老後は日本?海外?

こんばんは、Manachan@ケアンズ滞在中です。

先日、シドニー滞在中に、現地在住の日本人の方々とお食事して、こんな話を聞きました。

「私、もう歳だから、そろそろオーストラリア引き払って、日本に帰りたい」

「オーストラリアの老人ホームは、毎日、ステーキサンドイッチみたいな食べ物が出てくる。この歳になったら、さすがに日本食がいいよ。だから日本に帰る」

これ、日本人の間ではごく自然な会話だと思いますが、私にとっては、かなり興味深い。

私、オーストラリアで日本人コミュニティとの付き合いは比較的少なくて、妻も含めて、中国系オーストラリア人との交流の方がずっと多いのですが、

私の交友範囲でいえば、中国や台湾からオーストラリアに移住した人で、老後は母国で過ごしたいという人はほぼ皆無です。

妻の父親は、中国上海出身。3年前、ケアンズで他界しました。母親は台湾出身でまだ存命中ですが、間違いなくケアンズで生涯を終えることでしょう。

あと、ケアンズ在住の中国系の友人も多数います。ここは車社会で、老境になって車の運転できなくなると生活が極めて不便。母国の都会に帰った方が生活は間違いなく便利なはず。また、ケアンズは小都市なので中国食材の入手さえ簡単ではありませんが、それでも私の知る限り、だれ一人として、オーストラリアを離れようとしません。

せっかく、条件の良い国に移住できたんだから、ここに骨を埋めるのが当然でしょう」というのがチャイニーズの考え方。老境を迎えて懐かしい母国に帰るなどという考えは、これっぽっちも持ち合わせていないようです。

普段、そういう人々に囲まれてますので尚更、「歳とったから日本に帰りたい」という日本人の考え方が新鮮に感じられます。

とはいえ、私も一応日本人なので、「母国に帰りたい」気持ちは理解できなくもありません。日本は本当にいい国ですもの。快適で便利で食べ物も美味しくて、四季の移り変わりも楽しめ、繊細で美しい自然もある。それに日本の人々は穏やかで実直で善人度が高い。

とはいいつつも、老後をどうしても日本で過ごしたいかというと、「別にどっちでもいい」というのが正直なところです。私が60~70代になった時の身体の様子や、必要な医療・介護サービス、家族構成、収入や物価など、いろんな要素を総合的に考え、日本が一番良さげなら日本に住む。そうでなければ、別にオーストラリアだってタイだってインドだって、どこでも良い。自分の骨を埋める場所は、別に日本じゃなくてもいいと思っています。

日本でも海外でも、良い場所は、住みたい場所は、いろいろあります。例えば、私は老後の楽しみのため、北海道の千歳にマンション買ってます。北海道の雄大な自然、涼しい夏を満喫するサマーハウスとして使いたいと思っています。

あと、福岡市の高宮というところに、土地付きアパート建ててますが、老境を迎えて、一人暮らしするようなら、あのアパートの一室に住んでもいいかな~と思っています。福岡市は天神、博多に全てが揃っている便利なコンパクトシティなので、広くて移動距離の長い東京よりずっと老人フレンドリーだと思います。九州には素晴らしい温泉も豊富ですしね。

あと、日本じゃなくても、シドニーに持ってるタウンハウスや、タイのパタヤにあるマンションで老境を迎えても良いかな~と思っています。

老後の食事は、日本食だと確かに有難いけれど、毎日中華が続いてもいいし、韓国料理だって、タイ料理、ベトナム料理を一年中食べ続けたって構わない。要はアジアの料理ならばOKです。白人オージーの料理が毎日続くとさすがにつらいけど…

気候…モンゴルみたいに、冬が超寒い国だとさすがにつらいですが、日本の関東みたいな気候なら申し分ない。熱帯もちろんOK。

言葉だって、別に日本語じゃなくてもいいし…要は住みやすくて都合よければ、どの国で死んでもいいんです。

こういう場所で死んでも私は十分ハッピーよ♪

この文章、面白かった、共感できた、老後の海外ロングステイに興味あり、と思った方は、応援のぽちを、よろしくね→

Facebook にシェア

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*