おはようございます、Manachanです。
昨日、入居者の方(女性)から、「りんご」を送っていただきました。産地を聞かなくても、これは「福島市飯坂温泉」にある、彼女の生家から送っていただいたものだと分かります。
飯坂温泉を含む、福島市西側の台地は「フルーツ王国」とよばれ、夏はサクランボ、桃、秋にかけてブドウ、ラフランス(洋ナシ)。冬はりんごが美味しい産地。
こんな真冬に、蜜がたっぷり入ったリンゴを食えるって、幸せな気分だぜ・・・半分食べて、子供に残してあげようと思ったけど、結局、全部一人で食っちゃった!
・・・というわけで、今回は福島ねたでいきますね。
宮城、岩手、福島・・・東日本大震災で大きな被害を受けた、東北地方の三県は、典型的な地方圏で、震災前から、どこも人口減少に見舞われていました。
ここ数年のトレンドをみると、福島県で年間1万2千人程度、岩手県で1万人前後の、人口減少を続けていました。宮城県は、大都会「仙台」を抱える関係で、減少幅も緩やかで、2~3千人程度。
そこに、大震災が来て、主に津波により、宮城県で1万人弱、岩手県で5千人弱、福島県で2千人弱が、亡くなりました。
それ以降、宮城県と岩手県では、沿岸部から県内中心都市(例.石巻から仙台へ)への人口移動は大きかったですが、県外への人口流出はおおむね例年並みで推移し、
「原発事故」というファクターを抱える福島県だけが、放射能汚染を懸念した人口県外流出という悩みを抱えることになりました。
震災時の、福島県の人口は202万人、それから2年近く経った、現時点の人口は196万人と、約6万人減りました。原発震災の影響がなければ、おそらく2万人程度の減少にとどまっていたと思われるので、4万人が、余計に流出したことになります。
特に福島県の場合、子供世代の流出という状況が目立ち、将来、出生率低下による、さらなる激しい人口減少が懸念されていました。
ですが、2012年に入って、県外への転出が徐々に減り、昨年10月頃には、県外からの流入と、県外への転出が、ほぼ同数になりました。データだけみると、人口移動のトレンドは、平常時に戻った感があります。
【福島県vs県外の人口移動 (H23年1月~24年11月)】
なお、子供世代の流出は、震災以降、著しいものがありましたが、最近落ち着いてきて、こちらも、10月以降、転出と転入が、ほぼバランスしています。
【福島県vs県外の人口移動(0~14歳、同期間)】
(出典 福島県庁「福島県の推計人口」)
今後、復興に向かう福島県にとって、将来を担う子供世代が過剰に流出しなくなったのは、喜ばしいことですね。
平常時に戻りつつあるとはいえ、少子高齢化による人口自然減と、主に首都圏への流出(社会減)は、まだ続いていますので、今後も注視していく必要がありますね。
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