こんにちは、Manachanです。ベトナム、カンボジア、タイを回る、「3泊中2泊は機中泊」という弾丸ツアーから無事帰ってきました。
朝8時前の成田空港到着ロビーでは、京成の「東京駅行き1000円バス」カウンターに長蛇の列ができる一方で、隣の「東京空港交通リムジンバス」のカウンターは閑古鳥が鳴いていました。職員を配置していないブースもあった位だから、やる気が感じられないっすね。
ま、それもそのはず。成田に到着した旅客のほとんどは東京に向かいます。この区間をバスで移動する場合、「東京駅まで1000円のバス」と、「都内各地(新宿、渋谷、著名ホテル等)まで3000円のバス」があります。同じ高速バスなので所要時間は変わりません。ではどちらを選びますか?という話。
そりゃ、日本語が読めて普通に電車に乗れる人なら、前者を選ぶでしょう。1000円使って東京駅に出れば、あとは山手線や地下鉄で都内どこでも行けるし、追加でかかる交通費も200円程度でしょう?私は、重い荷物を抱えて都内のホテルに直行する用事でもない限り、3000円のシャトルバスを使う理由を全く見出せませんし、多くの人も同じように考えるでしょう。
あと、最近は日本人だけでなく、外国人旅行者も1000円バスを使って都内に出る者が多いようです。1000円バスのモニター画面には、東京駅から銀座、秋葉原、六本木、スカイツリーなど、都内著名観光地への行き方が、日本語と英語で表示されるようになりました。これに中国語、韓国語、タイ語などが加われば、個人旅行者の多くは、1000円バスに流れるでしょう。実際、私がバスチケット買う時、前に並んでいたのは台湾人の女性二人組でした。
勢いあふれる1000円バスと、すっかり元気を失った3000円リムジンバス…このままいけば、東京空港交通シャトルバスは成田~都内主要エリア路線を全部捨てて、町田や八王子、大宮みたいな郊外ターミナルや、北関東各都市と成田を結ぶ路線でしか生き残れないのではないかと思います。
3000円の運賃をいきなり1000円に下げるのは、コスト構造上、無理でしょう。3000円の運賃取って存続したいのなら、プレミア路線に特化する以外にないと思います。たとえば、
・ウッディ調の高級感ある車内空間
・ゆったりした3列シート
・フリーWiFi
・各席にコンセントとUSBポート
・ウェルカムドリンクサービス(日本茶がベスト)
・子供用にiPad貸出サービス
高級プレミアバスって、こんなイメージかな?
ここまでやってくれるなら、私も3000円払ってもいいかなという気になる。子供連れて成田から海外行く時、「今回は、お父さんちょっと奮発して、シャトルバス乗せてあげるぞ」、「わーい♪」みたいなノリで。
そんなこと考えていたら…リムジンバス、ちゃっかり「スーパーキャビン」なる新車両を導入してました。全席シート電源が、我々ビジネスパーソンの心をくすぐりますね。
これに乗れるなら、成田まで3000円払ってもいい!
加えて、各座席に「ビデオ・オン・デマンド」をつけてくれれば、都心~成田間を3500円に値上げしても良いのでは…特に北関東や町田・八王子から成田へのバス移動は2時間以上かかり、映画一本くらい見れちゃうわけだから、ビデオ・オン・デマンドを標準装備すれば皆に喜ばれるでしょう。
いずれにせよ「夢を売る」ような付加価値をつけられるかどうかが、相対的に割高なリムジンバスが生き残る道だと思います。
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1. 1000円しりませんでした
私は八王子なので、高いのは変りませんが、サービスあった方がよいですね。
http://ameblo.jp/yuri-no-hana-777/
2. Re:1000円しりませんでした
>emiko777さん
そうですね。八王子から成田まで距離があるので、移動中に映画くらい見たいですね。
http://ameblo.jp/manachan2150/
3. はじめまして♪
初めまして♪時間がゆっくりあったので読んでます♪また読みに来ますね♪ヽ(*´∀`)ノ
http://ameblo.jp/benzaaw/