ふなっしー千葉の梨

おはようございます。Manachanです。今日は大阪でセミナー。移動は成田からの激安LCCを使い、新幹線の半額以下で関西入りします。成田への道中、いま船橋近辺を通過中でして、今回は地元ねたで一本書ききます。

船橋といえば、子供たちの人気者「ふなっしー」

我が家でも、神棚(?)には「ふなっしー」が鎮座

その爆発的人気にあやかって、船橋近辺の商店も、続々と「ふなっしーグッズ」を扱うようになりました。たとえば「千葉ピーナツ船橋店」、昔から名産の落花生を扱う店として有名でしたが、最近では「ふなっしーグッズ店」に模様替えしたんじゃないかと思う…

「ふなっしー」の由来は、「船橋の梨」(子供なら誰でも知ってますね)。南は船橋市から、北は柏市あたりまで、西は市川市から東は印西市の千葉ニュータウン近辺までの下総台地上、15~20㎞四方の広大な地域が、実は日本一の梨の産地なんです。

栽培面積、収穫量、産出額ともに、千葉県は全国一。2位の茨城県を2倍近く引き離しての、ぶっちぎりトップ。

結果樹面積は1620ヘクタール。市町村別では白井市>市川市>鎌ヶ谷市>船橋市の順。

面白いことに、「日本一の梨の里」は東京のベッドタウンで、数百万の人口が集中するエリアでもあります。大消費地・東京から至近距離なので、まさに「関東内地産地消」。

住宅地と梨農園の混在ぶりは、たとえば「新鎌ヶ谷駅」(成田スカイアクセス線、東武野田線、新京成線の交差駅)に行くとよく分かります。駅周辺は商業施設(アクロスモールとイオンタウン)、その外側に戸建中心の住宅地が少々、さらに外側は広大な調整区域となっており、梨畑が広がります。この辺に住む人間は当然、地元で採れた梨を食っているわけです。

私も柏市出身なので、梨畑や直売場を身近に感じて育ちました。梨には歳時記というものがあって、千葉県の場合、

幸水(こうすい)  7月下旬~8月中旬
豊水(ほうすい)  8月下旬~9月中旬
新高(にいたか)  9月下旬~10月中旬

品種によって収穫時期がずれるので、千葉県民は約3か月間、地元の新鮮な梨が楽しめるというわけです。私の子供の頃は、「長十郎」という品種がまだポピュラーで、幸水と豊水の間がちょうど収穫時期だったのですが、今では食味の良い「豊水」に押されてしまっています。

なお、私たち千葉原住民からいわせると、梨の本場は「白井」か「大町」(市川市北部、成田スカイアクセスの駅がある)であり、船橋は大した産地じゃないだろうという気持ちもありますが、それでも、ふなっしーが千葉の梨を全国的に広めてくれるのであれば、それはそれとして嬉しいです。

東京近郊でありながら、梨や葉物野菜、こしひかりをはじめ、全国上位の農産物を豊富に持つ千葉県北西部。太陽と水と土に恵まれ、「郷土」を感じさせる地域でもありますね。

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