今回私が紹介するのは、オーストラリアという国。
もちろん、多くの日本人にとって、馴染みのある国だし、実際に訪れたことのある方も多いことでしょう。
南半球にある、広大な面積を持つ国。英語圏にして、移民国。コアラやカンガルーの国。美しいビーチとサーフィン文化の国。
お国柄のイメージは、「のんびり」、「リラックス」だろうと思います。
ところが、「のんびり」、「リラックス」のはずだったこの国が、最近にわかに、新たな魅力を帯びてきました。
「経済好調、不況知らずの、活気に溢れる国」という魅力です。
ここ20年近く、オーストラリアの経済は、大きく伸び、世界の中で存在感を増してきました。
アメリカンドリームじゃないけど、お金持ちになりたい、成功したい、と願う人たちにとって、格好の渡航先となったのです。
実際、経済成長の波に乗って、大金持ちになった人々も少なくありません。
私は、西暦2000年にオーストラリア最大の都市・シドニーに移住し、2005年まで滞在しました。
そこで私が見たものは、おおよそ、今の日本とは対照的なこの国の姿でした。
・多くの人が、「暮らしはこれから良くなる、豊かになる」と信じている。
・実際に、年々、人々が豊かになっていく。給料も増え、それ以上に財産の価値が上がっていく。
・皆、積極的に不動産投資したり、ビジネスを始めたりしている。
マクロ指標を見ると、当面は寂れようがない、活気のある、この国の姿が、読み取れるでしょう。
【着実な人口増加】
総人口2200万人強
人口増加率は、年率2.1%、先進国では上位
毎年40万人余り増加。うち、自然増加によるものが12万人、移民流入によるものが何と28万人!
人口1000人あたりの出生率も、過去最高を更新中
合計特殊出生率も、ここ数年で急速な回復(1.73→1.97)
【順調な経済成長】
直近20年の経済成長率が、年率平均3.3%で、先進国で上位。
リーマンショック後の2009年の成長率が、先進国中でトップ。
日本やシンガポールを抑え、目下、アジア太平洋地域で最も高所得の国。
政府の財政も黒字が基調。
気がかりなのは、構造的な貿易赤字くらい。
【不動産市場の活況】
欧米各国が、軒並みマイナスを尻目に、2009年に、全国平均3.6%上昇。
現時点で、先進国で最も強靭な市場と言える。
流通物件は中古が大半。築年数が経っても価値は下がらない。
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経済不振にあえぐ日本と、長い繁栄を謳歌するオーストラリア。この差はどこから来るのか?
確かに不思議です。オーストラリアに住んで、たまの休みに日本に帰ると、いろんな意味で、日本の方が凄いと感じます。
日本は、超ハイテクの国。電車も分刻みで正確に来るし、モノが溢れている。品質も段違いに良い。
そんな素晴らしい産業力を持つ国なのに、経済はずっと不振で、人々が閉塞感に苛まれている。
逆に、資源や食糧以外に、これといった輸出産業を持たないオーストラリアの方が、経済黄金時代を迎えているのです。なぜか?
私思うに、社会の「敷居の低さ」や「生きやすさ」、「外に開かれたオープンな社会」であることが、豪州パワーの源泉だと思います。
日本の社会で、「人並み、世間並み」に暮らすのって、かなり大変だと思います。
日本人でさえ、大変なのだから、外国人にとっては、言わずもがな。敷居がものすごく高い。
その点オーストラリアでは、比較的簡単に生きられます。「人並み、世間並み」を要求しない社会だから、外国人でも素直に入っていける。
英語圏であることも、大いにプラスしているのでしょう。世界中で、英語を話す人は、数十億人いますから。
なおかつ、米国やカナダと並ぶ、世界屈指の「多文化社会」、「人種の坩堝」でもあります。
そしてオーストラリアには、移民の力を取り込んで、社会・経済発展に生かしていく風土があります。
海外からの投資も柔軟に受け入れます。
だから、この国に移住を希望する人はものすごく多い。オーストラリアも、若くて優秀な移民なら喜んで受け入れる。
人が人を呼び、どんどん人が増えていく。
そして、お金がお金を呼び、国も人も、どんどん裕福になっていく・・・。
そんな好循環が、オーストラリアでは、ここ20年近く続いてきましたし、今後もしばらく続くでしょう。
次回以降、詳しく紹介していきますが、この国では不動産の価格も、家賃も、上がるのが当たり前。
人口増加に住宅の供給が追いつかない状態だから、空室の問題もほとんどありません。
活況に沸くオーストラリアを、たくさんの日本人に知ってもらいたい。
そして、あわよくばオーストラリアの不動産市場に参入して、経済成長の果実を手にして欲しい。
生活を豊かにするために、オーストラリアを使って欲しい・・・。
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但し、一つ知っておくべきことがあります。
【不動産投資規制】
http://www.realestate.com.au/review/may06/article3.html
日本人が、オーストラリアのどんな不動産でも買えるわけではありません。
この国の永住権を取れば、どんな物件でも購入可能ですが、そうでなければ、制限が課せられます。
・新築マンション
・リゾートマンション
であれば、関係機関(FIRB)の承認なしで買えますが、その他の「中古物件」、「一戸建て」などの購入には、承認が必要になってしまいます。
それでも、世界中のお金持ちは、オーストラリアの投資物件をどんどん買って、利益を上げています。
ニュージーランド人、英国人、そして中国人の進出が著しく、日本人は彼らに比べて、大きく出遅れている感があります。
5000万円~1億円の資産があれば、この国の永住権を簡単に取れるので、
お金持ちのなかには、永住権をとって、中古物件や一戸建て市場に参入している人も大勢います。
世界中のプレイヤーが入り乱れる、オーストラリアの不動産市場、知らないのは勿体無さ過ぎる!
基本的に、日本人しかいない、日本の不動産市場とは、全く違う景色が広がっています。
「英語が苦手」、「豪州永住権がない」、「新築しか買えない」と、できない理由を列挙するのは特に勿体ない。
特に、日本の不動産で成功した方には、オーストラリアの不動産市場を知ってもらいたい。
きっと、利益を上げるネタが、たくさん転がっているはずです。
【お役立ちサイト】
http://www.realestate.com.au/
豪州を代表する不動産情報サイト-1
http://www.domain.com.au/
豪州を代表する不動産情報サイト-2
http://www.homepriceguide.com.au/
各地区の平均不動産価格や、住民構成などが
http://www.myrp.com.au/
物件の航空写真と、過去の取引履歴などを表示。価格鑑定もできる
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