「東京メディアを使って全国・世界に発信もできる」⇒我孫子の良さを首都圏ワイドで上手にアピールすることによって、知名度、ブランド価値向上につなげられないものだろうか?

さらに考えを進めると、

1)分かりやすさ⇒「キャッチコピー」と「目に見えるモノ」を使うのが一番

2)知名度・ブランド価値向上⇒隣町の「柏」を上手に利用するのが良策

現時点での私のアイデアは次の通り、

我孫子のキャッチコピー:「都心に一番近い湖のまち」

我孫子駅から徒歩10分ほど南下すると「手賀沼」湖畔に出ます。一周38kmの広さを持つ、東京都心30km圏内で唯一の天然湖(というか沼)です。手賀沼は隣の柏市や印西市にもまたがっていますが、レイクサイドが商業地や住宅地などの街になっているのは我孫子市域だけなので、「都心に一番近い湖のまち」を名乗る資格は十分あるでしょう。

首都圏ベッドタウンに位置するため水質は全国ワーストから数えた方が早いですが、それでも私の子供時代よりはずいぶんマシになり、トライアスロンなども行われるようになりました。野鳥に野草、水生植物…湖岸は驚くほど豊かな自然に溢れていますよ。

でも、湖や自然だけ打ち出したのでは田舎っぽいので、「アーバンな都市生活」の要素を入れてプロモーションしなければならない。それには、我孫子のすぐ隣にある、首都圏郊外を代表する繁華街のひとつ「柏」を使わない手はない。そこで、

我孫子レイクサイド(手賀沼公園周辺)と、柏駅前との間に、10分に1本(ラッシュ時は5分に1本)バスを走らせる。それによって、「柏アーバンライフ」と「我孫子レイクサイドライフ」をセットで、首都圏ワイドに打ち出す。

我孫子市には「あびバス」という、かなり使える市営バスがあり、市内くまなく走っていますが、これを市の境界を超えて「柏市街地と直結する」ことに使う。

バスだと不便に聞こえるかもしれませんが、幸い、手賀沼ふれあい通りと柏ふるさと大橋経由で、柏市街地までの道路事情は良好。本数を増やして途中停車ゼロで直通させれば使い勝手は良くなるでしょう。

要は、「柏(都会)と我孫子(湖畔)がセット」であることを打ち出すツールとして直通バスを使う。首都圏近郊で、この二つが同時に楽しめる場所は他にない。その魅力を打ち出して首都圏全体から新住民獲得を目指す。

柏市街地と手賀沼は地理的に一体

最後に、

我孫子レイクサイドに良いデザインの中高層分譲マンションを集めて、ゴールドコーストっぽくする

都市内の水辺空間(ウォーターフロント)は高級住宅地になるのが世界の常識。海と湖(沼)の違いはありますが、オーストラリア・ゴールドコーストをモデルに、時間をかけて、我孫子レイクサイドを、手賀沼と調和するスタイリッシュな中高層住宅地にしていきたい。それができれば、「我孫子市」アドレス自体がブランド価値を持つでしょう。

このように考えると、我孫子ってポテンシャルにあふれていますね。「都心に一番近い湖のまち」を衰退させてはもったいない。知恵を絞って、希望あふれる街にしていきたいものです。

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ISE SHIMAを世界に!

こんばんは、Manachanです。今回は、いま旬な話題「2016年、伊勢志摩サミット」でいきましょう。

仙台、広島をはじめ、8都市が争ったサミット招致合戦、アベさんの鶴の一声で、会場は「伊勢志摩」に決まりました。日本がG7のサミットをホストするのは、これが6回目になります。

今回の「アベ裁定」に対して、いろいろ意見はあるでしょうが、サミット会場を伊勢志摩にしたこと自体は良い。なかなかセンスある決断だと思います。

日本の心のふるさと~伊勢神宮

見事なリアス式海岸が広がる賢島、英虞湾

二見が浦の名勝「夫婦岩」

ここ数日、TVをつけると、伊勢神宮をはじめ、二見ヶ浦、賢島、英虞湾など、サミット会場周辺の景色が出てきて、関東出身と思われるゲストやコメンテーターが、「伊勢志摩、なかなかキレイなところですねえ。知らなかった」みたいなこと言ってますが、私にとっては、懐かしい景色です。

私、千葉県出身ながら、三重県の伊勢神宮の辺りは、小学生時代から何度も行ってるのです。たまたま、父の親友が、伊勢市の隣にある明和町に住んでいた関係で、夏休みには毎年のように遊びに行きました。当時から、あの辺のドライブコースは定番が決まってまして、

伊勢神宮(外宮)→二見が浦→鳥羽水族館→朝熊山スカイライン(時間があれば賢島、英虞湾)→伊勢神宮(内宮)

ですので、小中学生の頃の私は、伊勢神宮で毎年のようにお参りし、二見が浦の展望レストランで海鮮をいただき、鳥羽の水族館でイルカショーを見ていました。三重県は私の第二の故郷みたいなもんです。

馴染み深い土地の贔屓目があるのかもしれませんが、

伊勢神宮だけは、是非とも、G7の首脳にみていただきたい

と思いますし、また、

英虞湾や二見が浦など、伊勢神宮を取り囲むように存在する「海と山の舞台装置」を、体感していただきたい

アベさんは、「日本の精神性に触れていただく」という言葉を使いましたが、実際、伊勢神宮に身を置いてみると、

宮川の清流と、鬱蒼とした自然林のなか、凛とした、厳かな気分になります。

何千年もの間、日本の人々が大事にしてきた何かに触れて、身が引き締まるような気がします。

イタリアにはサンピエトロ聖堂やウフィツィ美術館がある。

フランスにはルーブル美術館やベルサイユ宮殿、モンサンミッシェル修道院がある。

それと同じように、「日本」を一言で象徴するものとして、伊勢神宮や、それを取り囲む海と山の大自然があるのだと思います。

伊勢志摩は、東京や京都、北海道とはまた違った意味で、観光的価値が大きい場所だと思いますし、まだ世界に知られていないからこそ、サミットに先立ち、プロモーションを仕掛ける意味は大きいと思います。私のアイデアとしては、

・世界中から、まだビッグネームになっていない、若いブロガーや旅行作家、絵描き、写真家、映画監督、ミュージシャン、Webクリエーターなどに、特別なビザを与えて日本での長期滞在を許し、伊勢志摩地域に滞在してもらう。

・彼らが、伊勢志摩で体験したことを、それぞれの国・地域で、思い思いの方法で表現する。出版や上映費用が足りなければ、日本政府が援助する。

・来年6月のサミットの前に、世界のどこかで、「伊勢志摩」がブームになり、ネットや口コミで全世界に広まる。G7首脳陣が訪れる前にも「ISE SHIMA」が各国メディアの話題になるはず。

日本人が「自分の知って欲しい日本を世界に広める」のではなく、外国人に「自由な発想で、日本を発見してもらい、情報発信もやってもらう」のがミソ。そういうアプローチが、グローバルな伊勢志摩プロモーションには効果的だと思います。

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台湾、鉄道の旅と文化

こんにちはManachanです。前回に引き続き、台湾ネタ。今回は「鉄道」の話題でいきますね。

私たちの住む日本は、質、量、テクノロジー、安全性…どれをとっても、世界一の鉄道の国だと思います。私も子供の頃から電車が大好きで、時刻表片手に日本全国を旅したものです。

私、もし今すぐ無人島に行かねばならず、そこに一冊だけ本を持っていいという話になれば、間違いなく「JR時刻表」を持っていきます。もし、明日には死ぬことが分かっていて、その前に本を1冊だけ読めるとなれば、やはり「時刻表」を選びます。時刻表は一日中眺めていても飽きない、その位、好きです。

世界に誇る、素晴らしき日本の鉄道と旅行の文化…それを継承する国が、日本の他に、ただ一つだけあります。それが「台湾」です。ここには、

・日本と同じく、「駅弁」の文化がある。
・日本と同じく、鉄道ファン(鉄っちゃん)が多い。
・日本と同じく、鉄道の旅をテーマとする雑誌がいくつもある。
・日本と同様、鉄道駅を中心に発達している都市が多い。
・「田中」、「追分」、「瑞穂」、「冨里」など、日本みたいな駅名が多い。

あと、台湾人の鉄道の楽しみ方も日本人と似ています。日本ではJR北海道、十勝地方の「愛国~幸福」の片道切符が縁起ものとして人気ですが、台湾でも、たとえば台南市の「保安」駅から「永康」駅の切符をあわせると中国語で「保永安康」というめでたい意味になり、この区間の片道切符が人気です。

今年10月には、大阪(関空)~台南の直行便が就航します。前述「保安」駅は台南空港から近く、「永康」駅は6月下旬のセミナーで紹介する物件の最寄り駅なので、関西在住の方は是非、縁起ものの「保安~永康」の片道切符をGETされてみてはいかが?

めざせ資産3倍!台湾不動産セミナー@東京
リンク→6/27(土)セミナー6/28(日)セミナー

台湾の鉄道、その原型の多くは大日本帝国が植民地時代につくりました。日本の敗戦後、中華民国に全島が接収された後も、東部幹線、南廻線をはじめ、いくつかの幹線や支線がつくられています。

日本のJRに相当する台湾鉄路局が管轄する路線は全長1100㎞強、延べ1億7000万人の年間利用。別会社が運営する台湾新幹線は全長345㎞、延べ4800万人の年間利用。日本全国とは規模が違いすぎて比べられませんが、「JR九州」とは同じような規模。台湾の国土面積が九州とほぼ同じことを考えると、鉄道は間違いなく、台湾人の生活に根づいていると言って良いでしょう。

台湾人、特に台北首都圏に住んでいる都会人たちは、本線から分岐して内陸に入り、台湾山脈に消えゆくような「盲腸線」の旅を好みます。台湾には「三大支線」というものがあって、

1)平渓線(台湾北部、新北市)
2)内湾線(台湾北部、新竹県)
3)集集線(台湾中部、南投県)

特に1)と2)は台北から行きやすいこともあり、多くの鉄道ファンや観光客を集めています。私は2)内湾線に揺られて、のんびり、終点の「内湾」駅まで行ったことがあります。

時刻表、オール漢字で分かりやすい

終点「内湾」は賑やかな街、特に昔の映画を上映する「内湾戯院」は観光名所

日本でいうと、愛媛県の「内子座」にそっくりだと思いました。

日本に似ていて、ちょっと違う。懐かしくて、昭和の香りがするけど、不思議な新しさもある。海と国境を隔てていても、鉄道を愛する文化を共有する不思議な隣人…台湾に行くことがあれば、鉄道の旅を、是非お楽しみください。

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新興国をまともな不動産市場に…

おはようございます。Manachanです。

一昨日の夜、都内で開催した「マレーシア物件管理&入居付けセミナー」は、近年まれにみる大盛況でした。

「マレーシア」をテーマとするセミナーで、ここまで盛り上がるのは、2012年以来のこと。当時は、ひたすら、「マレーシアのプレビルド(未完成予約販売物件)を売る」セミナーでした。今回は同じマレーシアでも「物件管理&入居付け」という、全く違う切り口のセミナーでした。

3年の歳月が経過し、当時日本人がマレーシアで買ったプレビルドが続々と完成している今、投資家のニーズも「プレビルドを買いたい」から「買った物件の管理を何とかしたい」に変わってきているのだと思います。

後知恵かもしれませんが、私、「日本における海外不動産ブームが東南アジアのプレビルドからはじまったことは、ある種の不幸」だったと考えます。

2011年の東日本大震災をきっかけとして、日本一国だけで資産形成することに対する疑問を、列島に住む多くの人が共有しました。日本のほか、海外でも資産形成をしたい。そのエネルギーの一部が「海外の不動産保有」に向かったわけですが、当時、大きく伸びたのが、「東南アジア新興国のプレビルド販売」でした。

私も当時、投資家のニーズに応えるかたちで、海外不動産紹介セミナーをたくさん企画しました。手持ちの情報量が乏しかったので、販売業者と連携することでノウハウを積んでいったのですが、当時コンタクトできたのは、見渡す限り、「マレーシア」、「タイ」、「フィリピン」のプレビルドを売る業者ばかりでした。

特に2011年から13年の前半にかけては、「マレーシア不動産」がブームで、大きく注目された時代でした。当時は今より、販売価格もずっと安く、かつ円高でした。プレビルドはいろんなリスクがありますが、それでも「この値段で外国の一等地の物件が買えるなら、お買い得じゃん」と思っていました。

しかし、2013年に入ると、「このまま、東南アジアのプレビルドばかり紹介していていいんだろうか?」という疑問が生じてきました。新興国不動産マーケットが余りにも未成熟で、「収益不動産本来のあり方」とかけ離れていると感じたからです。

このままプレビルド売りまくると、完成した後、大変な問題になってしまうと考え、次の文章を発表したのが、2013年2月27日でした。

2016年、ジョホール不動産ショック!

先日、マレーシア物件管理セミナーでご講演いただいた社長さんの言葉を借りると、

・不動産投資とは長期的運用が前提の金融商品であり、“購入”より“運用”の方がはるかに重要で難易度が高い

であるのにもかかわらず、

(完成後の物件・賃貸管理は)はっきり言って殆どの業者が目を背ける課題。

残念ながらそうなのです。その理由は、日本や欧米先進国と違って、東南アジア新興国は新築不動産の「販売」はできても、「物件・賃貸管理」がビジネスとしてほぼ成り立っていない環境だからです。

マレーシアでもタイでもフィリピンでも、新築を建てるデベロッパーはたくさんいて、完成前でもガンガン売る、「一戸売れたらコミッションいくら出す」用意もできています。そのシステムに乗って、日本人のお客を見つければすぐ商売になります。宅建業免許とかも必要ないから、誰でも、少ない元手で始められます。

それに比べて、管理は、儲かりません。東南アジアは、現時点で人々が管理サービスに対してまともに金を払わないマーケット。加えて、手間は想像以上にかかります。

・(日本に比べて)物件仕上がりのレベルは低く、修繕が必要な問題が頻繁に起こる。
・現地の人間を使って対応しようにも、(日本人から見て)まともに働かない
・にもかかわらず日本人顧客の要求レベルは概して高い

そんな状況を私は知っているので、東南アジアのプレビルドを販売した日本の業者の大多数が「管理から目を背ける」のを、責めることはできません。

でも、それを知りつつ、あえて「東南アジアで管理サービス」に乗り出す業者を、私は心から尊敬しますし、彼らこそ投資家の友だと思います

先ほどの社長さんの言葉を借りると、

・困ってる投資家がいる以上は参入する義務がある。
・正しい事をする事が事業の本質であり、マーケットから求められているからこそ収益を産むのである。

私はこのような志ある業者さんと、末永く提携していきたいと思います。

私たち「アジア太平洋大家の会」は、自分たちが「不動産大家」(Home Owner)である、その原点をとても大事にしています。

海外不動産の世界では、「アセット」とか「キャピタル」みたいな名前をつける会社・団体が多数ありますが、私たちはあくまで「大家」であることにこだわりたい。

「大家」だからこそ、「不動産の運用」と、そこから得られる「賃貸収益」を大事にしたい。そこをサポートしてくれる業者さんと良い連携をしていきたいと思っています。

日本の投資家と東南アジア不動産の関係がより幸せでありますように…

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ゼロ番線の駅、大躍進の予感

こんにちはManachanです。1泊2日の台湾出張から帰ってきました。今日は仕事の用事で、足立区の「北綾瀬」(きたあやせ)という駅に行ってきました。

「北綾瀬」…都内でも不思議な場所です。ここには一応、メトロ千代田線の駅があるんですが、現時点では千代田線の本線と直通しておらず、隣の「綾瀬」駅から盲腸線みたいに伸びる支線に乗って、10分に1本のピストン輸送、3両編成の電車に揺られて、ようやくたどり着く場所。

しかも綾瀬駅「0番線」という、ハリーポッターみたいな不思議なホームから、北綾瀬行きの電車が出ているんです。

私は社会人駆け出しの頃、綾瀬駅が最寄りのアパートに住んでいた時期があります(足立区民でした♪)。この駅からの移動は、メトロ千代田線の上り電車で都心方面に行くか、下り電車で柏の実家に行くかのいずれかで、北綾瀬に向かう0番線のことを、意識することはありませんでした。特に行く用事もないし…近くにありながら、とても遠く感じる不思議な駅でした。

不動産の仕事をするようになってから、ようやく、北綾瀬に行く用事ができたわけですが、行ってみると、駅前すぐのところに「しょうぶ沼公園」がある、閑静な住宅地でした。

北綾瀬の駅前には、数軒の商店の他、現状は何もありません。駅のすぐそばを環七が通り、ロードサイドの外食店がぽつぽつあるだけです。駅から東へ6分ほど歩くと西友がありますが、スーパーらしいスーパーここだけです。

良くも悪くも、閑静な近郊住宅地という感じで、足立区という言葉から連想される猥雑さ、雑然さはなく、クリーンで静かな町でしたね。

その北綾瀬駅が、3年後、大きく変化します。

2018年に、北綾瀬駅のホームが拡張され、千代田線の本線に直通する10両編成の電車が出て、大手町、霞が関、表参道、代々木上原まで乗り換えなしでいけるようになる!(ニュースソースはこちら

これは、北綾瀬地域にとって、劇的な交通アクセスの改善になります。「3両編成が10両に」。そしてダイヤも「10分に1本」から大躍進、「ラッシュ時は4~5分に1本」にはなるでしょう。

数年後には駅前も大きく開けてくるはずです。近隣の「日暮里舎人ライナー」や「つくばエクスプレス」のような派手さはないけれど、都内23区に残された、発展ポテンシャルを持つ地域であることは間違いない。

交通アクセス、地域環境の改善により、北綾瀬の徒歩圏で土地建物をもっている人は、キャピタルゲインが期待できると思います。

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憧れのサンフランソウキョウ

おはようございます。Manachanです。いま、早朝の羽田空港です。数分後に台湾に向けて飛びます。

美しい…これが、ディズニー映画「ベイマックス」に出てくる、架空都市「サンフランソウキョウ

「ベイマックス」(現代Big Hero 6)、とても好評のようですね。アメリカ生まれの3Dコンピューター・アニメーション・ムービーでありながら、日本的(ジブリ的)要素をふんだんに盛り込み、「心優しい癒し系ロボットと少年との友情物語」という、日本人が好むストーリーに仕上がっています。昨年の「アナ雪」に続き、ディズニー・アニメ作品の快進撃が続きますね。

でも、私が心奪われたのは、ベイマックスと天才少年ヒロの友情よりも、その舞台となった空想の都市「サンフランソウキョウ」の方です。文字通り、「サンフランシスコ」と「東京」をミックスした都市なんですが、とにかく、尋常じゃない程、絵になる。美しく、風情にあふれ、それでいて機能的、都市的でテクノ感満載の不思議な街なんです。

かつて、アメリカ人が不十分な知識で想像する「なんちゃって日本」のレベルを、はるかに超えています。「中途半端な日本」でも、「中途半端なアメリカ」でもありません。

というか、現実の東京やサンフランシスコより、はるかに美しいです。遠くから眺めても、近くでみても、むちゃくちゃ凄い!私は、このように解釈しています。

「サンフランシスコ」という箱に、「東京」というソフトを配置することにより、この世で最高の都市を創り出そうとした、意欲的な試みであると…

太平洋を挟んで向かい合う二つの都市は、世界のテクノロジーを牽引するリーダー的存在。言うまでもなく、サンフランシスコ(湾岸地域)はIT技術の都、東京はロボティクスをはじめとする各種工業技術の都です。

世界で最も進んだビジネスモデルが、次々と生まれる場所でもあり、文化の面でも全世界に良い影響を与え続けています。

この「サンフランシスコ」と「東京」、組み合わせるには相性が抜群だと思います。お互いにない面、不十分な面を、補完的しあう都市だからです。

「サンフランシスコ」には、都市全体を俯瞰した時に感じる空間的・立体的な美しさがあります。起伏があり、坂道を上り下りする風景の移り変わりが楽しめる街です。また、ゴールデンゲートブリッジに象徴されるように、自然景観と都市景観の見事な調和が見られます。これらの美点は、東京には比較的欠けている面かと思います。

一方で「東京」には、ミクロな生活者・人間の視点で見た時の街の面白さ、高密度間、テクノ感があります。一見、超近代都市のようでありながら、街角のタバコ屋、神社の鳥居、鎮守の森、銭湯、下町の商店街、桜並木など、「ホッとする」人間的・文化的な表情も豊かで楽しい。これらの点は、サンフランシスコには乏しい点かと思います。

だからこそ、「マクロなサンフランシスコ」と「ミクロな東京」を上手に組み合わせると楽しいし、多くの人が行きたくなる、魅力あふれる都市ができるのだと思います。

これが「ニューヨーク+東京」だと、お互いの個性が似すぎて面白味が半減するし、「ロサンゼルス+東京」になると、あの広漠としたロサンゼルスの箱に中身が東京となると現実感が乏しくなる。

日本人の目からみてもヒューマンスケールであり、「別府」や「熱海」など国内温泉地の情緒さえ感じさせる都市「サンフランシスコ」だからこそ、東京というソフトがぴったりはまるのです。私、こういう街に住みたい。

最後に、ベイマックスがヒロを乗せて飛ぶクライマックスのシーンで締めくくります

この辺は、どうみても、サンフランシスコ…

あれ、どうして「東京タワー」?

日本語のネオン看板が…

ここは「サンフラン奏京」!

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茨城とタイの不思議な縁

おはようございます、Manachanです。

タイ語学校の宿題・自由作文も、今回が三回目。今回は、「茨城のリトルバンコク」と呼ばれるタイ人エスニックタウン(?)・荒川沖(あらかわおき)をテーマに書きました。

荒川沖周辺は、タイのなかでもラオスに近い北東部「イサーン地方」出身者が多く暮らし、タイ料理のなかでも一番激辛といわれる「イサーン料理」を出すレストランがいくつか集まっています。東京でも滅多に味わえない本場の味覚が、茨城の田舎町で味わえる不思議…

私の書いたタイ語文はこれです(たぶん、間違いだらけ…先生に直してもらおう)。

(日本語訳)東京から約60㎞離れた茨城県土浦市、荒川沖には、イサーン料理を出す店がたくさんあります。特に「メナム」、「トゥクトゥク」、「タイバンコク」の3店は、タイ人、ラオス人、日本人の客でいつも賑わっています。

1990年前後、日本経済の絶頂期に、タイからたくさんの女性が日本に働きにきました。彼女らは東京では錦糸町や新大久保に集まって住み、この辺は「リトルバンコク」と呼ばれたりします。一方、茨城の荒川沖には、タイのなかでもイサーン出身者が多く暮らしています。彼女らは当然、故郷の味「ソムタム」(パパイヤサラダ)、「ラープ」(ひき肉サラダ)、「サイウア」(ラオス風ソーセージ)等を好みます。後に、そういう料理を出すレストランが増え、この一帯は「リトルバンコク」ならぬ「リトル・ウドンタニ」(*ウドンタニはイサーン地方最奥部の都市)と化しました。

私の家族は皆、イサーン料理が大好き。荒川沖は私の実家からも近く、ドライブがてらこの地を訪れ、あの激辛料理を食べにいきます。

2014年12月末の法務局統計によると、日本に在住するタイ人の数は43,081名で、国籍別で第8位。その大部分が、関東地方に集中しています。

1位:東京都  7,435名
2位:千葉県  5,114名
3位:茨城県  4,381名
4位:神奈川県 3,916名
5位:埼玉県  2,790名

なんと1位から5位まで、すべて関東なのです(ちなみに6位が愛知、7位が大阪)。留学生が圧倒的に多い東京の1位は当然としても、2位の千葉、3位の茨城は、タイ人が比較的集まっている地域といえましょう。

タイ国籍者の日本入国にあたって、ビザが免除されたのが2013年7月。それ以来、来日するタイ人観光客が爆発的に増えています。観光局2015年4月の推計値によると、この月間に来日したタイ人数は117,900名。東南アジアで史上初めて月間10万人を突破した国になりました。

今年4月だけで、日本に在住・長期滞在するタイ人総数の3倍近くが、旅行目的で来日したことになります。ビザ免除の威力はすごい!

反面、ビザ免除がもたらす問題として「不法滞在・就労」があります。2014年、タイ人の入国拒否者数が昨年、約20年ぶりに1000人を超え、国籍・地域別で最多となったことが法務省への取材で分かったようです。こうした不法就労タイ人は、ブローカーに金を払って来日、茨城県などの工場や農場で働いているケースが多いとのこと。

おそらく、こういうことが起こっているのでしょう。

・来日するタイ人観光客の多くは、バンコク首都圏に住む裕福な人々で、たいてい東京に来る。

・来日するタイ人労働者の多くは、地方出身の裕福でない人々で、東京以外の関東地方の現場で低賃金労働をする。

タイに存在する「貧富の二極分化」が日本にも持ち込まれ、富める者は東京で遊んで金を使い、そうでない者は茨城県あたりの現場で働く。

東京の人がイメージするタイ人と、茨城の人がイメージするタイ人は、スペックがずいぶん違うのかもしれません。

言い換えれば、こういう二重構造があるからこそ、タイの田舎の味・イサーン料理が茨城県あたりで味わえるのでしょうね。そういうもの、食べたければ荒川沖へGO!

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国産マルチリンガル明るい未来

おはようございます。Manachanです。

うちの近所(東京の江東区)は、外国人の居住人口が増え続けている地域。近場のコンビニ、ファストフード店、居酒屋で、外国人の店員・アルバイトの姿を見かけないことはかえって珍しいです。

彼らの多くは、中国、ベトナム、フィリピンなど東アジアの人々ですが、まれに欧米系、中近東系の人もいます。お店で働く位だから、皆、流暢な日本語を操ります。

私は外国の職場で長年苦労してきた人間。彼らをみると、「頑張れよ!」と励ましたくなります。

そんな彼らは、ここ日本において、ローカルの日本人と職場を争うライバルでもあります。特に、「中国語ネイティブで日本語も流暢」な人は、東京だけでも数十万人いて、彼らの多くは、日本での就労を希望しています。

そんな「国際都市・東京」で育った日本人ローカルの大多数は、日本語しか話せません。大学のうちに英語、中国語を身につけて一流企業に就職を思い描いたところで、東京にはすでに「英語、中国語ネイティブで日本語ビジネスレベル以上」の人材がゴマンといて、彼らとの競争が待ち構えています。

そんな状況のなか、外国語習得を諦めてしまう日本人ローカルも多い。「俺ら日本人が今さら中国語学んだところで、企業はどうせ日本語話せるネイティブ中国人採るんだろ」みたいな…

いや、ちょっと待って欲しい。外資系で長年働いた私に言わせれば、

・「中国語ネイティブで日本語流暢な人」と、「日本語ネイティブで中国語流暢な人」は、明らかに労働力のスペックが違うよ。

・後者の方が明らかに稀少価値だし、「日本語ネイティブ」ということ自体、外国人が逆立ちしても真似できない属性で、価値が高いんだよ。

少し解説しますね。

日、英、中の3か国語ができるビジネス人材は、どの国に行っても価値が高いですが、そういう人は圧倒的に、中華圏出身者が多い。たとえば台湾生まれ、中国語ネイティブで英米圏と日本に留学した人は結構多い。彼らは当然、日、英、中マルチリンガルになるわけです。

逆に日本人で、英米圏と中華圏にダブル留学する人はごく少数なので、日本語ネイティブで日、英、中マルチリンガルという人も相当少ない。

では、同じ日、英、中マルチリンガルでも、中国語ネイティブと日本語ネイティブの、労働力としての市場価値が同じなのかというと、明らかに違います。日本語ネイティブ(日本人)の方が価値が高いのです。なぜか?

日本では、たとえ100%外資であろうと、現場で働く人は圧倒的に日本人が多く、彼らの多くが、外国人とのコミュニケーション慣れしていません。外国人がいかに流暢に日本語を話そうとも、それでもやっぱり、日本人と日本語でコミュニケーションしたがるのです。

だからこそ、多くの企業は日本語のできる外国人より、外国語のできる日本人を採用したがっているのです。

では、外国に行けばどうなのかというと、やはり、日本語ネイティブの価値は高いです。たとえば

・中華圏のビジネス社会で、経営陣や現場の社員がネイティブの中国人を信用したがるかというと、そうとも限らない。日本人だからかえって信用される、という面も多々ある。

・英語圏のビジネス社会でも、多国籍企業であるほど「日本語ネイティブでマルチリンガル」と「中国語ネイティブでマルチリンガル」は別スペックの労働力として認識される。前者の方が明らかに供給が少ないから稀少価値が高い。

私自身は、「日本語ネイティブで日英中マルチリンガル」をウリに、16年間(1997~2013)、ITエンジニアとして日本、英語圏、中華圏のビジネス社会を生き抜いてきました。このスペックは、16年間、色あせることはありませんでした。

日本人として生まれ、英語、中国語をマスターしてやろうという人がまだ少ないからこそ、挑戦する価値があるのではないですか?成功できたら、稀少かつハイスペックなビジネス労働力として、長年、重宝されるはず。

日本を飛び出して外国でいくらでも働けるし、日本がいくら衰退しても俺には関係ねー!みたいな世界が手に入るはずですよ。

私、先月のオーストラリア出張の時、成田空港第三ターミナルの土産店で、店員と中国人観光客が、お互い、不自由な英語でやりとりしているのを見ました。北海道の新千歳空港でも、同じ情景を見ました。いずれも、中国人旅行客が約半数を占めると思われる場所なのに…

だから、今どき、日本人で中国語ちゃんとできれば、とりあえず食いっぱぐれはないよね。この能力を活かして新千歳や那覇空港で働けば、北海道移住も、沖縄移住もできちゃうよね。

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