こんばんは。Manachanです。
アフリカ・ガーナから、トルコ、そして日本へ。二日連続、夜行フライトに乗って、空港に着いたその足で都内へ移動、「オーストラリア不動産セミナー」を主催して、懇親会まで付き合って・・・
強行軍が続いたので、さすがに日曜日はゆっくり寝てました。
日本に帰っても、気になるのは過ぎ去りし旅路のこと。特に、トルコ・イスタンブールで体験した、素晴らしいグルメ、ボスポラス海峡の風光、悠久の歴史文化、力強い経済、ホスピタリティあふれる人々・・・そして、この街を悩ます「タクシム広場の反政府デモ」のこと。
今日のヘッドラインは、これでしたね・・
ついに、強制排除に踏み切りましたか・・・実は2日前、トルコ政府が出した「開発の是非を問う国民投票実施」という譲歩案を、デモ主催側が受け入れるという希望的観測があり、2週間余り続いたデモも、ついに鎮静化するのではないかと思ってましたが、
デモ主催側がそれを拒否したので、さすがにエルドアン政権も、強行突破に踏み切らざるを得ないでしょうね。
大量の逮捕者、けが人を出す、残念な結末になりましたが・・・それでも私は、デモ隊の肩を持つ気はありません。
イスタンブールのデモの中心地「タクシム広場」界隈は、東京でいう銀座のような、都心エリア。広場から南西側へ、1km近く続く「イスティクラール通り」は、イスタンブールきっての、おしゃれで繁華な目抜き通り。
でも残念なことに、通りの両側にある、無数の商店は、スプレーやペンキで、ひどい落書きがされていました。
シャッターを下ろしても、その上から、次から次へと落書きがされるのです。商店主は、来る日も来る日も、落書きを消してきれいにするのに、夜になるとデモ参加者が落書きを重ねる。
お店は、大事な私有財産なのに・・・
今回の一件で、トルコは、対外イメージで大きな痛手を被りました。2020年夏季オリンピックの立候補都市であるイスタンブールも、都知事の勇み足発言とは比べ物にならないほどの、ダメージを受けました。
そりゃもう、全世界に、アレが報道されたんですもの・・・
「よりによって、この大事な時期に、こんなことが・・・」、イスタンブール在住の友人も、天を仰いで嘆息してました。オリンピック開催都市が決まる投票日は、今年9月7日。それまで、もう3ヶ月もない。
それ以前に、イスタンブールは、世界中の観光客が訪れる都市です。特に夏休みは、一年で最大のかきいれ時・・でも案の定、ヨーロッパなどからの旅客はキャンセルが相次いでいるよう。
私の自宅の近所に、トルコ人女性が住んでいます。日本住まいの長い彼女は、「今度のオリンピックは東京でやるべきだ」という意見を持っています。なぜなら、「トルコはまだ、オリンピックをやるほど、成熟してないから・・・」だそうで、
いま、デモが起こってみると、彼女の言う意味も、何となく分かるような気がします。
とはいえ・・・広いイスタンブールの大部分は、無傷。平常通りです。私も、この大都会を、東へ西へ、いろんな交通機関を乗り継いで、精力的に回りました。要は、タクシム広場一帯にさえ近づかなければ、旅行に、グルメに、ビジネスに、何の支障もありません。
私は観光業者ではなく、不動産投資家として、この街に関わろうと思っていますが、その観点でいえば、デモの影響は軽微だと考えています。この程度のことで、トルコ経済の勢いは止まらない。
デモが鎮圧された後、トルコの社会が安定に向かっていくことを望みます。
そして、イスタンブールも、オリンピックの夢を、あきらめないで欲しい。もちろん、私は日本人なので、東京でのオリンピックを望みますが、
もしイスタンブールが、選ばれたとしても、私は、それを大いに喜びたいと思う。
この街が大好きだから・・・
【住みたくなる!魅惑の街イスタンブール】
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