おはようございます。Manachanです。
昨日は朝から、台湾人投資家に、東京の物件を案内していました。
☆品川プリンスで待ち合わせて
☆白金台の、「台北駐日経済文化代表処」(大使館)で、住所証明を認証してもらった後、
☆茅場町、八丁堀、築地あたりのマンションを3つ見学
こういう物件見学コースの場合、終着点は必ず、「築地」にします。
だって、美味しいもんねえ~。アフター物件見学は、魚市場で海鮮丼…こんな仕事なら毎日でもいいっす。
市場のうに丼、まじで美味かった~。次に海外投資家が来たら、築地のマンションを案内しよう。物件案内と、事前の現地確認…一物件で二度美味しい♪
ところで、台湾ではいま、「海外不動産投資ブーム」の様相を呈しており、「日本」や「マレーシア」をテーマとする不動産セミナーが、各都市で、毎週のように行われているようですが、
このような状態になったのは、わずか数年前からだそうです。
日本でも、「海外不動産投資元年」と呼ばれるのが昨年(2013年)ですから、台湾とほぼ同時期と言って良いと思います。
ですが、台湾人が海外不動産を買いたい動機は、日本人のそれと、大きな違いがあります。
日本人の海外不動産熱の、一番顕著な動機は、私思うに、「相続税などの増税から資産を守りたい」だと思います。
その根底には、「デフレ、資産価値下落」があると思います。普通考えて、資産価値が上昇している局面なら、増税されたところで手残りはありますし、遠く海外にまで目を向けなくても、国内物件の節税対策だけやってれば良いわけですが、
いまの日本は、資産価値が上がらないのに、増税は確実に来る。賃貸経営の環境も年々厳しくなる、「レッドオーシャン」で戦うよりも、海外に「ブルーオーシャン」があるかもしれないから、とにかく勉強しよう…というのが、セミナーに参加さっれる多くの皆さんが考えておられることだと思います。
(独白…海外でも、場所によっては、日本以上にひどいレッドオーシャンが結構たくさんありますけど、それを見極めるためにも、勉強は必要ですね。)
一方、台湾の場合は、日本のバブル崩壊直前に似たところがあって、「国内不動産の高騰」を背景とした「バブル崩壊、資産価値下落の懸念」…それが、多くの人々をして、海外不動産に目を向けることになっているようです。
一口で、台湾不動産といっても、二極化しています。
☆台北都市圏では、人口・産業が伸びているが、不動産価格高騰が著しい(東京並みか、それ以上)
☆それ以外の地域では、不動産は台北に比べて数分の1の値段で買えるけど、人口・産業が停滞して、伸びる目が見えない。
日本の「首都圏」VS「北海道」に似た話ですが、私の実感では、それ以上の格差だと思います。
九州と同じくらいの大きさしかない台湾島で、なぜ、「でっかい大日本」以上の格差ができるのか?主な理由の一つは、「チャイナ(大陸)マネーが、台北都市圏に集中的に流入する」からだと思います。
台北のビジネスホテル、数年前と比べて明らかに予約が難しくなりました。大陸のビジネス客、観光客が大挙、台北に来るからです。そして、大陸の金持ちは、台北一等地のマンションを、5億や6億とかで大人買いします(拙著:台北一極繁栄の風景)。
そして、地下鉄、国際航空便などの交通インフラ整備も、台北と他都市では歴然とした差がありますから、結果、台北都市圏全体が不動産ブームになる。
とにかく、台北は不動産価格高すぎ、普通の給料では全然買えないレベルだし、賃貸利回りは2%程度しかない。相場も、すでにピークを打ったという認識が広まり、
いま台北で不動産買っても、キャピタル(値上がり益)もインカム(家賃収入)も期待薄
だから、海外で買おう!
今のところ、投資先として一番人気なのは、「日本」でしょうね。とにかく台湾人は日本大好きで、年に何回もリピートしてくる人が多い。子供の留学にしても、男の子は欧米に行かせても、女の子は台湾から近くて治安の良い日本に行かせるケースが昔から多く、何だかんだいって、「日本での在住経験ある」台湾人が少なからずいる。
そして、台湾には「信義房屋」という、日本不動産取扱トップの企業があり、日々、ものすごい数の投資物件を台湾人に売っているので、日本の不動産取引の商習慣に関する情報も、結構知られていたりする。
今は台湾人にとって、「円安」で日本物件が比較的買いやすい時期です。今後、もっと円安が進めば、バイヤーが怒涛のように押し寄せてくるかもしれませんね。台湾だけでなく、中国から香港から、韓国から、そして東南アジア全域から…
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