こんばんは、Manachanです。
明日、用事が入り、急遽、福島県郡山市に行くことになりました。
せっかく、東北地方まで行くのですから、名湯・磐梯熱海温泉に泊まるか、郡山駅前の、ちょっとエロい夜の雰囲気を楽しみたいところですが・・残念ながら、日帰りです。
ま、東京から新幹線で1時間20分で行けちゃう土地ですからねえ・・・
ところで、郡山市は、福島県の経済県都、と呼ばれています。
同県の県庁所在地は、福島市ですが、郡山市は福島市をしのぐ経済の中心地で、人口も多く商工業も盛んな都市であることから、「経済県都」の称号がつけられました。
ま、私は福島市も郡山市も、よく歩いてますけど、どっちが「都会」かといえば・・・ま、誰がみても、ダブルスコアで郡山に軍配。
「経済県都」ロゴ
確かに、交通はすごく便利な街だ・・・
マクド、スタバ、セブンイレブン、ココイチ・・・東京で流行った全国チェーンが、福島県に初登場する時、選ばれるのはたいてい郡山ですし、「ポムの樹の創作オムライス」とか、「ロプノールサラエボ(羅布乃瑠 沙羅英慕)」みたいな、オサレな飲食店が、郡山には一通り揃っているのに福島市にはない・・・ということも多い。
とはいえ、福島市の若者は、それで困ることは余りないんだろうな・・・だって、高速バスで「仙台」にすぐ出られますもんね。
日本の都道府県の多くは、県庁所在地が最大の人口を持つ経済都市かつ、政治、文化の中心地であることが多い。
たとえば、宮城県における仙台市、愛知県における名古屋市、京都府における京都市など・・・他府県の人間からみれば、「京都市以外の京都府って、何があるの?」と思うほど、京都市の存在感は大きい。
逆に、県庁所在地以外の都市が、最大の経済都市であるケースは、少ないけれど、郡山市のほかに、いくつかあります。関東圏で有名なのは、
群馬県の「前橋市」(33万人)と「高崎市」(37万人)
県庁所在地は前橋ですが、どうみても、新幹線の駅のある高崎の方が都会で、繁栄しているように見えます。
三重県の「津市」(28万人)と「四日市市」(30万人)
県庁所在地の津から、四日市(近鉄四日市の駅前)に行くと、人の多さ、お店や商業ビルの多さに驚きます。人口規模は拮抗してますが、産業力、商業的繁栄でいえば、圧倒的に四日市が上。
山口県の「山口市」(19万人)と「下関市」(29万人)
下関市は、県都・山口市より断然、繁華街も大きいし、人口規模からして、ダブルスコア近い差がついています。ただ、距離が離れすぎているので、比較する人は少ないかも。
静岡県の「静岡市」(71万人)と「浜松市」(79万人)
大型の、政令指定都市対決。お互いライバル意識の強い都市同士の争いですね。確かに、浜松の方が人口が多く、世界的な企業も多いですが、クルマ社会が進んで商業地域が分散しているため、どちらかといえば県都・静岡市の繁華街の方が、大きくて栄えているように感じます。
このように、県庁所在地をしのぐ経済都市というのは、日本にもいくつか存在しているわけですが、いま「経済県都」という称号を使っているのは、現時点では、郡山市だけのようです。
なお、世界的にいえば、一国において最大の経済都市が首都以外であるケースは、珍しくありません。たとえば、
アメリカ:首都「ワシントン」、最大都市「ニューヨーク」
カナダ:首都「オタワ」、最大都市「トロント」
オーストラリア:首都「キャンベラ」、最大都市「シドニー」
ブラジル:首都「ブラジリア」、最大都市「サンパウロ」
トルコ:首都「アンカラ」、最大都市「イスタンブール」
パキスタン:首都「イスラマバード」、最大都市「カラチ」
中国:首都「北京」、最大都市「上海」 等々・・・
このように見ていくと、「福島県の経済県都」郡山市の立ち位置は、世界的には「当たり前」のことであるようです。
であるならば、「経済県都」という堅苦しい言葉を、もっと、上手にマーケティングできればいいのにな。たとえば、「福島のイスタンブール」、「東北のサンパウロ」とか・・・
おっと、それ以前に、郡山は「楽都~東北のウイーン」で、ブランディングしてましたね。失礼しましたっ!
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