フィリピン歌姫とネット・英語時代

Manachanです。おはようございます。セブから、マニラに戻ってきました。今日午後の便で、成田へ戻ります。

まだ、フィリピン滞在中なので、イメージ湧かないけど、明日からは東京で出勤だ!

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フィリピン^滞在中、街角で、こんな看板広告を、いくつか見ました。彼女は、

シャリース・ペンペンコ (Charice Pempengco)

という、フィリピン出身の女性歌手、20歳。「天才」としか言い様のない、尋常でない歌唱力で人々を魅了し、ここ数年、英語圏では引っ張りだこ。北米のヒットチャートでもベスト10に入るほど、アジアを代表する人気歌手になりました。昨年あたりから、日本でも公演をはじめていますね。

この動画からも分かるように、小柄な身体からは、想像できないほど、パワフルな歌声が、人々の心を揺さぶります。

これまで英語圏では、最高の女性歌手といえば「セリーヌ・ディオン」という声が高かったのですが、「シャリース」の出現により、「いまや、世界最高の歌姫はシャリースではないか?」という声があがっています。このように、両者による共演も、企画されています。

アジアの片田舎で生まれた少女シャリースが、どのようにして、北米・英語圏のスターダムにのしあがったか?・・・というと、これが実に、現代的です。

全ては、Youtube動画のアップから、はじまりました。フィリピンで、彼女の歌声を収録した動画が、ネットにアップされ、それが英語圏のネットユーザーの間で、にわかに評判になったのです。

「これは凄い・・・」
「尋常じゃない・・・」

シャリースの歌声は、すさまじいページビュー数を記録し、北米の歌謡界も、この人気を放っておけず、彼女を米国でデビューさせることになったのです。

まさに絵に描いたようなシンデレラストーリー・ここで、象徴的なキーワードは二つあると思います。

・フィリピンは英語圏であり、皆、当たり前に英語ができる。
・フィリピン人が英語で発信した情報は、ネットを通じて、英語圏世界に瞬時に共有される。

英語の時代、インターネットの時代・・・私たちは、そんな時代に生きているわけですね。いま、フィリピン経済が好調を続けているのも、この時代背景と無縁ではないと思います。

1)ここ50年ほど、フィリピンは国内経済がずっと泣かず飛ばず。国内に働き場所を十分つくれなかったため、この国の人々は英語力を活かして、海外に出稼ぎに行きました。その数、1000万人(全国民の1割)。

2)1990年代から、インターネットの出現により、世界中に出稼ぎに行ったフィリピン人と、国内にとどまったフィリピン人が、英語(+タガログ語)を介して、瞬時につながったり、ビジネスができるようになりました

3)時を同じくして、英語が世界ビジネスの共通語になったことにより、フィリピン人の英語力と、出稼ぎで鍛えられた人材力が、世界的に注目されるようになりました

4)今や、フィリピン国内の経済状況が世界的にみても好調で、かつ労賃水準もまだ安いため、出稼ぎに行ったフィリピン人が母国に戻ってビジネスをはじめたり、英米企業がコールセンター、BPO、ITのビジネス拠点をフィリピンに置くようになっている。

これまで、「周回遅れのランナー」、「アジアの落第生」だったフィリピンが、「英語+ネット」の力を借りて、「突如、先頭に立ってしまった」。

1992年に生まれたシャリースは、まさに、英語+ネット時代に飛躍するフィリピンを象徴する存在だと思います。

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コメント

  1. 自転車通勤人 より:

    1. いいす
    シャリース大好きです。
    フィリピンは実力派が多いんで、これからまだまだ、でそうですね
    http://ameblo.jp/bicyclettesumida/

  2. 君セブ より:

    2. 無題
    初コメで失礼します。

    『フィリピン人が英語で発信した情報は、ネットを通じて、英語圏世界に瞬時に共有される。』

    この視点を読んでに背筋が凍りました。
    彼らを侮っていてはいけませんね。
    http://ameblo.jp/kimi-cebu/

  3. manachan より:

    3. Re:いいす
    >自転車通勤人さん

    私も、シャリース大好きです。
    あの歌声を聴くと、まじで、しびれますね。

    あと、個人的には、白人社会で頑張るアジア人・・・というところにも、共感持てます。

    自分自身もオーストラリアに5年住んで、頑張ってきましたので・・・
    http://ameblo.jp/manachan2150/

  4. manachan より:

    4. Re:無題
    >君セブさん

    >『フィリピン人が英語で発信した情報は、ネットを通じて、英語圏世界に瞬時に共有される。』

    >彼らを侮っていてはいけませんね。

    本当にそうなんです。

    全世界的に、「英語+ネット」の時代になって、フィリピン人は、むちゃくちゃ有利なポジションを手にしたと思います。

    英語圏で活躍する、フィリピン人ビジネスマン、知識ワーカーは、ものすごく多い。概してレベル高いし、収入も多い。

    だから侮れませんし・・・

    これから、多くの日本人も彼らのように、英語コミュニケーション力を身につける必要性に迫られるでしょう。
    http://ameblo.jp/manachan2150/

  5. manachan より:

    5. シャリースは可愛くて、親日家
    シャリースは普段、米国を中心に活躍していますが、日本にも6回ほど、公演やドラマ出演で来たことがあります。

    身長150cm位しかない、小柄な女の子なので、米国では、自分に合ったサイズの服がなくて困ってるとか・・・。

    日本に来たら、小さなサイズが揃ってるので、たくさん服を買いこむそうです。あと、日本の食べ物が大好きとか。
    http://ameblo.jp/manachan2150/

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シャリース・ペンペンコ (Charice Pempengco)

という、フィリピン出身の女性歌手、20歳。「天才」としか言い様のない、尋常でない歌唱力で人々を魅了し、ここ数年、英語圏では引っ張りだこ。北米のヒットチャートでもベスト10に入るほど、アジアを代表する人気歌手になりました。昨年あたりから、日本でも公演をはじめていますね。

この動画からも分かるように、小柄な身体からは、想像できないほど、パワフルな歌声が、人々の心を揺さぶります。

これまで英語圏では、最高の女性歌手といえば「セリーヌ・ディオン」という声が高かったのですが、「シャリース」の出現により、「いまや、世界最高の歌姫はシャリースではないか?」という声があがっています。このように、両者による共演も、企画されています。

アジアの片田舎で生まれた少女シャリースが、どのようにして、北米・英語圏のスターダムにのしあがったか?・・・というと、これが実に、現代的です。

全ては、Youtube動画のアップから、はじまりました。フィリピンで、彼女の歌声を収録した動画が、ネットにアップされ、それが英語圏のネットユーザーの間で、にわかに評判になったのです。

「これは凄い・・・」
「尋常じゃない・・・」

シャリースの歌声は、すさまじいページビュー数を記録し、北米の歌謡界も、この人気を放っておけず、彼女を米国でデビューさせることになったのです。

まさに絵に描いたようなシンデレラストーリー・ここで、象徴的なキーワードは二つあると思います。

・フィリピンは英語圏であり、皆、当たり前に英語ができる。
・フィリピン人が英語で発信した情報は、ネットを通じて、英語圏世界に瞬時に共有される。

英語の時代、インターネットの時代・・・私たちは、そんな時代に生きているわけですね。いま、フィリピン経済が好調を続けているのも、この時代背景と無縁ではないと思います。

1)ここ50年ほど、フィリピンは国内経済がずっと泣かず飛ばず。国内に働き場所を十分つくれなかったため、この国の人々は英語力を活かして、海外に出稼ぎに行きました。その数、1000万人(全国民の1割)。

2)1990年代から、インターネットの出現により、世界中に出稼ぎに行ったフィリピン人と、国内にとどまったフィリピン人が、英語(+タガログ語)を介して、瞬時につながったり、ビジネスができるようになりました

3)時を同じくして、英語が世界ビジネスの共通語になったことにより、フィリピン人の英語力と、出稼ぎで鍛えられた人材力が、世界的に注目されるようになりました

4)今や、フィリピン国内の経済状況が世界的にみても好調で、かつ労賃水準もまだ安いため、出稼ぎに行ったフィリピン人が母国に戻ってビジネスをはじめたり、英米企業がコールセンター、BPO、ITのビジネス拠点をフィリピンに置くようになっている。

これまで、「周回遅れのランナー」、「アジアの落第生」だったフィリピンが、「英語+ネット」の力を借りて、「突如、先頭に立ってしまった」。

1992年に生まれたシャリースは、まさに、英語+ネット時代に飛躍するフィリピンを象徴する存在だと思います。

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  1. 君セブ より:

    2. 無題
    初コメで失礼します。

    『フィリピン人が英語で発信した情報は、ネットを通じて、英語圏世界に瞬時に共有される。』

    この視点を読んでに背筋が凍りました。
    彼らを侮っていてはいけませんね。
    http://ameblo.jp/kimi-cebu/

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