赤道直下、暑熱の国・ガーナ。
時折、ギニア湾を通ってくる涼風に癒されながら、私の旅は続く・・・
「ああ、いいなあ・・・平和だなあ・・・」
ガーナは、国中に教会のミサと、陽気な音楽が溢れる国。
ガーナ滞在3日目にして、ようやく手にした心の平穏。
というのも、ガーナに来て1日目と2日目は、トラブル続き、バトルの連続だったのです。
もちろん、バトルしたくはないんだけど、現地で最初に不動産案内を頼んだエージェントとの間で行き違いが起きて、険悪になってしまった。
お互いに悪気はないし、誠実に、一生懸命やってきたけど、お互いの期待値の違い、ビジネススタイルの違い・・・そこに埋めがたいギャップがあったのです。
もちろん、エージェントの言い分もあるでしょう。彼らにとって、私は大事なお客様で、初めてのアフリカ渡航で万が一のことがないように、セキュリティに万全を尽くしたいと。
その気持ちは分かるけど、でも、やりすぎです。ホテルから出て、隣のお店に行くにも、一人で行くなと言って、ついてくる。車で送迎する。ホテルの客室の鍵も、二重に締めるように言われる・・・
「ここは日本じゃない、アフリカだ。外に出たら誘拐される、他国から入ってきたアフリカ人が悪さをする」 等々と言って・・・
でも私からすれば、せっかくガーナまで来たのに、座敷牢みたいな暮らしで、全然、楽しくない。ものすごく窮屈さ、イライラを感じるから、抗議する。口調も、だんだん荒くなる・・・
要は、私としては、そこまでのセキュリティ対策は、求めてないんですね。そもそも、頼んでもいない。
100%の安全を確保するために、全然自由がなくなるのは嫌だ。95%の安全でも構わないから、私は、自由に出歩きたいのです。自由のために、5%くらいは、喜んでリスクをとりたい。だって私は、いい歳をした大人なのだから・・・
確かに私は、アジア人。ここアフリカにおいては、肌の色からして、思い切り異邦人です。
でも、ホテルの周辺を見回すと、欧米人だって、アジア人だって、結構、自由に出歩いてる(注.鉱山開発や飲食ビジネスで、中国人がガーナにたくさん来ています)。
だったら、中国人と同じ顔した私が街を歩いても、別に問題ないんじゃないかと・・・
それなのに、殊更に「危険だ、絶対に出歩くな」という事自体、何か別の目的があるのではないかと・・・私は勘ぐるわけです。
今は、そのエージェントからは離れ、現地の友人の力を借りつつ、基本は自分ひとりで、自由行動しています。
本当に、自由っていいですね・・・素晴らしいものです。
自由行動すると、ガーナの優しさ、平和さを、身をもって満喫できます。
静かな昼下がり、海辺の町を歩くと、時折、地元の人が「ハロー」、「ニイハオ」などと、穏やかに声をかけてくる。
アフロミュージックが流れる小商店で、つり銭をごまかす人は、滅多にいない。
ガーナは英語が公用語だから、コミュニケーションも、全く問題ない。
ガーナ人の友人によれば、ガーナは西アフリカではとても平和な国で、近隣諸国と違って、内戦とは縁がないとのこと。
ガーナ国内で、最近起こった内戦といえば、80年前に、北部の田舎で小規模な戦闘が起こった位で、首都アクラを含め、ガーナの大部分では情勢はずっと安定しており、
その安定が、経済発展に結びついているようで、西アフリカではインターネット、WiFiが一番安く、消費財も豊富に出回っている国だそうです。
アクラの中心部では、商業施設やコンドミニアムの建設も盛んで、都市インフラも、電力供給も、場所にもよりますが比較的しっかりしています。
東南アジアの、フィリピンやベトナム、カンボジアなどと同様、確実に成長軌道に乗っている「アフリカの新興国」と言ってよさそうです。将来が楽しみな国ですね。
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1. 無題
はじめまして、1992年~3年ほどガーナに住んでおりました。今アクラに行かれてるんですね!!私は、17年ぶりに2011年4月にガーナを再訪し、発展ぶりに驚き…というよりは浦島太郎状態でした。
投資対象としてもとても楽しみな国ですよね!!たくさんの情報をゲットして帰国されますように!!
また訪問いたします
http://ameblo.jp/banan1989/
2. Re:ガーナ
>バナナママさん
コメントありがとうございます。
やはり、ガーナの発展スピードは速いようですね。アクラの街も、東南アジアの新興国のように、近代インフラが立派に整備されていますし、いい車もたくさん走っていますね。
あと、自由に出歩ける、治安の良さもありがたいです。
http://ameblo.jp/manachan2150/