こんばんは、Manachanです。
先日、広島へセミナー講演に行きました。東京から、行きは飛行機、帰りは新幹線…「のぞみ」乗って4時間もかかるんですね。日本は広い!
広い日本を、西から東へ大移動すると、人々のしゃべる言葉も変わります。広島弁から岡山弁、関西弁(京阪神弁)、岐阜弁、名古屋弁と…グラデーションのように変わる。当然、「語彙」も変わります。
たとえば、「鶏肉」を指す言葉。名古屋以西では「かしわ(肉)」と呼ばれますが、そこから東の地方では、「とり(肉)」といいます。
私は、千葉県「かしわ市」出身ですが、柏を含む関東の人間が、「かしわ」と聞いて、鶏肉を思い浮かべることは、まずありません。まず思い浮かぶのは、「都市名」、「樹木名」、「サッカーのチーム」位。
以前、名古屋に行って、肉屋で「かしわ売ってます」と書いてあって、カルチャーショックを受けた関東人の私…
蕎麦屋に行くと、関東でも、「かしわ南蛮」とか、時々出てきますが、大人でも少なからぬ人が「???」なので、「鴨南蛮」とか、自分が理解できるメニューを頼んじゃうことが多いですね。
☆名古屋以西では、「かしわ」=鶏肉
☆名古屋以東では、「かしわ」=柏市
この現象を、逆手にとって、柏の名物料理づくり、街おこしに使えないだろうか?…と考えました。
たとえば、こういうのは、どうだろう?
【フェーズ1】柏で「かしわ料理」をブレイクさせるっ!
かしわ=鶏肉、という「西日本の常識」が通じない柏の人間に、「かしわ料理」という目新しい食べ物を提供する。例えば、
福岡名物「かしわ飯」
北九州名物「かしわそば」
「鶏肉そぼろ」は、さすがに食べ慣れているとはいえ、九州の甘ったるい醤油ベースの味付けは、柏の人間にとって斬新なはず。それに、自分の住む街の名前を冠した料理を美味しく食べて、誰も悪い気持ちはしないはず。
百貨店のデパ地下、あるいはイーオンタウン柏、モラージュ柏、ららぽーと柏の葉あたりのフードコートで、550円くらいで出せば、飛ぶように売れるだろうな。
これだけでは、「B級グルメ」だけの話で終わってしまうので、「A級グルメ」も仕掛けたいところですね。そこで、柏各地の割烹料亭に頼んで、
「かしわ懐石」 1万円
「かしわミニ懐石」 3千円
を考案してもらう。味付けは、関東の人間にややエキゾチックな味覚という意味で、最初はやっぱり九州風がいいかな。時間が経てば、関東風の塩っぱい醤油味に近づいていくでしょう。
そして、数年かけて、柏エリアで、こんな食文化を定させる。
☆冠婚葬祭には、当然、「かしわ懐石」
☆誕生日パーティーや打ち上げ、女子会には、「かしわミニ懐石」
☆少し懐石っぽい気分を味わいたい人には「かしわミニ懐石」
その頃には、お店の間で競争も激化してレベルも上がり、東京や近県から、わざわざ柏に「かしわ料理」を食べに来る人も増え、柏の名物料理にふさわしくなっていることでしょう。そこまでくれば、
【フェーズ2】本場・柏の「かしわ料理」を、西日本へ逆輸入だっ!
名古屋以西の人間には、「かしわ=鶏肉」の公式が通用します。でも、「かしわ」を地域の名物料理として打ち出した例は、日本中でまだない。
善は急げ!名古屋、大阪、広島、福岡など、西日本の主要都市に向けて、「本場・柏のかしわ料理」をプロモーションする。
「柏のかしわ料理なら美味しいはず…」と思ってもらえるかも。実際に美味しければ、ブレイクするはず。
【フェーズ3】東京五輪の「おもてなし」に、「かしわ懐石」が登場
懐石料理は、外国人のおもてなしに向く料理…2020年の東京五輪に向けて、柏から「かしわ懐石」の店が、都内の銀座、丸の内、新宿、池袋、渋谷、晴海の選手村付近など、主要スポットに出店すれば、「かしわ料理」の味を世界中にプロモーションできる。
是非、やってみたいな。食文化・料理で全国的に有名な街になれれば、かっこいい。
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1. かしわ
このアイディアは面白くて、しかも現実味がありますね。しかも、まだこれを発想できている人はいないのではないでしょうか。なんとか現実のものとなってほしいですね。
http://ameblo.jp/america-ooya/
2. Re:かしわ
>アメリカ大家さん
はい、さっそく、柏のまちづくり団体にアイデアを提案しました。実現までには時間かかると思いますが・・・楽しみですね。
http://ameblo.jp/manachan2150/