北千住に住んで富裕層になろう!

こんにちは、Manachanです。いよいよクリスマス、年の瀬ですね。皆様いかがお過ごしでしょうか?この一週間、我が家4人のうち3人が「マイコプラズマ感染症」の診断を受けて結構大変で、ブログ更新もしばらくお休みしてしまいました。今回のブログは、「居住エリアと生活コスト」の話題でいきますね。

 

不動産や資産づくりのコラムニスト、最近はふるさと納税の専門家としても名高い金森重樹氏が、数日前、なかなか面白いエッセイを発表してましたね。共有します。

「低収入の街」が次の富裕層を育てる

 

内容を簡単に要約しますと…

・所謂「高級エリア」に住むと、付き合う人間や消費生活のレベルも上がる。結果、生活費も高くついてしまい、お金が貯まりにくい。

・逆に「非高級」な「下町」エリアに住めば、生活費が安くあがり、お金が貯まりやすい。

・東京なら「足立区の北千住」のような、生活費が安い割に利便性の高いエリアに賃貸暮らししながら、投資・ビジネスのための「種銭」をつくるのがおすすめ。

 

折しも、こんな記事が出ていたので、タイムリーだったかも・・・

コストかけすぎるアッパー層 無自覚な「転落予備軍」

 

金森氏のコラム、当然賛否両論あるでしょうが、私は「不動産投資家のはしくれ」として、彼の議論に共感いたします。

私自身を含め、大家さん・不動産賃貸経営者のカルチャーは、概して「地味」で、「顕示欲的な消費をしない」傾向があります。なぜなら、日本で不動産投資をする場合、基本は「賃料収入」という、「毎月定額の固定収入」が生活の糧になるからです。

「紙の資産」や「ビジネス収益」と違い、「賃料収入」は1年で2倍や3倍になったりしません。むしろ、築年が経つと賃料も下がる可能性の方が高いです。日本で不動産収入を上げたい場合は、「保有物件を増やす」しかありません。多くの場合、融資を組むわけですから、「物件数・部屋数が増える分、リスクも大きくなる」のが通例です。

「よくて現状維持」、「先細りが当たり前」、「アブク銭とは無縁」の世界に生きる不動産賃貸経営者。そんな商売ですから、当然、消費生活も質素に、地味になりがち。ネット物販の人、ITの若手経営者、あるいは不動産の世界でも情報商材やってる人たちは概して「派手好き」で、ゴルフコンペや高級ワイン試飲会とかやったりしますが、所謂「大家の会」で、ゴルフコンペやるのは少数派だし、忘年会や新年会も普通の居酒屋で安上がりにやることが多いです。

そんな人たちだから、「北千住あたりに住んで、生活費を倹約しながら、次の物件取得のための種銭を貯める」というコンセプトは、心情的にしっくりくるわけですね。相当な財をなした投資家であっても、居住エリアは結構地味で、生活も質素だったりします(資産10億あるのに南砂町に住んでる・・・みたいな)。

 

実際、私も、「収入の割に生活費の安いエリアに住む」のは大好きで、昔からやっています。もちろん、世界規模で・・・

これまでの人生で、一番、お金が貯まりやすかったのは、2005~07年に、中国の大連でサラリーマン(ITエンジニア)やっていた頃でした。当時、大連の平均月収は2000元くらいだったところ、私は手取りで、余裕で12000元以上もらっていました。

当時の為替レートは、1元=16円くらいなので、円換算すれば手取り19万2000円、ガチで薄給に見えてしまいますが、現地物価で生活している限り、薄給という感覚は全くありません。だって、3元(48円)のラーメンや、6元(96円)の「韓国風ピリ辛犬鍋スープ」みたいなものを普段食っているのですから、そして、リヤカーで果物売りに来る農家のおじさんから買う、3元(48円)の巨峰ブドウをデザートにしていたのですから、

正直な話、「お金、いくら使っても、なくならない」、「給料日になっても、半分くらい残ってる」みたいな、すごい生活感覚でした。口座に溜まった人民元は、家族のお楽しみ「日本里帰り♪」に費やされたほか、「2008年、福岡市でのワンルーム購入」の種銭にもなりました。

 

なお、我が家の大連での豊かな消費生活は、語学力にも支えられたものでした。当時、大連には3000名を超える日本人が暮らしていましたが、彼らの多くは「中山区」の「日本人集中エリア」に暮らし、中国語も不自由ゆえ付き合う人も日本人が中心でした。

そうなると、日々、日本食レストランに行って、一食200元もする和定食を食べたり(俺が普段食ってるラーメンの67倍じゃん!)、日本語が通じる居酒屋、カラオケ屋、マッサージ屋に行くような生活。駐在員の方々の給料は、現地採用の私ごときの倍以上は軽くいってるでしょうが、それでも、「おカネがいくらあっても足りない」と、ピーピー言ってる。その暮らしぶりが、約10㎞離れた「沙河口区、ソフトウェアパーク」に住む我々の耳にも聞こえてきたものです。

その点、我が家は普段付き合う人々が、月収2000元とか4000元とかの「フツーの中国人」だったから、全く、高い消費をする必要がありません。食事するにもその辺の安食堂行ったり、餃子を自分でつくってパーティー・・・みたいな感じで、全然、お金がかかりません。

あと、いま私が世界で一番住みたい街は「タイのバンコク」ですが、それも、「生活費が安い」ことが大きな魅力になっています。バンコクの生活利便性は東京並みにすごいし、タイ語覚えれば生活費も安くあがるよね・・・

 

日本の東京で住む場合、さすがに、物価が大連やバンコク並みというわけにはいきませんが、足立区・北千住あたりに住む場合(私も20代後半の頃、住んでました・・・)、確かに東京の他地区に比べて物価は安いです。

たとえば、足立区には「ABS卸売センター」みたいな、ローカルの激安スーパーがたくさんあります。大手資本が参入してきても、生き馬の目を抜く安売り競争で地場のスーパーに全く歯が立たないのです。焼き鳥一串30円とか、「驚愕の北千住価格」で出す外食店も豊富。商売するにはすごく辛い土地だと思いますが、住んでる者には天国。

それに、北千住駅は交通の要衝で、東京メトロ日比谷線、千代田線、半蔵門線のトリプルアクセス、都心(大手町)に15分程度に出られる場所です。職場や習い事で都心方面に出る必要があっても、わずか15分の乗車で片道200円位ですから、全く問題ありませんね。都心の雇用・教育機会に容易にアクセスでき、その割に生活費安い・・・という意味で、コスパは東京有数かもしれません(赤羽と並ぶ存在でしょうか・・・)。

北千住の人気上昇を反映して、家賃も、最近上がっているようです。北千住良いけど、ちょっと高い・・・という人には、東武スカイツリーラインで1駅2駅下った「小菅」、「五反野」あたりに住むのがおススメですよ~。「ママチャリ」で、「商店街の銀ダラ」買ってるおばちゃん達を横目に、生活費切り詰めて、賢く投資して、近い将来、富裕層をめざそう。

 

Manachan北千住エッセイも、併せてどうぞ。

SKYな街・北千住の躍進 (2015/3/26)

北千住―焼肉の旨い街 (2012/6/9)

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