規制緩和と大都市

こんばんは、Manachanです。

今日の夜遅く、3週間ぶりに、東京の我が家に帰ってきました。妻と、子供二人は、5週間ぶりの我が家・・・

成田からは、いつも、「東京空港交通リムジンバスで箱崎T-CATへ」、「そこからタクシーに乗り換えて自宅」という経路をとるのですが、

今回は、「東京駅900円激安シャトル」の切符が取れたので、そちらを使ってみました(リンク)。

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コスト削減効果は、歴然!親子4人で、成田から自宅まで移動する場合のコストは、

リムジンバス使用の場合:総額8950円

バス(成田空港~T-CAT) 7250円 (大人2900円x2、子供1450円x1、※4歳の長男は無料
タクシー(T-CAT~自宅)1700円       

900円シャトル使用の場合:総額5570円

バス(成田空港~東京駅) 3600円 (900円x4)
タクシー(T-CAT~自宅)1970円       

なんと、38%も、削減できてしまいました。しかも、900円シャトルと、2900円かかるリムジンバスとで、所要時間も同じですし、受けられるサービスや車両のグレードもほぼ変わりませんから、これからはもう、900円バスしか使いません!

ですが、現時点で900円バスが使えるのは、「東京駅」と「銀座」だけですので、都内23区の西の方にお住まいの方には、まだ価格破壊の恩恵が及んでいません。

私たちの900円シャトルが成田空港を発った時、東京空港交通の「町田、相模大野行きのリムジンバス」が発つところでした。こちらは片道3500円かかるんですよね。気の毒に・・・

7月下旬に、仙台に高速バスで行った時も、同じようなことがありました。

「東京~仙台」間は、日本屈指の高速バス過密路線だそうで、民間各社がしのぎを削って、価格競争を繰り広げています。私が予約したのも、なんと3300円という激安価格。私はJalanポイント使って、なんと2300円で乗りました!

リムジンバスで成田~都内を片道移動するより、下手したら安く仙台に行けるんですから、本当、バスの価格って一体何なのでしょうね?

私の実家がある柏にも、仙台行きの高速バスが直通しています。都内~仙台がここまで安いのなら、柏~仙台も安いかも、と思って調べてみたら、なんと7200円もする!

柏から都内主要駅まで、片道500~600円で行けますから、まず都内に出て、激安バスで仙台行った方が、柏から直接仙台行くより、ずっと安く済むわけですね。

バス会社同士の競争、最近ではLCC(格安航空会社)同士の競争も熾烈ですが、値下げの恩恵を受けるのは、やはり大消費地である都会だけのようです。

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世界最高の児童遊具

こんばんは、Manachanです。

私たち家族は、世界中、いろんな国に行きます。うちの子供たちは、それぞれの国の公園や遊具で、のびのびと遊びます。

いろいろ回ったなかでも、オーストラリアは、子供にフレンドリーな国だと感じます。ここケアンズにも、素晴らしいものがあります。それが、


Figtree Playground (イチジク樹の遊び場)

という、ケアンズの波止場にある、子供向けの大型木製遊具・・・

これだけ見ると、日本の児童公園にもある遊具みたいですが・・・

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同じ場所に、巨大なイチジクの樹があって・・・

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イチジクの巨木と、遊具が、完全に一体化しているんです!!

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これは凄い!子供だけでなく、大人が遊んでも、むちゃくちゃ楽しいんです。

当地ケアンズは熱帯雨林気候なので、イチジクの樹は、信じがたいほど幹が太く、高く、大きい。樹上に大人が50人乗っても、ビクともしないでしょう。「チップとデール」になった気分♪

そして、木登りがものすごく簡単。足をかける場所も、手で握れるほどの細い幹も、たくさんあるからです。

まず木登りして、上まで登って、そこから遊具に乗り移る・・・みたいなことも、その逆パターンも簡単にできるのです。万一、高いところから落ちても、地上は柔らかいクッションになっているので安心。

うちの子供たちも、そして私も、ここに来たら、2時間くらいは、片時も休まず、夢中で遊んでしまいます。

私思うに・・・

天然の樹木と一体化した遊具こそ最高!!

遊んでて楽しいし、いろんな遊び方を自分で開発できるし、何より、「樹木」そのものを、手足で、五感で感じられるのがいい。

また、こういう遊具自体が、完成されたアートであり、素晴らしいエンジニアリングだと思うんですね。樹木という自然物と、遊具という人工物を、シームレスに組み合わせて、子供が遊んでも安全なように、いろんな遊びのパターンを考え抜いて設計する・・・

樹木は自然物なので、シロアリや小動物にも食べられたり、枯れたりするわけですが、そういう経年劣化を防ぐ工夫も必要だし、遊具とあわせて、長年、安全に使えるようにしなくてはならない。まさに、人間の知恵の結晶!

日本ではどうでしょう?

最近は少子化だし、子供は大事という価値観も広まってきたこともあり、都市公園にも、楽しく遊べる木製遊具が増えてきましたね。良い傾向だと思います。

柏エリアの場合は、柏の葉公園の「冒険のトリデ」が有名かな。あと清水公園、手賀の丘公園、アンデルセン公園のアスレチックも、木製遊具の宝庫ですね。

ただ、樹木と一体化した遊具というのは、それほど多くないかもしれません。

柏市立「風早幼稚園」の園庭にある、スウェーデン製の木製遊具「トレッティー」は、その一例かと思います。

トレッティーで遊ぶ子供たち

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実は、桜の樹と、一体化しているんです!

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オーストラリアの、イチジクの巨木とはずいぶん趣が違いますが、これも日本的な、樹木一体型遊具のかたちなのだと思います。桜の季節は、とてもきれいだろうな。

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激突!橋下発言vsアングロサクソン

こんにちは。Manachan@ケアンズです。

昨日は、終戦の日でした。この日は、戦争で亡くなられた方を、静かに鎮魂したいものですが、東アジアでは毎年、日本要人の靖国参拝などを巡って、各国のメンツと歴史観がぶつかりあう、かまびすしい日になりますね。

このトピックで、議論しても、たいてい泥沼になるので、深入りしませんが、私の正直な感想をいうと、


日本も中国も韓国も、お互い様というか、同じレベルで、似たようなことやってるというか・・・

日中韓を問わず、「自分の国から出て暮らしたことのない」議員やメディア、国民ほど、好き放題騒ぎたがる。外国で、マイノリティとして暮らした経験があれば、絶対に口にしないような、他国の悪口を、平気で言う議員、メディアが多い。

そうした、「マジョリティの驕り」が横行する限り、日中韓、どの国にも肩入れしたくない。

たとえば昨日、靖国神社で反日的な声明を出そうとして止められた、韓国人議員がいましたが、あのニュースを聞いて、一番悲しんだのは、たぶん、日本に住むコリアンの人々でしょうね。

私だって、海外でマイノリティとして過ごした年月が長いので、あんなことは、絶対にやりません。よその国で、弱い立場で、無礼で非常識なことをしたら、たちまち自分の立場が危うくなるからです。

件の韓国議員は、韓国社会のなかで、身分が守られているから、あんな行動ができるのでしょうね。

やや時期を逸したかもしれませんが、関連するトピックとして、橋下氏の慰安婦発言があります。

彼の発言内容そのものに、私は、さほど違和感を感じませんでしたが、中韓はもちろん、米国をはじめとするアングロサクソン諸国から、大きな反発を受けました。

政治の常として、橋下氏の発言の一部を誇張・曲解して、思う方向に世論を誘導しようとする、さまざまな勢力や、政敵をこき下ろして、のし上がろうとする者が各地で現れました。彼らに肩入れしたくはないけど、結果的には、慰安婦発言は橋下氏の政治的影響力やカリスマ性を損なった出来事として、後世に記憶されることと思います。

もし、橋下氏の近くに、アングロサクソン文化に詳しいブレインがいたならば、あそこまで痛恨な結果にならなかったかとは思います。

英語圏アングロサクソンの国々、特に米国は、性道徳を含めて、モラル的にはかなり「お堅い」国です。

英国や、その流れを引くカナダ、オーストラリアあたりになると、米国よりは多少緩くて大らかですが、それでも、言論が自由なようでいて、実は「それを言っちゃあ、おしまいよ」みたいな決まり事が、結構たくさんあるものです。

Political Correctness (政治的な正しさ)

という言葉がありますが、英語圏の国々では、人種、民族、宗教、性、中絶など、政治的な議論をひき起こしやすいトピックを語る際に、日本人の平均的感覚からいえば、かなり厳格な「配慮」が求められます。

上のようなトピックで、何かを語ると、誰かを喜ばせ、一方で他の誰かを傷つけることが多い。そこで、公的な場では、誰も傷つけないような「配慮ある言葉選び」が求められます。それがPolitical correctnessと呼ばれます。

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Political correctnessが厳しく求められる社会を、窮屈に感じる人もいます。一方で、オーストラリアという白人主体の国で、私のようなアジア黄色人種マイノリティは、Political correctnessに、ずいぶん助けられてもきました。

オーストラリアにも、人種差別はあります。街を歩いていて、頭悪そうな白人のクソガキに、黄色い肌を理由に罵られたことは、何度かありますが、職場や大学など公的な場で、人種差別発言をされたことは、皆無です。「人種差別は、人として、やっちゃいけないことだ」という、強い倫理観が、この国のエリートやホワイトカラーには、共有されていました。これは、Political correctnessのプラスの側面でしょう。

一方、日本では、英語圏のようなPolitical correctnessの観念が根付いておらず、国際結婚している私などは、オーストラリアにいた時よりも、人々の心ない発言で傷つけられることが多いです。

性(セックス、ジェンダー)に関しても、厳しいPolitical correctnessが、英語圏では求められます。日本よりずっと、女性が組織の中枢にいることが多いこともあり、性的なことをコメントする時、私はかなり気を使います。

そういう言論環境ではない日本で、橋下氏は慰安婦に関して、持論を展開しました。主な内容は、3つあって、

①慰安婦制度は世界各国の軍が持っていた。当時は慰安婦制度は必要だった
②日本が欧米社会からレイプ国家と見られていることは事実と違う
③米軍司令官に、もっと風俗業を活用して欲しい

橋下氏はおそらく、②「日本がレイプ国家ではない」を一番言いたかったのだと思います。その結論を導き出すために、①「当時の社会的文脈から慰安婦は必要だった」を使い、サイドトピックとして、③「風俗業の活用」を言ったのだと思いますが(注.③に関しては、後日、橋下氏が撤回・謝罪済。)

アングロサクソン的な言論感覚でいえば、①と③が、問題になります。


①お前らの国も、慰安婦使ってただろ?  
③米軍司令官に、もっと風俗業を活用して欲しい
 
⇒ あんた、それ言っちゃあ、おしまいよ!
俺らの国は、(少なくとも建前上は)日本と違って潔癖なんだぞ!
Political Correctnessがあるから、責任ある政治家が「慰安婦必要」なんて、言ったりはしない!
 

橋下氏の思惑とは別に、上のような理屈から、アングロサクソン社会では橋下氏発言を「許しがたい」と感じ、大きな反発を見せたのだと思います。

文化の違い・・・といえばそれまでですが、橋下氏を含めて、日本のナショナリスト政治家は、もっと「アングロサクソン・リテラシー」を身につけた方が得策だと思います。

ニッポン・ナショナリズムを、この地上で体現させようとするなら、どう考えても、米国をはじめとするアングロサクソン世界を味方につける
必要があるでしょう。「中国や韓国と対峙する」スタンスであれば、なおさらそう・・・

特に近年は、米国経済界や政界において、中国・韓国の影響力が拡大し、日本の勢力が先細り傾向にあるようで、それも気がかりな材料です。

私は微力ながら、米国の不動産共同投資プログラムに関わり、利益を上げていますが、不動産に限らず、各種の領域で「米国で活躍する日本人」をもっと増やさなければ、この国のリスクは高くなる。中韓に比べて、誤解されやすい国になってしまう。

グローバル経済社会で、日本の存在感を上げたいならば、「日本の領域に閉じた言論」に終始するべきではない。少なくとも、アングロサクソン世界に通用する「理屈力」をつけるべきだと思います。

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キャンピングカーの夢

こんばんは。Manachan@ケアンズ滞在中です。

オーストラリアの公園に行くと、駐車場でよく見かけるのが、「キャンピングカー」(Camper van)。

夏休みや冬休みには、「家族揃って、キャンピングカーで、広いオーストラリアを一周する」みたいな、スケールの大きな話も、この国では珍しくありません。どの街にも、キャンピングカーが手軽に停められる「キャラバンパーク」が整備されているので、そういう旅もやりやすい。

オーストラリアで感心するのは、人生や余暇を手軽に楽しむ方法が、いろいろと開発されていることですね。日本人も、この点は大いに学びたいですね。

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私は、幼い頃から、キャンピングカーで旅するのが夢でした。

しかし、日本の都市部で育ったので、当然、キャンピングカーとは全く縁のない暮らしのまま、成人し、

31歳の時、オーストラリアに移住しましたが、就職、住宅ローン・・・生活に追われて、キャンピングカーまでは手が回らず(カローラで我慢し)、

ま、当時は子供もおらず、妻と二人暮らしだったので、キャンピングカーの必要性は感じなかったですね。やはり、ああいうものは、子供がいて、ファミリーで旅して、楽しめるものだと思うから。

で、今になってようやく、子宝にも恵まれ、経済的にも安定し、いよいよキャンピングカーで家族旅行が、実現に近づいてきました。

たぶん、来年の話になりますが、キャンピングカーで、クインズランド州の内陸奥深く、大鑽井盆地の真ん中にある小さな町、ウィントン(Winton)に行こうと思っています。ここケアンズからの距離は、片道940km。

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ウィントンでは、恐竜化石の発掘ができるので、恐竜好きな娘ソフィアに、是非とも体験させてあげたい。

そして、幼い頃からの念願だった、「キャンピングカーで寝泊り」を、是非、一度はやってみたい。

この一帯は、地理の授業で習った「大鑽井盆地」。塩分や硫黄分を含んだ豊富な地下水が、地熱に熱せられ、ウィントンでは83~86℃という高温で地上に吹き出しているそうです(温泉ですね)。その水を、42℃くらいに冷やして、硫黄分と塩分を飛ばして、飲用にしているそうです。その水質は「世界一」との声も・・・

オーストラリアでは、キャンピングカーでの旅する人が多いので、競争原理も働いて、かなり安く、手軽にレンタカー屋で借りることができます。

日本と違って、当地では1日数千円で、4人くらい寝られるサイズで、冷蔵庫、キッチン・食器付きが、普通に借りられますね。

キャンピングカーの種類によっては、「10日以上」でないと貸してくれないみたい。長い休暇をしっかり取るお国柄なんでしょうね。

気が早いですが、今から、とても楽しみです。

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41度熱波の夏

おはようございます。Manachanです。

いまオーストラリアにいるので、実感わきませんが、日本はいま、連日、最高気温の記録が塗り替えられるような、とても暑い夏のようですね。

このトピックで、連日、よく出てくる地名が、

高知県四万十市

かの地では、毎日40℃超え、そしてついに、8月12日に、41℃の日本記録樹立したそうで・・・・「日本一暑い街」として有名な埼玉県熊谷の記録を塗り替えてしまいました。

よく見ると、四万十市でも、内陸奥深くにある「江川崎」(えかわさき)での高温記録のようですね。清流・四万十川をずっと上流にさかのぼった先、愛媛県との県境近く、山に囲まれた小集落。

この辺は、15年ほど前、家族旅行でドライブしたので、よく覚えてます。ものすごく山が深くて、国道なのに、自家用車がすれ違うのがやっと、みたいな狭い山道も多く、通過にかなり時間がかかりました。

【美しい森と水に恵まれた、江川崎の駅】

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当時、高知県南部の道路事情は悪く、

「国道、県道、私道」  じゃなくて、

酷道、険道、死道」  と呼ばれてました。

四万十市の山奥や、もっと先の宿毛市あたりから、県都・高知市に出るまで、片道3時間はゆうにかかる・・・ここが日本と呼べるのか?、みたいな社説も、読んだことあります。今では、道路事情、少しは改善されてると思いますが。

辺鄙な地域ゆえ、山と川は、本当にきれいなところでしたね。そして、めしがうまい!ドライブの途中、「窪川」という土地で食べた焼肉は、私の人生で食ったなかでも、五本の指に入るくらい、うまかった。

この自然あふれる地域が、日本最高気温記録の舞台になったことは、感慨深いものがありますね・・・それにしても41℃は暑いぞ!

四万十市に、日本最高気温記録の座を奪われた「熊谷市」の反応は、どうなんでしょうか?八木橋百貨店の「暑いぞ熊谷グッズ!」は、売れてるんだろうか?

【暑いぞ熊谷!温度計】

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熱波は、日本だけの専売特許ではありません。今年の夏は、北半球の中緯度地帯の、広い地域で、異常な高温が記録されています。

中国の熱波も凄いし、欧州の中部でも、北海道の稚内よりもっと北にあるハンガリーで40℃みたいな世界で、熱中症の被害も相次いでいるそうです。

世界的にみれば、高温が記録されるのは、低緯度よりも、中緯度地帯に多い。私が滞在中のオーストラリアでも、ケアンズ、ダーウィンみたいな熱帯の街よりも、中緯度のシドニーやメルボルンの方が、夏の気温は高くなることが多い。

シドニーに住んでいた時、気温43℃を、2度ほど体験しました。もう、外を2分と歩いていられないほどの暑さでした。庭の芝生が熱風で焦げました。2階に上がっただけで、暑くてたまらず、ずっと1階で、大人しくしてました。

あの日は、シドニー内陸で一番暑い「ペンリス」(Penrith)まで行く用事があったので、最悪でした。ショッピングセンターは、「避暑」に来る地域住民の車で満杯。仕方なく、屋外に車を止めて、用事を済ませて戻ってくると、もう、車内が暑くて暑くて、炎天下のなか、10分ほど車内に入れませんでした。


40℃超えのなか、ラグビーの試合は、あまりに過酷だ・・・

どの国にいても、クソ暑いときは、無理しないに限りますね。皆様もご自愛ください。

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名を惜しむフィリピン大統領

こんばんは、Manachanです。

2013年は、フィリピンの当たり年・・・フィリピン国債が、ついに「投資適格」に格上げされ、経済成長率も東南アジア屈指の高さになった。不動産の面でも、ワクワクするような魅力的なプロジェクトが目白押し。

わずか20年前、「アジアの病人」と呼ばれた、政情不安と貧困に悩む国・・・それは、過去の話になりました。今のフィリピンは、伸び盛りの新興経済国。若々しい力と、自信と希望に満ち溢れています。

フィリピン経済の成長には、政治の安定が大きく寄与していると思います。特に、今の大統領、「ノイノイ」の愛称で呼ばれる、ベニグノ・アキノ3世の評判がとても良い。

2010年から始まった彼の治世、わずか3年間で、マニラもセブも驚くべきスピードで発展を遂げました。外資は続々と入る、BPOサービスではインドを抜いて世界一になる、国債格付けも上がる…

経済パフォーマンスは、言うことなしですが、何よりも、大統領の評判は清廉なことと、近代的なルールを徹底させようという強い意志があること。その辺が、特に外国人ビジネスマン・投資家には絶賛されていますね。良い政治をしてると思います。

その成功の秘密を探りたい・・・と思ったわけではありませんが、先週マニラの書店で、こんな本を買ってきました。

NiNoy, Cory, and Noynoy (Yvette Fernandez)

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これは、フィリピンの歴代大統領を育み、この国の歴史を変えた「アキノ家」の一代記。平易な英語で書かれていますが、すごい人物が出てきます。

父:「ニノイ」ベニグノ・アキノ・ジュニア (マルコス独裁政権に挑戦し、凶弾に倒れた政治家)
母:「コリー」コラソン・アキノ (マルコスを倒し、フィリピン11代大統領に就任)
息子:「ノイノイ」ベニグノ・アキノ・3世 (フィリピン15代、現職大統領)

若くして上院議員になり、国民の支持を一手に集め、当時の独裁者マルコス政権に果敢に挑戦し、不興を買って投獄され、病を患ってアメリカへ亡命し、その後、フィリピンに帰国した際マニラの空港で射殺される・・・という激動の人生を歩んだ父「ニノイ」。

彼の生き様や、思想が、妻の「コリー」、そして一人息子「ノイノイ」に乗り移って、フィリピン人民を動かす、大きな力になる。この国を前進させていく・・・そんな粗筋。

アキノ一家を美化しすぎているきらいもありますが、それでも、指導者「ノイノイ」の視点を通じて、フィリピンの政治や民衆運動の「雰囲気」を感じられる良著だと思います。

1973年に、獄中で書いた、父ニノイの手記が、感動的です。当時、ニノイ41歳、息子ノイノイはわずか13歳。

(原文)My dearest son,

You are my only son. You carry my name and the name of my father. I have no material wealth to leave you; I never had time to make money while I was in the hire of our people. For this I am very sorry.

The only valuable asset I can bequeath to you now is the name you carry. I have tried my best during my years of public service to keep that name untarnished and respected. I now pass it on to you..

(和訳)息子よ

君は、私のただ一人の息子であり、私や祖父の名前(ベニグノ)を引き継いでいる。私は残念ながら、君に何らの財産も残すこともできなかった。フィリピン国民の公僕となって働き、お金をつくる時間が全くなかった。その点は申し訳ないと思っている。

私が残した唯一の財産は、君の「名前」だ。私は公務のなかで、我が名前が汚されることのないよう、そして人々に尊敬されるよう、最善を尽くしてきた。その名前を今、君に引き継ぐのだ。

もし、現大統領が、父と同じように、「他の何よりも、名を惜しむ」信念の持ち主であり、かつ、大統領職のなかで、信念を貫き通すことができるならば、この国の将来は、明るいと思います。

「名を惜しむ」・・・それは、同時代の人間、そして後世の人間から、政治家として評価されること。より具体的にいうと、正しい統治の結果、より多くのフィリピン人が、教育や仕事のチャンスに恵まれ、子孫により良い将来をもたらすような経済社会を創ること。

これ、言うは易し、行うは難しだと思います。私自身、フィリピン大統領に比べて微々たるものではありますが、アジア太平洋大家の会の「名」を汚さないよう、細心の注意を払いつつ、理念にこだわりながら、会を運営しているつもりですが、基本「お金儲け」の会なので、成功すればするほど、いろいろな人が、いろんな思惑でアプローチしてきます。極めて動的な環境のなか、会をあるべき方向に舵とりしていくのは、簡単ではありません。

海外投資ブームの日本で、量的拡大するのは、簡単です。利益を出そうと思えば、簡単にできる。しかし、私はそれよりも、「名」を残したいのです。「アジア太平洋大家の会」という名が、大家・投資家の立場に立ち、日本人の海外投資リテラシーを高め、実践的な学習のチャンスを与える場、コミュニティとして、同時代の人間にも、後世の人間にも、記憶してもらいたい。

いくら「富」があっても、「名」が汚れたら最後、「富」も台無しになる。「名」さえしっかりしていれば、「富」を含めて、大きな力になる・・・そのことを、フィリピンのアキノ一家は、再認識させてくれます。

フィリピン一国の大統領になれば、もちろん、難易度も、誘惑も、しがらみも、全てがケタ違いでしょう。そのなかで、「ノイノイ大統領」の名が、フィリピンの発展をもたらした優れた指導者として、後世の人々にも記憶されるようになって欲しい。

その頃には、フィリピンが「アジアの先進国」として台頭しているかもしれませんね。

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せたがや、たがやせ、川場村

おはようございます、Manachanです。

もう1年半も前の話になりますが、いま思い出しても、超、腹が立つ出来事がありました。

柏での移動教室中止 文京区 (2012/2/4、東京新聞)

<引用>東京都文京区は、区立小四、五年生が千葉県柏市にある区の校外学習施設「柏学園」で一~二泊する移動教室を、二〇一二年度は中止することを決めた。福島第一原発事故後、柏市で局地的に高い放射線量が測定されており、保護者から心配する声が寄せられていた(中略)国が除染の財政支援をする「汚染状況重点調査地域」に柏市が指定されたことを受けて、中止を決めたという。代わりに、東京近郊の他地域での日帰り野外体験や校舎内での宿泊体験を各校ごとに行う

少し背景説明します・・・私の地元、柏市には、東京都の中央区や、文京区の子供たちが使う教育施設が点在しています。

中央区立柏学園 (昭和15年創設)
文京区立柏学園 (昭和21年創設)

いずれも、戦中もしくは戦後間もない頃、柏が東京都民のための「疎開地」、「食糧基地」だった時代に、区民の子供たちを自然に触れさせようという趣旨ではじまった施設です。

それから時代は下り、柏は東京の近郊ベッドタウンとして発展し、「柏学園」周辺にも住宅が建て込みました。今の柏駅前は文京区のどの地域よりも都会で繁華、柏市の人口は中央区の5倍以上、文京区の2倍もいます(面積が全然違うけど・・・)。

「(東京の)都会の子供たちが、都会化した柏に来る意味あるのか?」と思ったりしますけど・・・林間学校ではなく、「移動教室」というかたちで、イモ掘りや自然観察などを、柏で年間行事として行っていました。

それが、2011年の震災後、福島原発事故の影響で、柏市近辺で比較的高い放射線量が観測され、保護者から懸念の声が高まったことを受け、同年11月2日に中央区が柏学園の利用を中止、翌年2月4日に文京区も柏移動教室の休止を決定しました。

柏の人間として、言わせていただければ、中央区、文京区の決定は、とても悲しかったです。同時に、

文京区、中央区の親たち、教育関係者は、なんて、思慮のない人たちなんだろう?

と、呆れ果てたことを、今でも思い出します。

だいいち、こんな「目くそ鼻くそ」な話、他にありますか?文京区や中央区から、柏まで、電車で30分台で着くような距離ですよ。福島第一原発から、200km以上、はるばる旅してきた放射性プルームが、柏にだけ落ちたんじゃない。江戸川を越えて、都内にだって、しっかり降り注いでいました。

確かに、柏の方が、都内より多少は、放射線量高かったのかもしれない。でも、せいぜい1泊2日の話でしょう?その期間、柏で過ごして、追加される被曝量が、どれほどのものですか?柏に住んで、この土地で呼吸している人間からみれば、柏での1泊2日を忌避する感覚が理解できません。ましてや、目と鼻の先、都内に住んでる人間から忌避されるなんて・・・

子供に、わずかな被曝量の増加も避けたいという親心は分からんでもないけど、そう考えて行動した結果、どれだけ多くの人々を悲しませ、無念な思いをさせるのか、いい歳した大人が分からんのかなあ?相手の立場に立って考えられないのかなあ?

まずもって、直接の関係者が悲しみますよね?柏で、畑にイモを植えて、子供たちの来訪を心待ちにしていた人たちが・・・

次に、マスメディアの影響。文京区や中央区といった地方自治体が、公式に「柏での移動教室中止」を決定したら、すぐ、東京新聞あたりに、デカデカと書かれてしまうのですよ。「柏の放射能やばい」みたいな文脈で・・・その結果、柏市40万住民が不愉快な思いをする。ネガティブイメージを全国的に植えつけられてしまう。

移動教室の休止は、これまで自分を支えてきた大切な人たちや地域との「関係を切る」ことを自ら宣言することですから、それは教育の本旨にも合うんだろうか?文京区民の一部が懸念する「被曝の増加」と、「訪問先の40万人を悲しませる」こととを天秤にかけた場合、教育者として、どちらを優先すべきだろうか?長年培った大事な関係を、平気で袖にするような子供を育てたいのだろうか?

「友情と子どもの安全は切り離して考えるべきだ」と主張する側の論拠は、科学的でもロジカルでもありませんでした。実際、文京区は、2011年7月、柏市での空間線量が平気で0.5μSrv/h近くいってた時期に、柏学園の線量を自ら測定し、「二泊三日滞在しても、年間被ばく量は国際基準の限度を下回る」として、移動教室を実施していたのです。この決定は、理屈で分かる。

それなのに、柏近辺の線量が下がって、0.3μSrv/hを下回るようになった翌年2月に、「(一部の)区民が騒ぐから」と、移動教室の休止を決めたのです。根拠は、柏市が「汚染状況重点調査地域」に指定されたからと・・・あんなもの、政治的力学で決まるものなのに(例.葛飾区なんて、柏と大差ない線量なのに、東京23区という理由で、指定から外れました)。

私は、こんな感情を体験しました。汚い言葉ですが、ご容赦を・・・

お前らまで、俺らを忌避するのかよ?
いい歳した大人が、エンガチョするのか?恥ずかしくねぇのか?
てめえらのガキだけ良ければ、人を傷つけてもいいと思ってるのかよ?
お前ら、まじで要らねえよ。金輪際、江戸川を越えてくるんじゃねえ!

これと似たような構図の問題が、いま、「世田谷区」と「群馬県川場村」のあいだで存在します。

群馬県北部、美しい風景に囲まれた山村・川場村は、1981年以来、30年以上にもわたって、「世田谷区民のふるさと」として、愛されてきました。

85万人の巨大都市である世田谷区と、人口3千8百人、過疎化がすすむ川場村の間には、全国のモデルになるような、「都市と山村の交流」の長い歴史、蓄積があり、移動教室や林間学校などの活動も、盛んに行われていました。

その川場村も、柏市と同様、「汚染状況重点調査地域」に指定され、関東の放射能ホットスポットの一つと呼ばれています(2011年当時よりは、線量かなり下がりましたけど・・・)

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しかし、世田谷区では、2011年、12年と、川場村での移動教室を実施し続けてきました。学校によっては半数近くの児童が不参加となり、区議会でも紛糾したようですが、移動教室の活動エリア周辺を除染したり、食事の放射性物質検査を徹底するなどして、なんとか命脈を保ってきました(リンク)。

さすがに、震災後2年半が経過し、川場移動教室への反対運動は、下火になってきたようですが、まだまだ、反対論がくすぶっているようです。「ベクレルフリー」みたいな運動が盛んな土地でもありますし。

たぶん、移動教室の休止になることはないと思うけど、もしそうなったら、川場村の人々が、私が味わったような、悲しくて不条理な思いをする・・・そのことだけは忘れずに、世田谷区の皆様には、人の心に配慮し、客観的なデータに基づいた、大人らしい、賢明な選択をしていただきたいと思います。

せたがや、たがやせ、川場村との友情を・・・

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日本に漢字が残った理由

こんばんは。Manachanです。

小学2年生になった娘は、今月23日、「漢字検定10級」にチャレンジすることになりました。

とはいえ、親が何もやらずに、子供に「勉強しろ!」と言っても説得力ないので、私が「2級」、妻が「6級」を、今年10月に受験します。結果的には、「家族ぐるみで漢検チャレンジ」になりました。

一応、勉強している父親の姿を娘に見せるため、毎日、「漢検2級問題集」を、2単元づつこなして、採点して、その結果を貼り出すことにしました。

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40代になって、漢検・・・最初の頃は、慣れなくて、違和感ありまくりでした。

社会人になってから、20年。ワープロ、PCでタイプする毎日。漢字書くなんて、手紙の宛名書き以外、まずやらないもんなあ。練習問題やっても、

「慰安旅行」の「慰」って、どう書くんだっけ?
「大胆」の「胆」をどう書くか、思い出せない!


答えを見て、「ああ、ようやく思い出した」・・・みたいな世界ですもんね。

ところで、漢字検定2級の参考書、前書きにはこんなことが書いてあります。

長い日本文化の発展過程において、漢字はその根幹となってきました。現代を生きる私たちの漢字・日本語を学ぶことは、次世代へ日本文化を受け継ぎ、発展させていくために欠くことができません。

これを読んで、ふと思うこと・・・

朝鮮半島、日本、ベトナム・・・中国文明の周縁部に位置し、漢字文化圏に属する国々で、なぜ、日本でのみ、今日でもたくさん漢字が使われているのだろう?

朝鮮(韓国)語、日本語、ベトナム語・・・いずれの言葉も、語彙の6割程度は、漢語由来だそうです。

このうち、ベトナムでは19世紀後半から、フランスの支配下になって、ローマ字表記になりました。現在、同国で漢字は全くといって良いほど、使われていません。

朝鮮半島でも、北朝鮮、韓国いずれの政権も、20世紀後半に漢字廃止政策をとった関係で、今では漢字の通用度は低い。ソウルを旅した方ならご存知でしょうが、当地の看板はひたすら「ハングル、ハングルの嵐」で、漢字表記は非常に少ない。

現時点で、中国語圏以外で漢字を多用する社会は、日本だけといえるでしょう。

なぜ、そうなったのか?・・・長い歴史のなかで、いろんな偶然が重なったのだと思いますが、一番の要因はたぶん、

東アジアのなかで、日本人だけが、「訓読み」を発明していた!

この一言に尽きるかと思います。

朝鮮語では、漢語は「音読み」しかありません。「訓読み」に相当するものは、漢字での表記ができず、ハングルでのみ表記可能となります。分かりやすい都市名でいうと、

「ピョンヤン」は「音読み」なので、「平壌」と、漢字表示可能ですが
「ソウル」には、相当する漢字表記がありません。

もし、日本語において、訓読みが発明されておらず、朝鮮半島と同じく、音読みのみ漢字表記していたら、今ごろ、どうなっていたか?・・・例えば、関東の都県名は、こうなっていたはずです。


東京都
かながわ県
さいたま県
ちば県
ぐん馬県
とちぎ県
いばら城県

北海道の地名に至っては、多くがアイヌ語起源ですから、漢字の音読みが、そもそも成立しない。もし訓読みがなかったら、

さっぽろ市
えべつ市
えにわ市

みたいに・・・オールひらがなorカタカナになっていたはずです。

日本語の凄いところは、音読みだけでなく、訓読みも発明されており、近代以前にすでに普及していたこと…その結果、和人の入植が進んだ北海道では、アイヌ語の地名が、漢字の「訓読み地名」に置き換えられました。

たとえば、旭川市の近郊に、「鷹栖」(たかす)、「近文」(ちかぶみ)という地名があります。いずれも、語源がアイヌ語の「チカプニ」(鳥のいる所)だそうですが、

「チカプニ」を意訳して、「鷹栖」という漢字地名をつくった。
「チカプニ」を音訳して、「近文」という漢字地名をつくった。

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そういう創作を、明治時代にすでにやっていた位、日本の先人たちは、漢字を高度に使いこなしていたわけですね。

私、朝鮮語は一生懸命勉強しましたし、ベトナム語も少しかじりましたが、それらの言語と比べると、日本語は音読みと訓読みがある分、漢字と一体化している度合が高い。

言い換えれば、中国語起源の漢字を、周辺民族のなかで、一番よく使いこなしたのが、日本人であり、その当然の帰結として、日本では漢字が今でも多く使われているのだと思います。繰り返しますが、

現代を生きる私たちの漢字・日本語を学ぶことは、次世代へ日本文化を受け継ぎ、発展させていくために欠くことができません。

日本文化の根幹に、日本語があり、その根幹に、漢字がある・・・先人から日本文化を受け継ぎ、子孫に伝えていく上でも、日本語と漢字の学習は不可欠なわけですね。

参考:漢字を捨てた朝鮮、残した日本(2009/2/3の日記)

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埼玉県民が代官山に勝つ理由

おはようございます。Manachanです。

オーストラリア滞在中の身ですが、ネット社会の恩恵を受け、日本の情報入手には事欠きません。昨日も、この文章を読みました。

代官山に埼玉県民が攻めてくる!ネットで激論「池袋で満足しろ」「差別するな!」

元ネタがSPA!、それをJ-CASTニュースが取り上げたという・・・ま、他愛のないネタではありますが、

今年3月16日、地下鉄副都心線と東横線の直通運転が始まったことにより、埼玉県から新宿、渋谷を超えて、東横沿線へ出やすくなったことが、この話の背景にあります。

とにかく、埼玉県から都内へのアクセスの良さは、首都圏でも群を抜きます。もともと、京浜東北線、埼京線、高崎線・東北線、東武伊勢崎線、東武東上線、西武池袋線によって、都内ターミナル駅に直通していたのに加え、

最近も、湘南新宿ライン、南北線直通の埼玉高速線、東北縦貫線などの開通が相次ぎ、東京アクセスは便利になるばかり。極めつけが、池袋、新宿、渋谷の「三都」を串刺しにして、東横線経由で横浜中華街まで直通する「副都心線」の東横線乗り入れ。

東横線住民にとっては、「なぜ、次の電車が和光市行きなの?」と、怪訝に思う回数が増えたでしょうが、埼玉県の東上線沿線住民にとっては、「やったぜ!これで新宿、渋谷、代官山、自由ヶ丘まで乗り換えなしで行ける」という、福音に他なりませんでした。

【埼玉県民にうれしい、副都心線&東横線相互運転開始】

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人口の割に、地元に繁華街や観光地の乏しい埼玉県民は、「首都圏を電車で移動する民」。

たとえば、相互乗り入れした埼京線・りんかい線と、地下鉄有楽町線は、週末、「ディズニーに行く埼玉県民の輸送手段」に様変わりし、新木場駅は、「埼玉県民御用達の乗換駅」になります。

そういう特性を持つ埼玉県民が、副都心線で東横沿線に直通できたら、どうなるか?「代官山、自由ヶ丘に押し寄せる」のは、必然。100%以上、自明のことです。

もちろん、代官山、自由ヶ丘で、セレブっぽい雰囲気を楽しんでいた地元民にしてみれば、埼玉県民の訪問を、歓迎しない向きもあるでしょう。それが、上のSPA!の記事で茶化されているわけですが、

「代官山のステータスを守りたい地元住民」 VS 「代官山に電車で遊びにいきたい埼玉県民」 の図式だとすれば、

間違いなく、埼玉県民が勝利する。
代官山民は、埼玉県民の来訪を受け入れざるを得ない(無条件降伏)

と、私は思います。なぜならそれが、「東京・首都圏の力学」だからです。

膨大な人口を持つ東京・首都圏では、地域間を大量交通手段で「つなげる」力学が支配しています。ですので、この都市では、

「誰にも来訪させない。閉じた空間で自分たちだけのステータスを守る」という試みは、ほとんど失敗します

日本には「城壁」文化もなければ、欧米や、東南アジアでよく見られる「ゲートコミュニティ」のコンセプトもありません。

いくら代官山のステータスを守りたくても、電車で外部からどんどん人が来てしまうのを、防ぐ術はありません。

ましてや、東横線は副都心線を通じて埼玉県へ直通、田園都市線は半蔵門線を通じて埼玉県へ直通、京浜東北線はモロ埼玉県直通・・・どの沿線を見ても、セレブ東京城南地域が埼玉から逃れる術はありません。

私は、こういう構造を持った東京は、世界に誇るべき都市だと思います。

世界中見渡しても、こんな、平等・民主な大都市はないでしょう?誰もが、安価な電車で、どこへでもアクセスできる。

しかも、首都圏内でアクセス不便な地域を、どんどん、花の都心や城南セレブ地域と繋いでしまおうという力学が、今でも働いている都市なのです。

諸外国では、富を独占するグループがいて、貧しい者や一般庶民から隔絶された空間で、セレブライフを楽しむ…という現象がよくありますが、東京ではそのような「自由」(?)は、認められません。

憲法14条「すべて国民は、法の下に平等であって、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない」…鉄道アクセスの点で、それが見事に実現されているのが、東京・首都圏なのだと思います。

最初の話題に戻ると、「埼玉県民の代官山への大量来訪は必然」、「そのことで代官山の雰囲気が変わっても、(大東京の力学がそうなっているのだから)甘んじて受け入れ、埼玉民との共存をはかるべき」と思います。

そもそも、世界的視野でみれば、代官山住民と埼玉県民の間に、隔絶した生活水準の差があるとは思えない。「さいたま~のカッペは代官山に来るな!」と言ってみたところで、「お前らだって、もともとカッペだろう?ケチくさい東横セレブ幻想を拠り所にしているお前らこそダサいんだよ」と言い返されれば、そう有効な反論ができるとは思えない。

要は、フラット。圧倒的な富裕エリアもなければ、極端に貧乏で不便なエリアもない…私は、そんな東京が、好きです。

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最低時給1450円の国で・・・

おはようございます。Manachanです。
オーストラリア・ケアンズ(妻の実家)滞在、4日目の朝を迎えています。当地では、朝から晩まで子供たちと過ごし、ゆっくりしてます。

昨日、台所のタイルが壊れたので、業者を呼びました。そこで、少し世間話したのですが・・・業者のお兄さんは、ケアンズで生まれ育った白人で、東ヨーロッパ出身の移民の子孫。親戚訪問の関係で、これまで何度か、ヨーロッパに行ったそうですが、いつも、物価の安さに驚くとのこと。

東欧でなく、西欧の、パリみたいな大都市に行っても、オーストラリアより明らかに安く感じるそうです。

私だって、オーストラリア滞在を経てから、日本に帰ると、やっぱり物価安く感じます。今のオーストラリアは、北欧やスイス、一部の湾岸諸国と並んで、地球上で一番物価の高い地域かもしれません。

物価が高いということは、当然、収入水準も高いということ。2013年に改訂された、オーストラリアの法定最低賃金(時給)は、成人で16.37ドル。日本円で約1450円という高さ(リンク)。

一方、日本の場合は、都道府県によって違いがあり、一番高いのが東京都の850円、最低が島根県、高知県の652円。全国平均が749円です(リンク)。

時給ベースで、日本749円、オーストラリア1450円・・・現時点では、オーストラリアの最低賃金は、日本の約2倍、ということになります。

労働者に、これだけ賃金払わなきゃならないから、オーストラリアの物価が高いのは当然ですね。外食すれば、食べ物と飲み物で、最低でも一人30ドル(2600円)、スーパーで買う、600ミリ入りのミネラルウォーターが2~3ドル(175~260円)、自販機のコーラが3.5ドル(310円)。フードコートで食べる、プラスチック容器入りの丼セットが12.9ドル(1100円)Reject shopというディスカウントストアに行くと、ようやく、日本に近い値段になる…それが、今のオーストラリアの物価水準です。

とはいえ、オーストラリアには、上述の最低賃金以下で働いている人が、たくさんいます。特に目立つのが、都市部の飲食店。

中華料理店で働く、中国系の店員。日本料理店で働く、日本人のワーホリメーカー・・・その中で、最低賃金をちゃんと守って働いている人は、おそらく稀でしょう。

社員に、まともな給料払ってる店なら、一食20~30ドル以上かかる国にあって、安いアジアめしだ屋と、10ドルくらいで腹いっぱいになる。(家計にはやさしい…)。

日系、中華系、ベトナム系、韓国系・・・国籍を問わず、安い店の店員ほど、まともに英語しゃべれなかったりします。オーストラリアのビザ欲しい若者を働かせて、給料を現金で渡し(注。銀行振込や小切手だと、足がついてしまう)、安く済ませているのでしょう。

違法労働ワーホリメーカーの時給は、私が住んでいた2005年当時は、相場が8~9ドルと言われていました。今でも、最低賃金(16.37ドル)を大きく下回るのは間違いないでしょう。

もちろんこれ、オーストラリア的には、思い切り違法なので、時々、抜き打ちで取り締まりやってますが、なくなりません。

☆英語力や職務スキルが足りず、オーストラリアでは、まともな仕事に就けない。ビザ取るためなら、安くても喜んで働く…そんな、外国人の労働者が大勢いるなかで、

☆店主としても、物価が毎年上がるオーストラリアで、人件費を少しでも安くあげたい。

☆また、お店に食べにくる人としても、安くて美味しいアジア飯が食えればありがたい。

労働の提供側、経営側、消費者…三者の利害が一致する、経済合理性がある以上、違法労働はなくなりません。日本の「違法シェアハウス」と同じく、役所がピンポイントで取り締まっても、結局、いたちごっこでしょうね。永遠に…

シドニー在住の友人の誰もが、「シドニーにある飲食店で、最低賃金を守っているのは、たぶん半分以下」と言いますから、すでに経済に織り込み済なんでしょうね。

良くも悪くも、これがオーストラリアの「国のかたち」なのだと思います。

より良い生活を求めて、世界中からやってくる「移民」の、「格安労働」によって成り立つ部分が大きいですから…

何だかんだ言っても、そういう人の労働によって、国民の高い生活水準が保たれている面も大きいですから…

メキシコ人の労働者に支えられる米国の大農場、ポーランド人の家政婦に支えられる英国のミドルクラス家庭…それに相当するのが、オーストラリアのアジア飲食店なのでしょうね。

【シドニー在住時代に、よく通った、ベトナム食堂】

ここは一食9ドルくらいで食えて、店員の英語力ゼロ。間違いなく違法労働。でも安くて美味いからなあ・・・

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