大家塾 vs 大家の会

こんばんは、Manachanです。今回は、日本各地にある「大家・投資家の会」について書きますね。

先週土曜日、「いばら喜大家の会」のセミナー&忘年会に行ってきました。実は私、いばら喜大家の会の会員なんです。ここは文字通り、「茨城県の大家が集まる会」なんですが、参加資格を特に設けておりません。私などは、茨城在住でもなければ茨城県内に物件持ってるわけでもないのに、会員にさせていただいてます。そして、二年連続で、茨城県つくば市で開催される忘年会に参加しております。

ここの会、とても居心地がいいんです。まったりとして、自由闊達な雰囲気。代表の柴山さんのお人柄に負うところも大きいのでしょう。ここに顔を出すと、「良い雰囲気の会運営」という意味で、とても良い勉強になります。

 

私は仕事柄、全国の大家団体と付き合いがありますが、大きくわけて、二つのタイプに分かれるように思います。

・「大家塾」的な団体

・「大家の会」的な団体

 

「大家塾」の特徴・・・会の代表として、絶対的なリーダー・指導者がいる。彼(彼女)は大家スキルも高く金融機関との付き合いも多く、会員の不動産購入や融資づけをコンサルしようとする。人間関係は「先生対生徒」のようなタテ型の関係になる。

「大家の会」の特徴・・・会の代表は絶対的リーダーではなく、「皆のまとめ役」みたいな立ち位置。会員が三々五々集まって、気さくな雰囲気のなかで自由に交流・情報交換する。人間関係はフラットなヨコ型の関係。

 

私自身が、「アジア太平洋大家の会」という団体の代表をしていることもあり、全国の大家団体の代表ともいろいろ付き合いがありますが、つくづく思うことは、

・「大家塾」の代表と、「大家の会」の代表とは、キャラクターが全く違う。

・したがって、「大家の会」の代表をやってる人間が、「大家塾」をやりたいとは思わない。その逆も然り。

 

たとえば私は、「大家の会」をつくって、運営してますが、「大家塾」を運営したいとは全く思いません。「俺のキャラクターに似合わない」と思っているからです。前述「いばら喜大家の会」、柴山代表が大家塾を志向しないのも、おそらく同じ理由でしょう。

最近、岡田斗司夫さんの「カリスマ論」(ベスト新書)を読みましたが、そこに、「カリスマ的リーダー」、「教祖的リーダー」、「メンター的リーダー」など、いろんなタイプのリーダーが出てきます。その整理によると、

・大家塾の代表は、「メンター的リーダー」・・・つまり、会員(塾生)と濃密な人間関係を結び、コーチとして指導することで、その成功にコミットしようとする。当然、自分の面倒みれる人数には限りがあるので、大家塾は比較的クローズドな団体になる。

・一方、大家の会の代表は、「カリスマ的リーダー」・・・一言でいうと、「来る者拒まず、去る者追わず」のスタンスを好む。会員との濃密な関係を好まず、広く浅く、フランクに付き合おうとする。彼(彼女)会を運営すると、必然的に出入りの激しい、オープンな団体になる。

 

これでいくと、私は明らかに「カリスマ的」に属する人間でして・・・「アジア太平洋大家の会」でいろんなセミナーやって、日本の投資家〈会員)が海外投資案件に出会う機会をつくろうとしていますが、それで成功するかどうかは、結局のところ会員次第だと思っており、自分が深くコミットする気はないんですよね(サポートはしてますけど…)。

会の代表とはいえ、海外不動産で勝つ方法論を確立してるわけじゃないし、大成功してるわけでもない…そんな奴が、先生面して人様を指導するのは荷が重い。それよりも、お互いフラットな関係で、楽しく学びたい、情報交換していきたいと思っています。

だから「大家の会」やってるんですよね・・・

 

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